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◆読んだ本◆ ・書名:明日ロト7が私を救う ・著者:宮田珠己 ・初版出版社:本の雑誌社 ・初版発行日:2023/7/26 ◆おすすめ度◆ ・ロト7のめり込みエッセイ度:★★★★ ・笑える身辺雑記度:★★★★ ・宮田節絶好調度:★★★★ ◆感想◆ 著者がロト7を当てるべく、約10年に渡って奮闘してきた全記録! っていう雰囲気を醸し出しつつ、コロナ禍で仕事や人生に危機を感じた著者の、爆笑身辺雑記。 様々な当選数字...
路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅/宮田珠己 散歩エッセイのイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅 ・著者:宮田珠己 ・初版出版社:亜紀書房 ・初版発行日:2023/11/25 ◆おすすめ度◆ ・斜め上行く散歩日記度:★★★ ・変なもの好きな著者が、さらにターゲットを拡張度:★★★ ・自分の住んでるところを散歩したくなる度:★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だったシーンなどを生成AIを使って画像にしてみました...
こんにちは。6月末で定年退職を迎えた独身男性です。昨日は、作家・エッセイストの宮田珠己(みやた たまき)さんの講演会「本の迷路をずんずん歩く」に行ってきました。
2010年発売の『世界一蹴の旅 サッカーワールドカップ出場32カ国周遊記』に感化され(※詳しくはこちら)、私も読書を通じて目前に控えたW杯出場国を疑似旅行しようと、手始めに日本が戦うグループEからドイツとスペインに関する本を直近2回で紹介しました。 しかし、我が家の本棚には2戦目の相手国=コスタリカに特化した書籍もなければ、開催国であるカタールの本もありません。 すっかりやる気の失せた私は、W杯出場32か国の踏破(読書で)をあっさり諦め、いつもの調子で旅情を掻き立ててくれる作品を、何の脈絡もなく気の向くままに取り上げていくことに決めました。無理はするもんじゃないです。 旅に出るため会社を辞めた…
引き続きアジアの旅エッセイです。前回ご紹介したマミヤ狂四郎さんの『アジア裏世界遺産 とんでもスポットと人を巡る28の旅』は、著者みずから率先してトラブルに巻き込まれようとするフシがあり、一般の旅行者にはなかなか体験できないエピソードだらけでした。 一方、今回取り上げる宮田珠己さんの『旅の理不尽 アジア悶絶篇』(1995年)には、アジアを旅する人の多くが経験してきたであろう、ありがちなハプニングが並んでいます。 出だしからこんなふうに書くと〈凡庸な作品なのでは?〉と思われてしまうかもしれませんが、凡庸なエピソードを非凡な作品に仕上げてしまう点が宮田さんの凄いところ。マジでこの人、どうかしています…