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ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 またまた今回の60章も統治というテーマについてです。これでもかというぐらいに同じテーマが続きますが「小鮮を烹るがごとし」という言葉は、もしかしたら聞いたことがあるかたが居るかも知れません。 『老子』第60章 治大国若烹...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回の59章も統治というテーマについてです。参議院選挙が近づいてきた今日この頃になって、このテーマが続くというのは、なんとなく因縁めいたものも感じますね。 『老子』第59章 治人事天、莫若嗇。夫唯嗇、是以早服。早服是謂...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 しばらく統治の心構えを説いた章が続きますが、今回の58章もまたこのテーマについてです。このように色んなテーマがランダムに入れ替わったり、または連続したり。そういう意味では面白くもありますが、読みにくさもあります。 『老...
『老子』を読み返してみた・・・57.禁令やタブーが多すぎると
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は統治の在り方について言及した章になります。その趣旨は「シンプルをモットーとすべし」そんなところでしょうか。 『老子』第57章 是以聖人之言、曰、我無為而民自化、我好静而民自正、我無事而民自富、我欲不欲而民自樸...
『老子』を読み返してみた・・・56.和光同塵。不思議ちゃんのすすめ
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は、有名な言葉のもとになった章です。「和光同塵」・・・聞いたことのある方はかなり多いのではと思います。 『老子』第56章 塞其兌、閉其門、和其光、同其塵、挫其鋭而解其紛。・・・中略・・・故不可得而親、亦不可得而...
漢文というと、書き下し文ですがこれも嫌になるだけで間違っています。まずストーリーを取ります。句法もあと・・・お問い合わせ・申し込みはこちらから・・・中学受験必勝法・プロ家庭教師・岡崎展久にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村中学校受験ランキングにほん
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は、いわば素朴であることの重要さを説いた章といえます。その象徴として赤子をあげていますが、どういう内容なのでしょうか。 『老子』第55章 含徳之厚者、比于赤子。・・・中略・・・心使気曰強。物壮則老。謂之不道。不...
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『老子』を読み返してみた・・・54.外道の治世はもうもたない
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 この章も為政者の在り方について言及した章と言えます。「道」の正体はいまだにふんわりとして掴みづらいものですが、どうやら自然の理。そのようなものなのでしょう。 『老子』第54章 修之身、其徳及真。修之家、其徳有余。修...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回の章は、かなりストレートに世の為政者の在り方を批判する章になっています。老子の時代もこうであった・・・まったく。人類というものは進歩しません。現代においてもそのままま見事に当てはまっているではないですか。 『老...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回の章は、欲を捨てる。無欲の効用について言及した章です。と、そんなことを言った時に・・・たしか、真逆の主張をしていた人物が居たよなぁ・・・? 誰だっけ? そう、現在の一万円札の人ですね。渋沢栄一です。「無欲は停滞の...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 いかによりよく生きるか。無事に天寿を全うできるか・・・それが乱世を生きる羽目になった人々の切実な願いです。現代も立派な乱世だと言えるでしょう。 『老子』第50章 善執生者、陵行不辟兕虎、入軍不被甲兵。兕無所投其角、...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は為政者のあるべき姿に言及した章になります・・・こう言うと、図らずも思い出してしまうのは国内外のあの人にこの人。とりわけ気になるのは、やはり国内の方でしょうか。何といっても、直接的なかかわりが一番強いわけですから。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回も現代社会を生き抜くための、あっと驚く逆説とも言える知恵がつまった章になります。まさに、発想の転換。逆転の発想と言えるでしょうか・・・。 『老子』第48章 為学者日益、聞道者日損。損之又損、以至于無為。無為則無...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は現代社会に当て嵌めてみた時に、非常におもしろい章と言えそうです。まさか? 数千年前にリモートワークとやらを提唱していたのでしょうか? 『老子』第47章 是以聖人不行而知、不見而名、弗為而成。 ここを以て聖人は...
『老子』を読み返してみた・・・46.足るを忘れたらどうなる?
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 一章飛ばしの過去の回でたしか「足るを知る」というテーマが出て来ました。そこから「訥弁は雄弁」ときて、この46章では再び「足るを知る」お話。このように色んなテーマが連続しているというよりも、飛び飛びになっているのがこの書...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 本日は耳に優しい言葉、勇気がわくような演説・・・それらのものが如何に虚しいものか。を説いた章になります。 『老子』第45章 大弁如訥、大嬴如絀・・・中略・・・静清可以為天下正。 大弁は訥(とつ)なるが如し、大嬴(え...
今回のお話の主はオギュー・ソライ。 ちょっと聞いただけだと、あたかもフランス人あたりの名のようにも感じられますが、 実は歴とした日本人の名前で、漢字で表すなら 荻生徂徠(おぎゅう・そらい/1666-1728年)となります。 どんな人物なのか。 ~江戸時代中期の儒学者・思想家...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 衣食足りて礼節を知る・・・なんて言葉がありますが、その「足りて」の部分に過大なものを求めるのも危険。まあほどほどに・・・というお話です。 『老子』第44章 甚愛必大費、多蔵必厚亡。故知足不辱、知止不殆。 甚だ愛すれ...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は作為を排することの大切さを説いた章になります。 『老子』第43章 天下之至柔、馳騁于天下之至堅。・・・中略・・・ 不言之教、無為之益、天下希能及之矣。 天下の至柔は、天下の至堅を馳騁(ちてい)す。・・・中略...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は、身近に使用するあの言葉の元となった章を紹介します。その言葉とは「大器晩成」です。実は『老子』が元ネタだったんです。 『老子』第41章 大器晩成。大音希声。大象無形。道褒無名。 大器は晩成す。大音は希声なり。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は短い章なので、全文の紹介となります。再三キーワードとして出て来る「道」に対する説明のような章になります。 『老子』第40章 反也者、道之動也。弱也者、道之用也。天下之物生于有、有生于無。 反は道の動なり。弱は...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 前回の教訓・・・作為を排するに共通するテーマとして、今度は「徳」の観点から言及した章になります。 『老子』第38章 上徳不徳、是以有徳。下徳不失徳、是以無徳。 上徳は徳とせず、是を以て徳有り。下徳は徳を失わず、是を...
二鶴工芸です。10年前同日の投稿です。ショルダーバッグの投稿でした。※現在バッグは制作しておりません。予定もございません。以下です。二鶴工芸です。漢字(漢文)のデザインのショルダーバッグです。前の鎌輪奴、漢字は10年以上前から使っているのですが、今でもコンスタントに使えます。特に漢字は外国人に妙にウケます10年前同日の投稿
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は戦略。それも、弱者の戦い方を説いた章になります。『老子』の思想で有名なのは「柔よく剛を制す」これです。まさにそれに触れた章です。 『老子』第36章 将欲弱之、必姑強之。将欲去之、必姑与之。将欲奪之、必姑子之。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は「本当に役に立つものは?」そういった感じの章になると思います。いわば、表面の見掛け的なものが、いかに空疎なものであるか・・・本質や内面を磨く。それの大切さを説いた章だと思います。 『老子』第35章 楽与餌、過...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 しばらく軍事に関する章が続きましたが、今回はここで「指導者の有り様」について言及した章にいきなり戻って来ます。このように、話題がころころ変わるのが『老子』の面白いところです。 『老子』第32章 道恒無名。樸雖小而天...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回も軍事に言及した章と言えますが、ちょっと前回までとは違います。『老子』の世界における戦争とは、まったく許されないというものでもありません。人類とは争うもの。だから戦争が起こるのは、悲しいが仕方がない・・・しかし、頻...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は戦争というものに触れた章になります。戦上手とはどのような者を指すのか? その戦術というよりも、戦略・・・もっと言えば指導者の心構えと考えて頂くのがいいかと思います。 『老子』第30章 善者果而巳矣。・・・中略・・...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回はちょっと実践的な章とも言えるでしょう。もともと『老子』そのものが、純粋な哲学というよりは、現実的というか現世利益を目指している、つまり生活と人生の知恵そのものを説いたものであるという性格が強い。そういう要素があり...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の28章です。この章も『老子』独特の逆説的な処世術を説く章になっています。 『老子』第28章 知其雄、守其雌、為天下渓。為天下渓、恒徳不離。・・・中略・・・ 知其白、守其辱、為天下谷。為天下谷、恒徳乃足。...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の27章です。この章も為政者の心得を説いたものですが、一般人の処世にも参考になる部分が非常に多い、そんな章です。 『老子』第27章 善行者無轍迹。善言者無瑕適。善数者不用籌策。善閉者無関籥而不可啓也。善結...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の26章です。自民党総裁選からちょうどよいタイミングで、この章になりました。ちょっと不思議な巡り会わせかもしれません。為政者の心構えについて説いた章となります。 『老子』第26章 重為軽根、静為躁君。・・...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の25章です。今日は「道」とはなにか? 世界観あるいは宇宙観そういった感じの章になります。 『老子』第25章 人法地、地法天、天法道、道法自然。 人は地に法(のっと)り、地は天に法り、天は道に法り、道は自...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の23章です。今日は、大自然でも無理な事なんだから、ましてや人間になんて・・・そんなお話です。 『老子』第23章 暴雨不終日。孰為此。天地而弗能久、又况于人乎。 暴雨は日を終えず。孰(たれ)か此を為す。天...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の22章です。本日も「え?」と思わせるような逆説が飛び出して来ます。弱々に見えて実は強つよ。そんな驚きの世界・・・。曲というのは、イケイケオラオラの直線的な強さではなく、迂回しながら勝ちを目指すという、い...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の21章です。今日は「道」なるものの説明。大いなる徳を身につけるには「道」と一体化しなければならない。と言ったあとに、では「道」とはどんなものであるか? そんな章になっています。 『老子』第21章 道之物...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の20章です。今日はひたすら「道」を究めんとする者の孤独を嘆く。嘆きつつもそれでいいと、自らを奮い立たせる。そういう章になります。 『老子』第20章 衆人皆有以、我独頑以鄙。吾欲独異于人、而貴食母。 衆人...
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 今回は『老子』の19章です。全編を通して逆説的な表現が多いため、読む人によって解釈の揺れが出て来るのが、この書物の面白いところです。 『老子』第19章 絶聖棄智、民利百倍。絶仁棄義、民復孝慈。絶巧棄利、盗賊無有。 聖を...
漢文の教材に、般若心経などを取り入れています。ほかの御三家に、人気の点でやや遅れを取りつつも独自路線で、国語の入試問題にも現れているようです。信念のある学校の印象です。うつろいやすい人気を追うのがご世間様でしょうが骨太なものを貫く学校も評価されていいのか
麻布中学・物語文・2022絵を描くのが好きな高校生がいました。死んだおばあちゃんが、滝が好きだったので、滝の絵を描いていました。ところが、3.11の東北大震災が起こり焦点は、絵画そのものではなくて、被災者を応援する、高校生の気持ちに充てられてしまい主人公は葛藤す
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』を読み返してみよう・・・・・・これはもう有名すぎて知らない人は居ないのでは? なんと言ってもお酒の銘柄にも採用されているぐらいです。 上善如水。水善利万物而不争。居衆人之所悪。 上善は水の如し。水は善く万物を利...
共通テストでの配点は低いと言って、完全に捨てる受験生が多いのが漢文。 そうは言っても50点は大きい。 できるだけ時間をかけたくないのはよくわかります。 学校の…
【NHK朝の連続テレビ小説主題歌 米津玄師『さよーならまたいつか!』】に取り入れられている3つの文学作品
村上春樹の書く小説の中には、鍵となるクラシック音楽を聴かないことには理解できない作品すらある。対峙するかのように、音楽界の天才米津玄師は文学への造詣が深く、その知識を作品中に取り込んでくることも多い。 『さよーなら またいつか!』 『さよー
長さ:~10分 / レベル:応用 / 重要度:まずまず 漢文でも早く高得点を得たいということになったら、やっぱり「単語(漢字の読み)」・「文法(句法)」だけでなく、「最低限の常識」が必要になります。
ω・) ソーッ・・・ 皆さん、ご機嫌よろしゅうに。 『老子』第二章より 聖人・・・・・・万物作而弗始也、為而弗恃也、成功而弗居也。夫唯弗居、是以弗去。 万物を作りて而して始めとせず、為して而して恃まず、功を成して而して居らず。夫れ唯居らず。ここを以て去らず。 訳「万物を自...
長さ:~15分 / レベル:共テ / 重要度:超重要 2024年共通テスト・国語第4問(漢文)の解法実況中継を行っています。今年の漢文は前半は基本的な問題ですが、最後の配点の高い2問がトリッキーでした。