【読書】『塗仏の宴 宴の始末』京極夏彦 著
文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫 き 39-7) 作者:京極 夏彦 講談社 Amazon 【あらすじ&ひとりごと】 京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ『塗仏の宴 宴の支度』に続く後編『塗仏の宴 宴の始末』を前編の勢いのまま引き続き読みました。 前・後編で約2000頁。しかも複数のストーリーが複雑に絡み合う展開。そのストーリーを簡単に記すのも難しい物語でした。 前編『塗仏の宴 宴の支度』では、文士・関口が戦前に存在していた静岡県韮山の村・戸人村(へびとむら)を探してほしいと依頼される。地図や記録、近隣住民の記憶もすべて抹消された村。 関口は現地に赴き、かつて戸人村のあった場所で、ある屋敷を発…
2025/03/15 22:52