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2026年の春、社名変更・リブランドラッシュがありました。 第一生命ホールディングス→第一ライフグループ、マルハニチロ→Umios、日本ガイシ→NGK、そして少し前のロッテリア→ゼッテリア。 新ブランド、心機一転。いいことのように思えます。でも社名変更って、裏を返せば、これまで積み上げた信用を手放して、誰も知らない名前でイチから出直すことでもあるんですよね。 同じ「社名変更」でも、狙いも戦略もバラバラ。ネームチェンジャーの視点で分析したら、「4つの型」に分類できました。 ちなみにNGK(旧・日本ガイシ)は、僕が最初に勤めた特許事務所のメインクライアント。だからこの会社の社名変更
「断捨離」が登録商標だって知ってました?知らずに使うと危ない商標の話
「断捨離しなきゃ〜!」 日常会話でごく普通に使うこの言葉、実は登録商標だってご存知でしたか? 「えっ、そうなの!?」と思った方、ちょっと立ち止まってください。知らずに使い続けていると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるんです。 ■ 「断捨離」はやましたひでこさんの登録商標 「断捨離」は、やましたひでこさんが提唱した片付けの概念。2009年の著書が大ヒットし、2010年の流行語大賞も受賞しました。 そして、やましたさんはこの言葉を、第3類(せっけん)から第45類(占い)まで、かなり広範囲な区分で商標登録しています。日用品・飲食物・美容・金融…と、ほぼあらゆるジャンルを押さ
「ChatGPTに考えてもらった名前、商標登録できますか?」。最近、よく聞かれるんです、これ。
最近、お客様からこういう質問が増えました。 「ChatGPTにネーミングを考えてもらったんです。これ、商標登録できますか?」 結論から言うと、AIで考えた名前だからといって、審査で拒絶されるわけではないです。商標法は「誰が考えた名前か」を問題にしていませんから。 ただ、AIで考えた名前をそのまま商標登録に持ち込むのは、正直、あまりおすすめしません。 僕自身、原稿を書く時はClaudeの助けを借りていますし、アイキャッチ画像もNotebookLMに作ってもらっています。「アンチAI」の人ではありません(笑) なので、「AIに頼るな」みたいな精神論を語るつもりはないです。AIは
以前、150日間、SNSに毎日投稿した話を書きました。 昨年12月1日から今年4月30日まで、FacebookとLinkedInとnoteの 3媒体に毎日投稿を続けたんですよね。150日連続。 正直に言うと、効果はあまり感じられませんでした。 投稿しても反応が鈍い。ビジネスにも繋がらない。砂に水をまいているような徒労感だけが残りました。 なぜそうなってしまったのか? 色々検討した結果、今のSNSには構造的な欠陥があるんだ、ということがわかりました。 アルゴリズムの壁。 フォロワー全員に投稿が届いていない 広告ばっかり 広告主の投稿ばかりが優先され、自分の投稿
「自分のブランドを育てる」なら、SNSだけに頼ってはいけない理由
X、Instagram、YouTube、Threads…。これらのSNSを、会社のことを知ってもらう、ファンを増やす、商品やサービスの販売につなげるなど、販促活動やブランド力の向上に使っている企業さんも多いと思います。 ただ、最近、以前と比べて反応が悪いなぁと思いませんか?
「うちはB2Bだから、エモいネーミングなんて要らないよ」。ホントにそうですか?
製造業や法人向けサービスの方から、本当によく聞くセリフです。 「ネーミングはB2C(個人向け商品)がやるものだ」 と。 でもね、B2Bにこそネーミングは効くんです。 理由は、B2B商品・B2Bサービスの「買い方」にあります。 個人がその場の気分で買うB2C商品と違って、B2Bの購買は組織的で長期間に及ぶ。担当者が見つけ、上司に説明し、稟議を通し、決裁が下りるまで何週間〜何ヶ月。 この長い検討プロセスの間、商品やサービスの名前は社内で何度も呼ばれるわけです。覚えにくい名前は、その時点で候補から脱落しがち。 逆に「機能が一発で伝わって覚えやすい名前」は、検討プロセスの中でじわ
「商標登録の経験はありますか?」に半数が手を挙げた。でも次の質問で、みんな下を向いた。
先日、近畿経済産業局のアトツギ経営者向けセミナーでの一コマです。 「商標登録の経験はありますか?」と聞くと、半数以上が元気よく手を挙げてくれる。ところが、「その商標登録で、どんな事業上のメリットがありましたか?」と聞いた途端、会場はシーン……。みんな俯いて、僕と目を合わせないようにするんです(笑) 「とりあえず登録して、何となく安心している」。これが多くの中小企業の実態です。でも、商標は登録した後の「攻めの活用」をしてこそ価値を生む。登録はゴールじゃなくて、スタートなんです。 商標を「取って終わり」にしないための考え方を、記事にまとめました。特許は砂時計、商標は樹木——なぜ商標は
商標登録は「ゴール」ではなく「スタート」。取って終わりにしないための考え方
商標登録証をSNSにアップして、フォロワーさんから「いいね」をもらう。「すごいですね!」と言われて、満足感にひたる。 でも、そこに留まっていては、商標の本来の価値は1ミリも発揮されません。今回は、商標登録を「取って終わり」にしないための考え方をお伝えします。
「ブランディング」って、なんであんなに胡散臭いんでしょうね?
弁理士として、ネーミングやブランディングを仕事にしている僕が言うのもなんですが——「ブランディング」という言葉、胡散臭くないですか? 僕がよくセミナーで出すたとえがあります。 水着姿のおねえさんが、ビーチサイドのパラソルの下で、おしゃれなカクテル片手に「今、ドバイの5つ星ホテルに来てまーす❤」とやっているやつ。いかにも「インスタで稼いでセレブになりました」と言わんばかりの。 ああいうのを「セルフブランディング」と呼ばれたら、そりゃぁ胡散臭さの極みですよね(笑) でも、はっきり言っておきます。ああいうのは、真のブランディングではありません。 本来のブランディングは、もっと地味で
あなたのネーミング、「青の洞窟症候群」にかかっていませんか?
ネーミングビギナーがかかりやすい病気があります。私はこれを「青の洞窟症候群」と呼んでいます。 米粉のパスタを開発した相談者さんのコンサルをしている時に命名しました(笑) その相談者さんが持ってきた、米粉パスタのネーミング案がこちらです。 「稲穂のしらべ」 「和風雅(わふうが)」 「緑の回廊(こりどーる)」 一見、シャレた感じがする。 でも、「緑の回廊(こりどーる)」って、何かに似ていませんか? そう。パスタブランドの「青の洞窟」です。知らず知らずのうちに、大企業の有名ブランドに引っ張られてしまっているんですね。カッコよく決めようとして、却って二番煎じになっ
やってはいけないネーミング。3つの失敗パターンを知って、良い名前を作ろう!
良いネーミングを作るコツ。それは、失敗パターンを知ること。失敗パターンを知ってそれを避けることの方が、実は近道だったりします。ネーミングの相談を受けていると、共通の失敗パターンがあります。今回は、ありがちな3つの失敗パターンを事例とともに紹
「シン・エヴァンゲリオン」に学ぶ、一つの言葉に複数の意味を込めるネーミング術
庵野監督は、ネーミングの天才だと思っています。 「シン・エヴァンゲリオン」。これを「新・エヴァンゲリオン」と書いてしまったら、「エヴァンゲリオンの新作」というだけの、極めて凡庸なタイトルです。 「シン」とカタカナにするだけで、「新」「神」「真」…。見る人が勝手に解釈を広げ、想像力を掻き立てられるんですよね。 エヴァンゲリオンのテレビ版・第24話のタイトルは「最後のシ者」。 「使者」、「死者」、そしてこの回のメインキャスト・渚カヲルの「渚」。これはセンスありすぎです。 漢字(表意文字)をカタカナ(表音文字)に変えるだけで、ネーミングに奥行きが生まれる。複数の意味が生じるようにな
センスがないから、良い名前が作れない。その思い込みを今すぐ捨ててほしい。
自分はネーミングセンスがない… そう言う人に、毎回同じことを伝えます。 センスがないんじゃなくて、ネーミングの公式を知らないだけだよ、と。 ネーミングって、なんとなく「クリエイティブな人の仕事」だと思われてますよね。突然、ビビッと閃いて、天才的なネーミングが降ってくる、みたいな。 でも、それは完全に誤解なんですよ。 売れる名前には、再現性のある「理屈」があります。 たとえば「キュキュット」。食器用洗剤です。なぜこのネーミングが優れているのか?分析してみると、こんな感じです。 まず、「造語」であること。既存の言葉を使えば、検索しても自分の商品が出てこない可能性がある。造語
「商品さえ良ければ、名前なんてどうでもいい」 あるいは、「ネーミングはセンスのある人が考えるもの」「かっこいい名前、おしゃれな響きを考えることがネーミングだ」と思っていませんか? どちらも、もったいない誤解です。 今回は、多くの経営者・起業家が陥りがちな「ネーミングの誤解」を解きながら、売れる名前に共通する本質をお伝えします。
クリエイターやアーティスト、フリーランスの皆さん。 「自分の活動名(ペンネームや肩書き、愛称、ビジネスネーム)」を使えなくなるリスクについて考えたことはありますか? 名前をパクられる。先回りして取られた商標権を盾に、 名前の使用をやめろと言われる やめなければ、訴えると言われる いやなら、商標権を高額で買い取れ、と言われる そんなことをされたら、たまったもんじゃないですよね…。 先日、松田聖子さんがご自身の芸名を商標登録したというニュースがありました。あれだけ有名な芸能人であっても、自分で商標権を持っていないと、「自分がその名前を使えなくなる」リスクがある
【Yahoo!ニュース掲載】デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか?
先日、私が執筆した記事がシェアーズカフェ・オンラインに掲載され、Yahoo!ニュースにも転載されました。今回は、その記事の全文をこのサイトでも紹介します。 芸能人の芸名の商標登録、しかもデビューから45年を経過した時点での商標登録という、珍しい事例です。今になって商標登録した理由について、芸能人の芸名の特殊性を絡めて解説しています。
先日宣言した通り、本日4月30日をもって、150日間続けてきた毎日投稿を終了します。 昨年12月1日から始めて、5か月と1日。 始めた当初は5つのSNSで、ここ2か月は3つにしぼって続けてきました。 「3か月毎日投稿すれば景色が変わる」なんて聞きますよね。 でも、僕の場合は変化の兆しすら見えませんでした(苦笑) 投稿のクオリティが低かったのかもしれないし、発信のやり方に問題があったのかもしれない。 それでも、続けてきて、気づいたことはあります。 僕は開業当初(2015年)から「情報発信」を断続的に続けてきました。 ブログをやったり、noteに行ったり、SNSを触ってみたり…。
損害賠償1億6600万円。Zoom商標訴訟が教える、知財リスクの怖さ
ウェブ会議システムの米Zoom社が商標権侵害訴訟で敗訴し、東京地裁から約1億6600万円の賠償を命じられました。 この判決から、知財戦略を後回しにすることの経営リスクを考えてみます。 ■ ポイントは「有名になる前」が危ない、ということ この裁判は、日本の音響機器メーカー・ズーム社が米Zoom社に対し、ロゴの使用中止と損害賠償を求めたものです。 今でこそ誰もが知るZoomですが、コロナ禍で爆発的に普及する前は、それほど有名ではありませんでした。東京地裁は「認知度が低かった時期(2020年6月まで)」については商標権侵害が成立すると判断し、賠償を命じています。 「有名ブランドの名前
4月24日、最高裁が子ども用椅子「TRIPP TRAPP」に著作権を認めない判断を下しました。 ノルウェーの家具メーカー・ストッケ社が日本の家具メーカーを著作権侵害で訴えた裁判です。デザイン性の高さを理由に著作権を主張しましたが、最高裁はその上告を棄却しました。 この判決が示したのは、美術工芸品は著作権で、実用品は意匠権で保護する、という方向性です。 著作権って、実はお得じゃない? ものづくりをされている方から、こんな声を聞くことがあります。 「著作権って、出願も審査も要らないんでしょ。創作した瞬間に権利が生まれて、しかも著作者の死後70年まで有効。弁理士に払うお金もいらな
誰かがSNSで、崎陽軒の新商品「ギヨウザ」について投稿していた。 「シウマイ」と同様、「ギョウザ」ではなく「ギヨウザ」だ(笑) 崎陽軒といえば「シウマイ」。「シウマイ」と言えば崎陽軒。 「ギヨウザ」が入り込む余地はないはず。気になるので買ってみた。 ■崎陽軒の新商品「ギヨウザ」を実食! 崎陽軒の店頭。新発売の「ギヨウザ」! 「ギヨウザ」はポケットサイズの6個入り(350円)。試食するにはちょうどいい。 いつもは「横濱チャーハン」と、「ポケットシウマイ」を買うのだけど、今日は「横濱チャーハン」と「ギヨウザ」の組み合わせにしてみた。 「横濱チャーハン」と「ギヨウザ」 「シウマイ」のパッ
さいたまスーパーアリーナが「GMOアリーナさいたま」になります。 持ち主である埼玉県がGMOと6年総額28億円のネーミングライツ契約を結んだからです。 正直に言ってしまうと、このネーミング自体は良いネーミングでも、うまいネーミングでもありません。 「社名(GMO)+用途(アリーナ)+地名(さいたま)」。 用途や地名はタダの説明。特徴があるとしたら、社名の部分だけ。 極めてありきたりなネーミングです。面白くも何ともない。 でも、それでいいんです。 ネーミングライツを取得する最大のメリットは日常的にその名前が連呼されること。 テレビをはじめとするニュース・報道、SNS、日常会話
今日は埼玉県の三郷で特許の打ち合わせ。 神奈川県の藤沢から東京都、千葉県を経由して埼玉県の三郷まで。往復5時間! 3週間前の足立区竹の塚(往復4時間)を越える最長不倒距離、K点超えの長旅となりました。 自分は本当に田舎に引っ込んでしまったんだな…、ということを実感させられます(苦笑) でも、行った甲斐はありました! 良いコミュニケーションが取れ、特許の出願内容もほぼほぼ固まりましたから。あとは少しの手直しをして、出願するだけ。 「今までこういうものはなかったんですか?」と発明者の方に聞いてみると、「考える人がいないんです。言われたことをただやるだけの業界だから。」とのこと。
ネーミングに関する記事を物色していたら、神田昌典さんのネーミング論についての記事を見つけました。 神田昌典さん。日本を代表するマーケッター/セールスコピーライター。 もう何年も前になりますが、以前、神田さんのセミナーに参加しました。そのときは、4〜50分、言葉を書き出し続けるワークをやらされました。「言葉が出なくなったら、ペンの色を変えて!」なんて言われながら(笑) 記事には、神田さんのネーミングのこだわりについて書いてありました。「記憶にネバりつくこと」が大事なんですって。言い換えると、「受け手の記憶に残り、行動につながる名前」であること。逆に、「自らの思いを込めすぎる」のはダメ
特許権、意匠権、商標権。知的財産権を取得したことがある方から、最近こんな相談をよくいただく。 「権利を取ってみたけれど、どんなメリットがあるのか、実はわかっていない…」 「本当に事業に役に立っているんだろうか?」 知財に興味を持って行動に移せているのは、それだけで素晴らしいこと。 ただ、権利を取れれば、それでハッピーというわけではないんだよね。 特許証も登録証もただの紙切れだから(笑) 権利は事業に活かしてこそ意味がある。 特許事務所は大きく分けると2つのタイプがある。 「手続きや書類作成の代行」が得意な手続き型事務所、「権利設計から権利活用まで一緒に考えてくれる」コンサル型の事
祝・知財功労賞受賞!三島食品に学ぶ、活用前提の商標・ネーミング・ブランディング戦略
ふりかけでおなじみ、三島食品が令和8年度知財功労賞を受賞しました。 令和8年度 知的財産権制度活用優良企業等表彰 三島食品株式会社 受賞理由の一つとして、「良い商品をよい商標でファン獲得に活用する戦略を据え、商品戦略と知財戦略をセットで展開したこと」が挙げられています。 三島食品と言えば、赤ジソのふりかけ「ゆかり」が有名。 ただ、これだけに留まらなかった。 「ゆかり」に続いて、「かおり」「あかり」を発売し、「ふりかけ3姉妹」が完成。 その後も、「うめこ」「ひろし」「しげき」など、人名シリーズのふりかけを連発し、ファンを増やしています。 人の名前にすることで親しみが湧きやすい。口
最近、SNSやプレゼン資料で、AI作成のコンテンツを目にする機会が増えています。 AIは手軽に、綺麗にまとまった、分かりやすい資料を作ることができます。 作り手にとってはありがたい。 でも、その一方で、僕の周りからはこんな声も聞こえてきます。 「どれもテイストが似たり寄ったり」 「その人ならではの、ちょっとしたこだわりや、らしさが消えている」 「手を抜かれている気がする」 そんなことを考えていたとき、黄瀬 真理さんの投稿が目に留まりました。 僕なりに意訳すると、こんな内容でした。 創業以来、技術を磨き続けてきた社長の、「それしかやって参りませんでした」の一言。 AIに書かせ
昨日、同じ守成クラブに所属する弁理士の遠山先生とZoomでお話ししました。 他の先生が守成の中でどんな活動をしているのか探りを入れようと思ってね。 話をしているうちに、ふと話題に上がったのが、ヤマダが商標登録している「ローテク弁理士®」のこと。 「実はあの商標、僕も検討したことがあって。でももう取られていたから諦めたんです」 こういうとき、「あー、取っておいて良かった(ほっ)」って思いませんか? いやいや、これで安心してたらダメなのですよ。 ■商標権は「取った瞬間」が頂点じゃない 商標権は、その商標を実際に使うことで初めて価値が出てくる権利です。 使い続けることで、お客様の
「知的財産」は法務部・開発部だけのもの、と思っていませんか?
今日は東京都青梅市の企業様で、企業ブランディングに関するセミナーに登壇してきました。 昨年11月に初めてご依頼をいただき、好評につき第2回の開催となりました。 セミナータイトルは、「すべての部署で守る、会社の"見えない資産"」。 「見えない資産」とは、「知的財産」のこと。 知財は企業にとって財産的価値がある有益な情報。 発明やデザイン、ブランド、著作物、営業秘密…。 見えない財産だからこそ、見える財産(土地・建物・車・現金…)とは違う性質がある。取り扱いにも注意が必要。 それから、知財を上手く使えば企業の価値を上げることができる(ブランディング)。一方、知財の「しくじり
毎日投稿して手応えゼロ…異業種の専門家に言われた「衝撃の一言」
昨日、大きなイベント、企業様向け知財・ブランディングセミナーが無事終了。 スポーツをした後のような心地よい倦怠感に包まれているヤマダです。 今日はWebミーティングが2件。 仕事の打ち合わせではなく、専門家とお話をすることで自分の頭の中を整理する時間。 一人目のお相手は松井 拓未さん。 松井さんは先日、長年お勤めになっていたホテルをおやめになって、起業されたばかり。 事業内容は、ホテル・旅館を対象とした「GEO(Generative Engine Optimization:生成エンジン最適化)サポート」です。 松井さんはSNSやコミュニティでは交流があるんですけど、なかなかお話
明日は企業様のセミナーに登壇する。 前日の夜だというのに、どう伝えればいいか、未だに考えを巡らせている。 話す材料は概ねそろっているのに、この言い方では伝わらないのではないか?話す順番を入れ替えた方が伝わるのではないか?図解はもっと直感的に伝わるものの方がよいのではないか? 色々考えてしまって、なかなか手離すことができないでいる。スライドを、「あーでもない。こーでもない」と、こねくり回している。 …そもそも、なんでこんなに時間をかけてるんだろう、とは思う。 いくらこねくり回したところで、正解にたどり着くことはない。自分のこだわりなんて、セミナーを聞く人は気が付かないかもしれな
華々しいリネーム・リブランドの影にある「ネーミングの落とし穴」
「串カツ田中」→「ユニシア」 「ぺんてる」→「アストラム」 「マルハニチロ」→「Umios」 誰もが知る有名企業の社名変更。 みんながみんな、長年馴染んだ名前から小洒落た名前へ。 すっかり垢抜けてしまって、どこの誰だかわかりゃしない。 「いいえ 草に寝転ぶあなたが好きだったの♪」 思わず木綿のハンカチーフを歌いたくなるような、都会かぶれ感(笑) 事業内容が変わった。グローバル化に対応したい。 名前を変えてリスタートしたい。 そういう気持ちは、よくわかります。 でも、社名変更は大きな賭け。 外すと、会社に深刻なダメージを与えることになります。 例えば、横浜銀行と
大企業の仕事って、正直やりがいがなかった。 それに気づいたのが、独立のきっかけだったかもしれない。 独立前、無資格の頃も、勤務弁理士の頃も、仕事のほとんどは大企業相手だった。 でも、自分が役に立てているという感覚に乏しかった。 大企業にはお金がある。組織もしっかりしている。 知財部もあるし、社内弁理士もいたりする。 「僕、要らないわ」って(笑) 独立開業して中小企業や個人事業主の仕事が増えて、気づいたことがある。 中小企業は知財の知識は乏しいし、資金力もない。 でもだからこそ、僕が貢献できる余地がある。 僕のアドバイスで、その会社に「プラス」を作ってあげることができる。 こうい
「取った方がいい」とは言いません。でも、弁理士と話すとスッキリするかも。
今日も相談者がやってきた。知人の紹介で(感謝) 何某かのプロダクトを作っている方のようだ(すなわち、製造業の方)。 まだ実際にお話を聴いたわけではないけれど、自己申告によれば、こんな感じだ。 権利関係の知識はほとんどない 自分の商品ならどんな権利を持てばよいかを知りたい 権利を持たない場合のリスクとしてはどんなものがあるかを知りたい 権利取得の費用感がわからない 色々なアドバイスをもらうことはあった。でも手探り状態 知的財産(特許や商標)の必要性をうっすらと感じている。 でも、まだ強い切迫感はない。 そんな段階じゃないかな? 知財というものがど
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 最近の普段着は、 頭から足の先まで全身アウトドアブランドです。 ときどき、登山いかれるのですか?…
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 決算月の2~3か月前になると、 当期の利益が見えてくるので 節税及び会社の投資のために、特許出願…
「Webでよくない?」。でも、あえて4時間かけてリアル面談に行った3つの理由
今日は足立区竹ノ塚のお客様を訪問。 特許案件の打ち合わせをしてきました。 去年までは近所に住んでたから楽ちんだったんだけどね。 今は神奈川県の藤沢市在住。 片道で2時間。往復で4時間! のぞみなら、東京ー名古屋を余裕で往復できちゃうくらい時間がかかる。 今はWebミーティングのような便利な道具もある。 何で4時間もかけてお客さんのところに行くのよ? そう思う人もいるでしょう。 僕もWebミーティングをやらないわけじゃないです。 でも、ケースバイケースですね。 リアルでやった方がいいケースもある。 僕がリアル面談をした方がいいと考える3つのパターン 僕が時間をかけてもお客様の
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 1年くらい前に済ませた商標登録出願。 先日、その審査結果がとどきました。 拒絶理由の内容は形式的…
千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。 昨日から新年度が始まりました。 弁理士会の事務局からも、新年度に向けたアナウンスがどしどしやって…
ネームチェンジャーが本音でぶった切る、トレンド商品のネーミング
「商品名は短く、説明的にするな」 それが僕のいつもの主張です。でも、それと真逆のネーミングでヒットしている商品があるとしたら? 日本アクセスが「2026年春夏 新商品グランプリ」を発表しました。「食べるラー油」や「塩麴」を世に広めたことでも知られる、食品業界最大規模の発表会です。今回から「ネーミング賞」も新設されました。 気になった商品名を、独断と偏見で斬っていきます。 ■「俺が好きなうすーくて、ちーちゃいやつ。」(昭和産業) ネーミング賞受賞。 3分で焼ける、薄くて小さいホットケーキ用のミックス粉です。 長い。説明的。僕の主張と真逆(笑)。 「じっくりコトコト煮込んだス
お彼岸の帰り道、野性味あふれる猛牛に出会う。ハングリータイガーの「オリジナルハンバーグステーキ」!
先週はお彼岸でしたね。 ご先祖さん巡りをしたかったけど、この季節は期末繁忙でね…。 近場にある父のお墓にだけ、挨拶をしてきました。 この水鏡の下に父は眠っている 墓参りが終わった後は、母と妹と食事へ。 今年、御年88にもなる母が「肉を食べたい!」なんて言うもんだから、妹がご推薦の「ハングリータイガー」へ。 ハングリータイガー|店舗外観 このお店、名前は知っているけど、僕は初入店。 ファミレスをイメージしていたら、ちょっと違った。 カジュアルなステーキ店?ファミレスよりは価格帯も高め。 ハングリータイガー|店内風景 せっかくこういうお店に来たんだからステーキを食べたかった。 でも、こうい
「チョコモナカジャーンボ♪」。みんなが知ってるあのサウンドが商標登録されました!
今日もスイーツ弁理士のティーブレイク。 「チョコモナカジャーンボ♪」 誰でも知ってますよね? TVCMで流れる、あの軽快なサウンドロゴ。 2026年2月24日に商標登録されました! (商標登録第7019375号)。 先日、グリコがポッキーの形を商標登録しているという話をしました。 あれは、立体商標という「形の商標」でした。 今度は「音の商標」です。 商標はその会社や商品・サービスの代名詞。 それがついていることで、「あの会社の商品だ!」とわかってもらうためのシンボルです。 だから、そういう役割を果たすものであれば、商品名のような文字、ロゴマークのような図形でなくても商標になり
【街で見かけたネーミング】味の素の「あえて、」 ~説明しない勇気~
スマホをスクロールしていたら、美味しそうな広告が目に止まりました。 「あえて、」 味の素の冷凍弁当の宅配サービスです。 ちょっと見ただけだと、商品名とはわからない。 なんやこれ?キャッチコピーか? いや、これがブランド名か! まず、音と文字を観察してみましょう。 「あえて」は、3音4文字。発音しやすく覚えやすい。 ひらがな表記で、見た感じが柔らかい。 そこに、なくてもいいはずの読点「、」。 この読点が絶妙。 短い言葉なのに余韻がある。 読む人の視線をほんの少し留める効果がある。 「んっ?それで?」と聞き返したくなる。 こういうちょっとした違和感が見た人の興味に変わる。
レシピに著作権はない。だから勝手に使っていい?~リュウジさんのクックパッド批判と、AIに「参考にされた」弁理士の話~
料理研究家・リュウジさんのXの投稿がバズっています。 クックパッドの新機能酷すぎる InstagramやXなどクックパッドに載せてない料理家さんのレシピを簡単に取り込めて元投稿にアクセスしなくてもクックパッドアプリで完結出来るシステム こっちは必死で自己アカウントで頑張ってんすけど あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない pic.twitter.com/5LJ1n1wbsW — リュウジ@料理のおじさんバズレシピ (@ore825) March 21, 2026 クックパッドの新機能「レシピスクラップ」に対する批判です。 「レシピスクラップ」は、他のサイトやSNSに
「商標は守りのツールじゃないんです!」と熱く伝えつつ、懇親会のためだけに東京から新幹線に乗る人の話
本日、近畿経済産業局さんから嬉しいご連絡をいただきました。 昨年登壇させていただいた「アトツギを知財で次のステージへ!」という講座のコラムと動画がWEBに公開されたとのご報告。(リンクは最後に!) 少し前の話ですが、このセミナーのことを振り返ります。 僕のパートのテーマは、「商標権の活用〜ネーミング、ブランディングと知財〜」。 ほとんどの人は、「商標登録」=「他の人に真似されないようにするため」と考えています。どうしても守りのイメージが先に立つ。 でも、僕が伝えたかったのは、「攻めのツール」としての商標の活用。 誰かを排除するためではない。自分の会社の価値を高めるために商標を
僕が寄稿した記事がYahooニュースとシェアーズカフェ・オンラインに掲載されました! タイトルは「デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか?」です。 デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか? (山田龍也 弁理士)(シェアーズカフェ・オンライン) - Yahoo!ニュース 2026年1月27日、歌手の松田聖子さんが芸名「松田 聖子」と「Seiko Matsuda」の商標登録の手続きを完了させま news.yahoo.co.jp デビュー45周年の松田聖子はなぜ今「松田 聖子」を商標登録したのか
新ブランドの名前が炎上→発売延期!ネーミングする時に見落としがちな「あの視点」
2026年2月、カラーコンタクトレンズの新ブランド「Cunte(キュント)」が、発売直前に大炎上、発売延期になりました。 アイドルグループ『きゅるりんってしてみて』の人気メンバー・逃げ水あむをキャラクターに起用し、華々しいデビューを予定していたこのブランド。 ところが「あること」が原因でSNSが炎上し、発売延期・ブランド名変更に追い込まれてしまいました。 ■ ブランド名変更の理由は英語的にNGワードだったから 理由はよくありがちなやつで、英語圏では卑猥な意味になってしまうから。 (末尾の「e」を取ったらダメ!) 「こじつけじゃないの?」「そこまで騒ぐ必要ある?」という声も聞こ
JR東日本が新しいQR決済サービスを発表しました。 その名も「teppay(テッペイ)」。 このネーミング、ネーミングの設計としてかなりよくできています。解説します! 名前の由来は、おそらく「鉄(てつ)=鉄道」+「Pay(支払い)」。 「●●Pay」なんて、ありきたりじゃないか。 「PayPay」、「楽天ペイ」、「au PAY」、「メルペイ」、「LINE Pay」…。 いくらでもあるぞ!何が違うんだ!と思った方。 まぁまぁ落ち着いて聞いてくださいな。 ■「teppay(テッペイ)」というネーミングのよい点 ①説明臭さがない 一言で言うと、名前だけで独自の世界観を表現してい
ホントにあった怖い話。 何の気なしに使ったあの言葉。 実は他人の登録商標だった。 「フリー素材」じゃないんだ。 自分の頭でひねり出した言葉でも。 誰かが権利を持っているかもしれない。 商標権は早い者勝ち。 先に登録している人がいれば、その言葉はその人のもの。 自分で考えた言葉だから大丈夫。 今まで問題なかったから大丈夫。 商品名でも会社名でもないから大丈夫。 そう思っていた。 でも、大丈夫じゃなかった。 キャッチフレーズだって商標として扱われることがある。 SNSで拡散されれば、その言葉は必ず相手の目に届く。 全部の言葉を商標登録しろって話じゃない。 ただ、使う前に一
いきなりの告白。 実は僕は根っからのアイドル好きなんです(恥) 今でこそ弁理士なんてお堅い仕事をやっていますけど。 でも、皆さんも好きだったアイドルのひとりやふたり、いるでしょう? どんなアイドルにハマってました? 今日、3月10日はあの松田聖子さんの誕生日なんですって。 ということで、唐突ですが、昭和アイドルの思い出を振り返ってみることにしました。 同世代の方には懐かしいかもしれません。 (以下、敬称略) ■ 小学生時代のアイドル この頃は歌謡曲とテレビが全盛の時代。 記憶に残っているのは、天地真理とピンク・レディー。 天地真理は歌にドラマに大活躍。 その人気にあやかっ
「尻腐れトマト」を「闇落ちとまと」にして人気商品に。自虐ネーミングの逆転術
「闇落ちとまと」という名前のトマトを知っていますか? 闇落ちとまとについて 闇落ちとまとは春に収穫されるフルーツトマトの規格外品であり、具体的な出荷量の予測が難しいトマトです。そのため越冬フルーツト sogafarm.jp トマトを甘くするために水やりを控えると、トマトの表面に「腐れ」という黒いアザのようなものができます。「尻腐れトマト」と呼ばれています。 見た目がグロい…。まるでハロウィンのかぼちゃみたい。 でも、実はとっても甘くて美味しいんですって! 本来なら規格外品。加工食品に使うしかなかった。 このトマトを「闇落ちとまと」という名前で販売したら、
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