メインカテゴリーを選択しなおす
「断捨離」が登録商標だって知ってました?知らずに使うと危ない商標の話
「断捨離しなきゃ〜!」 日常会話でごく普通に使うこの言葉、実は登録商標だってご存知でしたか? 「えっ、そうなの!?」と思った方、ちょっと立ち止まってください。知らずに使い続けていると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるんです。 ■ 「断捨離」はやましたひでこさんの登録商標 「断捨離」は、やましたひでこさんが提唱した片付けの概念。2009年の著書が大ヒットし、2010年の流行語大賞も受賞しました。 そして、やましたさんはこの言葉を、第3類(せっけん)から第45類(占い)まで、かなり広範囲な区分で商標登録しています。日用品・飲食物・美容・金融…と、ほぼあらゆるジャンルを押さ
ぼくは音楽の知識はまったくありません。 書いた歌詞に今回もまた曲をつけてみました。 よかったら聴いてください😉 ほっぺのテディベア“ぷくちゃんの歌” 最初に テディベアやぬいぐるみを持っている理由は、人それぞれです。 ある人にとっては、特別な意味を持つ存在なのかもしれませ...
「ChatGPTに考えてもらった名前、商標登録できますか?」。最近、よく聞かれるんです、これ。
最近、お客様からこういう質問が増えました。 「ChatGPTにネーミングを考えてもらったんです。これ、商標登録できますか?」 結論から言うと、AIで考えた名前だからといって、審査で拒絶されるわけではないです。商標法は「誰が考えた名前か」を問題にしていませんから。 ただ、AIで考えた名前をそのまま商標登録に持ち込むのは、正直、あまりおすすめしません。 僕自身、原稿を書く時はClaudeの助けを借りていますし、アイキャッチ画像もNotebookLMに作ってもらっています。「アンチAI」の人ではありません(笑) なので、「AIに頼るな」みたいな精神論を語るつもりはないです。AIは
「うちはB2Bだから、エモいネーミングなんて要らないよ」。ホントにそうですか?
製造業や法人向けサービスの方から、本当によく聞くセリフです。 「ネーミングはB2C(個人向け商品)がやるものだ」 と。 でもね、B2Bにこそネーミングは効くんです。 理由は、B2B商品・B2Bサービスの「買い方」にあります。 個人がその場の気分で買うB2C商品と違って、B2Bの購買は組織的で長期間に及ぶ。担当者が見つけ、上司に説明し、稟議を通し、決裁が下りるまで何週間〜何ヶ月。 この長い検討プロセスの間、商品やサービスの名前は社内で何度も呼ばれるわけです。覚えにくい名前は、その時点で候補から脱落しがち。 逆に「機能が一発で伝わって覚えやすい名前」は、検討プロセスの中でじわ
「商標登録の経験はありますか?」に半数が手を挙げた。でも次の質問で、みんな下を向いた。
先日、近畿経済産業局のアトツギ経営者向けセミナーでの一コマです。 「商標登録の経験はありますか?」と聞くと、半数以上が元気よく手を挙げてくれる。ところが、「その商標登録で、どんな事業上のメリットがありましたか?」と聞いた途端、会場はシーン……。みんな俯いて、僕と目を合わせないようにするんです(笑) 「とりあえず登録して、何となく安心している」。これが多くの中小企業の実態です。でも、商標は登録した後の「攻めの活用」をしてこそ価値を生む。登録はゴールじゃなくて、スタートなんです。 商標を「取って終わり」にしないための考え方を、記事にまとめました。特許は砂時計、商標は樹木——なぜ商標は
商標登録は「ゴール」ではなく「スタート」。取って終わりにしないための考え方
商標登録証をSNSにアップして、フォロワーさんから「いいね」をもらう。「すごいですね!」と言われて、満足感にひたる。 でも、そこに留まっていては、商標の本来の価値は1ミリも発揮されません。今回は、商標登録を「取って終わり」にしないための考え方をお伝えします。
「ブランディング」って、なんであんなに胡散臭いんでしょうね?
弁理士として、ネーミングやブランディングを仕事にしている僕が言うのもなんですが——「ブランディング」という言葉、胡散臭くないですか? 僕がよくセミナーで出すたとえがあります。 水着姿のおねえさんが、ビーチサイドのパラソルの下で、おしゃれなカクテル片手に「今、ドバイの5つ星ホテルに来てまーす❤」とやっているやつ。いかにも「インスタで稼いでセレブになりました」と言わんばかりの。 ああいうのを「セルフブランディング」と呼ばれたら、そりゃぁ胡散臭さの極みですよね(笑) でも、はっきり言っておきます。ああいうのは、真のブランディングではありません。 本来のブランディングは、もっと地味で
あなたのネーミング、「青の洞窟症候群」にかかっていませんか?
ネーミングビギナーがかかりやすい病気があります。私はこれを「青の洞窟症候群」と呼んでいます。 米粉のパスタを開発した相談者さんのコンサルをしている時に命名しました(笑) その相談者さんが持ってきた、米粉パスタのネーミング案がこちらです。 「稲穂のしらべ」 「和風雅(わふうが)」 「緑の回廊(こりどーる)」 一見、シャレた感じがする。 でも、「緑の回廊(こりどーる)」って、何かに似ていませんか? そう。パスタブランドの「青の洞窟」です。知らず知らずのうちに、大企業の有名ブランドに引っ張られてしまっているんですね。カッコよく決めようとして、却って二番煎じになっ
やってはいけないネーミング。3つの失敗パターンを知って、良い名前を作ろう!
良いネーミングを作るコツ。それは、失敗パターンを知ること。失敗パターンを知ってそれを避けることの方が、実は近道だったりします。ネーミングの相談を受けていると、共通の失敗パターンがあります。今回は、ありがちな3つの失敗パターンを事例とともに紹
センスがないから、良い名前が作れない。その思い込みを今すぐ捨ててほしい。
自分はネーミングセンスがない… そう言う人に、毎回同じことを伝えます。 センスがないんじゃなくて、ネーミングの公式を知らないだけだよ、と。 ネーミングって、なんとなく「クリエイティブな人の仕事」だと思われてますよね。突然、ビビッと閃いて、天才的なネーミングが降ってくる、みたいな。 でも、それは完全に誤解なんですよ。 売れる名前には、再現性のある「理屈」があります。 たとえば「キュキュット」。食器用洗剤です。なぜこのネーミングが優れているのか?分析してみると、こんな感じです。 まず、「造語」であること。既存の言葉を使えば、検索しても自分の商品が出てこない可能性がある。造語
「商品さえ良ければ、名前なんてどうでもいい」 あるいは、「ネーミングはセンスのある人が考えるもの」「かっこいい名前、おしゃれな響きを考えることがネーミングだ」と思っていませんか? どちらも、もったいない誤解です。 今回は、多くの経営者・起業家が陥りがちな「ネーミングの誤解」を解きながら、売れる名前に共通する本質をお伝えします。
今日は何の日>4月26日:世界知的財産の日 World Intellectual Property Day
書いていたのに公開が漏れていました。 痛恨です。 2023年は「よい風呂の日」をご紹介しました。 2024年は「海上自衛隊の日」をご紹介しました。 昨年は「エイリアンの日」をご紹介しました。 今年はこちらをご紹介いたします。 世界知的財産の日 World Intellect...
損害賠償1億6600万円。Zoom商標訴訟が教える、知財リスクの怖さ
ウェブ会議システムの米Zoom社が商標権侵害訴訟で敗訴し、東京地裁から約1億6600万円の賠償を命じられました。 この判決から、知財戦略を後回しにすることの経営リスクを考えてみます。 ■ ポイントは「有名になる前」が危ない、ということ この裁判は、日本の音響機器メーカー・ズーム社が米Zoom社に対し、ロゴの使用中止と損害賠償を求めたものです。 今でこそ誰もが知るZoomですが、コロナ禍で爆発的に普及する前は、それほど有名ではありませんでした。東京地裁は「認知度が低かった時期(2020年6月まで)」については商標権侵害が成立すると判断し、賠償を命じています。 「有名ブランドの名前
4月24日、最高裁が子ども用椅子「TRIPP TRAPP」に著作権を認めない判断を下しました。 ノルウェーの家具メーカー・ストッケ社が日本の家具メーカーを著作権侵害で訴えた裁判です。デザイン性の高さを理由に著作権を主張しましたが、最高裁はその上告を棄却しました。 この判決が示したのは、美術工芸品は著作権で、実用品は意匠権で保護する、という方向性です。 著作権って、実はお得じゃない? ものづくりをされている方から、こんな声を聞くことがあります。 「著作権って、出願も審査も要らないんでしょ。創作した瞬間に権利が生まれて、しかも著作者の死後70年まで有効。弁理士に払うお金もいらな
今日は埼玉県の三郷で特許の打ち合わせ。 神奈川県の藤沢から東京都、千葉県を経由して埼玉県の三郷まで。往復5時間! 3週間前の足立区竹の塚(往復4時間)を越える最長不倒距離、K点超えの長旅となりました。 自分は本当に田舎に引っ込んでしまったんだな…、ということを実感させられます(苦笑) でも、行った甲斐はありました! 良いコミュニケーションが取れ、特許の出願内容もほぼほぼ固まりましたから。あとは少しの手直しをして、出願するだけ。 「今までこういうものはなかったんですか?」と発明者の方に聞いてみると、「考える人がいないんです。言われたことをただやるだけの業界だから。」とのこと。
特許権、意匠権、商標権。知的財産権を取得したことがある方から、最近こんな相談をよくいただく。 「権利を取ってみたけれど、どんなメリットがあるのか、実はわかっていない…」 「本当に事業に役に立っているんだろうか?」 知財に興味を持って行動に移せているのは、それだけで素晴らしいこと。 ただ、権利を取れれば、それでハッピーというわけではないんだよね。 特許証も登録証もただの紙切れだから(笑) 権利は事業に活かしてこそ意味がある。 特許事務所は大きく分けると2つのタイプがある。 「手続きや書類作成の代行」が得意な手続き型事務所、「権利設計から権利活用まで一緒に考えてくれる」コンサル型の事
祝・知財功労賞受賞!三島食品に学ぶ、活用前提の商標・ネーミング・ブランディング戦略
ふりかけでおなじみ、三島食品が令和8年度知財功労賞を受賞しました。 令和8年度 知的財産権制度活用優良企業等表彰 三島食品株式会社 受賞理由の一つとして、「良い商品をよい商標でファン獲得に活用する戦略を据え、商品戦略と知財戦略をセットで展開したこと」が挙げられています。 三島食品と言えば、赤ジソのふりかけ「ゆかり」が有名。 ただ、これだけに留まらなかった。 「ゆかり」に続いて、「かおり」「あかり」を発売し、「ふりかけ3姉妹」が完成。 その後も、「うめこ」「ひろし」「しげき」など、人名シリーズのふりかけを連発し、ファンを増やしています。 人の名前にすることで親しみが湧きやすい。口
昨日、同じ守成クラブに所属する弁理士の遠山先生とZoomでお話ししました。 他の先生が守成の中でどんな活動をしているのか探りを入れようと思ってね。 話をしているうちに、ふと話題に上がったのが、ヤマダが商標登録している「ローテク弁理士®」のこと。 「実はあの商標、僕も検討したことがあって。でももう取られていたから諦めたんです」 こういうとき、「あー、取っておいて良かった(ほっ)」って思いませんか? いやいや、これで安心してたらダメなのですよ。 ■商標権は「取った瞬間」が頂点じゃない 商標権は、その商標を実際に使うことで初めて価値が出てくる権利です。 使い続けることで、お客様の
「知的財産」は法務部・開発部だけのもの、と思っていませんか?
今日は東京都青梅市の企業様で、企業ブランディングに関するセミナーに登壇してきました。 昨年11月に初めてご依頼をいただき、好評につき第2回の開催となりました。 セミナータイトルは、「すべての部署で守る、会社の"見えない資産"」。 「見えない資産」とは、「知的財産」のこと。 知財は企業にとって財産的価値がある有益な情報。 発明やデザイン、ブランド、著作物、営業秘密…。 見えない財産だからこそ、見える財産(土地・建物・車・現金…)とは違う性質がある。取り扱いにも注意が必要。 それから、知財を上手く使えば企業の価値を上げることができる(ブランディング)。一方、知財の「しくじり
明日は企業様のセミナーに登壇する。 前日の夜だというのに、どう伝えればいいか、未だに考えを巡らせている。 話す材料は概ねそろっているのに、この言い方では伝わらないのではないか?話す順番を入れ替えた方が伝わるのではないか?図解はもっと直感的に伝わるものの方がよいのではないか? 色々考えてしまって、なかなか手離すことができないでいる。スライドを、「あーでもない。こーでもない」と、こねくり回している。 …そもそも、なんでこんなに時間をかけてるんだろう、とは思う。 いくらこねくり回したところで、正解にたどり着くことはない。自分のこだわりなんて、セミナーを聞く人は気が付かないかもしれな
大企業の仕事って、正直やりがいがなかった。 それに気づいたのが、独立のきっかけだったかもしれない。 独立前、無資格の頃も、勤務弁理士の頃も、仕事のほとんどは大企業相手だった。 でも、自分が役に立てているという感覚に乏しかった。 大企業にはお金がある。組織もしっかりしている。 知財部もあるし、社内弁理士もいたりする。 「僕、要らないわ」って(笑) 独立開業して中小企業や個人事業主の仕事が増えて、気づいたことがある。 中小企業は知財の知識は乏しいし、資金力もない。 でもだからこそ、僕が貢献できる余地がある。 僕のアドバイスで、その会社に「プラス」を作ってあげることができる。 こうい
特許庁から「拒絶」の通知がやって来た。 初めて見た人は青ざめる。でも、ビビらなくていい。 特に、最初に送られてくる「拒絶理由通知」は審査官からの中間報告。 「このままでは特許(登録)できません」と言っているだけで、まだアウトと決まったわけじゃないから。 きちんと対応すれば、特許や商標登録にもっていけることも多い。 もう僕らは慣れっこでね。「あー。また来たか…」って思うくらい。 あまり気持ちの良いものではないんだけど(笑) 拒絶理由通知が来たら、まずはその内容をじっくり読む。 審査官の意図を把握する。 わからなかったら、審査官に聞く。 その上で、対応策を考えてみる。 審査官に誤
「取った方がいい」とは言いません。でも、弁理士と話すとスッキリするかも。
今日も相談者がやってきた。知人の紹介で(感謝) 何某かのプロダクトを作っている方のようだ(すなわち、製造業の方)。 まだ実際にお話を聴いたわけではないけれど、自己申告によれば、こんな感じだ。 権利関係の知識はほとんどない 自分の商品ならどんな権利を持てばよいかを知りたい 権利を持たない場合のリスクとしてはどんなものがあるかを知りたい 権利取得の費用感がわからない 色々なアドバイスをもらうことはあった。でも手探り状態 知的財産(特許や商標)の必要性をうっすらと感じている。 でも、まだ強い切迫感はない。 そんな段階じゃないかな? 知財というものがど
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 決算月の2~3か月前になると、 当期の利益が見えてくるので 節税及び会社の投資のために、特許出願…
「Webでよくない?」。でも、あえて4時間かけてリアル面談に行った3つの理由
今日は足立区竹ノ塚のお客様を訪問。 特許案件の打ち合わせをしてきました。 去年までは近所に住んでたから楽ちんだったんだけどね。 今は神奈川県の藤沢市在住。 片道で2時間。往復で4時間! のぞみなら、東京ー名古屋を余裕で往復できちゃうくらい時間がかかる。 今はWebミーティングのような便利な道具もある。 何で4時間もかけてお客さんのところに行くのよ? そう思う人もいるでしょう。 僕もWebミーティングをやらないわけじゃないです。 でも、ケースバイケースですね。 リアルでやった方がいいケースもある。 僕がリアル面談をした方がいいと考える3つのパターン 僕が時間をかけてもお客様の
「引用元を書けばOK」じゃない。「引用」って、思っているより全然ハードル高いと思うよ!
こないだ、実際にあった話。 先日、松田聖子さんの商標登録の記事を書いたのね。 デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか? (山田龍也 弁理士)(シェアーズカフェ・オンライン) - Yahoo!ニュース 2026年1月27日、歌手の松田聖子さんが芸名「松田 聖子」と「Seiko Matsuda」の商標登録の手続きを完了させま news.yahoo.co.jp その時、最初に編集さんが付けたアイキャッチ画像にビックリ。 松田聖子さんのファンクラブのトップページの画像だったから。 聖子さんの顔写真も入ってるから肖像権の問題もあるだろう
レシピに著作権はない。だから勝手に使っていい?~リュウジさんのクックパッド批判と、AIに「参考にされた」弁理士の話~
料理研究家・リュウジさんのXの投稿がバズっています。 クックパッドの新機能酷すぎる InstagramやXなどクックパッドに載せてない料理家さんのレシピを簡単に取り込めて元投稿にアクセスしなくてもクックパッドアプリで完結出来るシステム こっちは必死で自己アカウントで頑張ってんすけど あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない pic.twitter.com/5LJ1n1wbsW — リュウジ@料理のおじさんバズレシピ (@ore825) March 21, 2026 クックパッドの新機能「レシピスクラップ」に対する批判です。 「レシピスクラップ」は、他のサイトやSNSに
著作権は誰のものか──AI生成コンテンツが引き起こすIP産業の「大再編」と次世代ライセンスビジネスの設計図
ChatGPTが2022年末に公開されてから、わずか2年半で世界の知的財産産業は「前提条件の崩壊」という局面を迎えている。音楽・映像・出版・ゲームのライセンス収益モデルは、いずれも20世紀に構築された「人間が創作し、企業がその権利を集約・流通させる」という前提の上に成り立っていた。しかし今、その前提が崩れつつある。本稿では、この構造転換が「一過性の混乱」ではなく「産業史に刻まれる不可逆な再編」である理由を、歴史的文脈と現代の競争力学の両面から解剖する。
防護標章登録制度は、なぜ最初から商標権の制度につけていないのか?
はい、**防護標章登録制度はあります。** これは、著名な商標を“本来の指定商品・役務の範囲を超えて”保護するための特別制度です(商標法上の制度)。 --- ## 1️⃣ 防護標章登録制度とは何か 簡単に言うと: > **有名ブランドが、まだ使っていない分野まで「予防的に」押さえられる制度** 通常の商標権は → 登録した「指定商品・指定役務」の範囲でしか効力が及びません。 しかし、著名商標の場合は: …
「特許を取れば儲かる」わけではない。フリック入力の発明者が教えてくれたこと
キーを叩かず、指をすべらせるだけ。 スマホに爆速で文字入力できる「フリック入力」。 実は日本人の個人発明家が考え、特許を取得したものなんです。 その人は発明家で弁理士の小川コータ氏。 フリック入力のアイデアを思いつき、2007年に特許出願をしました。iPhoneが日本に上陸する1年以上も前のことです。 この出願には考えられる限りの数々のアイデアが盛り込まれていました。その後、アイデアごとに分割され、10件以上の特許になっています。 でも、「特許を取るだけ」では何も起きませんでした。 個人や中小企業が特許を手にして警告をしても、大企業はその警告を「無視」することがあります。 特
僕が寄稿した記事がYahooニュースとシェアーズカフェ・オンラインに掲載されました! タイトルは「デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか?」です。 デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか? (山田龍也 弁理士)(シェアーズカフェ・オンライン) - Yahoo!ニュース 2026年1月27日、歌手の松田聖子さんが芸名「松田 聖子」と「Seiko Matsuda」の商標登録の手続きを完了させま news.yahoo.co.jp デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか
JR東日本が新しいQR決済サービスを発表しました。 その名も「teppay(テッペイ)」。 このネーミング、ネーミングの設計としてかなりよくできています。解説します! 名前の由来は、おそらく「鉄(てつ)=鉄道」+「Pay(支払い)」。 「●●Pay」なんて、ありきたりじゃないか。 「PayPay」、「楽天ペイ」、「au PAY」、「メルペイ」、「LINE Pay」…。 いくらでもあるぞ!何が違うんだ!と思った方。 まぁまぁ落ち着いて聞いてくださいな。 ■「teppay(テッペイ)」というネーミングのよい点 ①説明臭さがない 一言で言うと、名前だけで独自の世界観を表現してい
ホントにあった怖い話。 何の気なしに使ったあの言葉。 実は他人の登録商標だった。 「フリー素材」じゃないんだ。 自分の頭でひねり出した言葉でも。 誰かが権利を持っているかもしれない。 商標権は早い者勝ち。 先に登録している人がいれば、その言葉はその人のもの。 自分で考えた言葉だから大丈夫。 今まで問題なかったから大丈夫。 商品名でも会社名でもないから大丈夫。 そう思っていた。 でも、大丈夫じゃなかった。 キャッチフレーズだって商標として扱われることがある。 SNSで拡散されれば、その言葉は必ず相手の目に届く。 全部の言葉を商標登録しろって話じゃない。 ただ、使う前に一
いきなりの告白。 実は僕は根っからのアイドル好きなんです(恥) 今でこそ弁理士なんてお堅い仕事をやっていますけど。 でも、皆さんも好きだったアイドルのひとりやふたり、いるでしょう? どんなアイドルにハマってました? 今日、3月10日はあの松田聖子さんの誕生日なんですって。 ということで、唐突ですが、昭和アイドルの思い出を振り返ってみることにしました。 同世代の方には懐かしいかもしれません。 (以下、敬称略) ■ 小学生時代のアイドル この頃は歌謡曲とテレビが全盛の時代。 記憶に残っているのは、天地真理とピンク・レディー。 天地真理は歌にドラマに大活躍。 その人気にあやかっ
「尻腐れトマト」を「闇落ちとまと」にして人気商品に。自虐ネーミングの逆転術
「闇落ちとまと」という名前のトマトを知っていますか? 闇落ちとまとについて 闇落ちとまとは春に収穫されるフルーツトマトの規格外品であり、具体的な出荷量の予測が難しいトマトです。そのため越冬フルーツト sogafarm.jp トマトを甘くするために水やりを控えると、トマトの表面に「腐れ」という黒いアザのようなものができます。「尻腐れトマト」と呼ばれています。 見た目がグロい…。まるでハロウィンのかぼちゃみたい。 でも、実はとっても甘くて美味しいんですって! 本来なら規格外品。加工食品に使うしかなかった。 このトマトを「闇落ちとまと」という名前で販売したら、
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 先日の中間処理。 特許庁の審査官から、 あなたの発明は、文献1,2に基づき進歩性がありません。…
商標登録って、手続きだけが全てじゃないんです。 今日はその話を…。 しばらく会っていなかったのに、真っ先に思い出してもらえた。これは、専門家としてはかなり嬉しい。 先日、商標登録のサポートをさせてもらったお客様がステキな投稿をしてくれました。 パーソナルスタイリストの西畑敦子さんです。 西畑さんとは、師匠である政近準子さんのセミナーで知り合いました。大事なセミナーで着るスーツを見立ててもらったこともあります。 西畑さんに見立ててもらったスーツ ファッションのプロってスゴイんですよ。 スーツを1着選ぶにしてもしっかりヒアリングをする。 一番びっくりしたのは、セミナーで一緒に登壇
今年で40周年の「UFOキャッチャー」。最初は全く違う名前だった!
ボタンを押してアームを移動させ、下までおろし、賞品を爪で挟んでそーっと運ぶ。 「取れたー!(喜)」「あともう少しだったのに!(哀)」 「UFOキャッチャー」には、人を夢中にさせる何かがあるんでしょうね。 さて、この「UFOキャッチャー」。 開発段階では全く違う名前でした。当初の名前は「イーグルキャッチャー」。 鷲が空から急降下。獲物を捕獲して華麗に飛び去っていく。 そんな仕組みを考えていたようですが、どうにも開発が上手くいかなかった。 それで、できあがったのが今の形。 「これ、イーグルじゃなくて、UFOじゃね?」 そこから、「UFOキャッチャー」という名前に変更されたんだ
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 昨年あたりから、 弁理士業務にてトライアルとして生成AIを使い始めました。 表記ゆれ、符号間違い…
【警告】あなたのブランドも狙われている?燕三条フライパン事件に学ぶ、商標登録「後」にやるべきこと
「燕三条製」「フジノス製」をうたうフライパンの偽装広告が拡散され、本家に問い合わせが殺到しているというニュースがありました。 実在の企業の名前、産地名、料理人の写真まで丸パクリ。 でも、よく見てみると、広告動画の日本語が極めて不自然です。 肝心の産地名「燕三条」を、「ヒレ三条」だの「エン三条」だの「ヒラ三条」だの…。 また、製品情報も本家とは似ても似つかないもの。本家は「鏡面仕上げ」がウリなのに、「ハニカム構造の加工で焦げ付かない」とか…。 もうメチャクチャです。 言葉のイントネーションや文字のフォントを見ると、どうも彼の国のかほりが…。 僕らが見れば偽物だと気が付きますが、
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 先日の記事の続きです。 『感情表現もプロの仕事』千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士か…
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 顔って、豊かな表情を出す臓器です。 この話、おもろいな~ と思えばそういう顔になってしまいます…
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 先日、特許権侵害に関するお仕事が解決しました。 お客様に満足する形での終了になってこちらもうれし…
【実録】「知らなかった」では済まされない。商標登録のしくじり6選
会社を立ち上げた途端に警告状?! 人気が出てきて、さぁこれから!と思ったところでパクられた…。 あなたのビジネスやブランドを守ってくれる「はずの」商標登録。 でも、ルールを知らなかったが故に、やらかしてしまう人が後を絶ちません。 今日は、「知らなかった!」では済まされない「しくじり事例」を6つ紹介します。 全てうちの事務所でご相談を受けた生々しい事例です。 ご本人の名誉のため、具体的な内容にはモザイクを入れておきます(笑) 商標登録のしくじり6選! ✅️(しくじりその1)調査をしないで商標を使った罪: 新会社を設立し法人登記も完了。ウェブサイトで会社名を公開した途端、同業者
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 週末にかけて、ミラノオリンピックの女子カーリングを中心に見ています。 カーリングは特許の仕事に…
今日は日本弁理士会関東会の発足20周年記念イベントに行ってきました(@明治記念館)。 20周年記念イベントのプログラムあれこれ 特許庁の方の基調講演、有識者によるパネルディスカッション、功労者表彰…。 日本弁理士会関東会設立20周年記念講演会有識者を交えたパネルディスカッション 都県知事からお祝いのビデオレターも届いていました(ゆりこきたー!) 関東会所属委員会によるポスターセッションも。ヤマダが部会長を務める中小企業・スタートアップ支援委員会 第一部会も活動周知のためのポスターを掲出しました。 ポスターセッション その他、バンド演奏や弁理士会のゆるキャラ「はっぴょん」の登場もあ
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 先日の特許のお仕事。 お客様の試作を預かり、試作をにらめっこしながら、特許の文章と図面とを作成。…
今日は弁理士会の変わり種研修に参加してきた。 タイトルは「商品の魅力を伝えるキャッチコピーの作り方」。講師はコピーライターのさわらぎ 寛子さん。 さわらぎ寛子/コピーライター・著者|note 『キャッチコピーの教科書』6刷『言葉にする習慣』12刷等、7冊累計8万部の著者。 「言葉で仕事をつくる」をテーマに、講座や note.com 弁理士というと、知財のこと、特許庁の手続きのことばかりやってると思われがちだけど、最近はこんな研修もあるのよ。 今日の課題は仮想商品「ナイトカレー」についてキャッチコピーを作ること。夜専用で、重たくない、もたれないカレー、とい
技術は守れて20年。 それを過ぎれば特許は消えて、 誰でも使える「自由な技術」になる。 ずっと独占できない理由。 それは、技術に寿命があるから。 必ず古くなり、陳腐化するから。それはもう、社会全体で分かち合おうよ、ということ。 特許は、砂時計の中の砂のよう。刻一刻と落ち続け、いつかはゼロになる。 技術に携わる皆さん。一度考えてみてください。 特許や技術ばかりに頼って、自分の流した汗を、ただ消えゆく砂にしていませんか? 技術は、顧客との「信用」を築くための起点。そこで生まれた信用を、ずっと使い続けられる「器」に移し替えることを考えてほしい。 商標は、半永久的に生き続ける「樹木
先日、近畿経済産業局様主催のプログラム「アトツギを知財で次のステージへ」にて登壇した際の講義動画が、経済産業省公式YouTube(meti channel)で公開されました。 近畿経済産業局から公開された記事もご覧ください。 アトツギを知財で次のステージへ!攻めと守りの知財活用プログラムDAY2 (令和7年度 次世代経営者向け知財リテラシー向上支援事業) セミナーの冒頭、受講生の皆さんにこんな問いかけをしました。「商標登録の経験はありますか?」 。すると、半数以上の方が元気よく手を挙げてくださる。 ところが、「では、その商標登録で、どんな事業上のメリットがありましたか?
このブログをアプリでフォローする
XXXさん
ブログをみる無料アプリ
ブログみるはブログ村の姉妹アプリです