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【あらすじ&ひとりごと】 今回は、京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ第8弾『陰摩羅鬼の瑕』(おんもらきのきず) この作品も1000頁を超える大長編。読んでも読んでも頁が減らない、登場人物の会話や独白が続き、1000頁を超えたところで漸く物語の真相が見え始めてきます。 もちろん独特の文体と心理描写、そして妖怪をモチーフにしたミステリは緻密で、単なるミステリ作品とは言えない作品でした。 さらにここでも「長い語り」は冗長ではなく、京極作品らしい奥行きと重厚さをつくり上げていますね。 白樺湖畔にそびえる洋館「鳥の城」の主「伯爵」こと、由良昻允(ゆらこういん)。 幼い頃からこの館に飾られた数百羽の剥製の鳥た…
『中禅寺先生物怪講義録』解説:懐かしさと新しさが交差する怪異ミステリー!
新学期、栞奈のクラスに臨時の国語教師として中禅寺秋彦が赴任してきます。その頃クラスメイトのサチコが男子学生と夜の学校に忍び込み、幽霊を見てしまうのです。呪い殺されると怯えるサチコを心配した栞奈は、「私が確かめてやる」と自分も校舎に忍び込みます。
文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫 き 39-7) 作者:京極 夏彦 講談社 Amazon 【あらすじ&ひとりごと】 京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ『塗仏の宴 宴の支度』に続く後編『塗仏の宴 宴の始末』を前編の勢いのまま引き続き読みました。 前・後編で約2000頁。しかも複数のストーリーが複雑に絡み合う展開。そのストーリーを簡単に記すのも難しい物語でした。 前編『塗仏の宴 宴の支度』では、文士・関口が戦前に存在していた静岡県韮山の村・戸人村(へびとむら)を探してほしいと依頼される。地図や記録、近隣住民の記憶もすべて抹消された村。 関口は現地に赴き、かつて戸人村のあった場所で、ある屋敷を発…
【あらすじ&ひとりごと】 京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ第六作『塗仏の宴 宴の支度』。 前編にあたる作品です。 本作もシリーズを通して関わってきた個性ある登場人物たちが、それぞれ異なる場所で、また異なった事件に巻き込まれていきます。 そして、背後に隠れた謎が徐々に明らかになり、すべてが関係している事実に繋がっていきます。 文士・関口は、戦前存在していた村・静岡県韮山山中の消えてしまった「戸人村(へびとむら)」を探してほしいと依頼される。 地図や記録、近隣住民の記憶もない、すべてが抹消された村。 関口は現地に赴き、地元警官と、そこで出会った郷土史家・堂島とともに「戸人村」のあった場所を訪れ、ある…
この書見台(スタンド)で厚い本も楽に読めたよ!鈍器本・京極堂シリーズも◎
京極夏彦の鈍器本、大好きだけど重い…!そんな悩みを解決するブックスタンドを紹介。実際に使った感想や写真付きレビューあり!
お面をつけた女の子が黒猫と遊んでいます。おばあちゃんの家の仏間。神社の古いお堂。いっぱいいるお地蔵さん。家と家の細い隙間。人のいない夕暮れ。なにかがいそうな気配を感じた女の子。「なにか、いますか?」すると女の子が被っていたお面に何者かの大きな手がのびて
【アニメ】「百鬼夜行シリーズ」の前日譚『中禅寺先生物怪講義録』がTVアニメ化!「京極堂」の講師時代を描く学園怪奇ミステリー
講談社「コミックDAYS」で連載中の志水アキ先生による漫画作品『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』が、2025年にTVアニメ化されることが決定しました。 『中禅寺先生物怪講義録』は、京極夏彦先生の小説「百鬼夜行シリーズ」の前日譚にあたる物語。舞台は昭和23年の新制高校。二年生の女生徒・日下部栞奈(くさかべ かんな)を主人公に、後の「京極堂」こと中禅寺秋彦(ちゅうぜんじ あきひこ)の講師時代を...
◆読んだ本◆ ・書名:病葉草紙 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:文藝春秋 ・初版発行日:2024/8/7 ◆おすすめ度◆ ・安楽椅子探偵ものミステリー小説度:★★★ ・事件は「虫」のせいで起きている?度:★★★★ ・事件は「虫」のせいにして解決する!度:★★★★ ・舞台が落語のよう度:★★★ ・虫の絵がユニーク度:★★★★★ ◆感想◆ 長屋の周りで起きる事件にあたふたする差配人の藤介。長屋の住人にして本草学者の久...
◆読んだ本◆ ・書名:狐花 葉不見冥府路行 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2024/7/26 ◆おすすめ度◆ ・時代ミステリー小説度:★★★★ ・親の因果が子に報い度:★★★★ ・驚愕の事実が連発度:★★★★ ◆感想◆ 著者の本にしては厚みが薄く、短編小説かと勘違いしそうな時代ミステリー小説。 歌舞伎の舞台化のために書き下ろされたそうですが、ストーリーはわかりやすく、ディープな京極夏...
◆読んだ本◆ ・書名:了巷説百物語 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2024/6/19 ◆おすすめ度◆ ・時代ミステリー小説度:★★★★ ・過去の作品の集大成度:★★★★★ ・あっぱれな憑物落とし度:★★★★ ・手に汗握る激しい立ち回り度:★★★★★ ・劇画タッチの強烈キャラたち度:★★★★ ・「累」は横溝正史ばりのおどろおどろしさ度:★★★★ ・天保の改革の裏側あるいは現代社会の軋み度:★★★ ・運命的...
ミステリファンにも歌舞伎ファンにも嬉しい、この夏一番の話題作『狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)』。京極夏彦の小説家デビュー30周年を記念して書き下ろされた新作歌舞伎が、まもなく初日を迎える『八月納涼歌舞伎』の第三部で上演されます。京極夏彦×歌舞伎『狐花 葉不見冥府路行』読書記録数ヶ月前に歌舞伎座を訪れて予告ポスターを見たときは、にわかに信じがたく、思わず三度見した私。「京極...
夏休みのあいだは、いなかで暮すぼく。しょきしょきしょき。川で変な音を聞いたぼく。おじいちゃんは、「それは、あずきとぎという おばけが あずきを洗う音で、その音がすると、すべって淵におちるそうだよ」といった。めいしんさ。おばけなんかいないさ。気をつけていれ
ぼくは おばあさんの家で暮すことになった。とても古い家だ。全部木で出来ている 天井がとても高いそして暗い。はりの上の暗がりを見ていた。そしたらおばあちゃんに聞いた。「上を見なければこわくないよ」でも、みちゃうみたら私も、母の生家の高い天井の隅とか、こわか
京極夏彦の百鬼夜行シリーズ「鵼の碑」を読み終えた。前作から17年振り。17年前は何をしていたのだろう?一作目の「姑獲鳥の夏」と「魍魎の匣」は映画も見にいった。京極堂も榎木津も木場も魅力的。今回の作品を
ゲゲゲの鬼太郎の聖地で、水木しげる先生の生誕をお祝い(2)【水木しげるロード/生誕イベント本番】〈鳥取県境港市〉
鳥取県境港市の水木しげるロードについて、妖怪ブロンズ像や個性的なお店など前回よりも深掘りしてまとめました。水木先生の102回目の生誕イベント本番も抽選に当たったことに感謝です。本当に行けて良かったと思える内容でした!もくじ妖怪がいっぱい!憧れの水木しげるロード/妖怪ブロンズ像妖怪がいっぱい!憧れの水木しげるロード/店水木しげる生誕102回目イベント境港から出発、米子空港の鬼太郎おわりに 妖怪がいっぱい!憧...
4月17日(水) やっと、やっと読み終わった。 本はいつも寝る前に読みます。 京極さんの百鬼夜行シリーズ17年ぶり新作です。 私はこのシリーズ大好きです。 たまたま息子が古本でシリーズ第1弾『姑獲鳥の夏』読んだのが始まり。 でも次に出た『魍魎の匣』でどはまりしました。 それから京極夏彦さんの作品を追いかけて読んでいました。 好きな作品もあれば、苦手なものもありました。 そして久しぶりに出た。 bookclub.kodansha.co.jp 殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れ…
◆読んだ本◆ ・書名:鵼の碑 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2023/9/14 ◆おすすめ度◆ ・百鬼夜行シリーズのいつものメンバーが勢揃い度:★★★★ ・盲群象を評す、みたいな度:★★★★ ・「猨」の章の蘊蓄が学者並み度:★★★★★ ・最後は京極堂がズバッと解決大団円度:★★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました。(けっ...
押入れの収納の掃除も引き続き行っているところですが、 本もある程度まとめて引き取ってもらうことにしました。 以前も利用したことがあったのですが、 バリューブックスさんに依頼することに。 家まで
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、越年継続中です。 京極堂(中禅寺秋彦)モノは、スピンアウトを含めて残り数冊。 それを終えると、やっと2023年刊行の「鵼の碑」を手にすることができます。 (勝手に自分で決めているだけですが…) 「邪魅の雫」は2006年9月26日に第一刷発行。 時期的に僕は家族と山口県に住んでいた頃ですね。 山口県にあった書店をいくつか覚えています。 山口市内にあった書店は、いくつか無くなってしまいましたね。 で、この「邪魅の雫」もまた、「探偵」の小説です。 このシリーズに登場する唯一無二の探偵榎木津礼二郎。 その「探偵」との縁談話が持ち上がった女性たちが巻き込まれる出来…
「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 「妖怪」のエスプリ
こんにちは、暖淡堂です。 年末年始はこの本を読んでいました。 「豆腐小僧 双六道中ふりだし」。 2003年11月30日第一刷発行です。 もう何度目なのかわかりません。 そして、読み返すたびに、十分に楽しめています。 そのくらい、いつも新鮮な味わいがあって。 まあ、物忘れがかなり進んでいることも影響しているのですが。 年末年始にこの本を読んだのは、この本の形が理由です。 ほぼ真四角。 厚みは5センチくらいあります。 本というよりも、箱ですね。 あるいは豆腐大体二パック分。 なので、通勤電車の中で読むには、あまり適当なサイズではありません。 であれば、まとまったお休みのときに読もうかな、ということ…
「百器徒然袋 風」 京極夏彦 探偵 vs. 霊感探偵 探偵の顔
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、昨年中では終わりませんでした。 12月に北海道砂川市に帰省していた間は「陰摩羅鬼の瑕」をずっと読んでいました。 自宅に帰って手に取ったのがこの「百器徒然袋 風」です。 「百器徒然袋 風」は2004年7月5日に第一刷発行。 探偵榎木津礼二郎を主役とした三作品が収められています。 ここで、この三作品を「短編」と書こうか「中編」と書こうかちょっと迷いました。 分量的には「長編」としてもおかしくないくらいなのです。 まあ、そのあたりは、決めないでおきましょう。 この本も、内容をほぼ忘れていました。 これまでに読み返している本のほとんどを覚えていないというのもすご…
「陰摩羅鬼の瑕」 京極夏彦 苦悩する探偵、狼狽える作家、笑う退職刑事
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、北海道帰省中も続いていました。 帰省前に読み始めて、帰省後に読了。 ボリュームがあるので、おそらく帰省期間中には読み終わらないだろうなと思って、本はこれ一冊だけ持って行きました。 これ一冊だけでも、しっかりと重たいのですが。 「陰摩羅鬼の瑕」は2003年8月8日に第一刷発行。 この作品についても、内容はすっかり忘れていました。 印象だけが残っている感じで。 で、読んでいて、結構最初の方で、全体の構成を思い出してしまいました。 細かな部分は全部忘れているのですが。 構成を思い出した後は、探偵榎木津にどのように事件を解決させるか、小説家関口にどのように説明さ…
メルカリ欲しいものリスト|書籍 阿佐田哲也・綾辻行人・大藪春彦・奥田英朗・梶山季之・京極夏彦・倉山満・黒川博行・佐藤賢一・田中芳樹・柘植久慶・服部真澄・藤本ひとみ・船戸与一・真山仁・森巣博・森博嗣・山田風太郎・吉川英治
「多々良先生行状記 今昔続百鬼 雲」 京極夏彦 妖怪馬鹿として「ある(実存)」ということ
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、まだ続いています。 今回読んだのは「今昔続百鬼 雲」。 「多々良先生行状記」という副題つき。 「百器徒然袋 雨」は2001年11月5日に第一刷発行です。 ついに21世紀に入りました。 この本に収められた作品群の主人公は「多々良勝五郎」。 京極作品を愛読されている方はすぐに思い出すかもしれません。 あの京極堂中禅寺秋彦と対等に「妖怪」について話ができる人物です。 「塗仏の宴」に登場していますね。 その姿は「菊池寛の天地を詰めたような」と描かれています。 まあ恰幅のよい姿くらいで想像しておくのがよいかと。 この多々良勝五郎センセイ、友人または知り合い、あるい…
数学が大の苦手だった母。数学が好きすぎて大学院まで行った息子。 遺伝とかあんま関係なくね? 本を開いたら見開き単位で文字がバーッと入ってくる母。同じく見…
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、秘めやかに絶賛開催中です。 季節がいくつも変わりましたが、同じ熱量を持って継続しています。 今年は思いついて京極祭を続けていますが、その影響で、例年恒例の「あれ」を忘れていました。 それは「太宰治の『津軽』を夏に読むこと」です。 津軽 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 新潮社 Amazon 毎年欠かさず実行していたのですが、今年はできていませんでした。 これも、年末年始のお休みの楽しみにしておきたいと思います。 それはそれとして。 「百器徒然袋 雨」は1999年11月10日に第一刷発行です。 まだ20世紀のこと。 読み返しましたが、探偵榎木津がところどころ…
「百鬼夜行 陰」 京極夏彦 前日譚、後日談、閑話休題 隙間から覗くもの
こんにちは、暖淡堂です。 つくづく、人間って、物事の評価は相対的なものになってしまうものだな、と思います。 本文が373ページある本が、薄く感じてしまいます。 おまけに軽い。 何事も、絶対的に評価をしているわけではないのですね。 それを普段から忘れないようにしないと。 で、極私的京極祭、まだ続いています。 このペースだと、結構まくらないと、年末年始のお休みに「鵼の碑」まで辿り着けなさそうです。 どうしようかな。 それはそれとして、今回読み終わったのが「百鬼夜行 陰」 これは、この作品が発表される以前に書かれている作品の、ところどころにできてしまった隙間を埋めるものです。 それぞれの作品に登場し…
「塗仏の宴 宴の始末」 京極夏彦 京極堂自身の事件【暖淡堂の書棚】
こんにちは、暖淡堂です。 「塗仏の宴 宴の始末」 読み終えました。 京極夏彦さんの作品です。 講談社ノベルズで、1998年9月20日に第一刷発行となっています。 「塗仏の宴 宴の支度」とほぼ同じサイズ。 ほぼ同じ重量感です。 このくらいの厚みがあると、護身用にも使えるかもしれません。 使い方によっては凶器にもできそうです。 枕であれば、すぐそのまま使えます。 「宴の支度」で準備されたもの以上の展開があります。 まったく別の出来事なのに、なぜかつながっているように思える、そのつながりの理由が明らかにされます。 また、過去の事件も関係しているように思えてくる。 それを理解するためのキーワードが「家…
こんにちは、暖淡堂です。 京極祭を極私的に楽しんでいます。 読んだものをすぐに忘れてしまうので、エンドレスに続けられそうです。 老後につながる楽しみになっています。 で、最近読み終えたのが 「塗仏の宴 宴の支度」 京極夏彦さんの作品です。 講談社ノベルズで、1998年3月30日に第一刷発行となっています。 塗仏の宴 宴の支度 この本も厚い。そして重たい。 もし「塗仏の宴 宴の始末」と合わせて一冊になっていたら、オーバーな言い方ではなく、建材のレンガなみ。 これを通勤電車の中で、片手で吊り革につかまり、もう片手で読むとすると、結構な筋トレになります。 昨年、腱鞘炎をやっているので、要注意ではあり…
京極本を積み上げる こんにちは、暖淡堂です。 極私的に「京極祭」の真っ最中です。 京極夏彦さんの作品、たくさん出版されているので、興味を持たれている方は多いかと思います。 それでも、なんとなく手を出すのに「ためらっていたり」していたり。 その理由は、おそらく本の厚さ。 それと、表紙の絵の怖さ。 表紙の絵の怖さは、本を買った後、カバーを外してしまうか、さらにカバーをかけてしまうかで、なんとかなります。 しかし、本の厚さはどうにもなりません。 本が厚いと、どうなるか。 手が疲れる。 この部分は、筋トレと理解してもらうのが一番良いかと思います。 また、本が厚いと、文字がたくさん書かれています。 厚さ…
極私的「京極祭」しめやかに開催中です、まだ中盤 【暖淡堂の書棚】
こんにちは、暖淡堂です。 今年、春頃からずっと、自分の書棚にある京極夏彦さんの作品を断続的に読み続けています。 これまでに読んだ本を、読んだ順に並べると以下になります。 実際に書棚にあるものは、単行本で、新刊は大きな書店でもあまり見かけなくなりました。 以下に掲載したのは、それぞれアマゾンの広告のリンクになっています。 で、最初に読んだものが以下です。 これを引っ張り出した時は、京極祭の兆候はまだありませんでした。 遠巷説百物語 「巷説百物語」シリーズ (角川文庫) 作者:京極 夏彦 KADOKAWA Amazon これまで発表されているものの後日談風ではありますが、まだまだ語られていない事件…
またしても 京極堂が 謎祓う 人を惑わす 『鵼(ぬえ)の碑(いしぶみ)』 ★ やっぱり京極堂・中禅寺明彦は健在だった! にほんブログ村 今日の岡山市は、晴れで、最高気温は25度の
「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】
こんにちは、暖淡堂です。 自宅の書棚の蔵書の埃落としと虫干しをかねて、時々手に取って開いています。 今日、書棚から引っ張り出したのが 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦さんの作品です。 2003年11月30日に第一刷発行となっています。 豆腐小僧 購入時期から考えて、タイに持って行ったと思われます。 風土の違いで洗われた感じですね。 赤色の脱色、全体の黄ばみ感など、我が家の蔵書らしい風貌になっています。 ざっと開いてみて、中頃から少し引用してみます。 袖引き小僧、罠など気にせず一直線に走ります。物理的な影響力を持ちませんから罠にかかることもないのでございますな。一方、豆腐…
あらからもう 十七年も 経ったのか 「鵼の碑」(ねえのいしぶみ) ついに刊行 ★ 久しぶりに書店を覗いたところ。京極夏彦の京極堂シリーズの新刊が、ついに刊行されました。次巻のタイ
読む者もまた系内に捕らわれる 今の自分はすでにこの物語と無関係にはなり得ない 「絡新婦の理」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 今年は極個人的な「京極祭」開催中です。 自宅の書棚にある京極夏彦さんの本を読み続けています。 で、今回読み終わったのが以下の本。 「絡新婦じょろうぐもの理」です。 この記事を書いていて、「じょろうぐものことわり」とキーで打って変換すると、一回で「絡新婦の理」となったことに驚きながら、書き続けています。 余談ですが。 「鉄鼠の檻」と同様に、この本の基本データを記録してみます。 本文ページ数:829 (本文最終ページに印刷されているページ数) サイズ:174mm x 107mm x 47mm (コクヨ物差し) 本体重さ:633g (キッチンにあった秤) 「鉄鼠の檻」とほぼ…
文学シリーズのネイルポリッシュで先に、羽がついていてデザインはよし。なるほどな姑獲鳥の夏カラーは、色も鮮やかなのでフットネイルにしました。到着が最後の週の盆踊りにギリ間に合って草履の足を華やかにしてくれました、が、キャップは持ちにくいしハケは、太すぎて塗りにくいので、正直、雰囲気商品です。京極夏彦さんの最新刊の京極堂シリーズの鈍器本も気になるけど実は、京極堂より、↑巷説百物語シリーズの又市のファンなのでアレコレ妄想してみたら、 巷説百物語や又市でコレを作ると上の飾りが羽根じゃなく、金剛鈴とか法具っぽくなっちゃいそう、と気づきました。 京極堂でOKです。にほんブログ村
ドキドキしちゃってェ…心臓が痛くってェ………。読めくってェ……。日常でここまで心臓を動かさないからすぐ心臓疲れてしまう。本を読むのにこんなに余計な体力使うとは…。もう少しこの発作が落ち着いてから読んだ方がいいかもな。まだ数ページしか読んでないけど面白いよ
今日は大阪まで行ってきました。目的はただ1つ。紀伊国屋書店で、京極夏彦先生による「百鬼夜行」シリーズ最新作、「鵼ぬえの碑いしぶみ」を購入すること。紀伊国屋書店で購入すると特別ブックカバーがもらえるのです。京都には残念ながら紀伊国屋書店がない
こんにちは、「古本のりょくし堂」です。(^ ^)/ 前回の「ざしきわらし」に続き、遠野物語つながりで読んでみました。 ***えほん遠野物語
珍しく長崎歴史文化博物館へ出かけてきました。(長崎歴史文化博物館のHPから拝借しました。)お目当ては、「隙あらば猫 町田尚子絵本原画展」。7/15から開催されていて気が付けば終了1週間前。やばい、終わってしまう。会場は3階。窓の外の緑と差し込む光がいい感じです。エレベーターの横にも。町田尚子(まちだ・なおこ) 1968年東京生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。2007年に『小さな犬』で絵本デビュー。岩崎書店「怪...
タイプライターズ~物書きの世界~で京極夏彦さんがゲスト出演され、書斎や本棚が紹介されてました。ひとの本棚って気になりませんか?私は大いにあります。その人の頭の中をちょっと覗くような好奇心。独特の世界観をもつ京極さんであればなおさら。以前、京極さんが「本は
思う存分に引き摺り回されて、最後の一行まで面白い 夏に読む本 「鉄鼠の檻」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 手首の筋トレを兼ねて、この夏は京極夏彦さんの本を読んでいます。 で、やっと読み終わりました。 「鉄鼠の檻」 1996年1月5日発行となっています。 書店に並べられているのを、すぐに買ったはずです。 で、25年以上経って、この夏に再読。 面白かったです。 「鉄鼠の檻」京極夏彦 この本の基本データを記録してみます。 本文ページ数:825 (本文最終ページに印刷されているページ数) サイズ:173mm x 108mm x 49mm (コクヨ物差し) 本体重さ:630g (キッチンにあった秤) この本を、通勤時に電車の中で読み続けました。 そのおかげで手首が常に筋肉痛状態。 …