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ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回の章は、身近に例えれば親子関係。そこからさらに発展していけば、支配者の在り方にまで言及した章と言えそうです。 『老子』第51章 道生之、畜之、長之、遂之、亭之、毒之、養之、覆之。生而弗有也、為而弗恃也、長而弗幸...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 いかによりよく生きるか。無事に天寿を全うできるか・・・それが乱世を生きる羽目になった人々の切実な願いです。現代も立派な乱世だと言えるでしょう。 『老子』第50章 善執生者、陵行不辟兕虎、入軍不被甲兵。兕無所投其角、...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は為政者のあるべき姿に言及した章になります・・・こう言うと、図らずも思い出してしまうのは国内外のあの人にこの人。とりわけ気になるのは、やはり国内の方でしょうか。何といっても、直接的なかかわりが一番強いわけですから。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回も現代社会を生き抜くための、あっと驚く逆説とも言える知恵がつまった章になります。まさに、発想の転換。逆転の発想と言えるでしょうか・・・。 『老子』第48章 為学者日益、聞道者日損。損之又損、以至于無為。無為則無...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は現代社会に当て嵌めてみた時に、非常におもしろい章と言えそうです。まさか? 数千年前にリモートワークとやらを提唱していたのでしょうか? 『老子』第47章 是以聖人不行而知、不見而名、弗為而成。 ここを以て聖人は...
『老子』を読み返してみた・・・46.足るを忘れたらどうなる?
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 一章飛ばしの過去の回でたしか「足るを知る」というテーマが出て来ました。そこから「訥弁は雄弁」ときて、この46章では再び「足るを知る」お話。このように色んなテーマが連続しているというよりも、飛び飛びになっているのがこの書...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 本日は耳に優しい言葉、勇気がわくような演説・・・それらのものが如何に虚しいものか。を説いた章になります。 『老子』第45章 大弁如訥、大嬴如絀・・・中略・・・静清可以為天下正。 大弁は訥(とつ)なるが如し、大嬴(え...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 衣食足りて礼節を知る・・・なんて言葉がありますが、その「足りて」の部分に過大なものを求めるのも危険。まあほどほどに・・・というお話です。 『老子』第44章 甚愛必大費、多蔵必厚亡。故知足不辱、知止不殆。 甚だ愛すれ...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は作為を排することの大切さを説いた章になります。 『老子』第43章 天下之至柔、馳騁于天下之至堅。・・・中略・・・ 不言之教、無為之益、天下希能及之矣。 天下の至柔は、天下の至堅を馳騁(ちてい)す。・・・中略...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は、世界をしぶとく生き抜く知恵について。あえて低きに身を置き、弱気に徹する大切さを説いた章です。 『老子』第42章 故人之所教、亦以而教人。故強梁者不得其死。吾将以為学父。 故に人の教うる所は、また以って人に教...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は、身近に使用するあの言葉の元となった章を紹介します。その言葉とは「大器晩成」です。実は『老子』が元ネタだったんです。 『老子』第41章 大器晩成。大音希声。大象無形。道褒無名。 大器は晩成す。大音は希声なり。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は短い章なので、全文の紹介となります。再三キーワードとして出て来る「道」に対する説明のような章になります。 『老子』第40章 反也者、道之動也。弱也者、道之用也。天下之物生于有、有生于無。 反は道の動なり。弱は...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は為政者の自戒すべきことについて・・・いわば心構えというか教訓を述べた章になります。 『老子』第39章 故必貴而以賤為本、必高矣而以下為基。夫是以候王自謂孤寡不穀。 故に必ず貴きは賤しきを以て本となし、必ず高き...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 前回の教訓・・・作為を排するに共通するテーマとして、今度は「徳」の観点から言及した章になります。 『老子』第38章 上徳不徳、是以有徳。下徳不失徳、是以無徳。 上徳は徳とせず、是を以て徳有り。下徳は徳を失わず、是を...
『老子』を読み返してみた・・・37.あれこれ要らんことするな!
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 前回の戦略・・・「柔よく剛を制す」という弱者なりの戦いというテーマから一転。この章は為政者の心構えです。章ごとにあっちこっちへとテーマが飛ぶのが『老子』という書の特徴とも言えます。 『老子』第37章 道恒無名。候王...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は戦略。それも、弱者の戦い方を説いた章になります。『老子』の思想で有名なのは「柔よく剛を制す」これです。まさにそれに触れた章です。 『老子』第36章 将欲弱之、必姑強之。将欲去之、必姑与之。将欲奪之、必姑子之。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は「本当に役に立つものは?」そういった感じの章になると思います。いわば、表面の見掛け的なものが、いかに空疎なものであるか・・・本質や内面を磨く。それの大切さを説いた章だと思います。 『老子』第35章 楽与餌、過...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回はいわば「仕事人の心得」のようなものを説いた章になります。老子のことですから「アレ、俺の仕事ね!」とことさらに強調しない・・・それはなんとなく想像できるのですが、さて? 今回はどうなんでしょう? 『老子』第34...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回も「指導者の有り様」について言及した章になります。ただ、為政者などに向けたというよりも、一般ピープルにも十分に有用な、人生の心構えを説いたと考えてもいいでしょう。現状アホな指導者層ばかりですから、我々のような下々が...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 しばらく軍事に関する章が続きましたが、今回はここで「指導者の有り様」について言及した章にいきなり戻って来ます。このように、話題がころころ変わるのが『老子』の面白いところです。 『老子』第32章 道恒無名。樸雖小而天...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回も軍事に言及した章と言えますが、ちょっと前回までとは違います。『老子』の世界における戦争とは、まったく許されないというものでもありません。人類とは争うもの。だから戦争が起こるのは、悲しいが仕方がない・・・しかし、頻...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は戦争というものに触れた章になります。戦上手とはどのような者を指すのか? その戦術というよりも、戦略・・・もっと言えば指導者の心構えと考えて頂くのがいいかと思います。 『老子』第30章 善者果而巳矣。・・・中略・・...
中国春秋戦国時代の諸子百家と思想家の教えを解説!おすすめ本紹介!
「諸子百家」は、中国の春秋戦国時代(約前770年〜前221年)における多様な思想流派とその代表的な思想家たちを指します。古代中国の激動の時代で多くの思想家が登場し、様々な学派が台頭した「百家争鳴」の時代でした。この記事では、諸子百家の概要や主要な流派、思想家について紹介していきます。
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回はちょっと実践的な章とも言えるでしょう。もともと『老子』そのものが、純粋な哲学というよりは、現実的というか現世利益を目指している、つまり生活と人生の知恵そのものを説いたものであるという性格が強い。そういう要素があり...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の28章です。この章も『老子』独特の逆説的な処世術を説く章になっています。 『老子』第28章 知其雄、守其雌、為天下渓。為天下渓、恒徳不離。・・・中略・・・ 知其白、守其辱、為天下谷。為天下谷、恒徳乃足。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の27章です。この章も為政者の心得を説いたものですが、一般人の処世にも参考になる部分が非常に多い、そんな章です。 『老子』第27章 善行者無轍迹。善言者無瑕適。善数者不用籌策。善閉者無関籥而不可啓也。善結...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の26章です。自民党総裁選からちょうどよいタイミングで、この章になりました。ちょっと不思議な巡り会わせかもしれません。為政者の心構えについて説いた章となります。 『老子』第26章 重為軽根、静為躁君。・・...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の25章です。今日は「道」とはなにか? 世界観あるいは宇宙観そういった感じの章になります。 『老子』第25章 人法地、地法天、天法道、道法自然。 人は地に法(のっと)り、地は天に法り、天は道に法り、道は自...
皆さま いわゆる「引き寄せの法則」や「成功哲学」の中には、人間は強く願ったことを実現する能力があり、あらゆる出会いや偶然がその目的に向かって収斂していく言説が…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の23章です。今日は、大自然でも無理な事なんだから、ましてや人間になんて・・・そんなお話です。 『老子』第23章 暴雨不終日。孰為此。天地而弗能久、又况于人乎。 暴雨は日を終えず。孰(たれ)か此を為す。天...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の22章です。本日も「え?」と思わせるような逆説が飛び出して来ます。弱々に見えて実は強つよ。そんな驚きの世界・・・。曲というのは、イケイケオラオラの直線的な強さではなく、迂回しながら勝ちを目指すという、い...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の21章です。今日は「道」なるものの説明。大いなる徳を身につけるには「道」と一体化しなければならない。と言ったあとに、では「道」とはどんなものであるか? そんな章になっています。 『老子』第21章 道之物...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の20章です。今日はひたすら「道」を究めんとする者の孤独を嘆く。嘆きつつもそれでいいと、自らを奮い立たせる。そういう章になります。 『老子』第20章 衆人皆有以、我独頑以鄙。吾欲独異于人、而貴食母。 衆人...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の19章です。全編を通して逆説的な表現が多いため、読む人によって解釈の揺れが出て来るのが、この書物の面白いところです。 『老子』第19章 絶聖棄智、民利百倍。絶仁棄義、民復孝慈。絶巧棄利、盗賊無有。 聖を...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の18章です。これはけっこう有名なフレーズなので、ご存じの方も多いのでは? と思いますが・・・。 『老子』第18章 故大道廃、焉有仁義。(中略)邦家昏乱、焉有貞臣。 故に大道廃れて、焉(ここに)仁義有り。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の17章です。今日はとってもわかりやすい回だと思います。いろんな指導者がこの世には居ますが・・・もろ当て嵌まりまくりの大笑い。そんな回になるのでは? 『老子』第17章 太上、下知有之。其次親誉之。其次畏之...
先日の神戸婦人大学講座テーマは★太極拳★神戸女学院大学の谷名誉教授に御指導いただきました太極拳は 中国武術の一派東洋哲学(特に老子)の重要概念である太極思想を取り入れた拳法であり形意拳・八卦掌と並んで内家拳の代表的な武術として知られ戦わぬ事を最上に見た老子思想の形である事から最弱最強の拳法とも言われています受講生全員で 先生の動作を見よう見まねで身体を動かしました養生体操のゆっくりとした動作は 下肢に...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の16章です。毎回これを読んでいる間だけは、心が落ち着く・・・そんなシリーズを目指していますが・・・今回はちょっと字数が多めで大変かも、です。 『老子』第16章 静是謂復命。復命、常也。知常、明也。不知常...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の15章です。毎回これを読んでいる間だけは、心が落ち着く・・・そんなシリーズを目指していますが、今回はどうでしょう? 『老子』第15章 葆此道者不欲盈。夫唯不欲盈、是以能敝而不成。 この道を保つ者は満るを...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』の14章です。 是謂無状之状、無物之象。是謂恍惚。 これを無状の状、無物の象と謂う。これを恍惚と謂う。 訳:形のない形、姿のない姿ともいえるし「おぼろ」な状態といってもよい。 自然(世の中)の摂理を『老子』で...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみた、第13章です。 何謂寵辱若驚。寵之為下也、得之若驚、失之若驚。是謂寵辱若驚。 何をか寵辱驚くが若しと謂う。寵の下たるや、これを得ては驚くが若く、これを失いては驚くが若し。これを寵辱驚くが若しと謂...
久々のマミちゃん描いてみました 今日は、読売新聞『人生案内』でおなじみの野村総一郎先生のご本です。👇「人生に、上下も勝ち負けもありません」 『人生に、上下も …
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみた、第12章です。 馳騁田猟使人心発狂。難得之貨、使人之行妨。是以聖之治也、為腹不為目。故去彼而取此。 馳騁田猟(ちていでんりょう・・・狩り)は人の心を発狂せしむ。得がたきの貨は人の行いを妨げせしむ...
ご訪問いただき、ありがとうございます。 「老子」という本の中に 魂(こん)と 魄(はく)のことが 書かれています。 魂(こん)は私たちの精神のこと。そ…
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読んでみようの11回目となります。 第11章 鑿戸牖。当其無、有室之用也。故有之以為利、無之以為用。 戸牖(こゆう)を鑿(うが)つ。その無に当たりて、室の用あり。故に有を以って利を為すは、無の以って用を為せばな...
「老子の「道」とは?「上善は水の如し」「足るを知る者は富む」
皆さんは、古代中国の思想家・哲学者である老子の名前はお聞きになったことがあるでしょう。「老荘思想」とか、「無為自然の哲学」、「道(タオ)」という言葉もご存じかもしれません。孔子なら、「論語」があるからよく知っているけれど、老子には何があるん
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今日は『老子』の第9章から。けっこう有名なフレーズで、ご存じの方も多いのではないかと思います。 金玉盈室、莫之能守也。貴富而驕、自遺咎也功遂身退、天之道也。 金玉室にみつれば、これを能く守るなし。貴富にして驕れば、自ら...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみよう・・・・・・これはもう有名すぎて知らない人は居ないのでは? なんと言ってもお酒の銘柄にも採用されているぐらいです。 上善如水。水善利万物而不争。居衆人之所悪。 上善は水の如し。水は善く万物を利...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみた7回目、第7章です。 是以聖人退其身而身先。外其身而身存。不以其無私与。故能成其私。 是を以って聖人はその身を退けて身を先んじ、その身を外にして身存す。その私なきを以ってにあらずや、故に能くその私...