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戸籍謄本で遡れる代数は、世帯によってまちまちです。明治19年式戸籍の採用前に亡くなった人を探す場合、当該者の子供の戸籍欄から名前の特定は可能ですし、場合によっては家督相続の日付から、おおまかな没年を把握することもできます。ただし、それ以外の詳細を知ることはできないことが多いです。この明治19年式戸籍というのがクセ者でして、自治体によってはすでに廃棄処分されていることがあります。といっても、大方の自治体...
戸籍証明書の広域交付をきっかけに、オリジナル家系図の作成を始めました。まずは母方祖母の家系からさかのぼっていきます。前回は祖母実家(川田家)の除籍謄本を取得して、6世祖父を1人抽出できました。入手できたのが、壬申戸籍の次に作成された「明治19年式戸籍」だったことから、これ以上さかのぼれる可能性は少ないと判断し、これにて川田家の調査を終えました。今回は祖母の母・キヨ(曾祖母)の実家にあたる、金子家(現在...
戸籍謄本「広域交付」開始も...システムトラブルに泣かされた
2024年3月1日、戸籍証明書の広域交付がスタートしました。戸籍謄本・改製原戸籍といった戸籍関係の証明書は、これまで本籍地の窓口に出向いて取得するか、本籍地のある役所から郵送してもらうかの二択でしたが、広域交付が始まったことで、非本籍地での取得が可能になりました。以前から家系図作成を考えていた僕にとって、これは願ってもない機会です。まずは母方実家の改製原戸籍(ハラコ)を取得しようと、さっそく宗像市役所に...
2023年11月、戸籍法の一部を改正する法律が施行されました。これにともない、2024年3月1日から、本籍地以外の役所でも戸籍証明書を取得できるようになります(広域交付制度)。家系図の作成経験がある人なら、これがどれだけありがたいことか、ご理解いただけると思います。先祖の本籍地が自分と異なる場合、当該役所に直接出向くか、郵送で取り寄せる必要があったからです。郵送といっても、単に申請書を送ればいいわけではありま...
www.warasato.com とても嬉しいことがありました。 年末にクリスマスカードを送り、返事をくれたハワイ在住の遠い親戚。 この方へ1月に家系図や古い戸籍を送りました。 あ、私の写真も送りました。 それがハワイに届き、彼女の姪(アメリカ在住)に日本から手紙が届いたと連絡がいったそうです。 その姪と私は3年半前から連絡を取り合う仲です。ハワイ在住の親戚をTさんとしましょうか。 Tさんは私から手紙が届き、とても喜んでくれたそうです。 『SO EXCITED!! 』とアメリカ在住の姪が言ってました。 今回送った手紙には、私の携帯番号も書きました。 英語しか話せないTさんと、日本語しか話せない…
去年の12月、ハワイの遠い親戚へクリスマスカードを送りました。 それ以前に1度手紙を書いて、お返事をもらったことがある91歳の女性です。 私が送ったカード 私と彼女の関係性を説明するとこうです。 私の4代上の捨松さんと、91歳女性の3代上の兵右衛門さんが兄弟になります。 はい、遠いです。 91歳女性の父親がハワイ移民1世です。 ですから、この女性は移民2世になります。 で、この女性は完全な英語ネイティブです。 日本語はできません。 そして私は英語ができません。笑 そんな私達ですが、どうやらこれからも手紙のやり取りを続けることになりそうです。 私は以前からその気満々でいたのですが、先方の気持ちが…
早期リタイアは、会社という居場所から解放され自由になる かわりに、 その「居場所を失う」というデメリットが生じます。 会社での居場所を失うことは社会との接点も失って「喪失感」といったアイデンティティーロスにつながります。 幸い僕は仕事以外の趣味もあり、そうした「社会的な喪失感」は...
ダイヤモンド・オンライン天皇陛下は明智光秀の子孫、皇室に引き継がれる「戦国武将たちのDNA」と
にほんブログ村にほんブログ村 豊臣秀吉は人命を大切にする優しい武将だったのか?戦国合戦に見られる残虐性(JBpress) - Yahoo!ニュース 歴史上には…
男は滅んでも、女は生き延び、血を繋いでいく。女系図から歴史を読み解くと、これまでの歴史の常識がくつがえります。実は源氏より平氏の方が繁栄していたり妻の地位で子供の身分が決まったりと、鎌倉時代初期までは「女腹」、つまり女系の血統が政治を動かし
昨日ふと考えたこと。 世の中には偶然なんてものは無いんじゃないか? どう考えても偶然としか思えないことも、必然なんじゃないか、と思えてならない。 またまたややこしい親戚の話なんですが。 私の5代上に藤右衛門さんという人がいます。 1814年生まれです。 ペリーが浦賀に来た時39歳です。 この人の孫が1898年にハワイに移民として渡った訳です。 その後子孫がハワイとアメリカで増えていきました。(それ以外の国にも子孫がいても私は驚かん!) この人達はもう立派にアメリカ人です。 けれど日本語を学んだり、日本人と結婚したりと、なんだかんだいって日本と縁が深いです。 日本にルーツがあるんだから、当たり前…
今年は、アメリカ在住の近い親戚から遠い親戚まで、合計5人が日本にやってきました。 そして現在2人の親戚が日本に来ています。 この2人は遠い親戚同士のため、直接会ったことはありません。 Facebookのメッセンジャーを使い、オンラインいとこ会をやった時に会ったことはあったはず。 今日はこの2人が直接会いました。 1人は私の母のいとこ、75歳。 もう1人は私の母方祖母のハトコのひ孫27歳、ちなみにアメリカ人。 ねっ、遠いでしょう。 母方祖母のハトコは、明治時代にハワイ移民となった人です。 だから、ハワイやアメリカに子孫が増えたんです。 そういう訳で、私の母方祖母の旧姓と、この27歳の曽祖父の姓は…
タイトルの通りです。 3年前からの先祖遡りで戸籍を取りまくり、旧土地台帳を取りまくり、その他色々調べまくっていましたら、行政書士の資格でも取ったらどうかと言う人が現れ、そんなの無理無理と言っていたがその気になってしまった話です。あー、長かった。 資格なんて取ったところで、私は進行性の神経難病なんですぞ、と。 なんの意味がありますかい!と思っておりました。 ですが、気が変わるような色々なことが起きたわけです。 いくつもいくつもじわじわと。 で、つい最近オセロのように『やってみる!』に気持ちがひっくり返ったわけです。 家系図屋さんになりたいのです。 けれど行政書士とは国家試験に合格した後、開業しな…
ご先祖を辿る 今回の梅雨時期の熊本旅行。伯母さん(父の兄嫁)が90代半ば突入。で、昨年、脳梗塞を患い一気に気力体力も衰えているように感じたので、きちんと話できるのも永くは無いんじゃないかと。過去の記憶を辿って貰う為に色々と話を聞きに訪ねた。過去に私の母が他界後に残高が残る貯金通帳の解約手続きで戸籍を取り寄せたので、戸籍を見ながらの確認。田舎のひとつの集落で人間関係も濃縮ジュース100%。伯母から聞いた話では、昔は「子沢山(最低でも6人)が当たり前」。あれとこれは兄弟姉妹で云々でややこしい。過去に祖父が掛け軸に家系図を書いていたのを随分経ってから伯母が見つけたのですが、男系の流れしか書いてないの…
みなさん、こんにちはごきげんはいかがですか 沖縄県在住の断捨離Ⓡトレーナー講習生の『ちばたくみ』です 訪問してくださいましてありがとうございます 今日は…
8月13日からお盆ですね。 会社員時代はお盆は「休み」との認識で浮かれていましたが、リタイアをしてからこの感覚が少し変わりました。 「先祖を敬う」という意識が強くなったのです。 自分がこうして生きているのも、先祖があってこその自分です。 リタイア後に取り組んでいるプロジェクトの1...
ちゅみは辛うじて本当のおじいちゃんの記憶が残っているがずうに至ってはほぼ皆無、そして二人共おばあちゃんというものは一切知らずに育つところだったのだが口約束を律儀に守ってくれたモアイ君のご両親のおかげでおじいちゃん、おばあちゃんの暖かさに触れながら育つこと
ハンチントン病が書かれている書籍10 メディカルスタッフのための家系図読本
おはようございます。こんにちは。こんばんは。 梅雨に入り、雨が降ったり止んだりするだけで疲れる様になりました。 妻の付き添い・介護以前から気圧の変化で頭痛が起…
自分らしい完全リタイア生活を送るにつれ、身に染みて感じることがあります。 それは「お蔭様」というものです。 「お蔭様」とは知っての通り「人から受けた親切や助けに感謝の心を表す言葉」です。 そんな「お蔭様」が会社員時代からリタイア生活まで一貫して大切な言葉になっています。 そこで「...
琉球王国時代の士族の家系に関する記録「家譜」の一つ、『新参密姓(しんざんみつせい)家譜』がブラジルで発見され、沖縄県立図書館に寄贈された。「志良堂親雲上清房」を元祖とする新参密姓大宗の支流に当たる家譜で、末裔によって贈られたという。[沖縄タイムス]...
さっき1週間前にハワイへ送った手紙が届いたと、アーニーから連絡がありました! やった!やった! 郵便物が届くのは当然で、驚くことではないんだけれど、ほんの3年前までお互いの存在感すら知らなかった人と、きちんと繋がったことが凄いと思います。 ハワイのTおばさんと私は、それぞれ4~5代遡ると『藤右衛門』さんという先祖に行き当たります。 私の母→祖母→曽祖父→高祖父→藤右衛門Tおばさんの父→祖父→曽祖父→藤右衛門 こんな感じになります。 かなり遠くなるので『遠い親戚』と言うより『共通の先祖を持つ人』という表現のほうが自然かも。ちなみに藤右衛門さんは1814年生まれです。 江戸幕府第11代将軍、徳川家…
どうしてこんなことになったのか? やりたいことに、楽しいこといっぱい。 きっかけは何だったっけ? もともと古い時代や、古い物が好きな方ではあった。 何年も前から自分の先祖に興味もあった。 古い戸籍を辿った人のブログを読んだ時は、いつか自分もやってみたいと思った。 いつかやってみたいという思いは、肌身離さず隠し持っていたみたいです。 ある日用事があったんでしょう、役所に行ったその時に『今やるしかない!』と思っちゃったんだなぁ。 その役所で取れる母の結婚前の戸籍をまず取ったはず。(記憶が定かではない)次に母の父(私の祖父)の戸籍を『遡れるところまで全部』お願いしてみた。→出てきた!祖父の名前は知っ…
今日はずーっと気になっていたことが、やっと実行できた。 先日ブログに書いた人とは別の人。 そうハワイの遠い親戚。 明治時代、私の曽祖父のいとこがハワイに渡った。 そのハワイに渡った人の孫が、現在90歳でお元気でいらっしゃる。 あ、ホノルル在住です。 Tおばさんとしましょうか。 アメリカのアーニーは彼女のことをTおばさんと呼ぶので、私もそう呼んでいます。 2年前、先祖の中にハワイ移民になった人がいると知った私は、色々と調べ始めました。 海外移住資料館に行き、ハワイ移民に関する史料を読み漁り。😁 Tおばさんの父親のことが書かれた新聞記事をたくさん見つけたのです。 早く知らせてあげたかったのですが、…
ブログに書いたことがあったかなぁ? 趣味の先祖調査で知り合った方が亡くなりました。 明治時代に私の曽祖父のいとこがハワイに渡ったことは、このブログに書いたような。 その子孫がハワイやアメリカに沢山います。 そのうちの一人が日本で生まれ育った女性と結婚しました。 私にとっては、遠い親戚の奥さんということになります。 その女性、チカさんが亡くなったのです。 ちょうど80歳を過ぎたところでした。 私とチカさんが出会ったのは2021年の夏のことでした。 チカさんは息子さんを亡くした直後でした。 コロナの真っ最中で誰にも会えず、会えたとしても息子さんの話題に触れないわけにもいかず、チカさんはとても辛い状…
2021年配信の映画の紹介です監督は、シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ。エリザベス・ブランデイジの小説『AllThingsCeasetoAppear』が原作の、ホラー映画です。主演・出演は、アマンダ・サイフリッド、ジェームズ・ノートン、ナタリア・ダイアー、レイ・シーホーン、F・マーレイ・エイブラハム。(あらすじ)1980年。論文が認められた夫・ジョージが教授として州北部の仕事に就くことになり、キャサリン・クレアは4歳の娘・フラニーと共に田舎町に引っ越します。19世紀後半に建てられた古い豪邸には、以前から置き去りになっているピアノがおいてありました。ある日キャサリンは、棚の上に乗った古い書物を発見します。しおりのページを開くとその家に住んでいた家系図が記載されていて、死亡欄に『地獄に落ち...「闇はささやく」
家系図を作成するページ★唯一神 真知宇 イエス ブッダ先生と 家系図作成するブログ★家系図の作り方
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先にお話しした順位にしたがって、相続される場合、法定相続分という目安が存在します。遺言や遺産分割協議で、相続分を決めることを指定相続分といいますが、その指定が無い場合に法定相続分が基準となります。 配偶者と子供の場合、配偶者が二分の一、子供グループに二分の一となります。なので子供が二人いれば四分の一ずつとなります。配偶者と直系尊属(おじーちゃんおばーちゃん)の場合は、配偶者が三分の二、直系尊属グループが三分の一です。配偶者と兄弟姉妹の場合は、配偶者が四分の三、兄弟姉妹グループが四分の一です。
親の七光り 否! 親類の七光り候補 爆誕。こんな候補に投票する?
Twitterでも話題の候補のHP(ホームページ)が、ある意味で凄いらしい・・・。岸信千世の公式サイトのプロフィール、真っ先に家系図が出てくるんだな。世襲でっせぇ~七光ってまっせぇ~国民なんか知りませんぇ~感がすごい。 pic.twitter.com/qv7XN6OF1e— 双旋毛無地🐈 (@futatsumujimuji) February 8, 2023 岸信千代氏、HP上の『家系図』の文字を削除し、隠蔽工作へ走る。無事、『隠蔽改ざん』体質を受け継いだ模様。 pic....
今、ネットで岸信千世さんが話題です(´・ω・`)。 (※岸のぶちよと読む) 話題になった家系図など速攻で削除されちゃったようで、 現在はサイトから消えているそうです。。。。 岸信千世の公式サイト
相続するはずの子が被相続人よりも先に亡くなっていた場合、その子の子 つまり孫がいた場合は二番目の相続人に話はいかず、孫が相続します。そのことを代襲相続といいます。孫も亡くなっていればひ孫にいきます。法律上はどこまでも下がっていけます。 同じようにおじいちゃんおばあーちゃんに相続権がうつり、でも亡くなっていた場合は祖祖父、祖祖母にいきます。これも上にどこまでも上がっていくことが法律上は可能です。ただし寿命などを考えるとおのずと限界はあります。 これに対して兄弟姉妹の場合は、甥姪といった一代限りの代襲が認められています。この違いについては注意が必要です。
法定相続人という言葉があります。民法の規定で相続人になれる人のことをいい、配偶者、子供、父母、兄弟姉妹がそれにあたります。 ただ優先される順位があります。配偶者は常に相続人となりますので、それ以外で、子供が一番、二番はおじいちゃんおばあちゃん、三番目が亡くなった方の兄弟となります。一番めの直系卑属、二番目を直系尊属と難しく言ったりもします。ではその順位の人が亡くなっていたら という論点は次回 代襲相続でお話します。
相続人の範囲は法律(民法)で定められています。優先的に相続人になれる人のことを「推定相続人」といいます。まず被相続人の配偶者、つまり夫や妻は常に相続人になることができます。ただし婚姻関係にあるという事が必要で、内縁関係ではどんなに仲良く円満でも法律上の相続人にはなれません。 次に被相続人の子供も実子、養子問わず常に相続人となれます。内縁の関係とは違い、婚姻関係にない子供であっても認知をうけていれば、嫡出子と同じように相続することが可能です。 また被相続人が死亡した時には胎児だった被相続人の子供も無事生まれれば、相続人となることができます。
被相続人(亡くなった方)についての相続関係をまとめた簡易家系図のようなものです。記載するべきポイントは ・被相続人の最後の住所 亡くなってから時間が経過していると附票・除票が取れない場合があります。その場合は現時点での公的書類での確認が取れませんので記載しません。 ・被相続人の最後の本籍 ・登記簿上の住所(相続財産に不動産がある場合) 登記簿謄本を取得し、登記名義人の住所をそのまま記載する ・相続関係の図 各相続人の記載については、最低限「続柄・氏名・生年月日」は必要です。相続人の住所は任意です。 自分自身頭の中を整理する意味でも大切ですね。
戸籍を取った時に、本籍地というのを見かけることがあると思います。またあなたの本籍は?となにかの手続き上聞かれることもあるかと思います。じつは私もあまり気を留めずに生きてきました。 自分の戸籍がある場所が本籍地になります。なので自分の戸籍は、本籍地のある役所(市役所・区役所・町役場・村役場)で管理されているということになります。 また「戸籍のある場所(=本籍地)」は日本国内であればどこでも自由に決めることができます。 ●他人と同じ場所においてもOK ●一度も行ったことがない場所においてもOK皇居や甲子園球場、大阪城などを本籍地にしている人もいるらしいです。 戸籍を取り寄せる手続きにも手間がかかる…
尊属 自分(と配偶者)や兄弟姉妹より上の世代の血族・姻族を示す言葉です。家系図でゆうと自分より上に描かれている世代の人たちのことを指します。 例)両親・祖父母・祖祖父母・・・・ 卑属 尊属とは逆に下の世代の血族・姻族を指す言葉です。 例)子・孫・ひ孫・・・・ ちなみに自分・配偶者・兄弟姉妹・いとこなどは同世代ということになり、尊属・卑属には入りません。
血族 これは身の周りの人とのつながり方を、「血のつながりがあるかないか」で分類した言葉です。血のつながりがあれば血族、わかりやすいですね。 例外として、血のつながりがない場合でも養子は血族として扱われます。 姻族 身の周りの人とのつながり方を、「姻族(結婚)をきっかけにしているかいないか」で分類した言葉です。つまり婚姻(結婚)によって新しくつながりができた人のことを姻族といいます。
親族とゆうくくりで、結婚式や葬儀の場で呼ばれることもあるかと思いますが、民法でいうと6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族となります。ちょっと何と思うところが「親等」という言葉だと思います。これは自分とその人とのつながりの距離を測る単位のことを言います。言葉で説明すると「親子関係(子から見ると~の親、親から見ると~の子)が何回あるか」を数えたものが、〇親等になります。 図で見たほうが一目瞭然だと思いますので、下に示します。
日本で初めて全国統一された様式で戸籍が作成されたのは明治5年(1872年)です。この戸籍は壬申戸籍(じんしん)と呼ばれています。 これ以降❶明治19年式戸籍❷明治31年戸籍❸大正4年式戸籍❹昭和23年式戸籍❺平成6年式戸籍という変更がありました。現在入手できるのは、明治19年式以降の戸籍となっています。❶~❸ と❹以降で大きな様式変更が行われています。先のほうは、「戸主を中心とした家督相続により編製される」戸籍、後のほうは「一組の夫婦と未婚の子により編製される」戸籍になります。また戸主ではなく筆頭者という扱いになります。
③は改製原戸籍といいます。これは現在進行形で生きている人が一人以上登載されていたが、戸籍の様式が新しく変更されたために、強制的に役目を終えた戸籍になります。 これは戸籍簿から抜かれて、改製原戸籍簿として役所で保管されています。 現在にいたるまで5回新しい様式に書き換えられています。 次回はその改製の歴史をお話します。
②は除籍といいます。 これは現在進行形で生きている人が一人も登載されていない、現役ではない戸籍になります。 かつて登録されていた人が、結婚によって戸籍から出て行ったり、死亡されたりしたため、現在その戸籍に生存している人が誰もいなくなった、自然と役目を終えた戸籍になります。 これは戸籍簿から除かれて、除籍簿として役所に保管されています。 ちなみに「抜け殻になった戸籍」と表現する人もいるようです。
出生から死亡までの戸籍集めには、3種類の戸籍を集めていく必要があります。いろいろ手続きで戸籍を持ってきてくださいね、といわれて持っていくのは1種類ですが、それ以外にもあるのでご説明していきます。 まずはイメージで説明すると①現役の戸籍②自然と役目を終えた(現役ではない)戸籍③強制的に役目を終えた(現役ではない)戸籍 となります。 ①現在進行形で生きている人が一人以上登載されている現役の戸籍、通常手続きなんかで使われる戸籍がこれです。
この法定相続人の洗い出しをしっかりやらないと遺言書の場合は遺留分で揉めたり、遺産分割協議書の場合は、やり直しをする羽目になったりとトラブルの原因となることが多いです。 やっと終わった相続手続が、見知らぬ人物の登場により、やり直し、裁判所での調停、審判に発展ということにならないようにまずこの戸籍収集はしっかりやらないといけません。
相続において、「戸籍を調べる」目的とは、「法定相続人を調べるため」ということになります。法定相続人とはについては、12/4以降のブログに述べましたが、具体的に誰なのかを調べるのに絶対的に必要なのがこの戸籍です。 戸籍収集の軸になるのが、亡くなった方の出生から死亡までの戸籍です。相続人の方が、相続手続で銀行に行き、戸籍が足りませんよ、えっーとなるパターンが多いです。これを調べないと相続関係図のつながりがわかりませんし、じつはあまり表に出ていなかった前婚や認知、知らなかった兄弟関係が表れてくることがあるからです。
砂沢クラと砂澤陣は縁戚じゃない。時折、いるんですよね~(^▽^;砂沢クラさんと砂澤陣さんが親戚(or縁戚)だと勘違いしている人。前記事でも「川村家の人から遠い親戚だと聞いたぞ~!」とか絡んできたプロアイヌさんをご紹介しましたが。ぷっw アイヌの名家、川村家のお話 (2022/11/09) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2295.html……先ずは、陣さんのブログ(過去記事)から引用です。面倒なら、太字の箇所だけ読ん...
いやー昨日は興奮しました。 詳しくは書かなかったんですが、昨日は二人の人と電話をしました。 母方実家をN家とします。 母方祖父の父はN家で生まれ、N家(父の弟)の養子になっています。 N家が二つ出てきます。 昨日はこの両方のN家現当主と話せたわけです。 先に電話をかけたNさんが私の話をよく聞いてくれて、同じようなことをしている親戚がいると教えてくれました。 たまに聞くんです。 先祖調査をしていると、家系図を作ったりしている親戚を見つけることがあると。 まさか自分の親戚にも、そんな人がいるとは! 最初に話したNさんが、家系図を作ったNさんに連絡してくれ、『今家にいるから電話してごらん』と。 それ…
今日は母方祖父の親戚と連絡がとれて、私は大興奮です。 先祖調査を始めて最初に取ったのが、この家系の戸籍です。 母方の祖父は割と早くに亡くなったので、母も知っていることが少なかったようです。 母がたいして知らないんだから、私が知っているのは名前くらいのもんです。 どこの出身かも知らずに戸籍を取ってみたら、地元の役所で幕末まで遡れちゃいました。 そうです!祖父は地元の出身でした。 まぁ、私の住んでいる場所とは少し離れますが、同じ市内です。 戸籍に書いてある本籍地は、現在の住所表示と全く違います。 この本籍地が現在のどこに当たるのかか分からないので、諦めていたんですね。 それが1年前のことです。 そ…
結婚や転籍、改製等の理由により、戸籍は編製されていきます。なのでその編製事由があるたびに過去にさかのぼって戸籍をあつめるという手間が生まれます。 一枚の謄本にすべて記載しといてくれたらいいのにとも思いますが、そうはいかないようです。 結婚して新たな戸籍が編製された場合、その前の戸籍に記載のあった親や兄弟姉妹の情報は、その戸籍には入ってきません。転籍、改製などでも同じです。相続人特定にとても重要である、婚姻、養子縁組、死亡、認知などといった情報も丁寧に戸籍を遡りつつ確認していく必要があります。 自分の知らないところでドラマチックな人間関係の構図が潜んでいるかもしれません。
現在の戸籍謄本には、夫婦と子供のみが記載されており、子供が結婚した場合には、子供は両親の籍から外れ、その子供あるいは配偶者を筆頭とする新たな戸籍が作られます。戸籍の編製といいます。 また何らかの事情で戸籍の本籍地を移した場合(転籍)、転籍先が他市区町村であれば、転籍先で新たな戸籍が編製されます。 さらに、被相続人に何ら変更がなくても法律や命令により従前の戸籍が新しい戸籍に編製されることもあります。(戸籍の改製)。戸籍の電磁記録化などといったことでも戸籍の改製はおこなわれます。 つまり出生まで遡ると個人個人で、時代に応じた複数の戸籍がでてくるということになります。
「相続人を確定させるため」に必要な作業として戸籍収集というものがあります。 被相続人(亡くなった方)の死亡時点の戸籍は死亡当時に本籍を置いていた市役所、区役所に行けば取ることができます。それではこの死亡時点の戸籍だけで相続手続を行うことができるのでしょうか? 残念ながら、直前の戸籍だけでは相続人が誰であるか特定できないことがほとんどです。 誰が相続人になるのか確定させるためには、被相続人(亡くなった方)出生から死亡までが記載された期間の戸籍謄本が必要となります。直前の戸籍謄本だけでこの期間の情報に対応することはほぼ不可能といえます。
よくあるケースとしては、被相続人と同居していた親族が「相続人は自分たちだけだ、生前 亡くなったオジーちゃんもそうゆってたし」と思い込んでいたものの、実は他に相続人がいたなんて言うケースも実際にはあります。 黙っていたけどバツイチで、その時の子供がいる、または生前に正妻以外の子供を認知していた場合などです。 また別に「私は相続人だ」と思っていたのに、実はそうでなかったということもあり得ます。 誤解されている方もいらっしゃいますが、バツイチでの結婚で、奥さんに連れ子がいた場合、「今日から君のお父さんだよ」といってみたとしても そのままではその子に父親の遺産の相続分がありません。その後弟が生まれた場…
誰が相続人となるかは、家族構成によっていろいろ変わってきます。配偶者(奥さん)は必ず相続人になりますが、それ以外は、 ①子供が相続人になる場合 ②両親が相続人になる場合 ③兄弟姉妹が相続人になる場合その他 代襲相続で孫や甥、姪までが相続人になる場合。また子供に関しても、離婚した先妻の子や認知した子、養子など複雑さをグイっと増す場合もあります。 それだけに「相続人は誰か」という謎は、戸籍をそろえてみないとハッキリとはわからないのです。