メインカテゴリーを選択しなおす
本日のテーマは年収の壁突破です。 年々分かりにくくなっている年収の壁ですがその救済なのか年収の壁突破窓口・総合相談窓口なるものが厚労省に設置されていました。 これで、年収の壁に迷っても安心だと思っていましたが・・・そこは行政超縦割り構造です。 これはあくまで厚労省の管轄なので税金に関する質問は受け付けてくれません。 どういうことかというと なので、106万、130万の壁に関しては答えてくれますが税金に関する103万、123万、150万の壁の質問に関しては答えてくれません・・・ 年収の壁ってどっちかというと税金の方がややこしいんですけど・・・ やろうとしてることはいいと思いますがおしい 縦割り構…
本日のテーマはこれで社労士もメジャーにです。 社労士会にいいニュースが飛び込んできましたhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d59c7fe3555956ea543aa784c618db15b28ec97a?page=1 元Mrs.GREEN APPLEのドラマーの山中綾華さんがなんと社労士として働いていたらしいです。 2021年にバンドを脱退したあと自分のキャリアについて考え 「働く人を手助けする仕事がしたい」と社労士を目指したそうな 2回目で試験に合格し晴れて社労士に 今は平日社労士、週末ドラマーと二足の草鞋を履いているとのこと 兼業してる人は多くいますがおそ…
本日のテーマは雇用保険忘れてない?です。 年度更新の申請の中で気づくミスがあります。雇用保険の取得し忘れです。 雇用保険が天引きされているのに雇用保険の資格取得をしてないもしくは雇用保険に加入してるはずなのに天引きしてない そんなことある?と思いますがこれ割と労務あるあるだと思います。 あと雇用保険の資格取得は電子申請だとかなり後回しにされるので忘れがちです。 健康保険は保険証が手元にあるかですぐに気づきますが(最近はマイナ保険証なので一概にそうとは言えないかもですが)雇用保険は在籍中に使うことがないのでまず気づきません。 失業給付を受給するときにはじめてあれ?資格取得やってないかも・・・とな…
本日のテーマはシュレディンガーの猫です。 シュレディンガーの猫とは「ランダムの確率で毒ガスの出る装置とともに猫を箱の中に閉じ込めたとき、次に箱を開けた時まで、猫が死んだ可能性と生きている可能性は重なり合っている」ということ これだけではなんのこっちゃ分からんですけど 要は観測するまでどうなっているかなんてわからんやろってことです。 ちなみにシュレディンガーっていう物理学者が言い始めたのでシュレディンガーの猫っていうらしいです。 恐ろしい実験してますね 動物愛護団体、ぶち切れ案件です・・・ ただ、社労士試験もこれに近いです。 試験が終わった後にもう合否は確定してますがそれを観測するまでは確率50…
本日のテーマは行政書士、仕事増えそうです。 なにやら注目のニュースを見つけました 「行政書士法の一部を改正する法律案」が第217回国会(常会)における衆議院本会議(令和7年5月30日)及び参議院本会議(同年6月6日)においてそれぞれ可決して成立しました。 施行されるのは8月1日です いくつか改正点がありますが注目は士業法で初めて「デジタル社会への対応」の努力義務が規定されました。 これは他の士業も追随しそうです。 そしてもうひとつは補助金申請が行政書士の独占業務となりそうです。(まだ詳しく条文を読んでないですが・・・) これはなかなか注目のニュースです。 助成金は社労士の独占業務でしたが補助金…
本日のテーマは最低賃金上げすぎじゃね?2です。 前回の続きですhttps://rouichinokabe.hatenablog.com/entry/2025/06/04/202015 景気良くなる前に最低賃金上げるなよって話をしましたがさらに不公平なことに気が付きました。 それは最低賃金が都道府県ごとに設定されているということです 何が言いたいかというと同じ県でも都会な所と田舎な所ってかなり差がありますよね 神奈川で言うと横浜、川崎みたいなほぼ東京みたいなところから足柄みたいな山の中まで同じ最低賃金ってなんかおかしいなと思いました。 そこで一番ギャップがあるところってどこかな?と考えてみました…
本日のテーマは最低賃金上げすぎじゃね? です。 東京都の最低賃金は現在1163円です。 いや高いわ 自分が大学生のころはたしか890円とかでバイトしてたと思います。 日本人の平均年収は460万円くらい上昇傾向にあるものの1997年もそれぐらいだったのでまだまだ横ばいです。 それに対して最低賃金は上がり続けています。ちなみに1997年の東京の最低賃金は679円・・・ 平均年収は同じくらいなのに・・・ このペースで上げ続けたら社員やるよりバイトの方がよくね?となってしまいます。 あと、最低賃金を上げると悲鳴をあげるのはバイトで店を回してる飲食店や小売でしょうね。 これ人雇えなくなっちゃうんじゃない…
本日のテーマは算定基礎もかかってこいや!です。 前回、年度更新について書きましたが算定基礎も同時期です。 算定基礎とはその年の標準報酬月額つまり保険料がいくらになるか決める手続きのことです。4月から6月までの平均の給与をもとに計算してその年の9月から変更開始になります。 春先、残業すると社会保険料が上がるぞと言われるのはこのためです。(年間で算定する特例もあります) 正式名称は定時決定ですが書式の名称が「被保険者報酬月額算定基礎届」なのでみんな算定基礎と呼んでいます。 提出期限は年度更新と同じ7月10日です。タイトですね。ただ間に合わないことが多いそうで7月中に終わらせるくらいの感覚でやってる…
本日のテーマはかかってこいや!年度更新です。 そろそろ年度更新の季節が迫ってきました。 年度更新とは、前年度に納めた労働保険の保険料を確定保険料として申告し、新年度の概算保険料の申告・納付とともに精算する手続きのことを言います。※労働保険は労災保険と雇用保険のこと 労働保険はあらかじめ概算保険料といって、1年分見込みで保険料を前払いしています。 確定した保険料額がすでに納めている概算保険料より高ければ不足分を今年度の概算保険料にプラスして納め 逆に確定保険料の方が少なければ、余った分を還付してもらうか、今年度の概算保険料に充当できます。(だいたい充当です) そしてこのややこしい年度更新は6月か…
本日のテーマは結論から話すクセをつけよう!です。 社労士も先生と呼ばれる仕事である以上誰かに何かをレクチャーすることが多くなります。 文章を書く時、プレゼンをする時仕事を引き継ぐ時、分かりやすい方法は何でしょう? それは結論から述べることです。 結論を言わずにだらだらと説明してしまうと聞き手は(うん?何が言いたいんだろう?)となってしまいます。 なので結論から先に述べ後からその理由を修飾していく方法が分かりやすく聞き手のストレスを軽減することができます。 これはPREP法と呼ばれる論法で体系化されています。 Point :要点(結論・主張)Reason :理由(結論にいたった理由・そう主張する…
本日のテーマはトヨタマネー恐るべしです。 愛知県のある補助金についてです。 助成金は全国で共通ですが補助金は各都道府県で独自のものがあります。 今回紹介するのは愛知県の「中小企業男性育児休業取得促進奨励金」 https://famifure.pref.aichi.jp/ikumen/bounty/ なんとこちら男性従業員が14日以上28日未満の育児休業を取得した場合に50万円28日以上取得すれば100万円の奨励金を支給するというもの 支給要件もそこまで厳しくないので両立支援等助成金も真っ青の破格の支給額となっています。 厳しいことを言うと少子化対策に関しては国がほぼ何もしていないと言っても過言…
本日のテーマはモデルケースがレアケースになっとるやんけです。 女性の社会進出が叫ばれてから久しいですが、今や専業主婦の割合は30%ほどで妻が64歳以下の世帯に絞ると23%くらいになります。 今や共働きは当たり前お互いに仕事してお互いに家事、育児するのが当たり前の社会 ですが・・・厚労省が毎年発表している標準的な年金の支給額のモデル世帯はなんと・・・ 専業主婦です。しかも40年間。。。 夫が40年サラリーマンをして妻が40年専業主婦をした家庭をモデル世帯としています。 現在、専業主婦でもさすがにこのご時世必ずどこかで就業してるでしょう そうなってくるとこのモデル世帯かなりのレアケース世帯です。 …
本日のテーマはここが辛いよ!通勤担当者です。 サラリーマンだったら当然のようにもらっている手当「通勤手当」ですがもらえるのが当たり前ではありません。 労働基準法に通勤手当を支給しなければならないという条文はありません。 人事をやっているとこんなクレームをもらうことがあります。「なんでこのルートで通勤手当でないですか」 そもそも通勤手当を支給することは義務ではありません。 なので、どのような支給の仕方にするか会社が決めることができます。 1律1,000円でもいいですし半年分の定期代の実費精算でもいいですし究極なしでもいいです。 実際には合理的で経済的なルートで支給すると定めることが多く、この曖昧…
本日のテーマは副業社労士のメリット3です。 ではなぜ事業所得で申告したほうがお得なのか?それは事業所得には青色申告特別控除が存在するからです。 青色申告には65万、55万、10万の3段階あります。随分幅がありますが・・・ではどのような要件になっているか まず55万の要件は複式簿記による帳簿(貸借対照表とか損益計算書とか)をつけることでこれをクリアできれば55万円の控除を受けれます。 さらに、これを電子(e-Tax)で確定申告できれば65万円の控除を受けれます※細かい部分ははしょってますがだいたいこんな感じ そしてこの要件を満たせなければ10万の控除になります。 帳簿なんかつけれないよと始めは思…
本日のテーマは副業社労士のメリット2です。 副業で稼いだ分には社会保険料はかからないと前回紹介しましたが今回は税制面でのメリットです。 給与所得とは違い副業で稼いだお金は雑所得か事業所得に分類されます。 メリットは何といっても必要経費を差し引ける点でしょう給与所得では給与所得控除といってサラリーマンの必要経費が国に勝手に決められています。(これぐらいの所得だったらこれぐらいの必要経費だよね的な) 一方、副業における所得は売り上げから本当の必要経費を差し引くことができます。自宅で仕事をしている場合は、家賃や光熱費の一部を必要経費として計上することが可能です。 サラリーマンにとって家賃を必要経費と…
本日のテーマは生存権について考えてみる4です。 説明してきた通り生存権は最低限度の生活を保障している権利です。 この最低限度の生活をあらかじめ国民全員に一定額給付しちゃおうというのがベーシックインカムです。 国民全員に同じ金額をあげているので年金のような不公平感がなくなり非常に分かりやすいです。 ただ導入までには高すぎるハードルがあります。 まず、既存の社会保障制度との調整が必要です。 現状の社会保障(年金とか生活保護とか)をどうするのか?とか今まで払ってきた年金の保険料はどうなる?とか そして、労働意欲の減退あんまりお金をあげてしまうと誰も働かず納税する人がいなくなってしまいます。 導入する…
本日のテーマは生存権について考えてみる3です。 今回は社会保障の観点から生存権を考えてみます。 社会保障のなかでセーフティネットと言えば生活保護が一番はじめに連想されますが 国民年金も老後の生活のセーフティネットの役割も果たしています。 国民年金はざっくり解説すると20歳から60歳まで40年間保険料を納め65歳から受給する年金の1階建て部分になります。 40年間満額の保険料を納めてもらう金額は月7万いかないくらい 保険料を納めることなくもらう生活保護 不公平感は拭えないですね これおかしくね?となるのは当然です。 まあ生活保護をもらうためには色んな要件をクリアしないといけないですが・・・ 年金…
本日のテーマは生存権について考えてみる2です。 そんな最低限度の生活を保障してくれている生存権ですが最近話題の103万の壁を題材に考えてみます。 そもそも103万の壁とは基礎控除の48万円と給与所得控除の55万円を足した数字です。サラリーマンの場合これ以下の収入の場合、所得税はかかりません給与所得控除とはサラリーマンの必要経費のこと では基礎控除とは何かそれは生きていくうえで最低限必要な部分には税金かけちゃいけないよねってものでその金額が48万円です。 ん?じゃあ48万って低くないか?そうなんです。 この数字実は1995年から変わってないんです。実は時代に合わせて変えていかなければいけないんで…
本日のテーマは生存権について考えてみるです。 生存権とは日本国憲法第25条に規定されている国民の権利です 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 つまり、日本人である以上最低限の生活は国が保障してくれているということ。 これは社会保険、社会保障の土台となっている概念です。 この生存権があるからこそ生活保護というセーフティネットが存在し、年金も一部セーフティネットの役割を果たしています。 では、この生存権は過不足なく完璧に機能しているのでしょうか? 答えはお世辞にもイエスとは言えないと思います。 なぜかいくつかの制度を見ても矛盾と逆転現象が起きているからです。 昨今話…
本日のテーマは社労士試験まで残り100日切ったらしいです。 2025年度の社労士試験の試験日は8月24日(日)なので残り100日切りました。 残り100日というとまだ結構ありそうですが週にすると残り14週ちょっと焦りますね・・・ 計画通りに勉強が進んでない人はここらへんで計画の見直しをしてもいいかもしれません。 例えばいつまでもインプットが終わらないからといってそこに固執してしまっては元も子もないです。 腹落ちしていない論点もきっぱりと割り切ってアウトプットをスタートさせるのも合格するための戦略です。 試験の特性上高得点を狙うよりも足切りに引っかからない勉強をする人が合格できる試験です。 当初…
本日のテーマは労働とは価値を提供することです。 昨今の人手不足により人材の確保と定着が企業の大きな課題となっています。 そこで企業側は様々な福利厚生を打ち出し採用活動でのアピールとして使います。 企業側が働きやすい環境を提供しようと努力することは素晴らしいことだと思います。 がしかし・・・ 勘違いしてはいけないのは労働者は何か価値を提供してその対価として給料をもらっているということです。 あくまで福利厚生はその会社のオプションであり働くことの本質ではありません。 会社選びの基準に福利厚生を1番に挙げる人は正直、なんかずれてるなと感じます。 労働する側が会社側にサービスを要求しはじめたらもうなん…
本日のテーマは国民年金第3号は本当は2号だった!?です。 大学の社会保険の講義で教授が言ってた話をふと思い出したので書きたいと思います。 国民年金の種別ですが1号その他、2号サラリーマン、3号サラリーマンに扶養されている配偶者となっておりますがこの順番に疑問を持ったことはないでしょうか?なんで1号がその他なんだろう? 実はこの順番になったのにはある逸話があるらしいです。 実は国民年金の種別を決める時本当は1号サラリーマン、2号サラリーマンに扶養されている配偶者3号その他の順番だったそう しかし 正妻なのに2号なのはおかしいじゃないか!という意見があり(2号には愛人という意味があります) じゃあ…
本日のテーマは従業員は人事のクライアント2です。 先日、従業員はクライアントと言いましたがだからといってどんなわがままでも受け入れるというわけではありません。 ようやく、カスタマーハラスメント(通称カスハラ)という言葉が認知されてきましたが 昔から日本では「お客様は神様です」というおもてなしの精神が根付いていますがようやくそれっておかしくね?という雰囲気になってきました。 店側が掲げる理念であって客側が押し付けるものではありません。 飲食店でアルバイトしたことある方なら誰でも理不尽な思いをしたことがあると思いますがいちいち社員に報告したりするのはまれだと思います。 でも、これからは声を上げても…
本日のテーマは従業員は人事のクライアントです。 新卒のころからずっと人事畑で働いていますが一貫して意識していることがあります。それは従業員はクライアントだという意識を持つことです。 バックオフィスの仕事は直接的に利益を生み出す仕事ではありません。実際にカネを生み出しているのは現場の人間です。 もちろんバックオフィスがいなければ組織は成り立ちませんが毎月もらっている給料は現場の人間が稼いできたカネです。 なので現場の人間を支えるために仕事をするのだという意識をもって働いてきました。 これは、社労士の仕事にも共通しています。社労士のクライアントは中小企業の社長です。 対象が自社の従業員から社長に変…
本日のテーマはオンライン申請の可能性です。 いつだかe-Gov使いづらいとディスリまくりましたが今日はオンライン申請は可能性に満ちているなと感じました。 現在、ほぼすべての手続き申請をオンラインで申請していますがふと、「これ、一昔前まで手書きで書いて直接役所まで提出に行ってたんだよな・・・」と思いました。 これ全部手書きでかつハローワークや労基署に足を運ぶとなると控えにいってぞっとします。 先代の先生方には感服致します。 そして、これってものすごく可能性に満ちてるなと感じました。 日本全国どこにいても手続きできるということは全国どこでも顧問契約することが可能ということです。 北海道から沖縄まで…
本日のテーマは狩猟と農耕2です。 前回、社労士の仕事は狩猟タイプと農耕タイプに分けられると書きましたが、社労士のいいところは狩猟から農耕、農耕から狩猟と仕事をつなげていけることです。 具体的にどういうことかというと農耕タイプの業務である給与計算ですが「従業員が育休に入るので手続きお願いします」などの相談を必ず受けることになります。 そんな時に提案できるのが助成金になります。(このパターンで提案するのは両立支援等助成金) それ以外にも 何か設備投資する場合は業務改善助成金 職員研修で外部の研修機関を使う場合は人材開発支援助成金 有期契約の労働者を正社員化するときはキャリアップ助成金 こんな感じで…
本日のテーマは足場設置届(マニアックな申請)です。 労働安全衛生法で10メートル以上の足場を設置する工事では足場設置の届出を管轄の労基署に提出することが義務付けられています。 実はこの届け出社労士が提出代行できます。 工事系の届出は行政書士の守備範囲というイメージがありますが足場設置は社労士が提出できるのです。 安衛法に定められている届け出なので社労士が提出代行できるのでしょう。 実際に提出する書類ですが機械等設置届(様式第20号)工程表諸々の図面足場の素材に関する書類などです 図面の内容そのものは分からないので労基署から質問されても、聞かれても答えることはできず実際に図面を書いた人に答えても…
本日のテーマは意外と知らない私学共済7です。 レターとブックを配るのが大変だって話の続きです。 過去回はこちらからrouichinokabe.hatenablog.com/entry/2025/05/02/222518 そんな感じで各月で届く恐怖の「レター」をどうやって加入者全員に配っていたかというと 「レター○〇号が人事課に届いております。恐れ入りますが、代表者の方人事課まで取りに来てください。なお、この手紙が引換券となりますのでこちらもお持ちください」 みたいな手紙を全部署に配って手紙と引き換えにその部署人数分のレターを代表者に渡していました。 では、どうやって部署の人数を把握したかという…
本日のテーマは意外と知らない私学共済6です。 ここまで私学共済のすごさを語ってきましたが事務担当者として大変だったことを語ります。 過去回はこちらからrouichinokabe.hatenablog.com/entry/2025/05/02/222518 福利厚生のすごさはさんざん紹介してきましたがそのすごさが仇になった話です。 私学共済の福利厚生は手厚いですがその手厚い福利厚生を紹介するための「レター」と「ブック」という私学共済オリジナルの冊子がありました。こんな感じです↓ この「レター」と「ブック」「レター」の方は私学共済からのお知らせとかコラムがのっており「ブック」の方は給付制度の説明や…
本日のテーマは意外と知らない私学共済5です。 私学共済のえぐさですが今日は積立貯金についてです。 私学共済の福利厚生で毎月、給与天引きで積み立て貯金をすることができるのですがその利率がえぐいのです。 なんと半年の複利で0.35%です。数字だけ見るとあんまりピンときませんがメガバンクの利率が1年複利で0.01%なので文字通りの桁違いです。 銀行に預けるよりはるかに金利がいいので限界までこの積立貯金を活用している職員もチラホラいました。 活用しすぎて積立金額が基本給を超えている人もいたのでそれはさすがに怒られてました・・・ 私の上司が家を買うときにこの積み立て貯金からお金をおろしてノーローンで家を…
本日のテーマは意外と知らない私学共済4です。 前回年金の3階建て部分についてお話ししましたが今日は健康保険についてです。 豆知識ですが私学共済では健康保険のことは短期給付、年金のことを長期給付と呼んでいます。 今回は短期給付についてです。 通常、組合けんぽには、協会けんぽにない付加給付と呼ばれるプラスアルファの給付があります。 そして私学共済にもその付加給付が存在します。 通常、高額療養費制度では一部負担額が限度額をオーバーしたらオーバーした分が高額療養費として後日還付されますが 私学共済ではそれ以外にも給付があり自己負担額が25,000円を超えた場合25,000円を超えた部分が支給されます(…
本日のテーマは意外と知らない私学共済です。 国民年金は学生や自営業者などは第1号サラリーマンや公務員は第2号第2号に扶養されている配偶者は第3号とカテゴライズされています。 そして、この国民年金の第2号被保険者つまり厚生年金の被保険者となるわけですがこの厚生年金はさらに4つの区分に分けられています。 これ図で見た方が分かりやすいのでこちらをご覧ください。 第1号はサラリーマン第2号は国家公務員第3号は地方公務員 そして、私学共済は厚生年金保険の第4号に該当します。 つまり私学共済は国民年金第2号で厚生年金の第4号被保険者となるわけです 言うならば、会社員でもない公務員でもないレアキャラなのです…
本日のテーマはすごいぞ関東IT健保3です。 関東IT健保のすごさについて伝えてきましたが、では、具体的にどんな福利厚生があるのか ディズニーランドに安く行けたりゴルフ大会があったりしますがそれは序の口です。 関東IT健保の福利厚生のすごさは保養施設がえぐさです。 詳しくは下記を参照ください https://www.its-kenpo.or.jp/shisetsu/ 温泉旅館が一般料金の半額くらいになってます。 だがしかし、予約は基本的に取れません。指定の申込期間に申し込んで抽選です。 付属施設に鮨一新というお寿司屋さんがあるのですがどうしても行きたかったのですが退職するまでのいくことが出来ず・…
本日のテーマはすごいぞ関東IT健保2です。 前回、関東IT健保が好決算だと伝えましたが、それはなぜか? その理由は加入条件にあります。加入条件の1部を紹介します。 ★著しい低報酬月額の被保険者 (※) がいないこと(※)標準報酬月額 118千円(8等級)以下の被保険者。 ★被保険者の平均年齢が当組合の平均を著しく上回らないこと 他にもいろいろな条件がありますが(扶養率とか決算とか) 肝はこの2つだと思っています。 著しく低報酬月額の人がいないということは極端に収入の低い人がいないため徴収する保険料が高くなり収入が増えます。 平均年齢が低いということは若い人が多いつまり、病気やケガで病院に行く頻…
本日のテーマはすごいぞ関東IT健保です。 健康保険組合は8割が赤字らしいですがその世知辛い令和の世でもひと際すさまじい好決算をたたきだしている組合があります。 その名も関東ITソフトウェア健康保険組合です。(通称ITSですがITSだとなんの組織か分からないと思うので関東IT健保と呼称しています。) 関東IT健保とはどんな組合かというと以下ホームページから抜粋 関東ITソフトウェア健康保険組合(以下「当組合」という。)は、一般社団法人ソフトウェア協会を母体として、昭和61年4月に設立し、全国健康保険協会に代わり健康保険に関する業務全般を行っています。設立から今日までの間、ソフトウェア産業の飛躍的…
本日のテーマは退職日と資格喪失日です。 従業員が退職するとき保険証を返却して資格喪失の手続きをとりますが 社保手続きをやり始めたばかりだとこの退職日と資格喪失日を混同しがちです。 なので3月31日退職であれば資格喪失日は4月1日になります。 これは保険証がいつまで使えるのかを想像すれば分かりやすいです。 資格喪失日は保険証が使えなくなる日とイメージすると分かりやすいです 退職日に病院行って退職日当日だからといって全額自己負担にはなりません 死亡日なんか分かりやすいです仮に死亡日を資格喪失日にしてしまうと 例えばその日の午前中に病院にいって受付で「あなたは今日の午後死亡する予定なのでこの保険証は…
本日のテーマは健全な精神は健全な肉体に宿るです。 試験対策に関してテクニカルなことやメンタル的な部分に目が行きがちですが、一番大事なことは試験当日にちゃんと受験会場までたどり着くことです。 難関国家資格の一番シビアなところは難易度もさることながら、年に1回しかチャンスがないというところだと思っています。 大学受験なんかもそうですが模試でどれだけいい結果を出そうが本試験、体調不良で受けられなければ不合格 そして万全の体調でなければ100%のパフォーマンスは発揮できません。なので日ごろの体調管理がモノをいいます。 本試験の日時に合わせて早めのうちに朝方の生活に切り替えるとか日常的に散歩やストレッチ…
本日のテーマはゴールデンウィークは強化合宿です。 ゴールデンウィークが近づいてきましたていうかもう入っているのか? 受験生にとってこのゴールデンウィークをどう過ごすかが合否を分けるカギだと私は思っております。 私は受験生時代にこのゴールデンウィークは強化合宿と位置づけ、勉強しかしないと決めました。 そして実際に実行しました。 ざっくりゴールデンウィーク前をインプット重視期ゴールデンウィークからアウトプット期直前期はテキスト読みとスケジュールを頭の中でイメージしていたのでゴールデンウィークから過去問を解き始めました。 たしか中日に有休をあてて10連休ぐらいにしたと思いますが 労基から厚年までフォ…
本日のテーマはバックスキームに気をつけてです。 人材開発支援助成金について話題ですが 人開金のバックスキームは不正受給になってしまい5年助成金の申請ができなくなってしまいます。 では、そもそもバックスキームとは何か? 例えば研修費が100万円経費助成が45万円賃金助成が25万だった場合受給する助成金は70万円ですが(金額は適当です) この研修費の100万円のうち30万円はバックします。助成金と合わせて研修費100万円が実質無料になりますよ!みたいなスキームです。 いわゆるキックバックですね。 これ結局、研修費は70万円なんで本来受給する助成金よりも多く受給することになりその差額が不正受給になる…
本日のテーマは雇用保険の資格取得についてです。 法律上の雇用保険の資格取得の期限は翌月の10日までです。 随分のんびりした締め切りですね(翌月の10日過ぎても受け付けてくれます) それに対して資格喪失は被保険者でなくなった日の翌日から10日以内となっています。 早い! これは失業等給付が関係しています。失業してから転職先が決まっていない人はハローワークに基本手当を受給するために手続きに行きます。 この手続きに離職票が必要です。 退職した会社が資格喪失手続きを行わずに放置してしまうといつまでたっても離職票が本人のもとに渡らず、基本手当を申請することができず、生活することが困難になってしまうかもし…
本日のテーマは日本人は不安を感じやすいです。 社労士になるまでのエピソードは下記をご覧くださいhttps://rouichinokabe.hatenablog.com/entry/2025/01/13/191521 前回、社労士試験の自己採点後にマークミスしてないよな?と合格発表までの2ヵ月間不安に苛まれた話を書きましたが そもそも日本人は不安を感じやすいらしいです。 不安感を抑制するホルモンは「セロトニン」なんですが日本人はこの先天的に「セロトニン」が不足しやすい人種らしいのです。 諸説あるのですが古来から自然災害が多い地域だったためにそのような災厄を乗り越えてきたことが遺伝子に刷り込まれて…
本日のテーマはマークミスに怯えた2ヵ月です。 社労士になるまでのエピソードは下記をご覧くださいhttps://rouichinokabe.hatenablog.com/entry/2025/01/13/191521 一度目のチャレンジで社労士試験に合格した私ですが 自己採点の結果はまさかの合格ライン えっマジか!と思いました。 よっしゃといきたいところでしたが合格通知がとどいたわけではありません。 次に頭をよぎったのは、俺合格したぜーと周りに言いふらすことではなくマークミスしてないよな?と自問自答することでした。 自分の解答は問題用紙にすべて記入しましたが途端に不安になり 思い返せば令和3年度…
本日のテーマは逃げるは恥だが役に立つです。 同期を救った話の総括になります 社労士になるまでのエピソードは下記をご覧くださいhttps://rouichinokabe.hatenablog.com/entry/2025/01/13/191521 退職代行を使おうとしていた同期を正攻法で退職させることに成功したわけですが(本当に正攻法か?) この同期は私のことを頼ることで今の職場から「逃げる」ことができましたが 世の中には逃げるという選択肢をそもそも持っていない人がいます。 2015年には東大を卒業して大手広告代理店に入社した方が自殺して社会問題になりました。 逃げるという行為は決して褒められた…
本日のテーマは同期を救った話です。 私が新卒で大学病院の人事部で働いていたことはお話しましたが、その時の同期を救った話です。 社労士になるまでのエピソードは下記をご覧くださいhttps://rouichinokabe.hatenablog.com/entry/2025/01/13/191521 大学病院を退職し、IT中小に転職して勤務社労士登録してから2年が過ぎたころ 大学病院時代の同期から連絡がきました。その内容は 仕事が辛すぎて辞めたいもう限界だから退職代行使うという内容でした。 ああ、これかなり追い込まれてるなと思ったので電話して詳しく話を聞くことにしました。 泣きながら事情を話してくれ…
本日のテーマは社労士試験の合格率についてです。 前回、社労士試験は受験率が80%なので合格率の母数を受験者数ではなく申込者数にしたら合格率は何%になるのかを検証しました。 しかし、社労士試験は準備不足のまま受験する人が多いことが合格率の低さの要因のひとつになっています。 そこで、試験範囲を全部終えた受験生のなかでの合格率はどのぐらいになるのか検証してみます。 実際、試験範囲を1周した人を3割としましょう。※労一、社一、白書統計、法改正全部含めて(統計データがないので肌感覚です) 仮にこれをガチ勢とします。 昨年令和6年第56回試験を参考にしてみます。 受験者数 43,174人ガチ勢 12,95…
本日のテーマは社労士試験の合格率についてです。 実は社労士試験の受験率は毎年80%くらい申し込んではいるけれど2割くらいの人たちは受験会場に来ていません。 合格率は6%くらいですがこちら母数を申込数ではなく受験者数で計算しています。 ということはもしこの2割の人が受験会場に来ていたら合格率は一体何%になるのか? 計算してみました昨年令和6年第56回試験を参考にしてみます。 申込者数 53,707人受験者数 43,174人合格者数 2,974人 2,974÷53,707×100=約5.5%となりました。実際の合格率は6.9%だったので1.4%もダウンしました。 ちなみに2.6%ショックの年、平成…
2025年の社会保険労務士試験の申込みが開始されました!試験概要を書いてみましたが、書いているだけで緊張してきました。試験まで残り129日なので全力を尽くせるよう頑張ります!
本日のテーマは社労士試験申し込みについてです。 社労士試験を受験するためには下記のような受験資格を満たさなければいけません。 大きく分けると3つ学歴、実務経験、試験合格による受験資格 学歴は大卒とか短大卒とかです。実務経験は協会けんぽとか労働組合とかです。 この2つは分かりやすいですが今回、気になったのは「試験合格による受験資格」 一体どんな資格が受験資格として認められているのだろうと思ってみていましたが 弁理士、税理士なんかもちろん含まれていましたが意外なものもチラホラありました。 そのなかでも目を引いたのは「特級ボイラー技士」 社労士となんの関係があんねん!と気になって特級ボイラー技士につ…
本日のテーマは社労士試験申し込みについてです。 本日4月14日から令和7年度の社労士試験の申込が始まりました。 今年の試験日は8月24日(日)です。例年、8月4週目の日曜日なんで分かってはいましたが最終週の日曜日じゃないとなんか損した気持ちになりますね。 この案内を見ると色々思い出してきますね 顔写真とったなぁとか受験資格はたしか卒業証書のコピーだったなとか あと地方の人って大変そうですね自宅からかなり遠い場所で受験する人もいるそうで前日から宿とったりして近くのビジネスホテルなんかは埋まっちゃうみたいなんで要注意です。 5月31日までですがぼーとしているとあっという間に期限が迫ってくるのでお早…
本日のテーマは健康診断についてです。 大学病院で働いていたころは超激務だったので自分の健康をガン無視して働いていました。 それでも4年目くらいまでは特に問題ありませんでした。(健康診断の結果はBかCだったと思います) 仕事が年々増えていきストレスもあったのかエナジードリンクを毎日3本朝昼食べず、夕飯はコンビニ弁当とカップラーメンというぶっ飛んだ食生活を送っていました。 そして5年目の健康診断結果は要治療のFでした。 肝臓の数値がバグってました。(γGPCとかいう数字が大変なことになってました) 調べてみると肝臓が日々の食生活のせいでフォワグラ状態だったみたいです。 体重は一番痩せていたころと比…