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親の財産管理ができている人はどのくらいいるでしょう。むしろ把握すらしていない人の方が多いはずです。いつか来るその日に向けて着手すべきこととは。
昨晩、バンド関係の先輩から誕生日おめでとうの電話が来た。 この先輩(Aさんとします)は元夫を通じて知り合った方で、 元ヤンで相当ケンカとかしてきただろうなと想像がつくような人である。 でもとてもまっすぐで思いやりのあるすてきな人でもある。 私が地元に帰ってからも毎年誕生日にLINEを送ってくれていた。 でも元夫ともおそらく連絡は取っているだろうと警戒して、 離婚が成立するまでは簡単に返事を返すだけにしていた。 離婚成立後、Aさんの誕生日にお祝いと 「やっと穏やかな気持ちで生活できるようになりました。」 とLINEに書いたら速攻で電話が掛かってきた。 ・とても心配していた ・でも夫婦のことだから…
『西園寺さんは家事をしない』第6話横井(津田健次郎)から告白のような言葉を投げかけられ、さらには楠見(松村北斗)まで「それは僕もです!」と参戦し、まるで三角関係の修羅場のような状況になってしまったことに動揺を隠せない西園寺さん(松本若菜)。
我が家ではおこづかい制度を導入していますが… おこづかいでは買えないが必要なモノ 家族全体で必要なモノ …などについては、 「家族会議」をして購入を決定します。 Redmi Pad SE 4GB+128GB 11インチ
こんにちは🌷前回書いた夏の帰省についての義父母からの提案について夫と次男に話しました義父母からの話は車では帰省しないでほしい4人いっぺんに帰省されると大変だか…
ご訪問いただき、ありがとうございます もう紫陽花は終わってしまいましたがこのグラデーションのシックな風合いが素敵だなーと思って。 ブログで旦那さんのお…
では成年後見人の職務範囲はどこまでなのか?これも実は後見人によって差はあるようですが、あくまでも法的な支援が前提となります。 とはいえ法的な支援をおこなうためには、いろいろな事実行為をする必要も出てきます。例えば、被後見人が食事の準備ができない場合など配食サービス事業者と契約する必要がでてくることもあります。その場合 手続き上の契約だけではなく、実際にはその業者が適切なところかどうか確認するためにネットで調べたり、直接訪問したりすることも有るかもしれません。こういった事実行為が法的な支援には付随してくるという事です。 しかし実際に食事を作ったり、介護行為を行ったりということは範囲から外れます。…
成年後見制度における成年後見人の職務とは大きく分けて二つあります。身上保護事務と財産管理事務の2種類です。 身上保護事務というのは、生活や医療、福祉などのついて法的な支援を行う事とされています。判断能力が不十分な方に対して、手続き上のサポートや法的な保護を行うといったところでしょうか。 財産管理については、この身上保護の充実に向けて、その資産を適切に管理し、有効に活用するために工夫をしていくということにあります。
こういった内容では憲法に記載された基本的人権の尊重という概念に大きくそれてしまうことにもなりかねません。現在の後見制度は、誰もが最期の時を迎えるまで人としての尊厳を保てるよう、そしてその生活を維持できるように支援する制度を目指しています。 生活・医療・介護・福祉等に配慮しつつ、本人の財産を本人の生活を維持・向上のために活用していく、それが身上保護と考えられています。 後見制度は、これらの三つの概念を具現化するため、また明確な義務とするために民法及び後見契約に関する法律に明文化されています。
最後に身上保護ですが、実際にはこの部分が後見制度には直結する部分といえます。明治時代の民法のもとでは、禁治産制度や準禁治産制度というものがあり、後見制度の前身ともいわれています。これは障害をもつ人々の財産を守るためという命題がありますが、どちらかというとその人の権利を認めず、財産自体を家のものとするという意向が強かったものです。 禁治産者がした日用品の購入といった者から遺産分割、相続放棄にいたるまで多くの契約に関するものは無効にすることができました。また選挙権も奪われていました。
成年後見制度は、ノーマライゼーション、自己決定権の尊重、身上保護の重視という3つの基本理念の上にあります。 ノーマライゼーションというのは、障害を持つ人であっても障害を持たない人と共に、通常の生活を暮らしていくことができる社会を創っていこうという考え方です。 自己決定権の尊重というのは、後見制度のイメージからはおろそかにされそうですが、実は非常に大事であり海外では重要視されています。障害を持つ被後見人がどういった好みがあり意思があるのか。それをもとに後見事務を行っていくというのは重要なことです。
後見人には、法定後見と任意後見というものがあります。その違いの大きなポイントとしては、法定後見は判断能力が劣ってきた場合に申出に基づき家庭裁判所で後見人が選任され後見実務が開始されます。 それに対して任意後見は、判断能力・意思能力がしっかりしている状態で特定の人と契約を結び、後見契約を事前に結んでおくということです。
後見や後見人という言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。イメージ的には、意思能力や判断能力が無くなった方の行為を代理したり、同意・取り消ししたりして、後ろから支える人 そんなイメージでしょうか? 相続の話では、遺産分割協議をするときに、相続人の一人が認知症であれば分割協議ができない、終活においては認知症になった不動産所有者はその売買を行うことができない、そういった際に後見人を設定し代理してもらうという役割を担います。
いづれにしても業者に依頼するとなるとかなりの出費になってしまいます。また分量を減らすことができればその出費も抑えることができます。 できれば親が元気なうちに取り組み始めることがベストです。「生前整理普及協会」という団体もあり、生前整理を積極的に進めています。いろいろ書籍も有りますので参考にされてみてはいかがでしょうか? 実家に残る自分のものの処分からスタートしてみてもいいかもしれません。すっきりした様子をみた親がのってくるということも考えられます。思い出のものというのは誰もが処分に困るものですが、使わない包装紙や箱、粗品でもらったタオルなどは手を付けやすいと思います。 ぜひ思い切って親子で取り…
4人の子育て中(小6〜2歳)の主婦です! オネエチャンズが小学生になり、自分の意見や考えを発言できるようになっています。 子どもとも家族会議の重要性を感じています。 ※夕食のときに、お風呂の中で…とかではなく、家族会議!として開催します。
ではその業者探しですが、相見積もりで数社を検討するというのは必須です。ただしネット上では怪しい業者や巧妙に安く見積もりを見せる業者もいるので注意が必要です。 できれが市の広報で案内しているような業者やケアマネージャー、地域包括の担当などから情報を得るというのも有用です。直接聞く口コミがとても参考になります。 間違っても飛び込み営業や電話セールスなどで即決しないようにご注意ください。
先に少しお話した業者への依頼 いったいいくらぐらいかかるのだろうと気になる方もいるかもしれません。 あくまでも相場感ですが、 1DKで5万~15万 4DKで25万~60万 業者間によってもかなりの開きがあります。 あと処分する物の量や建物の状況(部屋の回数、エレベーターの有無)買取できるものの有無)などによっても変わってきます。 なかなか馬鹿にできない金額ですね。
お片付け 理由としては ◎上から物が落ちてきたり、躓いたりすると危険だから。 ◎最近地震も多いよねー。 ◎必要な書類や大事なものが無くなると困るから整理しとこうよ といった感じですね。 話すきっかけとしては、足が痛くて歩きにくくなっているとか、周りの人で家の中でケガをした人いるなんて話をした時がいいかもしれません。
では相続人 息子や娘が片付けてもらいたいと思ったときにはどのようにすればよいでしょうか?ここで注意が必要なのは、本人がするの時に、勝手に実家の物を処分するという事はNGです。たとえ認知症などの症状が出ていたとしても、それが原因で不信感が踏まれ関係性がこじれることにもなりかねません。 変に考えすぎずに片付けをお願いしてみるということが一番の近道だと思います。ただしその時 命令や指示のような態度ではなく、あくまでもお願いであり、これこれこういった理由があるからお願いしたい、また協力するので一緒にやろうねという姿勢が大切です。
できればその家の所有者が、時間を掛けて少しづつでも片づけをされて断捨離を完成されていれば、残された方たちの負担は大幅に軽減されることになります。 高齢になるとどうしても片付けることに対して億劫になったり、通常のごみ捨ても難しくなったりします。また認知症の周辺症状のひとつとしていろいろなものを収拾するというものも有りますので、そうなると家の中はもので溢れます。ゴミ屋敷などと言われることもありますが、ご本人にとってはゴミではなく大切なものですので、周りの人が勝手に処分するという事は難しくなります。
亡くなられた方の家の処分これも大きな問題です。そしてその家の中にあるものの処分 これも大変です。目をつぶってエイヤッと業者に頼むということも出来ますが、1万2万で出来る話でもありません。広さやその分量によって大きく変わります。 仲の良いご家族で会った場合、写真や趣味のものなどは想いいれもありそう簡単にポイポイ捨てられないなんてことにもなりかねません。 また相続人が遠くに住んでいる場合などは、頻繁に訪れることも出来ないので最終的には途方に暮れて諦めてしまうなんてこともあります。
【補足】 義実家の相続にどこまで関わっていいのか? 実際に義理の親をずっと介護してきた、またどうしても一言いいたいことがあるなんて義理の妻や夫の方もいるかもしれません。 しかしそういった介入は得てして揉め事の原因となってしまうことも多いです。相続は法定相続人がメインとなりますので、極力 介入は控えて 相続人どうしの話し合いに任せた方がよいかと思います。
以上事前に話会っておいた方が良い項目を挙げてきましたが、重要なことはみんなで問題を共有するということです。盆正月にみんなで集まるということも最近はなくなってきていると思います。遠方 海外に居住されている方もいらっしゃるかもしれません。 しかし話し合える間柄である関係性があるということは実は貴重なことですので、一歩 相続についての話し合いを進めていただきたいと思います。
◎相続税についても考慮する。財産内容リストを確認して相続税がかかるのかどうか確認してみましょう。税制についてはいろいろ専門的な控除などもあり複雑ですが、まずは基礎控除の範囲内かどうかということだけでも十分かと思います。3000万円+法定相続人の数×600万まではかかりません。 もしかかるようであり、財産の大半が金銭に換えにくい不動産などであった場合は相続税対策を考える必要が出てきます。原則現金での一括納付、亡くなってから10カ月以内という縛りがあるからです。
◎遺言書の作成いろいろな情報をもとに話し合った内容を参考に遺言書の作成も検討しましょう。遺言書に定められる遺言事項には、法的な拘束力もあり遺産分割協議に優先するという強い効果もありますので、争族を防ぐために有効な場合があります。 ただし 相続人の事情や想いを無視した極端な内容にしてしまうと、後々争いの火種になったり、相続人全員で拒否されることも有り得ますので注意が必要です。
今後に向けての対策として各種手法を検討しましょう。 ◎成年後見制度 ◎家族信託 ご本人の認知症対策として、資産運用や資産管理の対策として有用です。ただしご家族との関係や資産内容によって向き不向きがありますので、よく仕組みを理解したうえで御健闘いただきたいと思います。 家族信託はまだまだ馴染みのない制度かもしれませんが、自分の老後の生活や介護費用などのために、資産の管理活用を家族にまかせるものです。
そもそも相続対策ってうちに必要? 4 ◎分けられない遺産、処分にこまる遺産について話し合う
つぎに処分にこまる遺産です。これもいろいろあります。先ほどの不動産でいうと資産価値のないもの、老朽化した建物、遠隔地にある土地、田畑、山、森林などなど。 相続人が農業を引き継がない場合その田畑などの相続はさらに手続きが複雑になります。 あと趣味の品、思い出の品なども違う意味で処分に困るものでもあります。これは自分の意思をしっかりつたえて、引き取りてなど処分の方法を明確にしておきましょう。
そもそも相続対策ってうちに必要? 3 ◎分けられない遺産、処分にこまる遺産について話し合う
次におこなうのがこれら情報をもとにした相談です。先ほども申しましたができるだけ全員がそろうように調整をしましょう。 ◎分けられない遺産、処分にこまる遺産について話し合う 事前に問題点を洗い出すことで検討する時間がうまれよりよい解決策がうまれる可能性が高まります。 分けられないというか分けにくい財産としては不動産があります。すべてを売ってしまってお金にかえ分配するということでしたら問題はありません。しかし実際のところは、相続人の誰かが共住していたり、先祖からの土地家屋 田畑 山など手放したくはない、しかしそれぞれの不動産価値も大きく違うとなってくれば非常に分割が難しくなります。相続人それぞれの事…
では事前にやっておいた方がいいことをピックアップしていきたいと思います。なんにしろ相続に関する情報の収集からスタートです。 ◎法定相続人や法定相続分の確認する。 ◎財産内容の確認 リストの制作 ◎相続に関する制度、使える仕組み(遺言 家族信託)、税などについて調べておく。 まず第一段階でここです。そしてこの情報は家族全員で共有・把握しておくというのが肝心です。これを一部の人を除外して共有とかになってしまうと後々の争族の入り口に立ってしまったことになってしまいます。
一般的な家庭で相続対策なんて必要?そんな大げさな!なんて思われる方も多いかもしれません。そんな財産もないし、うちは子供たちに年一回あつまって食事会もしているそんな家族なんで揉めることもないよ、といったことを聞くことも有ります。 実際のところ家庭裁判所に持ち込まれた相続争いの件数を見てみると遺産額が1000万以下の家庭で約3割を占めています。 それまで特に諍いのなかった家族が遺産分割をきっかけとして口も利かなくなるような関係になることも意外と多いです。そうならないように事前の準備を始めておいて損はありません。
⑤その他本人から伝えておきたいこと まさにここが重要なところではありますが、難しいところでもあります。 抱えている負債のことなどは今後の返済予定含めて伝えておかなといけません。場合によっては相続放棄の手続きにも絡んできます。 今いる親族が知らないような親族関係の話、またご自身の前婚歴や子供、認知した子供がいるなど将来相続に係ってくるだろう話は、できればここで解消しておきたい所です。 また感謝の言葉などは恥ずかしいかもしれませんが、直接言葉で伝えたほうが伝わりやすいです。もし無理ならエンディングノートや遺言書、お手紙でもいいかもしれません。
④葬儀の方法、埋葬について 宗教・宗派などのことを含めて、どんな葬儀をしたいのか?またお墓についてはどう考えているのか?ある程度明確に意見や情報を聞いておくといざその時に迷うことは少なくなります。 できれば葬儀会社を決定しておき、見積もりをとっておければ準備としては万全です。一番良くないのは、亡くなられた当日バタバタと葬儀会社を決めてしまい大金を使ったあげく納得のいく葬儀ができなかったというパターンです。 個人的には葬儀自体は華美なものは必要ではなく、しっかりお別れができ残されたものの気持ちの整理ができればそれでOKだと思うのですが。
③介護について 今後誰がメインになって、またどういう協力体制でいくのかということを確認します。同居している親族、身近に住んでいる者が実際の介護をし、遠方のものは金銭的な援助をするなど。 施設への入所のタイミングなども有ります。その費用をどういう風に捻出していくのかなども話し合っておけば、その時が来た時に慌てなくて済みます。 多くの方は後手後手に回ってとても苦労されていますので、事前の情報取得とあわせて準備が必要です。
②財産の相続について 本人が自分が亡くなった時にどうしたいのかを伝えておくという事になります。またそれを受ける相続人の気持ち考え方というものがあります。その配分の割合や割り当てなど 本人の意思が誤解されて伝われば後々揉めることになりかねません。 また どういった財産があり、また負債があるのかという事を残された親族が知っておくことは後々非常に助けになります。いちから調べるとなると時間や労力がかかったり、最悪の場合は判明しないこともあります。そうならないためにも事前に把握しておくことが必要です。 合意を得られた内容を遺言書という形で残しておけば、第三者にも有効で手続きもスムーズに進めることができま…
親族としては少しでも命をつなげたいという思いから治療の継続をお願いしてしまうことも有るかと思います。ただ本人の意向でその医療の方向性を決めることができていれば、そういった精神的、肉体的な負担を本人・親族から取り除くことが可能です。 尊厳死宣言書(リビングウィル)というものも有りますが、本人の意思を親族全員が共有しておけば、あえて作っておく必要もないのかなと思います。
①延命治療について 病気の進行度合いによっては、本人に意思確認できない中で家族に選択を迫られることになります。あまり時間が無い中で、親族間の意見をまとめるというのは非常に難しいものです。 病院側としては、薬物の投与や胃ろう(口からの栄養摂取が難しいため胃に直接補給するもの)といった対応が可能ですが、本人の苦痛回避には不向きな場合も有ります。
いろいろ事前に確認しておいた方が良いことはいろいろあるとは思いますが、これだけは押さえておきたいベスト5は以下です。 ①延命治療について ②財産の相続について ③介護について ④葬儀の方法、埋葬について ⑤その他本人から伝えておきたいことこのあたりは、家族会議を事前にしておく最大のメリットになりますので、メインのテーマにしておきましょう。
介護に関する情報の入手先ですが、まずは地域包括を利用するのが一番だと思います。そこで情報を得たりまた別のところを紹介してもらうことも可能です。 後は、民生委員や社会福祉協議会の方に相談をするというのもアリです。また各地域で介護者の会なんていうのも有りますので、実際に介護をしている人から生の情報を得るというのも価値はあります。主観的な部分もあるかもしれませんが、実際に利用したサービスの話、悩み苦労などはそこでしか聞けない話でもあるので貴重です。
無理をするというのと同義で孤立するということも挙げられます。介護は情報戦だともよく言われます。国の制度なども変わることがありますし、施設が空いている空いてないといった状況も刻一刻と変わります。また介護してもらう本人の状態も変わっていきますので、それに合わせたサービスを選択していく必要があります。 申請してからその利用が許可されるまで、タイムラグが発生しますので、早め早めに手を打っていく必要も有ります。
介護は無理をすることが一番の大敵です。まずは協力を仰げる親族関係の洗い出しをしてみましょう。 それまではあまり疎遠であったとしても義兄弟や甥姪などに協力的な人がいたり、看護師や介護士といった専門的な知識を持った人がいるかもしれません。または人のつながりでケアマネージャーや民生委員の人を知っていたり、介護の経験があったりして思いもよらない助けを得られるかもしれません。
おひとりさまが増えているということもあり、介護離職をして息子さんがという方もいらっしゃいます。また結婚はしているが自分の妻に義理の母親の介護を頼みにくいというのも正直あったりします。 自分は定年退職も近づいてきているが、妻はパートなど現役で働いている。そういった状況では、自分が早期退職をすれば万事うまくいくかと思う気持ちもよくわかります。 それまでほどよい関係でなりたっていた嫁姑の関係が、キョリがつまることによってこじれてしまうことはよくあることで、それがもとで夫婦関係まで破綻してしまうなんてことも有り得ます。
奥さんが要介護者になり、その旦那さんが介護をする老々介護も増えています。70代80代世代が看るというのはなかなかに体力的にも過酷です。 そうなった場合は早いうちに地域包括などに相談して施設やサービスなどの利用を検討すべきですが、その世代の方の傾向として、頼りたくない自分でしたいという希望を持たれる方もいらっしゃいます。 男性介護者の中には、若いころ迷惑をかけたのでその罪滅ぼしに介護を頑張っているなんて方もいます。
これもデリケートな問題ですね。選択肢の無い場合もあるとは思います。昔は、子供の嫁が看る、つまり義理の親のお世話をするという事が多かったようです。または実子のなかでも娘が中心になって介護をするということも多く、だいたいはこの2パターンでした。 しかし現在の傾向で多いのは、ギリギリまで配偶者(母親もしくは父親)が看る。そして息子が介護離職をして面倒をみるということも増えてきています。
話合いの場にはできるだけ家族全員が集まれるのが望ましいです。遺産分割協議というわけでもありませんの、お子さんの配偶者や子供なんかも参加して事情を共有しておくこともいいかもしれません。 今はZOOMやライン電話などオンラインでのツールも充実してきていますのでそういった参加の仕方もありです。 ただ現状 疎遠になっていたり、関係性がうまくいっていない場合はこの段階で無理をする必要はありません。あくまでも協力体制を作るにあたってよりよくするための準備をしておくという事です。
なにかきっかけとしては、具体的な変化があった時です。親が転んでケガをした、なにか病気になった。または身近な親戚などが入院したりというのも話を始めるにあたっては自然な流れかもしれません。 唐突に話を持ち掛けてしまうと「年寄扱いするな」「財産を狙っているのか」と思われてしまい話し合いができない雰囲気になってしまう場合も有ります。 もし家族で年1回2回 正月やお盆などで集まる機会があるのなら、しっかりとその話し合う時間を設けてみるのもいいかもしれません。
親の高齢化、遠方に住んでいたりしてなかなか会う機会がない、でも心配。こういったときにどう話し合うきっかけを持つのかというのは、なかなかに難しいですね。 突然電話して 話したいことがあるんだけどというのも、身構えるでしょうし、いろいろ良くないことを詮索してしまうかもしれません。それは親からであっても子どもからであってもです。「財産の問題」「介護の問題」 自分たちの生活に大きな影響を与えるテーマだからこそ、良い流れで話し合えるということが重要です。
大切なことは、家族だけで見守りをしようと思いすぎないことです。周りの協力や理解をいかにしてえるのかというのが大切です。高齢化の世の中では、老化に伴う認知症などは当たり前になってきています。地域全体でサポートしていかないとなかなか解決していかない問題といえます。 また優しい方ほど悩まれる問題でもあります。優しい子供は親を心配し、優しい親は心配をかけまいとする、どうしても介護の話が気になりながらも進めにくい構造にあります。しかしそのあたり準備するとしないとで後々大きな差が生まれてきますので、ぜひ今この時に取り組んでいきましょう。
実際に介護保険を利用する段階になれば、ケアマネージャーを中心にヘルパーやデイサービスなどを利用し日々の様子を確認していくという見守りの方法を取ることも可能です。 各行政で準備している「緊急通報装置」や「安否確認装置」、また民間警備会社などの見守りサービスなども有ります。 見守りサービスは、定期的な電話確認のようなものから、自宅外灯を利用したものなどいろいろあります。徘徊などの不安がある場合はGPS機能を利用するという方法もあります。