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4月17日(水) やっと、やっと読み終わった。 本はいつも寝る前に読みます。 京極さんの百鬼夜行シリーズ17年ぶり新作です。 私はこのシリーズ大好きです。 たまたま息子が古本でシリーズ第1弾『姑獲鳥の夏』読んだのが始まり。 でも次に出た『魍魎の匣』でどはまりしました。 それから京極夏彦さんの作品を追いかけて読んでいました。 好きな作品もあれば、苦手なものもありました。 そして久しぶりに出た。 bookclub.kodansha.co.jp 殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。妖光に翻弄される学僧。失踪者を追い求める探偵。死者の声を聞くために訪れた女。そして見え隠れ…
◆読んだ本◆ ・書名:鵼の碑 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2023/9/14 ◆おすすめ度◆ ・百鬼夜行シリーズのいつものメンバーが勢揃い度:★★★★ ・盲群象を評す、みたいな度:★★★★ ・「猨」の章の蘊蓄が学者並み度:★★★★★ ・最後は京極堂がズバッと解決大団円度:★★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました。(けっ...
押入れの収納の掃除も引き続き行っているところですが、 本もある程度まとめて引き取ってもらうことにしました。 以前も利用したことがあったのですが、 バリューブックスさんに依頼することに。 家まで
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、越年継続中です。 京極堂(中禅寺秋彦)モノは、スピンアウトを含めて残り数冊。 それを終えると、やっと2023年刊行の「鵼の碑」を手にすることができます。 (勝手に自分で決めているだけですが…) 「邪魅の雫」は2006年9月26日に第一刷発行。 時期的に僕は家族と山口県に住んでいた頃ですね。 山口県にあった書店をいくつか覚えています。 山口市内にあった書店は、いくつか無くなってしまいましたね。 で、この「邪魅の雫」もまた、「探偵」の小説です。 このシリーズに登場する唯一無二の探偵榎木津礼二郎。 その「探偵」との縁談話が持ち上がった女性たちが巻き込まれる出来…
【読書記録】鵼の碑/京極夏彦(講談社)/本の分厚さにニヤニヤしながら読みました
・鵼の碑/京極夏彦(講談社) ヌエの碑 [ 京極 夏彦 ]価格: 3960 円楽天で詳細を見る 以下、講談社Book倶楽部の内容紹介文 ↓↓↓ 内容紹介 【単行本】 百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに! 殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。 消えた三つの他殺体を追う刑事。 妖光に翻弄される学僧。 失踪者を追い求める探偵。 死者の声を聞くために訪れた女。 そして見え隠れする公安の影。 発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、 縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。 シリーズ最新作。 (https://bookclub.kodansha.co.jp/produc…
「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 「妖怪」のエスプリ
こんにちは、暖淡堂です。 年末年始はこの本を読んでいました。 「豆腐小僧 双六道中ふりだし」。 2003年11月30日第一刷発行です。 もう何度目なのかわかりません。 そして、読み返すたびに、十分に楽しめています。 そのくらい、いつも新鮮な味わいがあって。 まあ、物忘れがかなり進んでいることも影響しているのですが。 年末年始にこの本を読んだのは、この本の形が理由です。 ほぼ真四角。 厚みは5センチくらいあります。 本というよりも、箱ですね。 あるいは豆腐大体二パック分。 なので、通勤電車の中で読むには、あまり適当なサイズではありません。 であれば、まとまったお休みのときに読もうかな、ということ…
「百器徒然袋 風」 京極夏彦 探偵 vs. 霊感探偵 探偵の顔
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、昨年中では終わりませんでした。 12月に北海道砂川市に帰省していた間は「陰摩羅鬼の瑕」をずっと読んでいました。 自宅に帰って手に取ったのがこの「百器徒然袋 風」です。 「百器徒然袋 風」は2004年7月5日に第一刷発行。 探偵榎木津礼二郎を主役とした三作品が収められています。 ここで、この三作品を「短編」と書こうか「中編」と書こうかちょっと迷いました。 分量的には「長編」としてもおかしくないくらいなのです。 まあ、そのあたりは、決めないでおきましょう。 この本も、内容をほぼ忘れていました。 これまでに読み返している本のほとんどを覚えていないというのもすご…
「陰摩羅鬼の瑕」 京極夏彦 苦悩する探偵、狼狽える作家、笑う退職刑事
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、北海道帰省中も続いていました。 帰省前に読み始めて、帰省後に読了。 ボリュームがあるので、おそらく帰省期間中には読み終わらないだろうなと思って、本はこれ一冊だけ持って行きました。 これ一冊だけでも、しっかりと重たいのですが。 「陰摩羅鬼の瑕」は2003年8月8日に第一刷発行。 この作品についても、内容はすっかり忘れていました。 印象だけが残っている感じで。 で、読んでいて、結構最初の方で、全体の構成を思い出してしまいました。 細かな部分は全部忘れているのですが。 構成を思い出した後は、探偵榎木津にどのように事件を解決させるか、小説家関口にどのように説明さ…
メルカリ欲しいものリスト|書籍 阿佐田哲也・綾辻行人・大藪春彦・奥田英朗・梶山季之・京極夏彦・倉山満・黒川博行・佐藤賢一・田中芳樹・柘植久慶・服部真澄・藤本ひとみ・船戸与一・真山仁・森巣博・森博嗣・山田風太郎・吉川英治
「多々良先生行状記 今昔続百鬼 雲」 京極夏彦 妖怪馬鹿として「ある(実存)」ということ
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、まだ続いています。 今回読んだのは「今昔続百鬼 雲」。 「多々良先生行状記」という副題つき。 「百器徒然袋 雨」は2001年11月5日に第一刷発行です。 ついに21世紀に入りました。 この本に収められた作品群の主人公は「多々良勝五郎」。 京極作品を愛読されている方はすぐに思い出すかもしれません。 あの京極堂中禅寺秋彦と対等に「妖怪」について話ができる人物です。 「塗仏の宴」に登場していますね。 その姿は「菊池寛の天地を詰めたような」と描かれています。 まあ恰幅のよい姿くらいで想像しておくのがよいかと。 この多々良勝五郎センセイ、友人または知り合い、あるい…
数学が大の苦手だった母。数学が好きすぎて大学院まで行った息子。 遺伝とかあんま関係なくね? 本を開いたら見開き単位で文字がバーッと入ってくる母。同じく見…
こんにちは、暖淡堂です。 極私的京極祭、秘めやかに絶賛開催中です。 季節がいくつも変わりましたが、同じ熱量を持って継続しています。 今年は思いついて京極祭を続けていますが、その影響で、例年恒例の「あれ」を忘れていました。 それは「太宰治の『津軽』を夏に読むこと」です。 津軽 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 新潮社 Amazon 毎年欠かさず実行していたのですが、今年はできていませんでした。 これも、年末年始のお休みの楽しみにしておきたいと思います。 それはそれとして。 「百器徒然袋 雨」は1999年11月10日に第一刷発行です。 まだ20世紀のこと。 読み返しましたが、探偵榎木津がところどころ…
「百鬼夜行 陰」 京極夏彦 前日譚、後日談、閑話休題 隙間から覗くもの
こんにちは、暖淡堂です。 つくづく、人間って、物事の評価は相対的なものになってしまうものだな、と思います。 本文が373ページある本が、薄く感じてしまいます。 おまけに軽い。 何事も、絶対的に評価をしているわけではないのですね。 それを普段から忘れないようにしないと。 で、極私的京極祭、まだ続いています。 このペースだと、結構まくらないと、年末年始のお休みに「鵼の碑」まで辿り着けなさそうです。 どうしようかな。 それはそれとして、今回読み終わったのが「百鬼夜行 陰」 これは、この作品が発表される以前に書かれている作品の、ところどころにできてしまった隙間を埋めるものです。 それぞれの作品に登場し…
「塗仏の宴 宴の始末」 京極夏彦 京極堂自身の事件【暖淡堂の書棚】
こんにちは、暖淡堂です。 「塗仏の宴 宴の始末」 読み終えました。 京極夏彦さんの作品です。 講談社ノベルズで、1998年9月20日に第一刷発行となっています。 「塗仏の宴 宴の支度」とほぼ同じサイズ。 ほぼ同じ重量感です。 このくらいの厚みがあると、護身用にも使えるかもしれません。 使い方によっては凶器にもできそうです。 枕であれば、すぐそのまま使えます。 「宴の支度」で準備されたもの以上の展開があります。 まったく別の出来事なのに、なぜかつながっているように思える、そのつながりの理由が明らかにされます。 また、過去の事件も関係しているように思えてくる。 それを理解するためのキーワードが「家…
こんにちは、暖淡堂です。 京極祭を極私的に楽しんでいます。 読んだものをすぐに忘れてしまうので、エンドレスに続けられそうです。 老後につながる楽しみになっています。 で、最近読み終えたのが 「塗仏の宴 宴の支度」 京極夏彦さんの作品です。 講談社ノベルズで、1998年3月30日に第一刷発行となっています。 塗仏の宴 宴の支度 この本も厚い。そして重たい。 もし「塗仏の宴 宴の始末」と合わせて一冊になっていたら、オーバーな言い方ではなく、建材のレンガなみ。 これを通勤電車の中で、片手で吊り革につかまり、もう片手で読むとすると、結構な筋トレになります。 昨年、腱鞘炎をやっているので、要注意ではあり…
京極本を積み上げる こんにちは、暖淡堂です。 極私的に「京極祭」の真っ最中です。 京極夏彦さんの作品、たくさん出版されているので、興味を持たれている方は多いかと思います。 それでも、なんとなく手を出すのに「ためらっていたり」していたり。 その理由は、おそらく本の厚さ。 それと、表紙の絵の怖さ。 表紙の絵の怖さは、本を買った後、カバーを外してしまうか、さらにカバーをかけてしまうかで、なんとかなります。 しかし、本の厚さはどうにもなりません。 本が厚いと、どうなるか。 手が疲れる。 この部分は、筋トレと理解してもらうのが一番良いかと思います。 また、本が厚いと、文字がたくさん書かれています。 厚さ…
極私的「京極祭」しめやかに開催中です、まだ中盤 【暖淡堂の書棚】
こんにちは、暖淡堂です。 今年、春頃からずっと、自分の書棚にある京極夏彦さんの作品を断続的に読み続けています。 これまでに読んだ本を、読んだ順に並べると以下になります。 実際に書棚にあるものは、単行本で、新刊は大きな書店でもあまり見かけなくなりました。 以下に掲載したのは、それぞれアマゾンの広告のリンクになっています。 で、最初に読んだものが以下です。 これを引っ張り出した時は、京極祭の兆候はまだありませんでした。 遠巷説百物語 「巷説百物語」シリーズ (角川文庫) 作者:京極 夏彦 KADOKAWA Amazon これまで発表されているものの後日談風ではありますが、まだまだ語られていない事件…
またしても 京極堂が 謎祓う 人を惑わす 『鵼(ぬえ)の碑(いしぶみ)』 ★ やっぱり京極堂・中禅寺明彦は健在だった! にほんブログ村 今日の岡山市は、晴れで、最高気温は25度の
退職して4年半経ちました。こうやってブログでも書いていかないと、何年経ったか直ぐにはぱっと出ない数字になりつつあるので、だいぶ経った感があります。
「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦 【暖淡堂の書棚】
こんにちは、暖淡堂です。 自宅の書棚の蔵書の埃落としと虫干しをかねて、時々手に取って開いています。 今日、書棚から引っ張り出したのが 「本朝妖怪盛衰録 豆腐小僧 双六道中ふりだし」 京極夏彦さんの作品です。 2003年11月30日に第一刷発行となっています。 豆腐小僧 購入時期から考えて、タイに持って行ったと思われます。 風土の違いで洗われた感じですね。 赤色の脱色、全体の黄ばみ感など、我が家の蔵書らしい風貌になっています。 ざっと開いてみて、中頃から少し引用してみます。 袖引き小僧、罠など気にせず一直線に走ります。物理的な影響力を持ちませんから罠にかかることもないのでございますな。一方、豆腐…
あらからもう 十七年も 経ったのか 「鵼の碑」(ねえのいしぶみ) ついに刊行 ★ 久しぶりに書店を覗いたところ。京極夏彦の京極堂シリーズの新刊が、ついに刊行されました。次巻のタイ
読む者もまた系内に捕らわれる 今の自分はすでにこの物語と無関係にはなり得ない 「絡新婦の理」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 今年は極個人的な「京極祭」開催中です。 自宅の書棚にある京極夏彦さんの本を読み続けています。 で、今回読み終わったのが以下の本。 「絡新婦じょろうぐもの理」です。 この記事を書いていて、「じょろうぐものことわり」とキーで打って変換すると、一回で「絡新婦の理」となったことに驚きながら、書き続けています。 余談ですが。 「鉄鼠の檻」と同様に、この本の基本データを記録してみます。 本文ページ数:829 (本文最終ページに印刷されているページ数) サイズ:174mm x 107mm x 47mm (コクヨ物差し) 本体重さ:633g (キッチンにあった秤) 「鉄鼠の檻」とほぼ…
文学シリーズのネイルポリッシュで先に、羽がついていてデザインはよし。なるほどな姑獲鳥の夏カラーは、色も鮮やかなのでフットネイルにしました。到着が最後の週の盆踊りにギリ間に合って草履の足を華やかにしてくれました、が、キャップは持ちにくいしハケは、太すぎて塗りにくいので、正直、雰囲気商品です。京極夏彦さんの最新刊の京極堂シリーズの鈍器本も気になるけど実は、京極堂より、↑巷説百物語シリーズの又市のファンなのでアレコレ妄想してみたら、 巷説百物語や又市でコレを作ると上の飾りが羽根じゃなく、金剛鈴とか法具っぽくなっちゃいそう、と気づきました。 京極堂でOKです。にほんブログ村
京極夏彦さんの小説、百鬼夜行シリーズの最新刊が17年ぶりに発売されました~~~!!! タイトルは、『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』。前作の『邪魅の雫(じゃみのしずく)』から17年もたっていたのか~~~。 今回の新刊は、ハードカバーと新書(ノベルス)版が同時発売でした。私は百鬼夜行シリーズは新書版で集めていたので、今回も新書版を購入。この最新刊が発売されるのを知ったのが、8月末だったか9月初めだったか。情報得てからさっそく本屋に予約しにいきました。 本屋さんで、私「新書版が欲しいので、(講談社)ノベルズって伝票に書いておいてください」店員さん「(パソコンで2420円の価格をみながら)えっ?ノベルズの価格じゃないんですけど・・・??」私「それでノベルスなんですよ。もう一方(ハードカバー)は3900円ですよ」(注:正確には3960円)・・・と、店員さん(若い女性の方)も驚く状態でした。京極..
ドキドキしちゃってェ…心臓が痛くってェ………。読めくってェ……。日常でここまで心臓を動かさないからすぐ心臓疲れてしまう。本を読むのにこんなに余計な体力使うとは…。もう少しこの発作が落ち着いてから読んだ方がいいかもな。まだ数ページしか読んでないけど面白いよ
今日は大阪まで行ってきました。目的はただ1つ。紀伊国屋書店で、京極夏彦先生による「百鬼夜行」シリーズ最新作、「鵼ぬえの碑いしぶみ」を購入すること。紀伊国屋書店で購入すると特別ブックカバーがもらえるのです。京都には残念ながら紀伊国屋書店がない
こんにちは、「古本のりょくし堂」です。(^ ^)/ 前回の「ざしきわらし」に続き、遠野物語つながりで読んでみました。 ***えほん遠野物語
珍しく長崎歴史文化博物館へ出かけてきました。(長崎歴史文化博物館のHPから拝借しました。)お目当ては、「隙あらば猫 町田尚子絵本原画展」。7/15から開催されていて気が付けば終了1週間前。やばい、終わってしまう。会場は3階。窓の外の緑と差し込む光がいい感じです。エレベーターの横にも。町田尚子(まちだ・なおこ) 1968年東京生まれ。武蔵野美術大学短期大学部卒業。2007年に『小さな犬』で絵本デビュー。岩崎書店「怪...
タイプライターズ~物書きの世界~で京極夏彦さんがゲスト出演され、書斎や本棚が紹介されてました。ひとの本棚って気になりませんか?私は大いにあります。その人の頭の中をちょっと覗くような好奇心。独特の世界観をもつ京極さんであればなおさら。以前、京極さんが「本は
思う存分に引き摺り回されて、最後の一行まで面白い 夏に読む本 「鉄鼠の檻」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 手首の筋トレを兼ねて、この夏は京極夏彦さんの本を読んでいます。 で、やっと読み終わりました。 「鉄鼠の檻」 1996年1月5日発行となっています。 書店に並べられているのを、すぐに買ったはずです。 で、25年以上経って、この夏に再読。 面白かったです。 「鉄鼠の檻」京極夏彦 この本の基本データを記録してみます。 本文ページ数:825 (本文最終ページに印刷されているページ数) サイズ:173mm x 108mm x 49mm (コクヨ物差し) 本体重さ:630g (キッチンにあった秤) この本を、通勤時に電車の中で読み続けました。 そのおかげで手首が常に筋肉痛状態。 …
ありがとう!!9月に楽しみが出来ました!!!本当にありがとう!いつも新学期が始まる9月は憂鬱なことが多いけど、鵼の碑を楽しみに生きていける。続編楽しみ〜!でも塗仏以降のストーリーがあやふやでなのでいっそのこと最初から読み返すことにした。子の夏休み中に全部は
書名 捨てなくても大丈夫 (TJMOOK) 目次 五木寛之 モノと記憶とともに生きていく。 五木寛之さんが語る「捨てない」豊かさ 京極夏彦 累積するモノの機能を追求した究極の在処 田原総一朗 本が
思いがけず、本格ミステリーの風合い 夏に読む本 「狂骨の夢」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 京極夏彦さんの本と北方謙三さんの本を、この夏は交互に読んでいます。 正直、京極さんの本の順番のときは、手首の筋力トレーニングにもなります。 で、今回紹介するのは以下の本。 「狂骨の夢」です。 物語の舞台は、三浦半島、房総の九十九里浜、信州、それから北陸、横浜など。 さまざまな登場人物が「骨」を中心にして蠢き続けます。 そして、メインの話の流れに斜めから「南朝」の係累の野望、古代出雲や、邪教とされた宗派の信徒たちの影などが差し込んできて、まさにめくるめく様相を呈します。 混乱に混乱を重ねた末に、京極堂が憑き物落としをそれぞれの登場人物に対して行っていきます。 その過程で…
世の中のゴタゴタは 憑き物落としで片付ける 夏に読む本 「魍魎の匣」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 「巷説百物語」シリーズを再読していて、書棚の前に立つたびに、僕を呼び続けていた一連の本があります。 それは「京極堂」のシリーズ。 「姑獲鳥の夏」から始まるこの「京極堂」のシリーズは、いくつかのスピンアウトの作品群を含めて、かなりのボリュームで僕の書棚を埋めています。 で、ついに手に取ってしまいました。 自宅にあるのは下の写真にあるもの。 分厚い本で、本自体が自立します。 机の上に縦に立てて手を離してもそのまま立っています。 震度3くらいでは倒れません。 そのくらい分厚い本ですね。 で、冒頭でいきなり驚くような光景が描かれます。 それは、「箱にピッタリと詰め込まれた少女…
こんにちは、暖淡堂です。 もう20年ぶりくらいに京極夏彦さんの本にハマっています。 再度熱中し始めたきっかけが、「巷説百物語」。 僕のもっているのは以下の本ですね。 「巷説百物語」京極夏彦 平成11年8月31日 この本は初版が平成11年(1999年)。 今から24年前です。 この頃は、僕個人の第一次京極夏彦ブームで、本が書店に並ぶのとほぼ同時に買っていたと思います。 で、今回読み直して驚いたのは、内容をほぼ忘れていたこと。 まったくフレッシュな気分で読めました。 年を取るのも悪いことではないですね。 自宅の書棚が宝物箱のようです。 それはそれとして。 最初に読んだ時にそれほど強い印象を抱かなか…
書名 書楼弔堂 待宵 [ 京極 夏彦 ] 引用 「あんた、江戸の昔のことォ聞きたがるがな。昔ってのも、この森みてぇなものだぞ。遠くから見りゃ綺麗だが、踏み込んだら道も何もねえ。昔は昔の理で出来てるからな
少し前に読んだ本の内容をすっかり忘れている しかし、味わいは増している 一連の「巷説百物語」を再読して
こんにちは、暖淡堂です。 京極夏彦さんのファンです。 「姑獲鳥の夏」で衝撃を受けて、その後、ずっと読み続けています。 一時期タイに住んでいて、その間入手しにくかったので途切れてしまっていますが、大体新刊が出ると手に取って読んでいます。 で、京極夏彦さんの作品で改めてハマったのが「巷説百物語」のシリーズ。 巷説百物語 「巷説百物語」シリーズ (角川文庫) 新品価格¥614から(2023/5/10 16:13時点) 刊行直後に購入してすぐに読みました。 平成11年(1999年)なので、もう20年以上前のことですね。 これを先日読み直しました。 読み直すきっかけになったのが、気になっていた「遠巷説百…
←応援お願いします! こんにちは『ちゃちゃ丸です』 (*'ω'*)っ”ф” 今日は、前回の『絵本のお題』ヨシタケシンスケさん編で触れた、大好きな猫の絵本についてご紹介したいと思う。 (お題「大好きな絵本は何ですか?」) わたしの大好きな猫の絵本は、 『ねこはるすばん』 イラストレーターでもある、絵本作家の町田尚子さんの作品だ。 この本との出会いは、数年前。 わたしと同じく猫好きの姉が、『すごい絵本がある!』と教えてくれた。 それが、本当にすごかった!! はい、好き!!( *´艸`) まず、インパクトの強い猫のイラストにくぎ付けである。 目力が、はんばではない。(ΦωΦ)ฅ 妙にリアルな感じがす…
倶知安の小川原脩記念美術館行く飼い主と暖を求める猫ズと(猫1915)
11月に倶知安の小川原脩記念美術館に行ってきたんず。京極夏彦の美術展を見にヾ(*´∀`*)ノ゛天気の良い日の10時~14時の間なら峠も路面凍結などはなかろう(´∀`*)飛ばし屋の皆さんはいたけどね(`ω´;)下り坂も多いのに法定速度に毛が生えたスピードのおらをプラス20~3
倶知安の京極夏彦美術展に行きたい飼い主と膝の上のとらやん(猫1884)
法隆寺展に行ったときに北海道で「京極夏彦美術展」が開催していることを知ったんず。京極夏彦・・・好きヾ(*´∀`*)ノ゛妖怪!遠野物語ReMIX!最近読んでないな(´∀`;)直近で読んだのは『死ねばいいのに』最初、すげータイトルだな(´∀`;)ってドロドロした恨みつらみ
JUGEMテーマ:歴史 豆腐を持ち笠をかぶってひょうきんな表情をしているだけという妖怪を主人公としたアニメ映画『豆腐小僧』の公開されたのが2011年のことです。主役の豆腐小僧の声を深田恭子さん、他に武田鉄矢さん、松平健さん、小池徹
林巧『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』|読書旅vol.63
梅雨の真っ只中。ジトジトした季節には怪談話がよく合います。かの『四谷怪談』だって、かつて四谷が鬱蒼とした湿地だったからこそ、生まれたはずですしね。 そんなこんなで、今回は林巧さんの『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』(光文社文庫)を選んでみました。 なお、ゾクゾク感で暑さを忘れられるから夏に怪談話を多くするようになった……というのは後付け的な俗説らしいです。 先祖の霊だけでなく、怨霊や無縁仏も一挙に帰ってくるお盆に合わせ、鎮魂の意を込めて浮かばれない霊たちの無念を語っていたのが、そもそもの由来。私もさっき知りました。 つまり、本来はお盆の時期に紹介するのが相応しい本だったのかも…