FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
2022年3末に完全リタイア。「FIREの自由で創るセカンドライフ」をテーマに情報発信~FIRE-Driven Lifestyle Innovation~
FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
なぜ人は歳をとるほど「孤独」を欲するか?~FIREに向く性格は後天的に育つ
歳を重ねるほどに、「孤独」・・いわゆる「ひとり時間」が心地よくなってきました。 この感覚には、同世代の友人たちも大いに共感してくれます。 学生時代から社会人初期にかけての僕は、むしろ「群れるのが好きなタイプ」でした。 予定が埋まっていないと不安で、飲み会や遊び、旅行も、できる限り...
1億円の金融資産をつくってFIREした元会社員が「持家か賃貸か」について独自の見解を述べた記事がありました。 結論としては「賃貸」という選択です。 その理由を読むと共感できる点も多くあるのですが、1億円の資産を保有したうえでの判断としては、少し違った見方もあるかもしれないと感じ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をしてから3年、お金を取り巻く環境は不思議なことが起きています。 自由な時間が増えたにもかかわらず、「浪費したい」という欲はむしろ減り、それにもかかわらず家計全体の支出は リタイア前より約50%増 と増えています。 これは一見矛盾していて、単に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。 FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。 もちろん、それも間違いではありません。 ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いと...
FIREできるのにしない人。 それは働かなくても十分な資産があるにもかかわらず、「FIREしたい」と言いながら、いつまでも仕事を続ける人です。 そうした「決断の先延ばし」を批判するものではありませんが、大切なのは その間にも、目に見えない「3つの損失」が積み重なっている という...
国民的グループ「嵐」が、来年“解散コンサート”を開くという報道が注目を集めています。 彼らは若くして圧倒的な名声と経済的基盤を築いており、もはや「働かなくてもいかようにでも生きていける状態」です。 そんな彼らが、グループとしての活動を終了するという決断を下したのは、ある種、芸...
ある「FIRE(早期退職)で失敗する人」というタイトルの記事で「FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず、結局再び働き始める人が多い」という記述がありました。 失敗の原因でありパターンは、1つ目が「やることがない」、2つ目が「話が合う人がいない」、3つ目が「仕事をしている方が幸...
独身の今だからこそ実現できたFIREですが、もし自分が離婚せずに既婚のままだったら、それは本当に可能だったのか? そんな疑問がふと頭をよぎりました。 僕には、20年近くの家庭生活を送り、子どもの養育もかなり終盤まで共に過ごした経験があります。 その体験をもとに、「FIREを阻...
「なぜ、FIREをしたいの?」 そう聞かれて 「仕事を辞めたい」 と明確でインパクトのある回答をする人もいれば、 「とにかく自由に行きたい」 といった周囲からすると理解しにくい内面的な動機まで多様に存在します。 お金や時間が自由になるFIREだからこそ、 どんな人生を送りたいか...
今も時々、サラリーマンとして現役で頑張っている人たちに会う機会があります。 すると、一定の割合でこう尋ねられます。 「FIREって、退屈じゃないですか?」 この質問を投げかけてくる人は、FIREに対して一定の理想を抱きつつも、どこかで「本当に楽しいのか?」という疑念を抱えてい...
FIREで後悔しないためには、「早期リタイアによる逸失利益」をできる限り数値化し、それに見合う価値を冷静に見極めて納得感を得ることが重要です。 逸失利益とは、たとえば「定年まで勤めていれば得られたはずの収入」や「社会的信用等」といった数値的・非数値的な利益全体を指します。 早期...
2025年4月末時点の資産状況です。 金融資産は、先月よりもドル安・株安の影響を受け連続4か 月で下落し、リタイア時点(2022年5月末基準)の102.5%での着地となりました。 純資産についても、不動産評価額の微減によりこれまでの上昇トレンドが失速し、リタイア時点(2022年5...
もし「FIRE界隈で月次報告会を運営せよ」と命じられたら・・
もしFIRE達成者のコミュニティがあって、自分が「月次で定期報告しあう場を運営せよ」と命じられたら? そんな仮定のもと「月次報告会の運営概要」をどうするか考えてみました。 やはり、辛くて苦しい面もあったサラリーマン生活では「楽しいこと」を取りこぼしていました。 FIRE後はそうし...
最近、「リタイア後は1年かけて世界一周したい」という記事を読み、このような発想を持っている方はFIRE生活に向いていると思いました。 なぜなら、サラリーマン的な「細切れの時」を繋ぎ合わせて何ができるかを考えるのではなく、FIREだからこそ得られる「まとまった時間」をもとに、大きく...
現役時代、20代から長期・分散投資を続けた結果、FIRE(経済的自立・早期リタイア)を実現できたと感じています。 FIRE後、金融投資からは少し距離を置きましたが、実は今も「ある投資」を続けています。 それが、「健康」「人間関係」「心の潤い」といった 非金融資産への投資 です...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を決断するうえでの最大の不安は、「定期的な給与収入がなくなり、FIRE後の生活が行き詰まらないか」という点です。 そこで誰もが「資産シミュレーション」を実施し、収支バランスや資産取り崩しの持続性などを綿密に確認します。 しかし、FIRE後の...
リタイアして最初に戸惑ったのは、情報源が一気に狭まったことでした。 サラリーマン時代には、業界や経済の情報に自然と触れる機会がありました。 しかし、会社を離れると、そうした生の情報はほとんど入ってきません。 一方で、リタイア生活にはリタイア生活ならではの情報の拾い方もあります。...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)によって「失うもの(損失)」として、17項目をリストアップしています。 今回の後半記事では、17項目のうち残る8項目について綴ります。 なお、4分類(経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失)のうち、後半2つの「心理的損失・日常...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をすると、多くの自由を手にする代わりに 「失うもの(損失)」 があります。 そんな「損失」は4分類あり、「経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失」というものです。 その分類ごと、17項目についての概要や対応策、所感などを綴ります...
最近、セミリタイアやFIREについて書かれたブログやSNS投稿を眺めていて、感じることがあります。 それは、FIREに至るきっかけが実に多様であるということです。 なんでもかんでも「FIRE」という、そもそも定義が曖昧な用語で括ってしまうと、その違いが見えにくくなってしまいま...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)を目指す際、多くの人が参考にするのが「4%ルール」や「年間生活費の25倍」といった指標です。 たとえば年間生活費が300万円であれば、その25倍=7,500万円を確保し、それを年利4%で運用して暮らすという考え方です。 とてもシンプルで...
FIRE生活を送る上で、何を前提にするかによって、日々の生き方は大きく変わってきます。 中でも重要なのは、「この先も一切働かずに生きていくのか、それとも、いざとなれば再就職するか」というFIRE卒業を想定するかしないかという点です。 仮に、「FIRE卒業」として正社員に戻る可能性...
FIREをすると、いろいろなものを得ますが、同時に、いろいろなものを失いもします。 僕自身、FIREで「失った」と感じたものを「トップ5」として記事にしてきました。 今回、改めて「FIREから3年経過したいま時点、感じること」として綴ってみます。 なお、その5つとは、以下にな...
FIRE後に「なんだかつまらない」、「自由すぎて不安」といった、期待外れの声が聞かれることがあります。 サラリーマン生活から解放され「好きな場所で、好きなように生きれる」と、理想のFIRE生活を実現しても、「こんなはずじゃなかった・・・」と感じる人もいるのです。 この原因のひ...
今朝もいつもと同じく「のどかな朝」を迎えていました。 ですが急にある出来事が起こり、久しく感じていなかった戦慄が走りました。 リタイア生活を3年送りましたが、こんな恐怖は初めてです。 ということで、今日はその戦慄が走った「おぞましい体験」を綴ります。 のどかな朝 起きてからテレビ...
成功者の「FIRE観」を比較した(堀江貴文氏・イケハヤ氏・高橋歩氏)
FIRE(経済的自由により、働かなくても生きていける状態)は、多くの人にとって理想的なゴールです。 一方で、社会で成功し、十分な資産や影響力を持ちながらも、FIRE(自由にのんびり暮らす事)を選ばずに活動し続ける人たちも存在します。 今回は、堀江貴文氏、イケハヤ氏、高橋歩氏と...
多くのサラリーマンは、65歳ともなれば定年を迎え、「リタイア生活という自由」がやってきます。 会社に通う必要はなくなり、優雅な日々を送れると信じて疑わない「定年待ち」の社畜オジサンにとって、これからの時代は苦難の連続になるかもしれません。 そこで、FIRE(経済的自立による早期...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)という「働かずとも生きられる自由」は、誰にとっても理想に映るかもしれません。 しかし現実には、年収が1億円を超えても「FIREなど意味がない」と語る人たちがいます。 たとえば実業家の堀江貴文氏などがその代表です。 最近、その感覚が少し理解できる...
FIRE後のいま、僕が実践している「FIRE生活での節約」は、現役時代にはできなかった方法です。 それは「スケジュールの柔軟性と手間」を活用して生活費を下げることです。 その対象は、2024年の家計支出で「支出先トップ」となっていた「旅費(25%)」に対して実施しています。 今日...
20代〜30代の若い世代から、「仕事が楽しいから70歳まで働きたい」、「生涯現役でいたい」といった声を耳にすることがあります。 特に会社員よりも、フリーランスや起業家など、自らの裁量で仕事をしている人にそうした傾向が強いように感じます。 僕自身も30代の頃はそうした言葉に共感...
なぜ、FIRE達成で「仕事を辞めること」が大事ではなくなるか
FIREは、経済的自立によって、働かなくても生活できる状態のことを指します。 そのため、現役で働く人(かつての僕自身も含め)は、「FIRE=仕事をやめること」という側面を過大に評価しがちです。 確かに、日々の仕事にストレスを感じていればこそ、「働かなくてもいい」という状態に強い...
「資産1億円で老後破産?」というFIRE事例に仕立てた“作り話”と思える記事がThe Gold Onlineから出ました。 それは、「資産1億円があっても、人生設計に計画性がないと、早期リタイアで破綻する」というメッセージです。 今日は、その記事の矛盾も指摘しながら、テーマから学...
昨今の株式相場の下落と円高の「ダブルパンチ」で資産評価額が幾ら目減りしているかを把握してみました。 いつもは月末時点に資産額をモニタリングするのですが、今日は期中の動きと、この時点での所感を綴りたいと思います。 資産推移 減少分をみると数か月分の生活費が吹っ飛んでいます。 金融資...
僕が会社員だった頃、「自分にご褒美をあげる」という習慣は少なからずありました。 美味しい料理を食べに行ったり、温泉でのんびりしたり、たまにブランド品を手に入れたりすることがそれです。 これらは単なる娯楽ではなく、 自分の感覚を取り戻すための儀式 のようなものでした。 ところが...
昨今のトランプ関税ショックによる相場混乱により、F IRE に批判的、悲観的な記事が増えると思います。 今朝、目に飛び込んだのは「 FIRE は負け組だ」とする記事です。 この記事はFIREとは何か、そのリスクは何かを考える重要なテーマでもあるので取り上げたいと思います。 記事の...
大人になると、勉強が将来の選択肢を広げてくれることや、生涯学習の大切さがわかります。 しかし、子供にとって「なぜ勉強が必要なのか?」という問いは、なかなか腑に落ちないものです。 新学期を迎え、いよいよ受験であったり、勉強が大切になる子供たちの親御さんも読者のなかにいらっしゃると思...
早期リタイアをしている男性が「平日の日中に表をプラプラ歩いていると職質された」ということを綴った記事を何度か読んだことがあります。 僕にとってそんな話題は他人事だと思っていました。 なぜならこれまでのFIRE生活3年間、職質されたり怪しまれたりしたことは一度もないからです。 それ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)がもたらす「自由」について、実は、世間では大きな混乱があると感じています。 多くの人が思い描くのは、 「会社の拘束から解放された自由」 です。 出社の義務も、時間の縛りも、組織のルールもない、そんな「解放感」をFIREのイメージとして持つのは...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)を達成したあとに訪れたものは「解放感に満ちた浪費生活」ではなく「静かなる欲の消失」でした。 欲の消失とは、高価な物を欲することも、自由を満喫しようと散財することも無い、そんな状態です。 これは予想に反していました。 なぜならFIRE後は自由な時...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)をすると、時間の使い方が大きく変わります。 リタイア前は「やりたいけど、なかなかできない」と思っていたことが、意外と自然に日常の一部になっていくものです。 僕にとって、その1つがアーティストのライブコンサートに行くことでした。 リタイア後、なぜ...
1億円ないならFIREは危険! 資産4000万円でも破綻する??
最近、「FIREは危険であり、労働こそが最もリスクが低く確実な資産形成手段である」と主張する記事を読みました。 そこでは「1億円を貯めるのに30~40年かかる」、「数千万円でFIREしても投資だけでは生活できない」、 そのうえで「労働は最もリスクが低く、確実に資産を生み出せる手段...
サラリーマンの頃は「アーリーリタイア後に〇〇したい」というある習慣を思い描いていました。 その1つは「喫茶店のモーニングを食べる」というものです。 でも実際にFIREすると、週に1~2回どころか、年に1回も行きません。 朝の喫茶店に出向いて、モーニングセットを注文し、コーヒーにパ...
2025年3月末時点の資産状況です。 今回、金融資産は過去3か 月は連続減少ですが、それでもリタイア時点(2022年5月末基準)の103.5%と、ほぼ横ばいです 。 一方、純資産は過去最高で、 リタイア時点(2022年5月末基準)の122%となりました。 金融資産の推移 金融資産...
3年前の今日は、リタイア前の最終出勤日でした。 長年のサラリーマン生活を終えた帰り道、、無事にアーリーリタイアできたことに安堵したのを覚えています。 当時は解放感で浮かれて何も考えていませんでしたが、3年が経った今は、「もうサラリーマンには絶対に戻れない」という確信を持っています...
アーリーリタイアの最大のメリットは、 「時間の自由」と「体力」 のバランス を活かせること です。 つまり、時間の自由があるだけではなく、「体力があるうちにこそできること」を楽しめるのがアーリーリタイア期の今だと思っています(65歳の定年まで働いていたら体力的にはできないことがあ...
「1億円以上の資産を持ってい るのに不安でお金を使えない」という 年金生活者(田中さん;仮名・ 75歳)の記事がありました。 確かに資産が十分にあっても「将来が不安だから」とお金を使えない人は少なくありません。 これはいわば、老後にお金を使いきれずに最大資産を残したまま死んでしま...
僕のFIREは、フルタイムの仕事を辞めて セミリタイアを挟まずに完全リタイアへ直行 しました。 ふと「もしセミリタイアを経ていたらどんな違いがあったか?」と考えます。 セミリタイアは、フルタイムの仕事を徐々に緩めながらリタイア後の生活にスムースに移行できるメリットがある一方で、「...
「 FIRE は暇だ」という見解をよく耳にします。 確かに、仕事を辞めると自由時間が大幅に増えますが、「時間が沢山ある」ということだけで「 FIRE は暇だ」という意味でもない気がします。 というのは、暇に近い感覚として、 刺激が無い(退屈)、やるせない(虚無)、 やる気...
完全リタイア生活を送るようになってから丸3年が経ちます。 そんな「毎日が自由」というFIRE生活で、実は、リタイア前に想像していなかったリアルな驚きや気づきがあります。 今回、そうしたなかで特に印象的だった「3つ」を紹介します。 ① いつでも寝られる自由があると、意外と朝早く起き...
完全FIRE生活を送る今があるのは、遡ると30代で経験した「家庭を持つ」ことに突き当たると思います。 20代の頃は、社会人としての実績も経験もない中で、とりあえず頑張って働けば給与があがり、どこか 「稼ぐこと=自己の価値証明」 という承認欲求を満たす日々でした。 そうしたお金...
お金の意味(価値)は人生のステージごとに変わります。 僕自身、20代から50代にかけてお金に対する考え方が4段階で変化しました。 ①20代:お金=成功の証(承認欲求) → 収入でしか自分の価値を測れない。 ②30代:お金=家族の安定(守る力) → 家計を支え、責任を負うことを...
FIRE をした人の生き方はさまざまです。 例えば、暇を持て余してしまう人、暇でも働かない生活だけで満足できる人、趣味に没頭する人、また働き始める人・・。 多様な生き方があるのは当たり前ですが、でも、なぜそうなるか? FIRE3年が経過したなかでの僕の持論は、 「FI...
先日、昔からの趣味仲間が「ついに仕事を辞めたよ!」と報告をくれました。 FIRE仲間が増えるのはいつだって嬉しいものですが、今回は 「やっと同じ時間を過ごせる!」と、喜びは特別のものでした。 なぜ喜びが特別かを考えると、 会社生活ゆえにバラバラな人生を歩んだ仲間が この年齢で F...
アーリーリタイア生活はとても平坦です。 サラリーマン生活のような「貴重な週末」といった時間の緩急がないので、つい、時間の大切さを忘れてしまいます。 今日は「今という時間を大事にする」と痛感したお花見のエピソードを綴ります。 思い立って母親を花見に誘う自由 アーリーリタイア生活は自...
FIREが広まる中で、「セミリタイア」という言葉もよく使われています。 ですが、 実際にセミリタイアと名乗る人は少なく、パートやフリーランス、個人事業主として働いている人の方が多い というのが僕が感じる世の中の現実です。 では、「セミリタイア」とはいったい何なのか? 具体的に...
FIREを達成した後も、「生きがいのために働く」という人が多くいらっしゃいます。 確かに、仕事を通じて充実感や社会との接点を得られるのは事実です。 ですが「本当に”生きがい” だけが理由か?」といつも思うのです。 もし 「生きがい」 が主目的なら、純粋なボランティア活動でも、本...
FIREの目指しやすは時代によって違いがあるのか?といった疑問が浮かびました。 なにしろ今と昔では労働環境が大きく違います。 ・1980年代: 「 長時間労働 +終身雇用+年功序列」 の時代 →とにかく働けば安定した収入が得られた ・2020年代: 「 短時間労働 +成果主義+キ...
FIRE後に変化することの1つに「時間周期」があります。 これは、「夜になると眠くなる」といった体の時間周期(リズム)のことではなく、「脳や行動レベルで支配される数」というものです。 結論から言うと、サラリーマン時代は脳(サラリーマン脳)が動作する基準サイクルが「3」であり、FI...
僕が選ぶFIRE生活したい地方TOP3:バランスの福岡、快適な札幌、都会的な神戸
東京でFIRE生活をする僕が、独自に作った「FIRE生活をしたい都市の選定基準」をもとに、各主要都市をスコアリングしてみました。 これは、旅先でふと「この都市は魅力的で移住したい!」と感じる状況をもとに、その魅力を切り口整理した7つの「選定基準」をもとに主要都市を比較したものです...
旅行先でふと「この都市で暮らすのもいいな!」と感じることがあります。 その「感覚」を洗い出してグルーピングすると7項目に分類されます。 これが僕にとっての 「FIRE生活してみたい都市の選定基準(7項目)」 です。 今日はこの選定基準を綴ります。 7つの選定基準 僕の旅行目的は、...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成した後、どこで暮らすかは大きなテーマの一つです。 東京でのリタイア生活では、やはり都市ゆえの過密さが原因となるデメリットに気を付けなければいけません。 僕の経験からそれは、①生活コストが高い、②公共交通の利便性と不便さが共存、③本物の壮大...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成した後、 どこで暮らすか は大きなテーマの一つです。 僕はリタイア生活を東京で過ごし、当面は地方へのプチ移住も断念していますが、そんな生活が3年を過ぎると、その魅力をいろいろ実感します。 一言でいえば、それは、 都市の利便性を活かして豊か...
先日、僕ら50代以上の投資仲間が集まったとき、ふとした流れから「若いっていいよな」という話題になりました。 ただのノスタルジーではなく、 「若さは、それ自体が強力な武器になる」 という視点です。 「でもさ、俺らが若いころって、結構バカなこともやってたよな?」 そんな話から盛...
もうすぐ僕の契約する自動車保険(マイカー保険)の契約更新が来ます。 その契約をリタイア生活に合わせて再検討しました。 なにしろリタイア後は、旅行の機会が格段に増え、旅先でレンタカーを利用することも増えています。 ですが、レンタカーに付随する補償は必ずしも十分ではないので、そこを自...
FIRE(経済的自立&早期リタイア)をすると「感謝の気持ちが強まる」という法則があると感じます。 そう感じたのは、あるスーパーでカート整理に奮闘する高齢スタッフを見た時の出来事です。 今日はそんな僕のFIRE後の心境や受け止め方の変化を綴ります。 邪魔なのになぜか心地よい行動 あ...
先日、婚活戦場の激戦区に迷い込んでしまいました。 というのも、僕はアーリーリタイア生活で「ある習慣」を実践しているからです。 それは「週1、昔、行きなれた場所に行く」というもので、婚活習慣ではありません・・。 その日は、僕が現役時代(30代)に仕事の打ち合わせで使っていた都内の「...
現役時代は「最悪な出来事」がFIRE後は「ラッキー」に感じること
先日、札幌旅行をした時に「現役時代だったら最悪な出来事」が起こりました。 羽田に戻るフライトがキャンセルとなり、またその日のフライトは全て満席。つまり「帰るに帰れない状態」となった出来事です。 ですが今のアーリーリタイア生活中の僕にとって、なんら急いで帰る理由もなく、そんな旅先で...
FIRE後の生活において、お金との向き合い方が大きく変化しました。 FIRE直後は「資産が減っても本当に大丈夫か?」というお金の不安が最大の課題でした。 その解決のために、以下の 3つのアクション を実施しました。 資産推移と資産構成の可視化 最悪シナリオのシミュレーション 現...
完全リタイア生活を送っている今、「もしセミリタイアをするなら何をする?」と考えました。 すると「今の時代だからこそ可能なセミリタイア生活」が思い浮かびます。 それは「旅 × 文化 × セミリタイア」という新しいライフスタイルです。 シェア型居住サービスであるADDRESS等や単発...
FIREを達成する前の認識は 「FIREをしたら何か目標を持たないと生活に張りがなくなる」と考えていました。 でもこの認識は FIRE生活が 1年も経つと変化し、そして 3年経過した今は「あえて目標を持たない生き方のが良い」と確信に変わっています。 サラリーマン時代は評価と 目標...
FIRE後のモチベーションと聞くと、「何かを達成するための意欲」と考えがちですが、実際にFIREから3年経過して感じるのは、それとは少し違う感覚です。 モチベーションは、日々をスムーズに生きるための「エネルギー」のようなもので、サラリーマンの頃にあった「目標達成のための意欲」では...
2025年2月末時点の資産状況です。 今回、資産は円高と株安のダブルパンチで少し減りました。 それでもリタイア時点(2022年5月末基準)からほぼ横ばいで、メンタル的にも淡々とトラッキングするのみです。 そこで、①金融資産と②純資産(金融資産+不動産評価額-借入金)の推移と、今回...
FIREを達成した直後、意外にも困ったのが「自己紹介」です。 サラリーマン時代なら「〇〇会社の△△です」 と名乗れば、それだけで自分の立ち位置が伝わります。 ですがFIRE後は、会社という肩書もないなか、自己紹介をするのも、職業欄に記入するのも悩みます。 こうしてアイデンティティ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成する前と後ではお金の使い方は変化しないと思っていました。 なぜなら FIRE前に培った節約習慣はFIREしても変わらないと思っていたからです。 僕の個人的な経験からはこれは「YES]でもあり「NO」でもあります。 結論としては、リタイアし...
FIRE後に孤独を感じる3つの理由—社会とのつながりとは限らない
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をすると、「社会とのつながりがなくなり、孤独になるのでは?」と考えます。 つまり「FIRE→社会とつながり喪失→孤独」という因果関係です。 FIREをして仕事を辞めれば、職場での人間関係はなくなり、そうした人間関係のつながりが孤独の原因と考えが...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)のデメリットとして「社会とのつながりがなくなる」という声をよく聞きます。 正直、この意味がまるでわかりません。 確かに、仕事を辞めると職場の人間関係は激減しますが、それは本当に「社会とのつながりの喪失」を意味するのでしょうか? そもそも、「社会...
FIRE生活の2つの生き方!あなたはTODOそれともTOBE?
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成すると、働く義務から解放され、自由な時間を手に入れることができます。 その自由な時間をどう過ごすかは人それぞれですが、大きく分けると「TODO思考」と「TOBE思考」という2つの思考スタイルに分けられます。 この思考スタイルは、サラリーマ...
自分のアーリーリタイアを俯瞰して気づいたこと(FIRE3年後)
アーリーリタイアをしてから3年が経過しました。 このアーリーリタイアが今の自分にどのような位置づけになっているか、人生を時系列で遡り、少し俯瞰して観察しました。 すると「アーリーリタイアの本質」が鮮明になりました。 今回、それを「若い頃の情熱 → 加齢による変化 → FIREの決...
「気づけば富裕層になっていた」~そんな現象が日本では増えているそうです。 野村総合研究所(NRI)の富裕層ピラミッドの最新データ(2025年2月13日発表)では、富裕層以上の世帯数は前回推計(2021年)から 11.3%増、 資産総額は約29%増だそうです。 うち、 準富裕層から...
平日の日中に出歩くことも多いFIRE生活では、サラリーマンの頃にない微笑ましいシーンに遭遇します。 今日はある80代後半の小柄なお婆ちゃんと若い新米ママさんの会話でその瞬間に遭遇しました。 それも、お婆ちゃんが想像を絶する「バグり方」をしていたからです。 早速、そのエピソードを綴...
僕がアーリーリタイアをする前は、コロナ禍でリモート勤務が中心となりました。 通勤のない快適な生活にすっかり慣れてしまったので、リモート勤務が解除されることになった時は僕のFIRE願望は急激に強まりました。 今日はこのリモート勤務とFIREについて綴ります。 リモート勤務で知った「...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す独身者の中には、「結婚はFIREの障害になる」と考える人が多くいます。 確かに、結婚すれば生活費は増えるし、相手の価値観に合わせる必要が出てきます。 ですが、僕はFIREを目指す者同士なら、むしろ 結婚はFIREの追い風になる と考えて...
結婚不向きとされる人は、一般的に「一人の時間を大切にする」、「人に合わせるのが苦手」、「自分のペースで物事を進めたい」といった特徴を持ちます。 例えるなら休日は誰にも気を遣わずに好きなことをして過ごしたり、家でも人に邪魔されず自由に過ごしたいというイプ等です。 金銭感覚も他人にと...
僕はアーリーリタイア直前に40日の年休を残して退職しました。 多くの人は退職前に年休を使い切ると思います。年休は当然の取得権利があるものです。 ですが僕はそれを選びませんでした。 理由は単純で、無事にリタイアすることが最優先だったからです。 きっと3月末で退職をされる方は、2月の...
FIRE生活での「ゆとり比率」を把握分析しました。 この狙いは、サラリーマン時代は「お金を減らさないこと」にこだわって「貯蓄率」を見るのと同じで、リタイア後は 「お金を使って経験や楽しみを得る」 にシフトしたので 「ゆとり比率」 をモニタリングしています。 ゆとり比率とは、ゆとり...
老後の出口戦略は「いかに財産を家族に多く残すか」が世間では正解とされています。 ですが僕にとっての正解は、財産を多く残すことより、 家族の経済的・精神的な安心と、自分の尊厳の維持 だ と考え始めています。 もし80歳を超えて長生きしていたら、思考力が落ち、投資も撤退し、資産は減り...
FIRE後の生活費を集計しました。 FIRE前の「お金を増やす」から、FIRE後は「お金を使う」へと意識して変化させているので、結論からいえば、2024年(FIRE3年目)の支出は前年よりも増えています。 そこで今回は、支出の項目別に、どういったことにより支出を増やしているか、減...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指す人が増えるごとに「FIREは仕事からの逃避」という批判もよく聞くようになります。 ですが本当にそうでしょうか? だってどうみても、FIREを目指す人は目の前の現実と真剣に向き合い、 資産形成や支出管理を学び、お金の問題を解決しようとして...
「FIREすると自己管理が大変になる」とよく言われます。 なんとなく説得力があるようでいて、でも何がどう大変なのかよくわからない主張です。 僕のFIRE生活での自己管理といえば、自分の「時間」の管理、「お金」の管理、「健康」の管理、「社会的つながり」の管理などです。 これら個々に...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成すると、仕事の制約がなくなって自由な時間が手に入ります。 しかしその一方で「FIRE後にやりたいことがなくなった」とか「何をしていいかわからない」と感じる人もいます。 するとせっかくのFIRE生活も、その質を大きく下げる危険性があります。...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成すると、仕事に縛られない自由な時間が手に入ります。 ですがその一方で「FIRE後に暇すぎてしんどくなるのでは?」という不安を持つ人もいます。 実際に、「FIREしたらやることがなくなった」「時間を持て余して虚無感を感じる」といった意見も見...
FIREをすると「友人と話が合わなくなる」といった意見も多くあり、それをマイナス要因だと捉える人もまた多いと思います。 ですが僕は正反対に受け止めています。 確かに、仕事がメインの話題だった友人とはギャップが生じ疎遠になりますが、趣味や価値観でつながっている友人(旧友含む)とはF...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)に関し、世間では「自己管理が難しい」といった デメリットなる 主張が多くみられます。 その理由として「会社の規律がなくなると生活リズムが崩れる」とか「自由な時間が多すぎて、何をすればいいかわからない」といったことです。 ですがこれは本当にFIR...
FIREは一般的には「経済的自立による早期リタイア」を意味します。 ですがFIREの本質は、早期リタイアで「働かない」ことよりも「自分の人生を自分が何でも決めれる」という自己決定権にあると思っています。 その観点からすると、最も劇的に「自分がなにも決めれない人生」から「自分が何で...
「FIREするのに必要な金額はいくらですか?」という質問を見かけることがあります。 ですがそのたびに、正直、「なぜそんな馬鹿なことを聞くのか?」と思ってしまいます。 だってFIREの必要額はシンプルで、働いない生活を送る以上、「残り人生の生活費 - 残り人生の期待収入(公的年金等...
このところ、ニュースで聞かない日がないほど取り上げられている有名人がいます。 その人物とは、莫大な資産を築き、本来であればFIRE(経済的自立と早期リタイア)が可能な立場でありながら、破産のリスクまで囁かれ、さらにFIRE卒業(芸能界復帰)も困難な状況にある 中居正広さん です...
FIRE民の僕は時々スタバで調べものして過ごします。 先日の週末、いつものスタバで「墓じまい」や「資産の出口戦略」なんて終活関連のリサーチをしていた午後3時ごろ、僕が座っている横一列の座席(間隔が狭い)の右隣りに女子大生2人組が腰を下ろしました。 顔は見えませんが派手で立体的なネ...
早期リタイア後に働かずに定期収入を得るには不労所得 が必要です。 不労所得といっても僕が収入源として作ったのは「資産所得」で、仕組みやロイヤリティーといった不労所得ではありません(不労とも思えないですし)。 この資産所得からの収入は2つの獲得方法があり、①キャピタルゲイン(売却益...
2025年1月末時点の資産状況です。 今回、資産は2つの角度から分析します。 それは、①金融資産と②純資産(金融資産+不動産評価額-借入金)です。 この管理指標をトラッキングする狙いは以前の記事の通りです。 FIRE生活を長期的に安定させる3つの資産管理指標 金融資産の推移 金融...
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FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
歳を重ねるほどに、「孤独」・・いわゆる「ひとり時間」が心地よくなってきました。 この感覚には、同世代の友人たちも大いに共感してくれます。 学生時代から社会人初期にかけての僕は、むしろ「群れるのが好きなタイプ」でした。 予定が埋まっていないと不安で、飲み会や遊び、旅行も、できる限り...
1億円の金融資産をつくってFIREした元会社員が「持家か賃貸か」について独自の見解を述べた記事がありました。 結論としては「賃貸」という選択です。 その理由を読むと共感できる点も多くあるのですが、1億円の資産を保有したうえでの判断としては、少し違った見方もあるかもしれないと感じ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をしてから3年、お金を取り巻く環境は不思議なことが起きています。 自由な時間が増えたにもかかわらず、「浪費したい」という欲はむしろ減り、それにもかかわらず家計全体の支出は リタイア前より約50%増 と増えています。 これは一見矛盾していて、単に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。 FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。 もちろん、それも間違いではありません。 ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いと...
FIREできるのにしない人。 それは働かなくても十分な資産があるにもかかわらず、「FIREしたい」と言いながら、いつまでも仕事を続ける人です。 そうした「決断の先延ばし」を批判するものではありませんが、大切なのは その間にも、目に見えない「3つの損失」が積み重なっている という...
国民的グループ「嵐」が、来年“解散コンサート”を開くという報道が注目を集めています。 彼らは若くして圧倒的な名声と経済的基盤を築いており、もはや「働かなくてもいかようにでも生きていける状態」です。 そんな彼らが、グループとしての活動を終了するという決断を下したのは、ある種、芸...
ある「FIRE(早期退職)で失敗する人」というタイトルの記事で「FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず、結局再び働き始める人が多い」という記述がありました。 失敗の原因でありパターンは、1つ目が「やることがない」、2つ目が「話が合う人がいない」、3つ目が「仕事をしている方が幸...
独身の今だからこそ実現できたFIREですが、もし自分が離婚せずに既婚のままだったら、それは本当に可能だったのか? そんな疑問がふと頭をよぎりました。 僕には、20年近くの家庭生活を送り、子どもの養育もかなり終盤まで共に過ごした経験があります。 その体験をもとに、「FIREを阻...
「なぜ、FIREをしたいの?」 そう聞かれて 「仕事を辞めたい」 と明確でインパクトのある回答をする人もいれば、 「とにかく自由に行きたい」 といった周囲からすると理解しにくい内面的な動機まで多様に存在します。 お金や時間が自由になるFIREだからこそ、 どんな人生を送りたいか...
今も時々、サラリーマンとして現役で頑張っている人たちに会う機会があります。 すると、一定の割合でこう尋ねられます。 「FIREって、退屈じゃないですか?」 この質問を投げかけてくる人は、FIREに対して一定の理想を抱きつつも、どこかで「本当に楽しいのか?」という疑念を抱えてい...
FIREで後悔しないためには、「早期リタイアによる逸失利益」をできる限り数値化し、それに見合う価値を冷静に見極めて納得感を得ることが重要です。 逸失利益とは、たとえば「定年まで勤めていれば得られたはずの収入」や「社会的信用等」といった数値的・非数値的な利益全体を指します。 早期...
2025年4月末時点の資産状況です。 金融資産は、先月よりもドル安・株安の影響を受け連続4か 月で下落し、リタイア時点(2022年5月末基準)の102.5%での着地となりました。 純資産についても、不動産評価額の微減によりこれまでの上昇トレンドが失速し、リタイア時点(2022年5...
もしFIRE達成者のコミュニティがあって、自分が「月次で定期報告しあう場を運営せよ」と命じられたら? そんな仮定のもと「月次報告会の運営概要」をどうするか考えてみました。 やはり、辛くて苦しい面もあったサラリーマン生活では「楽しいこと」を取りこぼしていました。 FIRE後はそうし...
最近、「リタイア後は1年かけて世界一周したい」という記事を読み、このような発想を持っている方はFIRE生活に向いていると思いました。 なぜなら、サラリーマン的な「細切れの時」を繋ぎ合わせて何ができるかを考えるのではなく、FIREだからこそ得られる「まとまった時間」をもとに、大きく...
現役時代、20代から長期・分散投資を続けた結果、FIRE(経済的自立・早期リタイア)を実現できたと感じています。 FIRE後、金融投資からは少し距離を置きましたが、実は今も「ある投資」を続けています。 それが、「健康」「人間関係」「心の潤い」といった 非金融資産への投資 です...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を決断するうえでの最大の不安は、「定期的な給与収入がなくなり、FIRE後の生活が行き詰まらないか」という点です。 そこで誰もが「資産シミュレーション」を実施し、収支バランスや資産取り崩しの持続性などを綿密に確認します。 しかし、FIRE後の...
リタイアして最初に戸惑ったのは、情報源が一気に狭まったことでした。 サラリーマン時代には、業界や経済の情報に自然と触れる機会がありました。 しかし、会社を離れると、そうした生の情報はほとんど入ってきません。 一方で、リタイア生活にはリタイア生活ならではの情報の拾い方もあります。...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)によって「失うもの(損失)」として、17項目をリストアップしています。 今回の後半記事では、17項目のうち残る8項目について綴ります。 なお、4分類(経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失)のうち、後半2つの「心理的損失・日常...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をすると、多くの自由を手にする代わりに 「失うもの(損失)」 があります。 そんな「損失」は4分類あり、「経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失」というものです。 その分類ごと、17項目についての概要や対応策、所感などを綴ります...
リタイア後の資産延命のため老後もずっと投資を続けたい人は多いと思います。 ですがいくら投資を続けたいと思っても、認知症になると、能力的にも株式・投資信託・不動産の運用や処分が困難になったりします。 また、金融機関側も契約者が認知症であると知れば、本人の資産保護のため資産凍結(家族...
いまの時代は日本に生まれて幸運かもしれまえせん。 作家の橘玲氏は「君はすでに『人類史上もっともゆたかないまの日本に生まれた』という大きな幸運を手にしている」と自著 『言ってはいけない残酷すぎる真実』で 述べています。 それを痛感させるような出来事(問題)がお隣の中国にはじわじわと...
亡くなった父親は株式投資が好きでした。 資産のほとんどが株式でその相続手続きが何かと面倒なことがありました。 結果的には2つの失敗があって、それは①父親がオンライン証券会社で株式運用をしていなかったこと、②相続代表者として老齢の母親を定めたこと、です。 今日はそんな相続の話をしま...
リタイアをしてからどうもFIREっていう定義がはっきりしないまま2年も過ぎて気持ちが悪いままです。 しかも人によって捉える立ち位置や角度が違います。 もちろん文字通りの定義は「Financial Independence (FI);経済的自立」と「Retire Early (RE...
FIREには相反問題があります。 より早くRE(リタイア)を実現するとそれだけ生涯賃金も支給年金額も少なくなりFI基盤(経済的自立)が不利になります。 なので、なるべく会社や仕事を嫌いにならずサラリーマンを続けることが、結果として、FIREに都合よく働きます。 僕はこの点は不幸中...
50代の完全リタイア後に「あって良かった!」と実感する収入源が5つあります。 それは終身(生涯受給される)年金の5つです。 若い頃は軽視していた年金ですが、リタイア前後から見方が変わり年金(特に終身で貰えるもの)はなにより貴重な収入源と思うようになりました。 年代によっては「破綻...
FIREを目指すうえで「FIRE資産の出口戦略」を意識することが大事だと思っています。 それは出口に向けて2つのスタイルがあって「資産取崩し型」と「資産所得型(=資産額維持型)」です。 *正式な名称を存じ上げませんので一旦この通り命名します。 前者の「資産取崩し型」は、必要資産(...
旅行の計画のためホテルを検索していたら「クオカード付き宿泊プラン」の広告が表示されました。 FIRE民の僕にはもはや遠い存在の「コンプラ的にグレーゾーン」(というか厳密にはNG多い)のクオカードプランです。 これは関係者(経理担当や出張者)には良く知られた(でも実際には黙認されが...
「お宝保険」と呼ばれる予定 利率5.5%の保険商品をバブル期(1985〜1993年頃)の後半に契約しました。 先般、最終回となる年額払いも終了しあとは受給開始を待つのみです。 そんな「お宝保険」が 「本当にお宝か?」 と疑問に思い、今回、 検証してみました。 結論は、 イデコや新...
完全リタイアの弱点は平坦な毎日が続くことです。 サラリーマンの頃のようにゴールデンウイーク前に「あとx日だ」とウキウキしたり、終わりが近づくと「あとx日だ」と憂鬱に思ったりする場面もなくなります。 毎日がゴールデンウイークというか祝日だともいえますが、完全リタイア生活に慣れてくる...
アーリーリタイアは早ければ早いほど良いとは思っていません。 僕がリタイアしたのは50代半ばですが、その経験から決して「遅い」とは思っておらず、50代リタイアならではのメリット(30代や40代そこそこでは得られない)もあると思います。 そんな50代リタイアのメリット5つを、個人的な...
4月3日に起きた台湾地震(マグニチュード7.2)から今日で丸1か月が経ちました。 震源に近い花蓮県ではまだ約1000人が仮住まいを強いられていて、主力産業の観光業も打撃を受けているようです。 リタイア生活を送る僕がしてきたことは赤十字を通した少額の寄付でしかありませんが、犠牲にな...
円安で物価が高騰するのも困りますが、何より「日本は貧しい国だ」と痛感する原因になっていて個人的にはとても残念です。 そんな「貧乏日本」を感じ始めたのは2012年頃からです。 会社の極秘情報の扱いが、いつしか間抜けな顛末となったからです。 僕としてはそれが「日本担ぎ」の意識につなが...
金融資産額と純資産の月次分析です。 リタイアから2年経過した2024年4月末、金融資産残高は 最高値( リタイア時点の103.5%) を記録しました。 最高額とはいえ実態は図の通り 「ほぼ 横ばい」でしかありません。 本来の計画では「資産を取り崩す」というものだったので、こうして...
今年のゴールデンウイークも東京都内の混雑は異常です。 円安で外国からの旅行者が多いうえ、東京観光に来ていると思われる家族の方まで沢山いらっしゃいます。 そんなゴールデンウイークをリタイアしてからどうやって過ごしているかを綴ります。 都内名所より公園 やはり都内の人気スポットは混雑...
FIRE達成方法は2つあると思います。 最速最短でFIREを目指す(①最短FIRE)のと、愚直に長期的にFIREを目指す(②愚直FIRE)です。 最短FIREを目指す人は極端な節約やリスクある投資をして早期リタイアを目指し、一方で愚直FIREを目指す人は粛々と長期投資や節約などを...
2024年3月末の金融資産は、2024年当初からプラス2.5%と「ほぼ横ばい」です。 この推移として図に示すと以下の通りの推移(2024年1Qの部分)で、その横ばいの裏にある各数字のプラスとマイナスの打ち消しあいが明示されています。 今日はその内訳を分析しました。 金融資産の増減...
円安が進む懸念の 1つのが「日本が買いたたかれる」という問題です。 不動産については、2022年の不動産投資額(3兆8440億円)に占める海外投資家の不動産取得額が1.3兆円と、当時で前年比12%増加(*CBRE調査結果)していたので、そこから2年経過して更に円安進行の今、もっと...
ドル円相場がいよいよ156円台に突入しました。 為替の影響を受けながら働いている現役サラリーマンの同窓たちと円安が給与に与える影響について話題になりました。 人によって順風だったり逆風だったりと分かれます。 今日はそんな働く立場の違いでの円安インパクトをリアルに綴ります。 ちなみ...
ネットで契約できる自動車保険は毎年契約先を変えています。 契約を見直さずに更新すると案外高い値段で不利になるからです。 それは「新規加入」で大きな割引を提供し、顧客を獲得後、更新時は低い継続割引だけにして、会社の利益を確保するような、そんな価格設計を意図的にしているからです。 自...