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2025年1月に表向き大麻を再規制したタイ。実状はどうなの?
2022年にアジアで初めてマリファナを合法化したタイ。しかし、昨年末に投稿した『2025年1月1日からタイでは大麻が再規制! いったいどうなる?』で書いた通り、2023年後半から2024年にかけて、タイ政府はふたたび娯楽用大麻を違法薬物しようと働きかけてきました。 国が示した規制強化策の施工開始日は2025年1月1日。1か月半が過ぎたいま、現地のマリファナ事情はどうなっているか? 今回はそのへんの話を簡単にまとめたいと思います。 大麻は買える? 買えない? 些細な変化 ①ディスペンサリーは減少傾向 ②カンナビス由来のコスメも減少傾向 ③嫌煙家からの白い目 現在のマリファナ相場 日本の大麻法改正…
バンコクのマリファナ市場は値段も質もピンキリ。それもあってか、前回の投稿を見てくださった方から「安くてクオリティーも高いバンコクのディスペンサリーをまとめてほしい」との声をいただきました。 基本的に私は日本人の喫煙を推奨しませんが(※海外であっても日本の法律で禁止されています)、止めたところで吸う人は吸います。 ならば、大麻ツーリズム目的でバンコクへ行った日本の方が損しないよう、せっかく頂戴したリクエストに応えて急遽このページをアップした次第。 なお、ページを作成するにあたり、いつもディスペンサリーを案内してくれる知人(※大麻好きが高じてバンコクにプチ移住中の自他共に認めるヘビースモーカー)の…
バンコクのアソーク駅周辺にはGreen House(グリーン・ハウス)やRoyal Queen Seeds(ロイヤル・クイーン・シーズ)、Cloud Nine(クラウド・ナイン)にFour Twenty(フォートゥエンティー)など、高級志向のディスペンサリーが点在。 そうしたなか、このエリアにしては安価なディスペンサリーとして評判を呼んでいるのが、今回取り上げるDr Green(ドクター・グリーン)です。 この値段で大丈夫? 場所はBTSアソーク駅の3番出口(MRT側の出口)を降り、ラチャダーピセーク通りを100mほど直進したあたり。道路を挿んで斜め向かいにはソイカウボーイが見えます。 繁華街…
今回取り上げるのは2023年9月にバンコク進出したDutch Passion(ダッチ・パッション)。直近2回で投稿したGreen House(グリーン・ハウス)と同じくアムステルダム発の大麻ブランドです。 Dutch Passionとは? 創業は1987年。業界最大手のシード・バンクであるGreen Houseよりも歴史は長いです。オーナーのHenk Van Dalenは国内最高位にランク付けされるオランダ大学で生物学を学び、1970年代に大麻の繁殖を開始。 当時のアムステルダムには、アフリカ、北中南米、アジアと、世界各国のマリファナが出回っていたんですって。 その玉石混交な輸入バッズに紛れ込…
世界のマリファナ産業をリードする名門ブランド、Green Houseのタイ1号店と2号店にお邪魔してきました。訪店に先駆け、前回の記事ではGreen Houseの歴史やヴィジョンをまとめています。お時間があれば併せてぜひ。 旗艦店のロケーション 2024年夏時点でバンコクには4つのGreen House直営ディスペンサリーがあります。1号店(※写真上)はヌアンチャン通り、2号店はアソーク、3号店はトンロー、4号店はヤワラー。 何はともあれフラッグシップ・ショップに位置付けられる1号店を見ておこうと、まずはヌアンチャンをめざしました。 公共の交通機関を利用する場合はけっこう時間がかかります。いつ…
Green Houseって何が凄いの? ~バンコク店へ行く前に知っておきたい基礎知識~
2022年6月にタイでマリファナが解禁されて以来、同年10月にはアムステルダム発祥のRoyal Queen Seeds(ロイヤル・クイーン・シーズ)が、翌年1月にはサンフランシスコ発祥のCookies(クッキーズ)がバンコクに進出。 街中がグリーン・ラッシュに沸くなか、業界No.1の種ブランド=Green House(グリーン・ハウス)が満を持してタイに1号店を出したのは2023年5月でした。 その後、続々と2号店、3号店、4号店をオープン(※しかも、今年2月に出した4店舗目はよそ者が入り込み難いと言われるヤワラーですよ)。Green Houseの快進撃が止まりません。 私も遅ればせながらタイ…
前回に引き続き舞台はクロントゥーイ。ここに地元で評判のディスペンサリー(大麻販売店)があると聞き、バンコクに住む知人の案内でお邪魔しました。 最初にお断りしておくと、私は非喫煙者です。もともとレゲエやダブが好きでマリファナ文化に興味があり、社会科見学ノリでディスペンサリー巡りをしています(※流石にタダ見は申し訳ないので、訪問する時はいつも金払いの良いスモーカーと一緒ですよ)。 アクセス方法 店の名前はSlum Weed(スラム・ウィード)。スラム街の入口に位置し、すぐ隣にはチャルーム・マハナコン高速道路が走っています。 最寄りはMRTのシリキット女王国際会議場駅かクロントゥーイ駅。どちらも歩い…
【カンチャナブリー裏観光】観光名所のタムクラセー桟道橋で大麻を叩き売り?
旧泰緬鉄道(現ナムトック線)の3大難所であり、近年は映えスポットとしても注目を集めるTham Krasae Bridge(タムクラセー桟道橋/สะพานรถไฟ)。 日本軍が建設を指揮し、完成までの間に多くの犠牲者を出したこの場所で、私は改めて平和の尊さを考えさせられました。行って良かったです(※詳しくはこちら)。 以上、ここでキレイに話を終わらせればいいのに、どうしても触れておきたい追加トピックがありました。とはいえ、同じページにまとめるのも嫌だったので小ネタながら記事を分けた次第です。 店員は子ども? タムクラセー駅周辺には土産物屋がずらっと並んでいます。そのなかにディスペンサリー(大麻販…
カンチャナブリー版カオサンなんて異名を取るクウェー川通り。この通り沿いで印象に残ったディスペンサリー・ショップ(大麻販売店)を、国鉄の駅側からクウェー川橋に向かって順番に紹介しています。今回は後編。前編の記事はこちらのリンクよりご覧いただけます。 Ganja Witch Weed Cafe 後半戦はGanja Witch Weed Cafe(ガンジャ・ウィッチ・ウィード・カフェ)からスタート。前回の最後にピックアップしたMonkey Cannabis(モンキー・カンナビス)の2~3軒隣です。 名前にCafeと付きつつも、小ぢんまりした店内でドリンクを提供している気配はなし(頼めば何か出てくるの…
前回に続いて舞台はクウェー川通りです。カンチャナブリー版カオサンとも表されるクウェー川通り沿いには、ディスペンサリー・ショップ(大麻販売店)が点在。 その中でも印象に残った店を、国鉄の駅側からクウェー川橋に向かって順番に紹介していきます。今回は前編。 なお、私自身は非喫煙者です。したがって、店をチョイスするにあたりタイと大麻に詳しい知人の意見をかなり参考にさせてもらいました。 合言葉はガンジャナブリー? 昨年にタイでマリファナが解禁されて以来、官民一体となってカンチャナブリーを医療大麻の中心地にしていこうとする動きが活発化。 ガンジャナブリー(Ganja-naburi)なるキャッチコピーを掲げ…
アムステルダム生まれの大麻ブランド、Royal Queen Seedsのバンコク支店へ!
欧米からタイに進出した大麻ブランドのショップ・レポ。サンフランシスコ発のCookies(クッキーズ)に続き、今回ピックアップしたのはアムステルダムに本拠地を置くRoyal Queen Seeds(ロイヤル・クイーン・シーズ)です。 Royal Queen Seedsとは? 2007年にシード・バンクを創設し、その3年後にアムスで1号店をオープン、現在はスペインやアメリカでも事業を展開しているRQS。 “私たちは大麻の可能性を信じ、栽培者や消費者がこの植物についてもっと学べるよう支援したいと考えてきました。 そして、すべての消費者が満足できる最良の育種を模索し、栽培に関する専門知識を共有、さらに…
アメリカでもっとも有名な大麻ブランド、Cookiesのバンコク支店ってどんな感じ?
タイでマリファナが解禁されて1年強。国内における大麻産業の盛り上がりを受け、欧米の一流ブランドも続々と首都バンコクに進出しています。 そこで、今回はアメリカ発のCookies(クッキーズ)を、次回はオランダ発のRoyal Queen Seeds(ロイヤル・クイーン・シーズ)を取り上げたいと思います。大麻ネタが続いてゴメンナサイ。 Cookiesとは? サンフランシスコで産声を上げたCookiesは、いま現在、全米各地はもとより、カナダ、イングランド、イスラエルでも事業を展開。 バンコクへは2023年1月に進出しています。グランド・オープン時の様子はこちらの公式YouTubeにある通り。もうお祭…
豊富な品数と圧倒的なコスパの良さ誇るChoo Choo Hempはスクンビット屈指の優良ディスペンサリー
久々にバンコクのディスペンサリー・ショップを紹介したいと思います。ディスペンサリー・ショップとは、国の許可を得て合法的に大麻を売っている店のこと。 マリファナ解禁から半年足らずの2022年10~11月にバンコクへ行った際は、ライセンスを持たない屋台や移動販売車が繁華街にわんさか溢れていました。 が、合法化に踏み切った現政権も「流石にこれはいかん!」と非認可の店を一斉摘発。その結果、現在は大麻を売る屋台が激減し、代わりにディスペンサリーの数が去年に比べて明らかに増えています。ぶっちゃけ増えすぎです。 自ずと儲かっている店と儲かってない店の差が開き、後者では鮮度の低い売れ残り品を店頭に並べざるを得…
島で一番高い場所に建つMango View Pointは、知る人ぞ知る優良大麻店!? ~タオ島のオススメ夕日スポット③~
タオ島の夕日スポット紹介第3弾。今回はツレがえらく気に入っているMango View Point(マンゴー・ヴュー・ポイント)です。 悪路を進んだ先には…… Mango View Pointがあるのは、前回ピックアップしたSunset View Point(サンセット・ヴュー・ポイント)の先。アクセス難易度はけっこう高めです。 Sunset View Pointを通過し、「本当にこの先にあるのかしら?」と不安でいっぱいになるレヴェルの細い山道をひたすら直進。バイクに不慣れな方はテキトーなところに駐輪し、徒歩で向かわれたほうがいいでしょう。 私とツレも初回は前に進もうか/来た道を引き返そうか、少…
合法化以前から大麻を売買していたAmsterdam Barのその後 ~パンガン島の大麻スポット③~
第1弾のPhangan Cannabis Club(パンガン・カンナビス・クラブ)、第2弾のGanja Gardens(ガンジャ・ガーデンズ)と続けてきたパンガン島のユニークな大麻スポット巡りシリーズ。第3弾に選んだのはAmsterdam Bar(アムステルダム・バー)です。やはりここは外せません。 Amsterdam Barってどんな店? トンサラ港を背に、島北部のビーチ(ハードヤオやメーハードなど)へ繋がる海沿いの道をバイクで5~10分進むと到着するAmsterdam Bar。 2019年に投稿したこちらの記事内でどんな場所か暗に紹介している通り、法律なんぞ関係なくかねてより大麻を販売し、…
エンタメ度の高い家族経営のGanja Gardens ~パンガン島の大麻スポット②~
パンガン島の大麻スポット巡り第2弾。第1弾のPhangan Cannabis Club(パンガン・カンナビス・クラブ)は、タイ保健省や地元のNGO団体が全面サポートしている第三セクター的な施設でしたが、今回のGanja Gardens(ガンジャ・ガーデンズ)は完全なる家族経営です。 Phangan Cannabis Clubよりも輪を掛けた緩さと自由さがあり、非喫煙者の私すら自然と笑みがこぼれてしまうGanja Gardens。冗談抜きで、子連れでも気軽に立ち寄れる稀有のディスペンサリー・ショップだと思います。 ここはいったい何だ? 場所はトンサラ港からハードリンへ向かう途中のバーンタイ地区。…
【パンガン島の大麻スポット①】栽培から販売まで一手に担う半官半民のPhangan Cannabis Club
前回の投稿で軽く予告した通り、これより数回に分けてパンガン島の大麻スポットを紹介していきたいと思います。第1弾はPhangan Cannabis Club(パンガン・カンナビス・クラブ)。 本題へ入る前に、以下の記事内でマリファナ解禁後のバンコクの様子をレポートしていますが、ルールや購入方法などはパンガン島のあるスラータニー県もほぼ変わりません。 大麻を解禁したバンコクの現在【ルールについて】はこちら 大麻を解禁したバンコクの現在【購入場所や値段について】はこちら 大麻を解禁したバンコクの現在【選び方について】はこちら また、私自身は非マリファナ喫煙者であり、決して大麻を推奨しているわけじゃな…
コロナ禍でゴーストタウンと化したパンガン島のハードリン、復活の日は近い?
前回の投稿ではトンサラ地区を引き合いに出しながら、コロナ禍を経てもパンガン島が全然ヘタっていない様子をレポートしました。しかし、例外が1か所あります。それがハードリン地区。 閑散としたハードリンの現状についても一応は触れておかなければ、ブログで嘘を書いていることになってしまいます。したがって、今回はちょっとネガティヴなこちらの話題を。 あのハードリンがゴーストタウン化? 島の南端に位置するハードリン地区は、パンガンでもっとも栄えていたエリア。フルムーン・パーティーの会場であり、満月の夜以外でも海沿いのバーでは毎晩夜通しでイヴェントが行われていました(※フルムーン・パーティーの様子はこちらから)…
複数回に分けてバンコクのマリファナ事情を綴ってきた当ブログ。まだまだ話のネタはたっぷりあるものの、これ以上ダラダラ連投してそっち系の専門ブログ化するのは不本意なので、バンコク大麻シリーズは年内で一旦ストップします。 それを踏まえ、2022年も残りあと数分となったタイミングに、どうしても滑り込みでアップしておきたかったのが、今回のヘンプシードオイルを配合したタイ・コスメの紹介記事。 大多数の日本人はガンジャを吸いません。私も然りです。だからタイで合法化されたと聞いても、別に自分とは直接関係ないと思っていました。 しかし、バンコクの街を歩いてみて、非喫煙者である私にも美容方面であれば大麻合法化の恩…
解禁前からタイの大麻カルチャーを牽引してきたHighland Cafeってどんな店?
バンコクにプチ移住中の知人Dさんに案内され、市内のディスペンサリー・ショップをあれこれ回っていたのですが、大麻販売店の話ばかり連投しても仕方ないし、需要もないので、これをもってひとまず終了とします。 聖地はパホンヨーティンに!? 前々回はプロンポン、前回はカオサンと、意図してツーリストにもお馴染みのエリアを選んだのに対し、今回の舞台となるのはパホンヨーティン。 日系企業も多数出店している老舗デパートのCentral Ladphraoや、若者に人気の商業施設Union Mallの最寄り駅で、駅前には小洒落た飲食店もいくつか並び、何でも揃う便利な地区ではあるものの、観光的な見どころは正直ほとんどあ…
バンコクのマリファナ事情について綴った過去3回の投稿は、合法化を機に同地へプチ移住している知人Dさんの案内をベースに、私が主観を交えて好き勝手まとめたものです。 『大麻を解禁したバンコクの現在【ルールについて】』はこちら 『大麻を解禁したバンコクの現在【購入場所や値段について】』はこちら 『大麻を解禁したバンコクの現在【選び方について】』はこちら そのDさんに連れて行ってもらったスポットのなかから、今回はプロンポンのディスペンサリー・ショップを厳選し、3店ほど紹介していきます。 ①Buddha's Kush Street 最初のお店は、「いろいろ試した結果、バンコクでトップクラスの美味さ(≒品…
マリファナ関連の投稿はまだまだ終わりません。ルールについてご紹介した前々回(※詳しくはこちら)、購入方法や相場についてご紹介した前回(※詳しくはこちら)を経て、今回は品種や選び方のお話です。 これまでも繰り返しお伝えしてきた通り、私は大麻を嗜みません。ブログ用に表向き吸わないテイを保っているのではなく、ガチで非喫煙者なんです。 そんな私が大麻の選び方について綴るのも非常におかしな話ではあるものの、このまましれっと続けます。 日本人は数字を気にしすぎ? 多くのディスペンサリー・ショップでは、品種ごとにTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)の含有率を表示しています。 ご参…
大麻を解禁したバンコクの現在【購入場所や値段の相場について】
2022年6月9日にマリファナを解禁したタイ。そのルールについてまとめたこちらの投稿に続き、今回は購入場所や値段の相場を紹介していきます。 前回、「自分では吸わないし、他人にも推奨しない」などと書いておいて、こんな記事をアップするのは矛盾していますかね? 何はともあれ、タイへの大麻ツーリズムを検討している方はもちろん、そうでない方も「こんな世界があるんだな~」みたいなノリでご覧いただけると嬉しいです。 購入場所は? いま現在、バンコクでは本当にさまざまな場所でマリファナが売られています。「どこで買えるの?」という問いに対して、「わりとどこでも買えますよ」としか答えようがないほど。 国の認可をし…
コロナ鎖国期間を挿み、このたび2年半ぶりにバンコクを訪れて一番驚いた街の変化は、大麻ビジネスの拡大ぶりでした。 北米やヨーロッパがグリーンラッシュに沸く最中、アジアで初めてマリファナを解禁したタイ。外国人観光客が多く訪れる首都バンコクの繁華街では、どこもかしかも関連ショップだらけです。 そこで当ブログでは数回に渡り、かの地の大麻事情をまとめてみたいと思います。 さっそく本題へ入る前に、私は非喫煙者です。しかし、日本の法律を一旦脇に置くとするならば、大麻自体をダメなものとも考えていません。そのへんを踏まえ、どうか温かい目で軽~く読み流してくださいませ。 そもそもタイの大麻合法化とは? 2022年…