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一昨日、祖母が105歳で亡くなりました。ここ2年程は施設に入所していましたが、それまでは実家にいて私も18歳で家を出るまで一緒に暮らしていました。祖母の孫は私と弟のみなのですが、それでも孫を甘やかしたり猫可愛がりするような人ではありませんでした。どちらかというとあまり関心がない...というか、クールな人でした。(自分の子供(私の母)に対してもそんな感じでした。)そんな祖母でしたが、マル子のことだけは溺愛し...
県外に住む父とのお別れが、急にやってきました。 昨年12月に、老衰でそろそろ危ないとは聞いていましたが、持ち直し、それなりに元気に暮らしていました。 心がざわつく原因は老衰と聞いたから 父の兄弟も、私も弟も、100歳越え ...
耳たぶは、かじられていて無くなっていました。唇も形をとどめていません。眼球も一つほじくられていました。前日の午後から行方不明になっていたお爺ちゃんは、朝方、畑の側溝に横たわっている状態で発見されました。犬の散歩に出た主婦が見つけ腰を抜かして警察に電話したそうです。近頃、野犬...
納棺式を始めます。枕元に入れて欲しい品々がずらりと並べてあります。「困ったな」と心の中でつぶやきます。ご遺体を棺桶に収める納棺時に、一緒に入れる品を副葬品といいます。打合せの時に市役所からの「火葬時のおける副葬品の禁止事項」の紙を参考に渡してありますがほとんどの方は気にしま...
仕事の愚痴ブログです葬儀アシスタントとして単発のパートさんがいるのですが、その人達のシフトを組む事になりました。葬儀の単発アシスタントの場合は、普通のスーパー…
仏式のお葬式には必ずご焼香が行われます。焼香には線香に火をつけて香炉に立てるやり方と、このブログのプロフィール画像に使われている香炉の上の炭に、抹香をくべて煙をあげる方法があります。どちらもその香気によって仏前を清める為に行います。抹香の香りで故人の魂を静め、立ち上る煙で極...
終活セミナーとか葬儀相談を請け負うと「最後は自宅で死にたい」と望む人が多いことがわかります。しかし、この望みをかなえることが出来る人は、とても少ないのが現実です。1950年代までは亡くなった人の8割以上が自宅で最期を迎えていました。ところが、それ以降は病院医療が格段に進み、...
抑えた音楽が流れる中、父と娘の二人は、真っ赤なカーネーションを、一つ一つお顔の周りに置いていきました。通常、お棺に入った仏様の顔周りには、白い菊の花が置かれます。お顔周りを、真っ赤なカーネーションに飾られた、目を閉じた母親は、輝いて見えました。 母の日はアメリカから伝わった...
昔は家を建てる時には、必ず葬儀が出来るように設計されたと聞いています。確かに古民家等は玄関がやたらと広く、奥の部屋までの導線にゆとりがあります。襖を外すと式場になる広間が広がります。現在の家にはこの考え方がありません。終末期医療が進んだ近頃はご自宅で逝去なさる方も増えつつあ...
晴れたら空に骨まいて / 川内有緒 晴れたら空に骨まいて / 川内有緒 たどりついた弔いの形とは? 仏教国タイではお墓を持たない!? たどりついた弔いの形とは? 家族、友人を失った人々がたどりついた弔いの形。タイトルが持つイメージからも内容的に涙する部分もあるが、読後はどこか清々しく前向きな気持ちになれたノンフィクション1冊。日本の多くでは、お盆お彼岸にお墓参りという人が多いとは思いますが、いろいろもっと自由で良いんだなと。著者/川内有緒「晴れたら空に骨まいて」 ≫ 「晴れたら空に骨まいて」のレビューをチェック 晴れたら空に骨まいて 仏教国タイではお墓を持たない!? 国や宗教・宗旨で葬送風景は…
公休日以外に二日間お休みを頂いたので昨日までお休みでしたが、私は今日からお仕事です。現実に対しての気持ちの整理などそんなに簡単にはできるはずがないのだからしばらくの間は、現実など受け止めずとも良いかなと何も無かったと、脳内を私の好き勝手な想いで埋め尽くして時を待つというのも悪くないかもと思えたり …そうね 魂の世ってのがあるのかも知れない と思い込むのも悪くない。ただまあ・・・じいちゃん子だった姪...
お手伝いが辛いお葬式があります。逆縁(ぎゃくえん)と呼ばれる親が子供を送る葬儀です。特にまだ小さい子が急に亡くなるお葬式は気が重い施行です。しかし、ご縁で繋がった仏様ですからしっかりと送ってあげようと取り掛かります。逆縁のお葬式には、たとえ喪主でも親が火葬場に行ってはいけな...
父が他界しましたので私は実家に帰省しております。コロナ渦でございますので簡略的な通夜式でございましたが無事におわり親族も私の家族も帰路につき、今夜は愛する父とふたりきりの棺守りで私はちょっとホッとしています。親族のみの内々の簡略された通夜式とは言え、田舎作法というものがそれなりにございますので、実家の家族はくたくたでございましょうから母も一緒に残りたいと申しましたが明日の葬儀式(告別式)のために体...
曇り時々晴れ予報でしたが晴れ間が見えたのは朝のうちだけで残念な京都公休日に加えて+昨日の日曜日と今日の月曜日の2日間お休みって事で昨日はぐだぐだで、1日使いもにならなかったので、今日は気晴らしを兼ねてお買い物に行ってまいりました。手元供養のための分骨をお願いして父の小さな遺骨を頂いて帰ったのでお骨を収めるために素敵なクリスタルの器を買ってきました。★父の遺骨を頂いて帰ってまいりました。 https://t.co...
ほとんどが家族葬になりました。しかし家族葬を選ぶご遺族が一番頭を悩ますのが、出席をお願いする参列者の選別なのです。家族葬の特徴は出席者を限定する点ですが、喪主が自由に参列者を決められる分、どなたまでに連絡して参加をお願いするかの線引きがとても難しいのです。中には家族葬の文字...
家の電話が鳴ります。受話器から「こちら〇〇警察署です。誰誰が亡くなりました」などの連絡を受けたらどうなさいますか?内容が交通事故死でしたら交通課から、殺人事件でしたら刑事課から、孤独死でしたら生活安全課から連絡が来ます。こんな電話は一生受けたくないと思われるでしょうが、お葬...
最高気温23度、最低気温12度、曇りところにより晴れの予報でした。 朝はポツポツ雨が降っていて、霧が出ていましたが、どんどん晴れていって、暖かくなりました。 今朝は6時半に家を出て、大分に行き、午
ご葬儀の打ち合わせを始めると、ほとんどの方が「家族葬で行いたい」と言われます。家族葬という言葉は葬儀屋が考え出しました。高齢化で60代の息子が80代の親を送るようになりました。もちろん会社関係は縁が切れています。ご近所の付き合いもありません。親の兄弟も死に絶えている。「参列...
【終活の一歩手前】祖父の生涯と葬儀を振り返る 北海道の昭和の頃のこと
祖父は北海道入植後、まず道北(比布のあたり)で農業を始めたようです。それから石狩川沿いに少しずつ南下して、最終的には砂川に落ち着きました。 50歳を過ぎた頃から体調を崩し、入退院を繰り返すようになりました。55歳頃に仕事を退職し、家で畑仕事をしたり、親戚の家を訪問したりしていま...
家族が亡くなります。初めてのお葬式をしなければならない時に、皆様はどうしますか?ほとんどの方が、パソコンを開き葬儀屋を探しますと答えます。インターネットで「葬儀」を検索すると、広告と検索上位に次々と出てくるのが、全国展開をうたう大手業者です。しかしここに並んでいる業者は葬儀...
「遺影写真を作る故人のお写真の探していただけますか」と打ち合わせの時に伺います。この頃はスマホのアルバムを開き指先で探し始める場面が多くなりました。少し前までは遺影写真の原板を尋ねると、押し入れの奥から埃臭い厚手のアルバムを引っ張り出して、家族全員で時間をかけて探し始めてい...
父が亡くなって二ヶ月。寂しいか?悲しいか? 「桜が咲いたね」「体調はどう?」など普通の会話をしたことがない父娘なので寂しくも悲しくもありません。実家に父が…
近くの老人介護施設から、お迎えの連絡が入りました。寝台車を運転して、施設の裏口に到着すると顔見知りの介護士さんが、ご遺体の寝ているお部屋に案内してくれました。大概は4人部屋のベッドの一つに安置してあることが多いのですが、今回は新設された小さな部屋に案内され、一つだけのベッド...
お昼すぎたころ、 豆介さんのおばあちゃんが入院してる病院から 近々都合をつけて先生の話を聞いておいて欲しいと連絡が入りました 先生の都合とこちらの都合が合う 翌日午前中にお伺いする予定にしてましたら・・ その日の夕方また病院から連絡があり・・ 容態が悪くなったと・・ 急遽風...
仏教では死者の霊は亡くなった日から四十九日までのあいだは、この世とあの世を、さ迷っていると教えています。亡くなった人は、七日ごとに七人のお釈迦や菩薩様に会うのです。そのため七日毎に法要を行います。七人のお釈迦様に出会い、教えを受けて勉強をして、それぞれの面接に合格してから、...
父、亡くなりました。何年もこのブログで介護記録を読んでくださった方、励ましてくださった方、本当にありがとうございました。身内だけで静かに送りました。父の好きだった赤い色を基調にしつらえた祭壇。記念に一枚写真を撮りました。天寿をまっとうした父。とは言え寂し
父の通夜での出来事。棺を閉める時に夫が胸ポケットから自分のたばこを1本抜いて横たわっている父の頬の横にそっと置いてくれた。「お義父さん、 ホームに入ってからずっと吸えなかったもんね、 よく我慢したね、 あっちに着くまでの間、これで一服して」と言いながら。優
「お寺様がすぐ来てくれと呼んでいます」ご寺院控室から出てきたスタッフが顔色を変えて私に近寄ってきました。とても怒っている様子だと付け加えてきました。私の気がついていない粗相でもあったかなと考えながらお部屋に向かいます。 「葬儀屋、この封筒の中身を見てくれ。ちゃんと、喪主に相...
前回は「先祖供養と因縁」について書かせていただいた。そして、「天心聖教の先祖供養は神事であり、仏事による供養とは本質的に違う」ということを申し上げたが、誤解の…
葬儀屋には様々の営業の方が来ます。線香、仏具、棺、仏壇、墓石、墓地その中で近頃増えてきているのが納骨堂の売り込みです。高齢化と少子化が同時に進んでいる日本です。葬儀業界で取り上げられる問題の一つが、大都市などで深刻化している墓地不足なのです。 首都圏では土地の価格の高騰もあ...
口からダランと伸びた舌を押し込みました。首に残された黒い策条痕は、包帯を巻いて隠しました。白装束の襟を立てて首元の包帯を隠し、周りを綿花で覆いました。手元の死体検案書の死因の欄には「縊死」と記入されています。首吊りです。自殺です。72歳のお爺ちゃんが自宅で首を吊って、ここに...
「死がいつでもわたしたちを根底から揺り動かすのは当然で、それは、死はわたしたちの人生の一部だからです。死を恐れながら、イエスの亡骸があるはずの洞窟へと向...
先日浄土真宗のお話しをしました。今回も、もう少しこの浄土真宗の話しをしてみようと思います。お葬式にお寺を呼びたいと希望される喪家様に 「ご檀家はどちらの宗派のお寺様でしょうか」と尋ねます。 「浄土真宗です」との答えが来ると「西ですか?東ですか」と尋ねます。 大概はこう帰って...
母が天国に旅立ちました👼~介護エッセイ 私の「看取り」経験記~
みなさんこんにちは。ブログの更新が滞っていました。 私の母が先日、八十あとちょっとで二歳で、天国に旅立ちました。 葬儀も済ませ、お陰様で無事に見送ることができました。 介護施設での「看取り」 老衰で延命治療せずの自然死で、枯れるように穏やかな最後でした
エンディングカットと言うドラマがNHKで放映されました。夫婦で美容室を経営していた夫が、妻の余命宣告をうけました。最期まで家族と過ごしたいと希望する妻に美容室を任せ、夫は葬儀場へ向かいます。旅立つ妻の願いをかなえようと、エンディングカットという、ご遺体の髪を切る仕事を学び始...
★2022-03-23 20:18:20NEW ! 何の前触れも無く、急に倒れるということは、やはり血栓によって心臓や脳へ流れる血液がいきなり遮断されるからではないでしょうか?
20代でエンディングノートを書いてみる|「今自分が死んでも大丈夫?」祖父の死をきっかけに
祖父の死をきっかけに「今自分が死んだら大丈夫かな?」とふと不安になり、エンディングノートを少し書いてみました。よくある中高年向けの大それたエンディングノートではなく、書ける範囲のプチエンディングノートを作ってみます。遺言書と違いや20代若い人向けに書くべきことをまとめています。
春分の日は国立天文台が決めています。年によって3月20日でしたり21日になります。太陽が黄道上の春分点を通過した日なのです。地球が太陽の周りを公転する周期は丁度365日ではなく365日と6時間程かかります。ですから地球の動きで春分の日が変わるのです。 春分の日は昼と夜の長さ...
葬儀前、納棺の儀を行ったり、枕団子やご飯を用意する 葬式までの道のり3
打ち合わせを終えてから出来れば1日に一回は面会に来てくださいと言われ、葬儀前日まで葬儀社へ日参したグリコール・グリコです。義理母が亡くなった翌日に納棺の儀を行いました。あ〜こういうこと確かやったな、、と改めて色々思い出しました。
電話が鳴りました。受話器から聞こえてきた故人の名前に、心臓がドクンと鳴りました。ついに来たかと言う思いと、全力で送ってあげようという覚悟が織り交じる感情が出てきました。あの時耳元で「私のお葬式は貴方がやってね」と囁かれた声が、よみがえりました。 配偶者を無事に送り出した喪主...
義理母つうさんが旅立ちました。わたしが知っている親族の中で最高齢の95歳でした。本日はその時わたしが気にしたこと、実行した事を簡単に書こうと思います。
父が亡くなって、もうすぐ一ヶ月。寂しいか?悲しいか? 家を出て20年以上経つし父と最後に話したのは5年前?実家で「新聞」と言われたので「新聞がなんなの?取…
仏教にはいろいろな宗派があります。その中でお寺の数が一番多いのが浄土真宗です。真宗と略称で呼ぶ方もいます。当然檀家数も多いので、お葬式に呼ばれるお坊さんの割合も一番です。浄土真宗の信徒が増えたのは、仏教が貴族や武士だけの宗教では無いと説き、一般庶民のための宗教として布教され...
ご遺体をお布団に安置してお着替えを済ませると、お顔の上に白い布をかぶせます。このハンカチの様な布の正式名称は「打ち覆い」と言います。葬儀社の中には「面布」とも呼ぶところもあります。布の色は白色に決まっています。昔から葬儀には色物を使いません。色のついた染物を使うと準備をして...
どなたにも必ず死は訪れます。大切な人を失った時は、残された家族は大きなショックを受けます。突然の死、病気と闘った末の死、そして天寿を全うした死、どのような形のお別れでも、心に受ける衝撃には変わりはありません。死と言う永遠の別れには、どなたの心にも受け入れる準備が出来ていない...
終活ブームのこの頃、書店に多様なエンディングノートが並んでいます。手に取る人も見かけますが、ページを開いてみると項目の多さに、二の足を踏む人も多いのです。何から記入しようか?こんなに考えることが多いのかと悩む方が大多数です。 エンディングノートを書いてみると、残りの人生を充...
棺(ひつぎ)と柩(ひつぎ)の文字がありますが意味の違いをご存じですか。まだ遺体が入っていない状態を棺と呼び、中に寝かせて納まった状態を柩と呼びます。ですから空の(ひつぎ)を持って来て納める前の儀式が「納棺式」となり遺体が納まった(ひつぎ)を運ぶ車を「霊柩車」と呼ぶのです。 ...
昨年11月にこのブログで「人の死に方には二通りの方法があります」と質問したのを覚えておられますか?二通りの死に方とは書類上の違いですと書き込みました。一つは死亡診断書、これは病院で最期を迎えた時にお医者様が書いてくれます。もう一つは死体検案書、こちらは火事、地震、津波、土砂...
雛祭りになると思い出す仏様がいます。そのお婆ちゃんは老人会の人気者でした。お葬式は友引の日に行われました。喪主の仕事の関係と親戚の集まれる日がその日に以外に無く変更が出来なかったのです。友引は葬儀を行うのが嫌われます。理由は友人達を冥途に連れていくとの迷信からです。出来るな...
無用の長物無用の長物 [社会・政治・時事] 私のアメブロの詩を朗読しました。ちなみに詩はフィクションです。アメブロ「とりあえず詩集という...nico.ms…
目次 身体が痛い実家へ 身体が痛い 病院の霊安室から自宅に戻る母。 病院の院長先生やたくさんの看護師さんが見送ってくださいました。 その日の私は、緑のボーダーのセーターに黄色のパンツを穿いていました。 派手な格好であった […]
目次 遺言読経と線香の煙 遺言 とても良い天気でした。 祖父母の葬儀の時も天気が良かったです。 田舎の人は 葬儀が天候に恵まれる事を 「故人の人柄や生き様を表す」と とても気にしていました。 胃ガンに侵される前に、冗談っ […]
目次 家族で見守る最後の夜 家族で見守る 母が胃ガンに侵され、麻薬が投与されて意識がなくなりました。 もう眠っているだけです。 こちらからの呼びかけに反応はありません。 父、兄、兄嫁、私、母の妹さんが交代で病院に泊り込み […]
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