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書名 捨てなくても大丈夫 (TJMOOK) 目次 五木寛之 モノと記憶とともに生きていく。 五木寛之さんが語る「捨てない」豊かさ 京極夏彦 累積するモノの機能を追求した究極の在処 田原総一朗 本が
思いがけず、本格ミステリーの風合い 夏に読む本 「狂骨の夢」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 京極夏彦さんの本と北方謙三さんの本を、この夏は交互に読んでいます。 正直、京極さんの本の順番のときは、手首の筋力トレーニングにもなります。 で、今回紹介するのは以下の本。 「狂骨の夢」です。 物語の舞台は、三浦半島、房総の九十九里浜、信州、それから北陸、横浜など。 さまざまな登場人物が「骨」を中心にして蠢き続けます。 そして、メインの話の流れに斜めから「南朝」の係累の野望、古代出雲や、邪教とされた宗派の信徒たちの影などが差し込んできて、まさにめくるめく様相を呈します。 混乱に混乱を重ねた末に、京極堂が憑き物落としをそれぞれの登場人物に対して行っていきます。 その過程で…
世の中のゴタゴタは 憑き物落としで片付ける 夏に読む本 「魍魎の匣」 京極夏彦
こんにちは、暖淡堂です。 「巷説百物語」シリーズを再読していて、書棚の前に立つたびに、僕を呼び続けていた一連の本があります。 それは「京極堂」のシリーズ。 「姑獲鳥の夏」から始まるこの「京極堂」のシリーズは、いくつかのスピンアウトの作品群を含めて、かなりのボリュームで僕の書棚を埋めています。 で、ついに手に取ってしまいました。 自宅にあるのは下の写真にあるもの。 分厚い本で、本自体が自立します。 机の上に縦に立てて手を離してもそのまま立っています。 震度3くらいでは倒れません。 そのくらい分厚い本ですね。 で、冒頭でいきなり驚くような光景が描かれます。 それは、「箱にピッタリと詰め込まれた少女…
こんにちは、暖淡堂です。 もう20年ぶりくらいに京極夏彦さんの本にハマっています。 再度熱中し始めたきっかけが、「巷説百物語」。 僕のもっているのは以下の本ですね。 「巷説百物語」京極夏彦 平成11年8月31日 この本は初版が平成11年(1999年)。 今から24年前です。 この頃は、僕個人の第一次京極夏彦ブームで、本が書店に並ぶのとほぼ同時に買っていたと思います。 で、今回読み直して驚いたのは、内容をほぼ忘れていたこと。 まったくフレッシュな気分で読めました。 年を取るのも悪いことではないですね。 自宅の書棚が宝物箱のようです。 それはそれとして。 最初に読んだ時にそれほど強い印象を抱かなか…
書名 書楼弔堂 待宵 [ 京極 夏彦 ] 引用 「あんた、江戸の昔のことォ聞きたがるがな。昔ってのも、この森みてぇなものだぞ。遠くから見りゃ綺麗だが、踏み込んだら道も何もねえ。昔は昔の理で出来てるからな
少し前に読んだ本の内容をすっかり忘れている しかし、味わいは増している 一連の「巷説百物語」を再読して
こんにちは、暖淡堂です。 京極夏彦さんのファンです。 「姑獲鳥の夏」で衝撃を受けて、その後、ずっと読み続けています。 一時期タイに住んでいて、その間入手しにくかったので途切れてしまっていますが、大体新刊が出ると手に取って読んでいます。 で、京極夏彦さんの作品で改めてハマったのが「巷説百物語」のシリーズ。 巷説百物語 「巷説百物語」シリーズ (角川文庫) 新品価格¥614から(2023/5/10 16:13時点) 刊行直後に購入してすぐに読みました。 平成11年(1999年)なので、もう20年以上前のことですね。 これを先日読み直しました。 読み直すきっかけになったのが、気になっていた「遠巷説百…
←応援お願いします! こんにちは『ちゃちゃ丸です』 (*'ω'*)っ”ф” 今日は、前回の『絵本のお題』ヨシタケシンスケさん編で触れた、大好きな猫の絵本についてご紹介したいと思う。 (お題「大好きな絵本は何ですか?」) わたしの大好きな猫の絵本は、 『ねこはるすばん』 イラストレーターでもある、絵本作家の町田尚子さんの作品だ。 この本との出会いは、数年前。 わたしと同じく猫好きの姉が、『すごい絵本がある!』と教えてくれた。 それが、本当にすごかった!! はい、好き!!( *´艸`) まず、インパクトの強い猫のイラストにくぎ付けである。 目力が、はんばではない。(ΦωΦ)ฅ 妙にリアルな感じがす…
倶知安の小川原脩記念美術館行く飼い主と暖を求める猫ズと(猫1915)
11月に倶知安の小川原脩記念美術館に行ってきたんず。京極夏彦の美術展を見にヾ(*´∀`*)ノ゛天気の良い日の10時~14時の間なら峠も路面凍結などはなかろう(´∀`*)飛ばし屋の皆さんはいたけどね(`ω´;)下り坂も多いのに法定速度に毛が生えたスピードのおらをプラス20~3
倶知安の京極夏彦美術展に行きたい飼い主と膝の上のとらやん(猫1884)
法隆寺展に行ったときに北海道で「京極夏彦美術展」が開催していることを知ったんず。京極夏彦・・・好きヾ(*´∀`*)ノ゛妖怪!遠野物語ReMIX!最近読んでないな(´∀`;)直近で読んだのは『死ねばいいのに』最初、すげータイトルだな(´∀`;)ってドロドロした恨みつらみ
JUGEMテーマ:歴史 豆腐を持ち笠をかぶってひょうきんな表情をしているだけという妖怪を主人公としたアニメ映画『豆腐小僧』の公開されたのが2011年のことです。主役の豆腐小僧の声を深田恭子さん、他に武田鉄矢さん、松平健さん、小池徹
林巧『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』|読書旅vol.63
梅雨の真っ只中。ジトジトした季節には怪談話がよく合います。かの『四谷怪談』だって、かつて四谷が鬱蒼とした湿地だったからこそ、生まれたはずですしね。 そんなこんなで、今回は林巧さんの『アジアもののけ島めぐり―妖怪と暮らす人々を訪ねて』(光文社文庫)を選んでみました。 なお、ゾクゾク感で暑さを忘れられるから夏に怪談話を多くするようになった……というのは後付け的な俗説らしいです。 先祖の霊だけでなく、怨霊や無縁仏も一挙に帰ってくるお盆に合わせ、鎮魂の意を込めて浮かばれない霊たちの無念を語っていたのが、そもそもの由来。私もさっき知りました。 つまり、本来はお盆の時期に紹介するのが相応しい本だったのかも…
《短歌日記》満開の 桜の下で 京極堂 「あなたが絡新婦(じょろうぐも) なのですね」 /// 桜の季節になると、京極夏彦「絡新婦(じょろうぐも)の理」の冒頭、美しい桜の描写をを思い出します。
満開の 桜の下で 京極堂 「あなたが絡新婦(じょろうぐも) なのですね」 ★ 私の大好きな作家、京極夏彦の「絡新婦の理(じょろうぐものことわり)」。プロローグで、墓地に咲く満開の桜