FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
2022年3末に完全リタイア。「FIREの自由で創るセカンドライフ」をテーマに情報発信~FIRE-Driven Lifestyle Innovation~
2025年5月
FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
なぜ人は歳をとるほど「孤独」を欲するか?~FIREに向く性格は後天的に育つ
歳を重ねるほどに、「孤独」・・いわゆる「ひとり時間」が心地よくなってきました。 この感覚には、同世代の友人たちも大いに共感してくれます。 学生時代から社会人初期にかけての僕は、むしろ「群れるのが好きなタイプ」でした。 予定が埋まっていないと不安で、飲み会や遊び、旅行も、できる限り...
1億円の金融資産をつくってFIREした元会社員が「持家か賃貸か」について独自の見解を述べた記事がありました。 結論としては「賃貸」という選択です。 その理由を読むと共感できる点も多くあるのですが、1億円の資産を保有したうえでの判断としては、少し違った見方もあるかもしれないと感じ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をしてから3年、お金を取り巻く環境は不思議なことが起きています。 自由な時間が増えたにもかかわらず、「浪費したい」という欲はむしろ減り、それにもかかわらず家計全体の支出は リタイア前より約50%増 と増えています。 これは一見矛盾していて、単に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。 FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。 もちろん、それも間違いではありません。 ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いと...
FIREできるのにしない人。 それは働かなくても十分な資産があるにもかかわらず、「FIREしたい」と言いながら、いつまでも仕事を続ける人です。 そうした「決断の先延ばし」を批判するものではありませんが、大切なのは その間にも、目に見えない「3つの損失」が積み重なっている という...
国民的グループ「嵐」が、来年“解散コンサート”を開くという報道が注目を集めています。 彼らは若くして圧倒的な名声と経済的基盤を築いており、もはや「働かなくてもいかようにでも生きていける状態」です。 そんな彼らが、グループとしての活動を終了するという決断を下したのは、ある種、芸...
ある「FIRE(早期退職)で失敗する人」というタイトルの記事で「FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず、結局再び働き始める人が多い」という記述がありました。 失敗の原因でありパターンは、1つ目が「やることがない」、2つ目が「話が合う人がいない」、3つ目が「仕事をしている方が幸...
独身の今だからこそ実現できたFIREですが、もし自分が離婚せずに既婚のままだったら、それは本当に可能だったのか? そんな疑問がふと頭をよぎりました。 僕には、20年近くの家庭生活を送り、子どもの養育もかなり終盤まで共に過ごした経験があります。 その体験をもとに、「FIREを阻...
「なぜ、FIREをしたいの?」 そう聞かれて 「仕事を辞めたい」 と明確でインパクトのある回答をする人もいれば、 「とにかく自由に行きたい」 といった周囲からすると理解しにくい内面的な動機まで多様に存在します。 お金や時間が自由になるFIREだからこそ、 どんな人生を送りたいか...
今も時々、サラリーマンとして現役で頑張っている人たちに会う機会があります。 すると、一定の割合でこう尋ねられます。 「FIREって、退屈じゃないですか?」 この質問を投げかけてくる人は、FIREに対して一定の理想を抱きつつも、どこかで「本当に楽しいのか?」という疑念を抱えてい...
FIREで後悔しないためには、「早期リタイアによる逸失利益」をできる限り数値化し、それに見合う価値を冷静に見極めて納得感を得ることが重要です。 逸失利益とは、たとえば「定年まで勤めていれば得られたはずの収入」や「社会的信用等」といった数値的・非数値的な利益全体を指します。 早期...
2025年4月末時点の資産状況です。 金融資産は、先月よりもドル安・株安の影響を受け連続4か 月で下落し、リタイア時点(2022年5月末基準)の102.5%での着地となりました。 純資産についても、不動産評価額の微減によりこれまでの上昇トレンドが失速し、リタイア時点(2022年5...
もし「FIRE界隈で月次報告会を運営せよ」と命じられたら・・
もしFIRE達成者のコミュニティがあって、自分が「月次で定期報告しあう場を運営せよ」と命じられたら? そんな仮定のもと「月次報告会の運営概要」をどうするか考えてみました。 やはり、辛くて苦しい面もあったサラリーマン生活では「楽しいこと」を取りこぼしていました。 FIRE後はそうし...
2025年5月
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FIRE(経済的自立と早期リタイア)という生き方が広まる一方で、それに対する批判の声も一定数あります。 批判が悪いわけではありませんが、あまりにも感情的に、「暇すぎる」「投資で生活できない」「働かないなんてずるい」など主観にこだわりすぎて論理性に欠けるケースもあります。 その...
歳を重ねるほどに、「孤独」・・いわゆる「ひとり時間」が心地よくなってきました。 この感覚には、同世代の友人たちも大いに共感してくれます。 学生時代から社会人初期にかけての僕は、むしろ「群れるのが好きなタイプ」でした。 予定が埋まっていないと不安で、飲み会や遊び、旅行も、できる限り...
1億円の金融資産をつくってFIREした元会社員が「持家か賃貸か」について独自の見解を述べた記事がありました。 結論としては「賃貸」という選択です。 その理由を読むと共感できる点も多くあるのですが、1億円の資産を保有したうえでの判断としては、少し違った見方もあるかもしれないと感じ...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)をしてから3年、お金を取り巻く環境は不思議なことが起きています。 自由な時間が増えたにもかかわらず、「浪費したい」という欲はむしろ減り、それにもかかわらず家計全体の支出は リタイア前より約50%増 と増えています。 これは一見矛盾していて、単に...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。 FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。 もちろん、それも間違いではありません。 ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いと...
FIREできるのにしない人。 それは働かなくても十分な資産があるにもかかわらず、「FIREしたい」と言いながら、いつまでも仕事を続ける人です。 そうした「決断の先延ばし」を批判するものではありませんが、大切なのは その間にも、目に見えない「3つの損失」が積み重なっている という...
国民的グループ「嵐」が、来年“解散コンサート”を開くという報道が注目を集めています。 彼らは若くして圧倒的な名声と経済的基盤を築いており、もはや「働かなくてもいかようにでも生きていける状態」です。 そんな彼らが、グループとしての活動を終了するという決断を下したのは、ある種、芸...
ある「FIRE(早期退職)で失敗する人」というタイトルの記事で「FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず、結局再び働き始める人が多い」という記述がありました。 失敗の原因でありパターンは、1つ目が「やることがない」、2つ目が「話が合う人がいない」、3つ目が「仕事をしている方が幸...
独身の今だからこそ実現できたFIREですが、もし自分が離婚せずに既婚のままだったら、それは本当に可能だったのか? そんな疑問がふと頭をよぎりました。 僕には、20年近くの家庭生活を送り、子どもの養育もかなり終盤まで共に過ごした経験があります。 その体験をもとに、「FIREを阻...
「なぜ、FIREをしたいの?」 そう聞かれて 「仕事を辞めたい」 と明確でインパクトのある回答をする人もいれば、 「とにかく自由に行きたい」 といった周囲からすると理解しにくい内面的な動機まで多様に存在します。 お金や時間が自由になるFIREだからこそ、 どんな人生を送りたいか...
今も時々、サラリーマンとして現役で頑張っている人たちに会う機会があります。 すると、一定の割合でこう尋ねられます。 「FIREって、退屈じゃないですか?」 この質問を投げかけてくる人は、FIREに対して一定の理想を抱きつつも、どこかで「本当に楽しいのか?」という疑念を抱えてい...
FIREで後悔しないためには、「早期リタイアによる逸失利益」をできる限り数値化し、それに見合う価値を冷静に見極めて納得感を得ることが重要です。 逸失利益とは、たとえば「定年まで勤めていれば得られたはずの収入」や「社会的信用等」といった数値的・非数値的な利益全体を指します。 早期...
2025年4月末時点の資産状況です。 金融資産は、先月よりもドル安・株安の影響を受け連続4か 月で下落し、リタイア時点(2022年5月末基準)の102.5%での着地となりました。 純資産についても、不動産評価額の微減によりこれまでの上昇トレンドが失速し、リタイア時点(2022年5...
もしFIRE達成者のコミュニティがあって、自分が「月次で定期報告しあう場を運営せよ」と命じられたら? そんな仮定のもと「月次報告会の運営概要」をどうするか考えてみました。 やはり、辛くて苦しい面もあったサラリーマン生活では「楽しいこと」を取りこぼしていました。 FIRE後はそうし...
最近、「リタイア後は1年かけて世界一周したい」という記事を読み、このような発想を持っている方はFIRE生活に向いていると思いました。 なぜなら、サラリーマン的な「細切れの時」を繋ぎ合わせて何ができるかを考えるのではなく、FIREだからこそ得られる「まとまった時間」をもとに、大きく...
現役時代、20代から長期・分散投資を続けた結果、FIRE(経済的自立・早期リタイア)を実現できたと感じています。 FIRE後、金融投資からは少し距離を置きましたが、実は今も「ある投資」を続けています。 それが、「健康」「人間関係」「心の潤い」といった 非金融資産への投資 です...
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を決断するうえでの最大の不安は、「定期的な給与収入がなくなり、FIRE後の生活が行き詰まらないか」という点です。 そこで誰もが「資産シミュレーション」を実施し、収支バランスや資産取り崩しの持続性などを綿密に確認します。 しかし、FIRE後の...
リタイアして最初に戸惑ったのは、情報源が一気に狭まったことでした。 サラリーマン時代には、業界や経済の情報に自然と触れる機会がありました。 しかし、会社を離れると、そうした生の情報はほとんど入ってきません。 一方で、リタイア生活にはリタイア生活ならではの情報の拾い方もあります。...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)によって「失うもの(損失)」として、17項目をリストアップしています。 今回の後半記事では、17項目のうち残る8項目について綴ります。 なお、4分類(経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失)のうち、後半2つの「心理的損失・日常...
FIRE(経済的自立による早期リタイア)をすると、多くの自由を手にする代わりに 「失うもの(損失)」 があります。 そんな「損失」は4分類あり、「経済的損失・社会的損失・心理的損失・日常習慣的損失」というものです。 その分類ごと、17項目についての概要や対応策、所感などを綴ります...
リタイア後の資産延命のため老後もずっと投資を続けたい人は多いと思います。 ですがいくら投資を続けたいと思っても、認知症になると、能力的にも株式・投資信託・不動産の運用や処分が困難になったりします。 また、金融機関側も契約者が認知症であると知れば、本人の資産保護のため資産凍結(家族...
いまの時代は日本に生まれて幸運かもしれまえせん。 作家の橘玲氏は「君はすでに『人類史上もっともゆたかないまの日本に生まれた』という大きな幸運を手にしている」と自著 『言ってはいけない残酷すぎる真実』で 述べています。 それを痛感させるような出来事(問題)がお隣の中国にはじわじわと...
亡くなった父親は株式投資が好きでした。 資産のほとんどが株式でその相続手続きが何かと面倒なことがありました。 結果的には2つの失敗があって、それは①父親がオンライン証券会社で株式運用をしていなかったこと、②相続代表者として老齢の母親を定めたこと、です。 今日はそんな相続の話をしま...
リタイアをしてからどうもFIREっていう定義がはっきりしないまま2年も過ぎて気持ちが悪いままです。 しかも人によって捉える立ち位置や角度が違います。 もちろん文字通りの定義は「Financial Independence (FI);経済的自立」と「Retire Early (RE...
FIREには相反問題があります。 より早くRE(リタイア)を実現するとそれだけ生涯賃金も支給年金額も少なくなりFI基盤(経済的自立)が不利になります。 なので、なるべく会社や仕事を嫌いにならずサラリーマンを続けることが、結果として、FIREに都合よく働きます。 僕はこの点は不幸中...
50代の完全リタイア後に「あって良かった!」と実感する収入源が5つあります。 それは終身(生涯受給される)年金の5つです。 若い頃は軽視していた年金ですが、リタイア前後から見方が変わり年金(特に終身で貰えるもの)はなにより貴重な収入源と思うようになりました。 年代によっては「破綻...
FIREを目指すうえで「FIRE資産の出口戦略」を意識することが大事だと思っています。 それは出口に向けて2つのスタイルがあって「資産取崩し型」と「資産所得型(=資産額維持型)」です。 *正式な名称を存じ上げませんので一旦この通り命名します。 前者の「資産取崩し型」は、必要資産(...
旅行の計画のためホテルを検索していたら「クオカード付き宿泊プラン」の広告が表示されました。 FIRE民の僕にはもはや遠い存在の「コンプラ的にグレーゾーン」(というか厳密にはNG多い)のクオカードプランです。 これは関係者(経理担当や出張者)には良く知られた(でも実際には黙認されが...
「お宝保険」と呼ばれる予定 利率5.5%の保険商品をバブル期(1985〜1993年頃)の後半に契約しました。 先般、最終回となる年額払いも終了しあとは受給開始を待つのみです。 そんな「お宝保険」が 「本当にお宝か?」 と疑問に思い、今回、 検証してみました。 結論は、 イデコや新...
完全リタイアの弱点は平坦な毎日が続くことです。 サラリーマンの頃のようにゴールデンウイーク前に「あとx日だ」とウキウキしたり、終わりが近づくと「あとx日だ」と憂鬱に思ったりする場面もなくなります。 毎日がゴールデンウイークというか祝日だともいえますが、完全リタイア生活に慣れてくる...
アーリーリタイアは早ければ早いほど良いとは思っていません。 僕がリタイアしたのは50代半ばですが、その経験から決して「遅い」とは思っておらず、50代リタイアならではのメリット(30代や40代そこそこでは得られない)もあると思います。 そんな50代リタイアのメリット5つを、個人的な...
4月3日に起きた台湾地震(マグニチュード7.2)から今日で丸1か月が経ちました。 震源に近い花蓮県ではまだ約1000人が仮住まいを強いられていて、主力産業の観光業も打撃を受けているようです。 リタイア生活を送る僕がしてきたことは赤十字を通した少額の寄付でしかありませんが、犠牲にな...
円安で物価が高騰するのも困りますが、何より「日本は貧しい国だ」と痛感する原因になっていて個人的にはとても残念です。 そんな「貧乏日本」を感じ始めたのは2012年頃からです。 会社の極秘情報の扱いが、いつしか間抜けな顛末となったからです。 僕としてはそれが「日本担ぎ」の意識につなが...
金融資産額と純資産の月次分析です。 リタイアから2年経過した2024年4月末、金融資産残高は 最高値( リタイア時点の103.5%) を記録しました。 最高額とはいえ実態は図の通り 「ほぼ 横ばい」でしかありません。 本来の計画では「資産を取り崩す」というものだったので、こうして...
今年のゴールデンウイークも東京都内の混雑は異常です。 円安で外国からの旅行者が多いうえ、東京観光に来ていると思われる家族の方まで沢山いらっしゃいます。 そんなゴールデンウイークをリタイアしてからどうやって過ごしているかを綴ります。 都内名所より公園 やはり都内の人気スポットは混雑...
FIRE達成方法は2つあると思います。 最速最短でFIREを目指す(①最短FIRE)のと、愚直に長期的にFIREを目指す(②愚直FIRE)です。 最短FIREを目指す人は極端な節約やリスクある投資をして早期リタイアを目指し、一方で愚直FIREを目指す人は粛々と長期投資や節約などを...
2024年3月末の金融資産は、2024年当初からプラス2.5%と「ほぼ横ばい」です。 この推移として図に示すと以下の通りの推移(2024年1Qの部分)で、その横ばいの裏にある各数字のプラスとマイナスの打ち消しあいが明示されています。 今日はその内訳を分析しました。 金融資産の増減...
円安が進む懸念の 1つのが「日本が買いたたかれる」という問題です。 不動産については、2022年の不動産投資額(3兆8440億円)に占める海外投資家の不動産取得額が1.3兆円と、当時で前年比12%増加(*CBRE調査結果)していたので、そこから2年経過して更に円安進行の今、もっと...
ドル円相場がいよいよ156円台に突入しました。 為替の影響を受けながら働いている現役サラリーマンの同窓たちと円安が給与に与える影響について話題になりました。 人によって順風だったり逆風だったりと分かれます。 今日はそんな働く立場の違いでの円安インパクトをリアルに綴ります。 ちなみ...
ネットで契約できる自動車保険は毎年契約先を変えています。 契約を見直さずに更新すると案外高い値段で不利になるからです。 それは「新規加入」で大きな割引を提供し、顧客を獲得後、更新時は低い継続割引だけにして、会社の利益を確保するような、そんな価格設計を意図的にしているからです。 自...