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◆読んだ本◆ ・書名:銀河風帆走 ・著者:宮西建礼 ・初版出版社:東京創元社 ・初版発行日:2024/8/22 ◆おすすめ度◆ ・若者向けSF短編小説集度:★★★★ ◆感想◆ 表題作を含め五つの短編が収録された、若者向け(自分は若いと思っている人向け)のSF短編小説集。 「もしもぼくらが生まれていたら」 核技術のない架空の日本、「隕石が日本に落ちてくる!」という地球規模の危機に、高校生が回避するア...
◆読んだ本◆ ・書名:一億年のテレスコープ ・著者:春暮康一 ・初版出版社:早川書房 ・初版発行日:2024/8/21 ◆おすすめ度◆ ・未知と遭遇したいSF小説度:★★★★ ・異星文明が想像以上で想像できない度:★★★ ・なんと壮大な円環構造の物語度:★★★★★ ◆感想◆ 宇宙のはるか彼方にいるであろう知性に興味を抱き続けた鮎沢望。友人二人と、遠い宇宙を観測するVLBI(超長基線電波干渉計)を計画するが… 時間...
◆読んだ本◆ ・書名:病葉草紙 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:文藝春秋 ・初版発行日:2024/8/7 ◆おすすめ度◆ ・安楽椅子探偵ものミステリー小説度:★★★ ・事件は「虫」のせいで起きている?度:★★★★ ・事件は「虫」のせいにして解決する!度:★★★★ ・舞台が落語のよう度:★★★ ・虫の絵がユニーク度:★★★★★ ◆感想◆ 長屋の周りで起きる事件にあたふたする差配人の藤介。長屋の住人にして本草学者の久...
南アルプス山岳救助隊K-9 紅い垂壁/樋口明雄 山岳ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:南アルプス山岳救助隊K-9 紅い垂壁 ・著者:樋口明雄 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2024/7/11 ◆おすすめ度◆ ・ハラハラドキドキの山岳ミステリー小説度:★★★★ ・重なる事件と緊迫したシーン度:★★★★ ・アーミーナイフの行方が気になる!度:★★★★ ◆感想◆ K9シリーズは山岳ミステリー小説の安心マークです。 期待を裏切りません。 アーミーナイフをポケットに入れた栗原...
◆読んだ本◆ ・書名:狐花 葉不見冥府路行 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2024/7/26 ◆おすすめ度◆ ・時代ミステリー小説度:★★★★ ・親の因果が子に報い度:★★★★ ・驚愕の事実が連発度:★★★★ ◆感想◆ 著者の本にしては厚みが薄く、短編小説かと勘違いしそうな時代ミステリー小説。 歌舞伎の舞台化のために書き下ろされたそうですが、ストーリーはわかりやすく、ディープな京極夏...
◆読んだ本◆ ・書名:四つの白昼夢 ・著者:篠田節子 ・初版出版社:朝日新聞出版 ・初版発行日:2024/7/5 ◆おすすめ度◆ ・「屋根裏の散歩者」:★★★★ ・「妻をめとらば才たけて」:★★★ ・「多肉」:★★★★★ ・「遺影」:★★★ ◆感想◆ コロナ禍をきっかけにして、人の日常が次第に変化していく様子を描き出した、ちょっとホラーっぽい雰囲気のある短編集。 「屋根裏の散歩者」は、恐怖のあとにほんわか...
◆読んだ本◆ ・書名:難問の多い料理店 ・著者:結城真一郎 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2024/6/26 ◆おすすめ度◆ ・斬新な設定のミステリー小説度:★★★ ・冴えわたる安楽椅子探偵の推理度:★★★ ・不気味で怖いオーナーシェフ度:★★ ◆感想◆ ゴーストレストランのオーナーシェフが、配達員をワトソン役として利用し難問を解決。斬新な設定の安楽椅子探偵もののミステリー小説。 事件と配達員の...
◆読んだ本◆ ・書名:死んだ山田と教室 ・著者:金子玲介 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2024/5/15 ◆おすすめ度◆ ・ちょっと変わった青春小説度:★★★ ・くだらないのがいい度:★★★★ ・ウエットでドライでヘヴィでセンチ度:★★★ ◆感想◆ 二年E組の人気者だった山田が、飲酒運転の車に轢かれて亡くなる。悲しむクラスメイトが集まる教室で、スピーカーから山田の声が! 第65回メフィスト賞を受賞し...
午後のチャイムが鳴るまでは/阿津川辰海 青春ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:午後のチャイムが鳴るまでは ・著者:阿津川辰海 ・初版出版社:実業之日本社 ・初版発行日:2023/9/21 ◆おすすめ度◆ ・昼休みに全力をつくす青春小説度:★★★★ ・探偵役の推理が神がかり的なミステリー小説度:★★★ ・第1話「RUN! ラーメン RUN!」がいい度:★★★★ ◆感想◆ 昼休みの65分間に、くだらないことを全力で行おうとする高校生が主人公の青春小説。ミステリー要素ア...
◆読んだ本◆ ・書名:了巷説百物語 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2024/6/19 ◆おすすめ度◆ ・時代ミステリー小説度:★★★★ ・過去の作品の集大成度:★★★★★ ・あっぱれな憑物落とし度:★★★★ ・手に汗握る激しい立ち回り度:★★★★★ ・劇画タッチの強烈キャラたち度:★★★★ ・「累」は横溝正史ばりのおどろおどろしさ度:★★★★ ・天保の改革の裏側あるいは現代社会の軋み度:★★★ ・運命的...
◆読んだ本◆ ・書名:笑う森 ・著者:荻原浩 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2024/5/30 ◆おすすめ度◆ ・ユーモアミステリー小説度:★★★★ ・5歳男児の大冒険、あるいはASDの子供と森の仲間たち度:★★★★ ・ほっこり度:★★★★ ◆感想◆ 5歳のASDの子供が原生林で行方不明になる。1週間後に無事保護されるが、原生林の中でどう過ごしてきたのかは不明だった… シリアスな誘拐もののミステリーかと思った...
南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山/樋口明雄 山岳小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山 ・著者:樋口明雄 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2022/9/8 ◆おすすめ度◆ ・山岳小説度:★★★★ ・読後は爽やか度:★★★★ ・ちょっと出来すぎだけど山が舞台だと許せます度:★★★★ ◆感想◆ 「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの第7弾。 樋口明雄の『南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ』にハズレなしです。どれも面白いし、読後...
◆読んだ本◆ ・書名:方舟 ・著者:夕木春央 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2022/9/8 ◆おすすめ度◆ ・新本格推理小説度:★★★★★ ・犯人は誰なんだ?度:★★★★ ・ヒェ~なラスト度:★★★★★ ◆感想◆ 山奥の地下施設を訪れた大学時代の仲間たち。道に迷った一家3人を含めた9人で、地下施設の中で夜を明かすことになるが… 密室状態の地下施設、脱出しなければ死んでしまうという時限付き脱出ゲーム、極...
◆読んだ本◆ ・書名:魔女と過ごした七日間 ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2023/3/17 ◆おすすめ度◆ ・「魔女」というより強気の女性度:★★★ ・映像化必至の脚色度:★★★ ・作ったマイナンバーカードはなかったことにしたくなる!?度:★★★★ ◆感想◆ 「ラプラスの魔女」シリーズの最新作。 出だしは宮部みゆきの『龍は眠る』や恩田陸の『光の帝国 常野物語』を連想させていい感...
11文字の檻: 青崎有吾短編集成/青崎有吾 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:11文字の檻: 青崎有吾短編集成 ・著者:青崎有吾 ・初版出版社:東京創元社 ・初版発行日:2022/12/12 ◆おすすめ度◆ ・ユニークなミステリー+SF短編小説度:★★ ・表題作以外はスピンオフみたいな度:★★ ・表題作はスリリング度:★★★★ ◆感想◆ ミステリーだったりSFだったりの短編集。スピンオフなテイストが多く、全体的にまとまりがない感じがしました。 最後の表題作『11文字の...
◆読んだ本◆ ・書名:クスノキの女神 ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:実業之日本社 ・初版発行日:2024/5/23 ◆おすすめ度◆ ・不思議な力を秘めたクスノキにまつわるファンタジー度:★★★★ ・ちょっといい話し度:★★★★ ・難病に対する著者のスタンスが素晴らしい度:★★★★ ◆感想◆ 不思議な力を秘めたクスノキにまつわるファンタジー。 前作「クスノキの番人」は上巻、本作が下巻、みたいな感じの展開です...
◆読んだ本◆ ・書名:成瀬は天下を取りにいく ・著者:宮島未奈 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2023/3/17 ◆おすすめ度◆ ・成瀬がステキな青春小説度:★★★★ ・成瀬がクールでホットで破天荒度:★★★★ ・成瀬がいたら面白い学園生活が送れるかも度:★★★★ ◆感想◆ 主人公の成瀬が、クールでホットで破天荒。こんな友人がいたら面白い学園生活が送れるかも、と思わせる青春小説です。> 成瀬のように他人...
◆読んだ本◆ ・書名:六人の嘘つきな大学生 ・著者:浅倉秋成 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2021/3/2 ◆おすすめ度◆ ・いったい犯人はだれなんだのミステリー小説度:★★★★ ・就活の理不尽度:★★★ ・どんでん返し返し返し度:★★★★ ◆感想◆ 就活の理不尽さを全面に出しつつ、学生たちの複雑な思いをうまく描きわけて、あっと驚く展開に。 どんでん返しの波状攻撃でノックアウトです。 物語に破綻...
◆読んだ本◆ ・書名:逆転美人 ・著者:藤崎翔 ・初版出版社:双葉社 ・初版発行日:2022/10/13 ◆おすすめ度◆ ・前段は読むのも辛い半生記度:★★ ・後段は仕掛けが炸裂するミステリー小説度:★★★★ ◆感想◆ 美人であるせいで不幸ばかりの人生を歩むシングルマザーの香織。自分たち母子がこうむった事件の真相を明らかにしようと、手記『逆転美人』を出版するが… 前段の、香織が美人であるがゆえに不幸...
◆読んだ本◆ ・書名:ぼんぼん彩句 ・著者:宮部みゆき ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2023/4/19 ◆おすすめ度◆ ・ユニークなミステリー短編小説集度:★★★★ ・登場人物がヤバそう度:★★★★ ◆感想◆ 句会の仲間が作った俳句をヒントに短編小説を作っちゃうという、一枚の写真から短編映画を作るような、お題噺みたいな。 著者の小説には心優しい人物がよく登場しますが、本書は珍しくアブナイ...
◆読んだ本◆ ・書名:コメンテーター ・著者:奥田英朗 ・初版出版社:文藝春秋 ・初版発行日:2023/5/11 ◆おすすめ度◆ ・めっちゃ面白い精神科医・伊良部シリーズ度:★★★★★ ・読むだけで病気が治るかも!?度:★★★★★ ・マユミも大活躍度:★★★★★ ◆感想◆ パニック障害や広場恐怖症、社交不安障害などで悩む登場人物が、ひょんなことから通院することになる伊良部総合病院神経科。そこで注射マニアの精神科...
◆読んだ本◆ ・書名:鈍色幻視行 ・著者:恩田陸 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2023/5/26 ◆おすすめ度◆ ・恩田ワールド全開のミステリー小説度:★★★★★ ・真実はパレードで降ってくる紙吹雪度:★★★ ・タムラ氏は何者?度:★★★ ◆感想◆ 事故により映像化が頓挫した小説『夜果つるところ』。関係者が一同に介した豪華クルーズ船で、『夜果つるところ』にまつわる謎と事実が明らかになっていく。撮影中...
◆読んだ本◆ ・書名:夜果つるところ ・著者:恩田陸 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2023/6/26 ◆おすすめ度◆ ・幻想的ホラー小説度:★★★ ・凝った作りの作中作度:★★★★ ・和江の描写が超怖い度:★★★★★ ◆感想◆ 山奥に佇む娼館『墜月荘』。そこを訪れる男たちや従業員の様子を、墜月荘に住む少女の目を通して描写したホラー小説。 『鈍色幻視行』の作中作を本にしてしまうというユニークな作品。...
ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~/三上延 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~ ・著者:三上延 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2024/3/23 ◆おすすめ度◆ ・古書にまつわるミステリー小説度度:★★★★ ・実在した「鎌倉文庫」がさらにリアリティアップ度:★★★★ ・恐るべき切れ者の篠川智恵子度:★★★★ ◆感想◆ 戦中、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。夏目漱石の初版本も含まれていた千冊の貸...
世界でいちばん透きとおった物語/杉井光 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:世界でいちばん透きとおった物語 ・著者:杉井光 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2023/4/26 ◆おすすめ度◆ ・仕掛けにびっくりミステリー小説度:★★★★ ・謎もきっちり解決度:★★★★ ・なんか似た小説を読んだ気がする度:★★★ ◆感想◆ 大御所のミステリー作家が実の父である燈真。ひょんなことから没交渉だった父の遺稿を探すことになるが… ”紙の本でしか”体験できない感動がそ...
◆読んだ本◆ ・書名:アリアドネの声 ・著者:井上真偽 ・初版出版社:幻冬舎 ・初版発行日:2023/6/21 ◆おすすめ度◆ ・ハラハラ・ドキドキ脱出劇度:★★★★ ・迫る危機、繰り返される困難度:★★★ ・この展開を思いついたとき著者はガッツポーズをしただろう度:★★★★ ◆感想◆ 地震により地下都市に閉じ込められてしまった女性。「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱える彼女を救うこと...
◆読んだ本◆ ・書名:明日ロト7が私を救う ・著者:宮田珠己 ・初版出版社:本の雑誌社 ・初版発行日:2023/7/26 ◆おすすめ度◆ ・ロト7のめり込みエッセイ度:★★★★ ・笑える身辺雑記度:★★★★ ・宮田節絶好調度:★★★★ ◆感想◆ 著者がロト7を当てるべく、約10年に渡って奮闘してきた全記録! っていう雰囲気を醸し出しつつ、コロナ禍で仕事や人生に危機を感じた著者の、爆笑身辺雑記。 様々な当選数字...
この記事で分かること Audibleのおすすめ小説10選 Audibleで小説を聴くべきメリット3つ Audibleで小説を聴くことは、ストレス緩和にも役立ちます。 この記事ではAudibleを使って
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続/宮部みゆき 怪談小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 ・著者:宮部みゆき ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2023/7/28 ◆おすすめ度◆ ・ファンタジーな時代小説度:★★★★ ・江戸怪談話度:★★★★ ・眠気を忘れる面白さ度:★★★★★ ◆感想◆ リーダビリティの高さにいつもながらびっくり。 眠気を忘れる面白さです。 『青瓜不動』 富次郎が見た夢は何を示唆しているのかちょっとよく分からなかったけ...
南アルプス山岳救助隊K-9 さよならの夏/樋口明雄 山岳小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:南アルプス山岳救助隊K-9 さよならの夏 ・著者:樋口明雄 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2023/9/8 ◆おすすめ度◆ ・山岳ミステリーか、はたまた山岳ホラーか山岳ファンタジーか度:★★★★ ・ハラハラドキドキの展開度:★★★★ ・おぞましい猟奇的事件度:★★★ ・変な外人がキーマン?度:★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 宮部みゆきの「三島屋」シリーズに登場する富次...
あなたが誰かを殺した/東野圭吾 本格ミステリー小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:あなたが誰かを殺した ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2023/9/21 ◆おすすめ度◆ ・ガチガチの本格ミステリー小説度:★★★★★ ・芝居にもうってつけの展開度:★★★★ ・刑事・加賀恭一郎の推理が冴える!度:★★★★ ・ドロドロ人間模様と驚きの結末度:★★★★ ◆感想◆ 宮部みゆきの「三島屋」シリーズに登場する富次郎よろしく、物語の印象的だったシーンなどを生成AIを...
侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇/福澤徹三 任侠グルメ小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:侠飯9 ヤバウマ歌舞伎町篇 ・著者:福澤徹三 ・初版出版社:文藝春秋 ・初版発行日:2023/10/11 ◆おすすめ度◆ ・楽しく美味しい任侠グルメシリーズ度:★★★★ ・柳刃の料理と人生のうんちくがオトナです度:★★★★ ・ちょっとかわった青春小説 人生はこれからだ!度:★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました。(けっこ...
◆読んだ本◆ ・書名:鵼の碑 ・著者:京極夏彦 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2023/9/14 ◆おすすめ度◆ ・百鬼夜行シリーズのいつものメンバーが勢揃い度:★★★★ ・盲群象を評す、みたいな度:★★★★ ・「猨」の章の蘊蓄が学者並み度:★★★★★ ・最後は京極堂がズバッと解決大団円度:★★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました。(けっ...
◆読んだ本◆ ・書名:存在のすべてを ・著者:塩田武士 ・初版出版社:朝日新聞出版 ・初版発行日:2023/9/7 ◆おすすめ度◆ ・誘拐もののミステリーかと思ったら度:★★★★ ・画家の卵と画商の娘の恋愛ものかと思ったら度:★★★ ・若き画家や引退間近の新聞記者の、自分を信じる道の物語りかと思ったら度:★★★★ ・その全部と絆の物語りでした度:★★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だった...
◆読んだ本◆ ・書名:ともぐい ・著者:河﨑秋子 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2023/11/20 ◆おすすめ度◆ ・マタギと熊の壮絶な戦い度:★★★★ ・自然の中で生きるマタギが獣そのもの度:★★★★ ・猟師であることを見失った主人公の死に様度:★★★ ◆感想◆ 先日、第170回直木賞を受賞した「ともぐい」。 厳しい自然や、それを具現化したようなヒグマが登場する、けっこうハードなマタギ小説です。 ...
◆読んだ本◆ ・書名:地雷グリコ ・著者:青崎有吾 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2023/11/27 ◆おすすめ度◆ ・頭脳バトルゲーム小説度:★★★★★ ・アイデアが秀逸度:★★★★★ ・ラストもバッチリ青春小説度:★★★★★ ・シリーズ化希望度:★★★★★ ◆感想◆ 女子高生が主役の頭脳バトルゲーム小説。 これは面白い! 頭脳バトルゲームというと、「LIAR GAME」とか「カイジ」を思い起こしますが、本書も...
ブラック・ショーマンと覚醒する女たち/東野圭吾 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:ブラック・ショーマンと覚醒する女たち ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:光文社 ・初版発行日:2024/1/24 ◆おすすめ度◆ ・登場人物たちがユニークなミステリー小説度:★★★★ ・ブラック・ショーマンの元マジシャンらしい鮮やかな解決度:★★★★ ・ちょい役の高藤涼子がイケメン主婦度:★★★★ ◆感想◆ 「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」の続編。元マジシャンの主人公・神尾武史...
◆読んだ本◆ ・書名:兎は薄氷に駆ける ・著者:貴志祐介 ・初版出版社:毎日新聞出版 ・初版発行日:2024/3/4 ◆おすすめ度◆ ・犯人は誰なんだ?のミステリー小説度:★★★★ ・ハラハラドキドキスッキリの法廷劇度:★★★★★ ・主人公のびっくりな目的度:★★★ ◆感想◆ 車のエンジンの不完全燃焼で死亡した男性。容疑者として、死んだ男性の甥が浮かび上がるが… 冤罪をテーマにしたミステリー小説。 出だし...
エドワード・ケアリーのアイアマンガー三部作「堆塵館」「穢れの町」「肺都」を読みました。とても面白いミステリーです。舞台は1876年、ヴィクトリア女王の時代のロンドン。ロンドンから出るゴミの権利を持つアイアマンガー一族。主人公のクロッドは一族でも特殊な能力を持っていた。ある日新しい使用人ルーシーと出会う。
「あやかし系」小説の面白い作品を集めてみました。「あやかし系」小説とは、妖怪や鬼なのど日本の伝承や神話などにでてくる架空の生き物と主人公たちが織り成す物語で和風ファンタジーの分野...
2013年公開の作品 この映画は、東野圭吾さんの原作で、DNA捜査で100%の検挙率、冤罪率0%を目指すという未来の日本を描いた作品である。データベースで、す…
瀬尾まいこさんの『図書館の神様』は、傷ついて落ち込んで、うだうだと日々を過ごしたことのある人に読んでほしい本です。 成長も回復も、そう簡単にはいきません。そんなじれったさと、ほんの少しの前向きな気持ちがこの本には込められています。 『図書館
本が苦手な人おすすめ「つい読んじゃう本」の紹介!本が苦手でも読める本。読書感想文にも使えるぞ!みんなで読もう!
1回読んだら終わりではなく・・・何度も何度も「本を読むのが止まらなくなる本」に出会ったことはありますか?
tadano こんにちは、ただほん です。今日は5/22発売の浅倉秋成三著書の「俺ではない炎上」の書評をお送り
こんにちは、しゅうく(@syuukuETF)です。 「アート(芸術)は毎日がキツイ・ツライ人にこそ必要」という記事の続編です。 今回は「小説編」 以前アップしました音楽や映画は、質も量もかなり多く触れてきたカテゴリーですが、「小説」は気に入
アビスゲートはスレイヤーズの神坂一さんのライトノベルです。既突然現れるアビスゲートと呼ばれる海。そこからアビスフォームと呼ばれる怪物が出てきて引きずりこまれる。傭兵のクラウスが叔父のルグナード、無理やり加わったアリスと3人で旅をしている。
機巧少女は傷つかないは、魔術で意志をもった自動人形を操り、その頂点「魔王」を目指す少年・赤羽雷真の学園アクション小説です。雷真の自動人形・夜々(やや)は可憐な容姿の美少女。しかしその力は列車をも止めるほどです。
ドアーズはスレイヤーズの神坂一さんの短編です。女子高生の美弥は、目が覚めると家中がドアだらけになっていました。外に出ると世界がまぜこぜになっています。そこに現れた謎の青年シュリンとともに世界を元に戻す為、放課後異世界についていきます。
妖怪半分学生はスレイヤーズの神坂一さんの短編です。作家生活25年の書き下ろしだそうです。大学生のきづなは、ある日マキという小さな女の子と出会う。マキに連れられておばあちゃんに会うが、おばあちゃんは妖怪だった!
浅草といえば「浅草寺」「雷門」「仲見世通り」を中心にした観光地として有名ですが、それ以外にもたくさんの魅力が詰まっています。文化・歴史・人情……そんな街だからこそ小説や文学としてはうってつけ!ということで、今回は浅草を舞台にしたおすすめの小説作品を紹介します。 目次浅草が舞台の小説がおすすめな理由 ①「浅草キッド」ビートたけし ②「浅草ルンタッタ」劇団ひとり ③「浅草紅団」川端康成 ④「屋根裏の散歩者...