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【カンボジアニュース】不動産不況により不良債権は懸念すべき水準 中小企業の8.3%、沿岸地域の建設では22.7%に
カンボジア信用機構(CBC)は、消費者信用指標と中小企業信用指標の四半期報告(2024年第4四半期)を発表しました。今回の報告では、消費者信用申請が対前期比で件数16%減、金額20%減と大幅に減少し、景気が急激に冷え込んでいる様子が窺えます。 個人向けの不良債権比率は、第4四半期も6.24%と高い数値を示しています。中小企業の不良債権比率は個人向けより更に顕著で、今四半期には前期同様に8.3%と高い数値を示しています。建設向けに限ると不良債権は全国平均で12.7%、沿岸地域では22.7%と異常な高水準になっています。 不動産不況による不良債権の急増を受け、昨年8月に政府はローンの再
【カンボジアニュース】不動産不況で不良債権がさらに増加:銀行7.9%、MF9% GDP成長率は6.2%の予想
カンボジア国立銀行は2024年年次報告書を公開し、不良債権率は銀行で7.9%、マイクロファイナンスでは9%と、さらに増加していることが報じられました。また、銀行による融資額は前年比3%増の599億ドルとなり、過去20年間で最低の伸び率となっています。 融資の鈍化に加え、不良債権引当金の増加などによってカンボジアの銀行及びマイクロファイナンスの収益性は急速に悪化しています。銀行の総資産利益率(ROA)と自己資本利益率(ROE)はそれぞれ0.2%と1.2%で、2023年のそれぞれ0.6%と3.4%から低下しました。 銀行(青色線)、マイクロファイナンス(黄土色線)の不良債権利率。横軸は2
【カンボジアニュース】不良債権の増加により逆風 政府系大手英字紙も報じる
政府系大手英字新聞クメールタイムズは、国際金融公社(IFC)の最近の報告書を引用し、融資の伸びが鈍化し不良債権(NPL)が増加したことで、カンボジアの金融部門は全体的な収益性に影響を及ぼす重大な課題に直面していると報じています。 IFCによると、金融セクターは新型コロナウイルスのパンデミック前とその最中に例外的な融資の伸びを経験し、2018年から2022年までの平均前年比成長率は20.9%でした。しかし、その後融資の伸びは鈍化し、2023年には6.9%、2024年には4.4%に落ち込んでいます。預金の伸びは回復力を示しており、2024年には18.1%を維持する見込みで、これは新型コロ
現代ビジネス記事『詐欺容疑で拘束された元関東連合メンバーが東南アジアで送っていた異様な豪遊生活』を読んでの感想
こちらが本日4月1日に公開された現代ビジネスの記事です。5ページあります。 家賃80万円の豪邸に住み、電子マネー1億円超を所持…!見立真一との関係も噂されるなか…詐欺容疑で拘束された元関東連合メンバーが東南アジアで送っていた「異様な豪遊生活」(現代ビジネス編集部) @gendai_biz 3月14日、タイの首都バンコクで、カンボジアなどを拠点とする特殊詐欺グループの幹部、富沢哲也こと山口哲哉容疑者(46歳)が gendai.media その中で共感した締めの部分を以下
【カンボジアニュース】正しく計算するとカンボジアは49%ではなく13%? トランプ関税の税率計算式について批判相次ぐ
アメリカのトランプ大統領が発表した(写真①)相互関税の算出方法に疑問の声が噴出しています。 相互関税の算出方法については、USTR (アメリカ通商代表部)が計算式を公表しています(写真②)。 相互関税の計算式(USTRホームページより) 日本テレビの報道によると、アメリカンエンタープライズ公共政策研究所は、「関税の計算式は間違いに基づいていて経済的に意味をなさない」と表明しています。更に、この計算式を真剣に受け止めたとしても、分母に設定された関税に対する輸入価格の弾力性を表す数字が誤っていると指摘しました。これを修正して再計算すると日本の24%の関税は10%に、レソトの50%は13.
【カンボジアニュース】関東連合元幹部の山口哲哉容疑者(46)を日本に移送し逮捕
本日8日にタイから東京・羽田空港に移送中の機内で、「関東連合」の元幹部でカンボジアを拠点とした特殊詐欺グループのトップとみられる、冨沢哲也こと山口哲哉容疑者が逮捕されました。 山口容疑者は2022年9月、仲間と共謀し大阪市の女性に「医療費の還付金を受け取れる」などと嘘の電話をかけ、約30万円を騙し取った疑いが持たれています。 捜査関係者によりますと山口容疑者は、カンボジアを拠点とした特殊詐欺グループのトップとみられるほか、首都プノンペンにあった日本料理店「胡蝶」の実質的な経営者で、特殊詐欺グループの拠点に弁当を配達していたとみられています。 カンボジア政府高官から胡蝶のオーナーだと
【カンボジアニュース】闇バイト強盗のアポ電拠点がカンボジアに 日本での勧誘者を逮捕
「タタキ(=強盗)の電話をかける仕事をする」などと同居人の男性ら2人にカンボジアに渡航し強盗事件のアポ電に加担するよう勧誘したとして、22歳の男が逮捕されたことが捜査関係者への取材でわかりました。職業安定法違反の疑いで逮捕されたのは、埼玉県春日部市に住む石川哲也容疑者(22)です。 捜査関係者によりますと石川容疑者は先月、仲間と共謀し春日部市の自宅などで同居する当時18歳の少年と当時25歳の男性に対し「タタキ(=強盗)の電話をかける仕事をする」などと伝え、カンボジアに渡航して強盗事件のアポ電に加担するよう勧誘し、公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で職業紹介をした疑いがもたれています。
【カンボジアニュース】エア・カンボジアが4月30日から大阪(関西)に就航予定
国土交通省航空局によると、エア・カンボジア(KHV/K6)から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請が、4月4日付で許可されました。初の日本路線となる福州(中国)経由のプノンペン-関西線を4月30日に開設し、エアバスA321型機で週4往復(月、水、金、日)運航する予定となっています。 同社はカンボジア政府とベトナム航空(HVN/VN)との合弁会社として2009年7月に設立され、A321のほかA320とATR72-500の3機種計5機を保有し、国際11路線、国内2路線を運航しています。ベトナム航空は2020年4月に、保有していた同社の株式全49%を売却済みで、今年1月にカンボ
【カンボジアニュース】カンボジア拠点の詐欺収益を隠匿容疑で中国人夫婦を逮捕 チャイニーズドラゴン関係者か
投資詐欺による金を隠匿したなどとして、福岡、佐賀両県警は18日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿・仮装)の疑いで、いずれも中国籍で大阪市東住吉区の会社役員、許丁容疑者(37)と、妻で会社役員の朱暁慶容疑者(36)を逮捕しました。約33億円の犯罪収益をマネーロンダリング(資金洗浄)したとみられています。2人が経営する貿易会社「川阪」の名義が使われており、同社に対しても本日19日に同容疑で書類送検する方針です。 逮捕容疑は2024年6月、41~77歳の男女15人から外国為替証拠金取引(FX)への投資資金と偽って振り込ませた被害金を、2人が経営する会社名義の口座に移す際、取引先からの入金と
Xin chao!ベトナムにオールインのFIRE投資家の銭1です。ジェマディプトGMD副社長ら役員による株式購入予告のリリースが有ったのが金曜日。大した裏...
カンボジア国内銀行から海外にお金を移動する方法!キャッシュバック特典付き
カンボジア不動産投資、カンボジアの高金利ドル定期預金などで運用している人に朗報です😄➡️こちらカンボジアで資産運用している場合にクレジット機能付き銀行カードでショッピングや出金はできるが海外の銀行に送金(資金移動)するのは難しいオンラインウォレットBXONEを
Xin chao!ベトナムにオールインのFIRE投資家の銭1です。先日のツアーでカンボジアの銀行と証券会社で口座を作ることが出来たので、早速買い注文を出し...
Xin chao!ベトナムにオールインのFIRE投資家の銭1です。今回、縁あってカンボジアに来ています。私にとってカンボジアは初めて・・・ですが、証券口座...
【カンボジアニュース】トクリュウ対策が「喫緊の課題」、楠警察庁長官の就任会見
27日付で就任した楠芳伸警察庁長官が記者会見し、SNSなどで緩やかにつながり強盗や詐欺を行う「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の対策を「喫緊の課題」に挙げ、取り締まりの強化や関係省庁・団体と連携した抑止対策を進めていく考えを示しました。 楠長官は、昨年8月以降に関東地方で相次いだ闇バイトを通じた強盗などについて「新たな発生は確認されていないが、引き続き指示役らの検挙に向け捜査を徹底していく」と決意を表明しています。また、特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺、クレジットカード不正利用事件などの昨年の被害額が合計で2000億円を超える「極めて憂慮すべき状況だ」と指摘し、「トクリュ
外務省は海外在留邦人数調査統計の結果を発表しました。この統計は在外公館が2024年10月1日現在で、それぞれの管轄区域内に在留する邦人数を在留届ベースで推計したものです。在外邦人の総数は129万3097人で前年度とほぼ同数となりました。 カンボジアの在留邦人数は、長期滞在者・永住者合計で、国別31位の3012人でした。前年は30位3215人でしたので、6.3%の減少となります。ピークは2020年の27位5057人でしたが、その後4年連続で減少が続いています。現在の人数は2016年の3049人とほぼ同等になります。 在留届を出していない長期滞在者も一定数いると推定されます。カンボジア
【カンボジアニュース】アップルとグーグル、史上最大の 3.7兆円規模のカンボジア発「ダークウェブ」アプリを削除
米フォーブスなどの報道によると、史上最大のダークウェブ市場を運営していたとして、1月14日に告発されたカンボジア企業Huione Groupのアプリが、アップルとグーグルのアプリストアで過去数カ月間に渡って配信されていたことが明らかになりました。 暗号資産関連の犯罪を追跡するEllipticとChainalysisによると、Huione Groupは、テレグラム上で資金洗浄サービスなどを提供するHuione Guaranteeの背後にあるとされている組織です。Ellipticは14日、同プラットフォームの取引高が240億ドル(約3兆7500億円)に達し、史上最大の不正オンライン市場に
【カンボジアニュース】PM2.5レベル上昇でプノンペンの空気は「危険」
首都プノンペンにおけるPM2.5レベルが危険なレベルにまで上昇し、健康リスクに対する警戒が高まっています。今朝撮影された写真では、大気汚染により霞んでいることがわかります。 地元紙キリポストなどによると、 1月23日午前7時時点で大気質指数(AQI)は213に急上昇し、汚染レベルは「極めて健康に良くない」に分類され、公衆衛生に重大なリスクをもたらすレベルです。「心臓や肺疾患がある人、高齢者や子供はすべての屋外活動を禁止すること、それ以外のすべての者も長時間または激しい屋外活動を禁止すること」とされています。 世界保健機関(WHO)のガイドラインによれば、PM2.5の年間平均濃度は5
アクレダ銀行(CRS未加盟)渡航せず口座開設可能 キャッシュバックキャンペーン実施中
日本から渡航せずに口座開設ができるアクレダ銀行(CRS未加盟)が人気です🏦カンボジアの銀行ですが口座はドル建てです💵(高金利のドル定期預金作成可能)日本からの入金方法も海外送金ではなく国内送金で対応可能日本国内から郵送で口座開設可能📪アクレダ銀行最安値口座開
【カンボジアニュース】プラットフォーム争い激化、GrabがNham24を買収
12月30日、配車サービスを中心としたプラットフォーム大手Grabが、フードデリバリーを中心としたプラットフォーム大手のNham24を買収することが発表されました。Nham24はカンボジア独自のプラットフォームで、フードデリバリーだけでなく、宅配サービスや長距離バス路線運営など、多角化を図っていました。カンボジアマーケットでは、フードデリバリーアプリへの新規参入が増えるほか、カンボジアの大手財閥ロイヤルグループやABA銀行など他業種からも積極的な参入が見られ、今後のプラットフォーム争いが激しさを増すと見られる中での買収発表でした。Grabは過去にも、カンボジアを含む東南アジアにおけるU
【カンボジアニュース】大手不動産会社Golden Treeが第3四半期決算を発表、会社は楽観、監査人は懸念
カンボジアの大手不動産会社Golden Treeは、グリーンボンドとしてカンボジア証券取引所に上場している唯一の不動産会社です。商業ビルV TrustやサービスアパートメントAmara Residenceなどを運営しています。Golden Treeのクイ・バット前会長は、別会社CIC(Cambodian Investors Corporation)やPark Cafeチェーンのオーナーで、国際的不動産チェーン・センチュリー21のカンボジア代表でもありましたが、今年の8月に詐欺容疑などで逮捕されています。今後のカンボジア不動産業界の指標として今回の発表が注目されていました。 同社の四半
【カンボジアニュース】DMMの仮想通貨盗難は北朝鮮による犯行と判明、カンボジアとの関係性も
仮想通貨の取引業務を手がけるDMM Bitcoinで、今年5月に発生したビットコイン4502.9BTC(約482億円相当)の不正流出について、12月24日に警察庁やFBIなどは、北朝鮮のサイバー攻撃集団による犯行と特定したことを発表しました。 北朝鮮政府関連のサイバー攻撃集団「Lazarus Group」の1部門である「TraderTraitor」が今回のビットコイン不正流出に関与し、今年3月にLinkedIn上でTraderTraitorが転職活動に関するリクルーターになりすまし、DMM Bitcoinのウォレットの管理を委託していたGincoの従業員に接触したことです。この従業員
【カンボジアニュース】フン・セン上院議長:リアム海軍基地に日本の艦船の寄港受け入れを表明
政府系メディア・フレッシュニュースなどによると、フン・セン上院議長は今朝9時から行われた秋葉国家安全保障局長との会談で、アメリカなどから懸念が表明されているリアム基地問題に触れ、基地の改修工事が終了した暁には、最初に寄港する外国艦船は日本になるだろうと発言しました。 会談の中で上院議長は、カンボジアを含めた近隣国は日本を良きパートナーとして評価しているとし、この地域での日本の役割を賞賛するとともに、自由で開かれたインド太平洋戦略への支持を改めて表明しています。また、日本と中国のさらなる対話を推奨する旨、言及しています。 今年の7月にカンボジア訪問した上川外相は、マネット首相との会談
カンボジアを訪問した秋葉国家安全保障局長は、昨日20日9時からフン・セン上院議長を表敬し、上院議長からは「リアム海軍基地の改修が終わった後の最初の外国艦船寄港について、海上自衛隊艦船を招待したい」旨の言及がありました。 秋葉局長とフンセン議長上院議長表敬での会談 その後、ローズウッドホテルで、ネット・サブーン副首相らとの昼食会談が行われました。サブーン副首相はフン・セン政権下で、昨年まで長らく国家警察長官を務めていた人物です。またディ・ヴィチア国家警察副長官などが同席していることが確認できます。ヴィチア将軍はマネット首相の義弟にあたり、国家警察において中央治安局を統括するほか、テロ対策
【カンボジアニュース】中国はカンボジアへの支援継続を主張、融資停止を否定
12月17日に、汪文斌駐カンボジア大使は、「カンボジア国民の生活計画に関連するインフラ整備プロジェクトにおいて引き続きカンボジア側を強力に支援していく」とコメントし、中国政府のカンボジア支援継続を明らかにするとともに、中国がカンボジアへの融資を停止したとの報道を否定しました。 これに先立つ12月11日ロイター通信は、12月10日に発表されたカンボジア公的債務公報のデータによると、カンボジアの対中国債務は2024年第3四半期までに2%減少し、1月から9月まで中国からの新たな融資がなかったことを報道しました。報道により一部メディアにおいて、中国経済の失速によるカンボジア支援の方針変更が懸
【カンボジアニュース】秋葉国家安保局長がカンボジアとフィリピンを訪問予定
秋葉剛男国家安全保障局長は、17日から21日までフィリピンとカンボジアを訪問中です。秋葉氏は地域情勢や安保分野の協力について、両国政府関係者との意見交換を行う予定だと日本政府が発表しました。 日フィリピン両政府は今月5日、同志国に防衛装備品などを無償で支援する「政府安全保障能力強化支援(OSA)」の文書に署名しています。カンボジアは中国との経済や安保面での連携を深めており、アメリカからの懸念が生じています。 また両国は、最近注目されている闇バイトの指示役など、トクリュウを始めとする反社勢力の拠点としても注目されており、カンボジアへは警察庁や内閣官房の高官が意見交換などを目的に訪れて
【カンボジアニュース】ADB報告で不動産のシャドーバンキングなどによる金融危機に懸念
地元紙Cambodianessは、アジア開発銀行 (ADB) が12月13日に発表したカンボジアの国別診断調査報告をもとに「カンボジアの経済発展は危機に瀕しており、経済基盤の狭さと不動産市場におけるシャドーバンキングの野放図な拡大によって引き起こされる金融崩壊の危険に脅かされている」と報じています。 https://cambodianess.com/article/adb-study-shadow-banking-lack-of-diversification-threaten-cambodias-growth-ambitions カンボジアにおけるシャドーバンキングの台頭は、政策
新空港に新運航、直行便就航発表続く!カンボジア不動産は!?最新情報!
こんにちは、ジェット谷です。 日本、カンボジア両国でビジネスを行っているジェット谷が現地カンボジアから最新の情報をお送り
カンボジア発展はこれからの10年さらに拡大、目が離せない!発展を押し上げる大型インフラプロジェクト
こんにちは、ジェット谷です。 日本、カンボジア両国でビジネスを行っているジェット谷が現地カンボジアから最新の情報をお送り
【カンボジアニュース】プノンペン拠点の特殊詐欺事件、34人目となる「道具供給役」を逮捕、被害は約30億円
カンボジアを拠点にした巨額特殊詐欺事件で、新たにグループの犯行道具などの供給役の男がフィリピンから移送中の飛行機内で逮捕され、9日午後2時半頃に成田空港に到着しました。これで逮捕者は34人になりました。 警察によりますと、佐々木洋平容疑者(36)は水に入れると溶けて証拠隠滅できる紙などの犯行道具や生活必需品を日本からフィリピンの拠点に供給していたということです。日本にいた佐々木容疑者はプノンペンの拠点が現地当局の捜索を受けたことを受け逃亡し、その後フィリピンに潜伏していましたが、10月に現地当局によって身柄を確保されていました。 フィリピンで拘束された佐々木容疑者 この事件を巡って
共同通信によるとアメリカ海軍の艦船が16日にもシアヌークビル港に寄港する方向で調整していることが分りました。同港は中国の支援を受けて拡張工事が進むリアム海軍基地に近い場所に立地し、カンボジア最大の深海港です。日本政府による長年の支援によって現在も拡張が続けられています。 CNNなどによると、カンボジアは2017年にアメリカとの合同軍事演習を取り消し、2020年にはアメリカが支援したリアム基地内の施設解体も行っています。その後は中国の援助で拡張工事が進み、昨年12月には中国海軍の艦船2隻の寄港が確認されていました。アメリカ政府は基地が中国海軍の国外拠点となることを懸念しており、今回の寄
資金洗浄(マネーロンダリング)を防止する手段として、実質的支配者に関する規制の変更が国際的に注目されています。米国やEU等における規制の変化も顕著です。 ムーディーズの発表した「実質的支配に関するホワイトペーパー」によると、犯罪者は資金洗浄を行うために不動産などの新たな種類の資産や手段に手を伸ばしていますが、これに対する規制も変化しています。不動産や不動産所有は、イギリスやシンガポール、ニュージーランドなど各国の最近の規制変更においても主要議題になっています。 ムーディーズ「実質的支配に関するホワイトペーパー」 イギリスでは新たな規制措置により、国内に不動産を所有したり関係する取引を
【カンボジアニュース】昨年拘束のアンロンベン拠点の特殊詐欺で4人が再逮捕
カンボジアを拠点に特殊詐欺を行っていたとして、佐賀県警組織犯罪対策課は11月27日、太民太容疑者(55)ら男性4人を再逮捕しました。複数のメディアの報道によると、他に再逮捕されたのは、神奈川県大和市上和田、自称自営業の武内徹(35)、兵庫県芦屋市公光町、無職の麦谷祐太(33)、京都府宇治市羽拍子町、無職の松原準一(53)の3人です。 今回の4人を含む日本人7人は昨年5月、カンボジアのタイ国境アンロンベンの特殊詐欺拠点で現地警察に身柄を拘束され、その後日本に強制送還されました。他の3人は帰国後に逮捕されたものの、今回の4人については警察が任意で事情を聴くなどして、慎重に調べを進めていま
【雑文】国家公安委員会の「マネロン」年次調査書に「トクリュウ」を初記載、犯罪収益を海外に持ち出して洗浄と指摘
犯罪によって得た収益の出所を隠し捜査機関による検挙を逃れようとするマネー・ロンダリング(マネロン・資金洗浄)について、国家公安委員会が作成した調査書が、昨日11月28日に公表されました。「対テロ」だけでなく「犯罪」によるマネロンについても注目が集まっており、その一部として匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)についても明記されました。 今年の調査書には首都圏の連続強盗事件にも関与しているとみられるトクリュウが、マネロンを行っている主体として初めて記載され、「強盗や特殊詐欺、悪質なリフォーム業など様々な犯罪で得た資金を風俗営業などの新たな資金獲得活動にあてるなどし、犯罪収益を還流させな
フォット・ハク観光大臣は日本カンボジア協会の加藤和則専務理事兼事務局長を代表とするTBSホールディングス代表団らと、10月中旬に会談しました。クメールタイムス記事では「日本の著名なメディア企業TBSがカンボジアの遺跡や歴史、自然の観光地のほか、伝統文化、料理、地元産品に焦点を当てた番組を制作し、日本国民の認知度を高めて、多くの観光客を誘致する」と報じられています。 観光大臣とTBS代表団らの集合写真クメールタイムス記事トップ(10月17日) 観光省発表によると制作されたコンテンツは、日本全土に28局のネットワークと1,000万人を超える視聴者を持つ企業であるTBSホールディングスを通じ
【雑文】過去の報道から新たに浮き彫りになる、反社とカンボジアのつながりの一角
現代ビジネスの記事「山口組・高山清司氏と定例懇談「浪川会」トップ、異例の引退劇の理由《九州ヤクザ道仁会・浪川会同時トップ交代へ》」などによると、九州で抗争していた2つの暴力団のトップ交代が行われるようです。その一方の浪川政浩(朴政浩)氏は潤沢な資金源を持つことで知られ、半グレ人脈から他の指定暴力団トップまで幅広く交友関係を持っていました。山口組の高山清司若頭や神戸山口組の井上邦雄組長とも頻繁に会合を持っており、特に高山若頭とは毎月のように弘道会の本拠である愛知まで出向いて会っていたとも報じられています。 浪川会はカンボジアとつながりのある組織の1つとして以前より名前が取り沙汰されて
【カンボジアニュース】シェムリアップでオタワ条約第5回検討会議が開催
対人地雷禁止条約(オタワ条約)は1999年に発効し、現在は164か国・地域が締約しています。この条約は対人地雷の使用、開発、貯蔵、生産、保有、移譲等を全面的に禁止するものです。検討会議は5年毎に開催されており、来年第22回締約国会議は日本が議長を務めることになっています。 ウクライナは条約の加盟国ですが、米国やロシアは非加盟です。オースティン米国防長官は20日にウクライナがロシアに対して地雷を使用することを容認すると明らかにしています。供給するのは一定期間後に電池が切れるなどして使用できなくなる種類だとしていますが、市民が事故に巻き込まれる懸念は拭えません。 24日にはシェムリアッ
【雑文】闇バイト=トクリュウ=暴力団=フィリピンそしてカンボジア(NHK、新潮などの報道を見ての感想)
自称「ルフィ」が統率するグループによる連続強 盗や特殊詐欺に絡んで、指示役とされる4人が フィリピンから強制送還されてから1年半以上が経過しました。60億円以上が奪われたとされる事件が、いま改めて注目されています。 11月18日のNHK報道では、ルフィーグループとJPドラゴンの関係が明らかにされました。それに続き本日発売の週刊新潮では、JPドラゴンと広域暴力団との関係性が報じられています。 JPドラゴンは元暴力団員らがフィリピンを拠点に立ち上げた犯罪グループです。フィリピン国内での違法賭博など様々な事業に関与しているとみられ、その規模の大きさから日本の暴力団の関与が噂されていました
カンボジアへの送金や投資を斡旋している業者らが、日本料理店など健全な商売を営む人々に対して、誹謗中傷したり恫喝するなどの事例が散見されています。そのような言動は、海外においても輩の習性なのでしょうか。 また、そういった輩は政府高官や現地弁護士などとの関係性を誇示するほか、長年に渡りインターネットでの発信を積極的に行うなどして、表層的な信頼性を自己アピールしているようです。 昨年来、その一部が摘発され報道されている特殊詐欺のほか、最近は闇バイトの指示役なども注目されてきましたが、それらはまだ氷山の一角です。反社の活動は、マネーロンダリングなど幅広く取り沙汰されています。 在留邦人の
【カンボジアニュース】カンボジア拠点で特殊詐欺、フィリピンに逃げた責任者ら4人逮捕
カンボジアを拠点に特殊詐欺の電話をかけたとして、埼玉県警は18日に清原淳容疑者(30)ら4人をフィリピンから航空機で移送し、日本の領空で詐欺容疑で逮捕しました。 このグループをめぐっては、詐欺などの容疑で既に29人が逮捕、起訴されていますが、当局によると清原容疑者は拠点の責任者をしていたとみられ、確認された被害は全国29道府県で総額約30億円と推計されています。 同時に移送されたのは、いずれも住所不詳、無職の上田鴻志(27)、沢田昌哉(44)、鈴木清二(30)の3容疑者です。4人はカンボジアの首都プノンペンにある拠点のマンションで、特殊詐欺のかけ子を管理していたとみられ、カンボジア
カンボジア不動産開発の現実が分かる上棟式でのあいさつの言葉とは?
こんにちは、ジェット谷です。 日本、カンボジア両国でビジネスを行っているジェット谷が現地カンボジアから最新の情報をお送り
【カンボジアニュース】小企業貸付指標の四半期報告が発表 不良債権比率9%に増加、建設業では20%に
カンボジア信用機構(CBC)は、小企業貸付指標四半期報告(2024年第3四半期)を発表しました。CBCは金融機関から情報を集積し、貸付審査にその情報を提供しています。四半期報告では、小企業の貸付申請状況、貸付状況、不良債権情報などを取り纏めています。 今回の報告では、貸付申請が対前期比で件数5.7%増の約58万件、金額9.9%増の126億1700万ドルとなりました。件数の内訳は、運転資本20.0%増、農業20.8%減、アセット・ファイナンス14.4%増、建設16.3%減、その他8.5%減となっています。また、貸付状況では、貸付口座数が対前期比0.5%減の約185万口座、残高は前期末比
本日2024年11月12日、カンボジアを訪問中の韓国の禹鍾壽(ウ・ジョンス)国家捜査本部長が、カンボジア国家警察のディ・ヴィチア副長官兼中央治安局長と会談を行いました。会談においては法執行における協力手順や犯罪者の逮捕、犯罪予防や国境を越えた犯罪の対策について議論されました。 ヴィチア副長官執務室での会談風景 今年の1月には、カンボジアを訪問した警察庁国際捜査管理官の篠原英樹警視長らが、複数の当局高官らと類似の会談を持ったと伝えられていました。 篠原管理官は過去に愛知県警本部長等を務めた人物で、昨年11月に放映されたNHKスペシャル「追跡“ルフィ”事件~匿名・流動型犯罪の衝撃~」では
昨日11月12日午後、カンボジアを訪問中の内閣官房国際テロ情報集約室の河野真情報収集統括官が、カンボジア国家警察本部においてディ・ヴィチア副長官兼中央治安局長と会談し、両国の協力と情報交換について話し合われました。国際的な資金洗浄における捜査協力なども注目されます。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力ください。
【カンボジアニュース】プノンペン都内の特殊詐欺拠点摘発で多国籍の606人逮捕
11月6日プノンペン都内メンチェイ区ストゥンメンチェイ3町のオンライン詐欺拠点が摘発されました。7日時点の報道では200人を超える超える大掛かりな拘束が行われ、国籍は中国とパキスタン人との事でした。政府系メディア、カンプチアトメイ紙によると、警察は監禁されている被害者からの通報を受け、直ちに行動を起こし、オンラインギャンブルに関与する外国人を発見したとのことです。また国家警察関係者のコメントとして、救出された被拘禁者は国外追放される一方、犯罪行為の首謀者や財産所有者は法的手続きに直面することになるだろうと報じています。 8日になってより詳細な情報が確認できました。地元中国メディアなど
秋山元警部は「闇バイト強盗」の再発生を予期していた。闇バイト強盗が起こる仕組みは、平成4年に暴力団対策法ができみかじめ料など今までの収入が減少し、オレオレ詐欺で稼ぐようになったことに由来している。暴力団同士での特殊詐欺グループの売買も行われている。 そういったグループが特殊詐欺だけにとどまらず、様々な犯罪を行うグループに成長。闇バイトで集めた末端要員(受け子やかけ子など)のうち、話術などの能力がなく特殊詐欺で使えない人間が、タタキ(強盗)に回される。 暴力団にはそれぞれシマ(縄張り)がある。強盗が関東各地でバラバラに起きているのは、それぞれの上部組織の承認があるからだ。トクリュウと
【カンボジアニュース】プノンペン近郊でオンライン詐欺拠点摘発 1000人規模の逮捕
本日24日午後、プノンペン郊外約30kmに位置する大規模オンライン詐欺拠点で、国家警察のディ・ヴィチア副長官兼中央治安局長の指揮により、大規模な摘発が行われました。当局関係者によると1000人規模での拘束が行われているとのことです。 この拠点のオーナーは、先だって運転手である警察官が射殺され、誘拐された中国人です。もともとはNAGAカジノの金貸しから台頭し、現在は国会正面にあるホテルのオーナーでもあると言われています。誘拐から数週間後に解放されたとの当局情報が一部で報道されたものの、現在まで消息は明らかになっていません。今回の摘発で拘束されたかどうかも不明です。 数年前からこの
連続強盗事件の背後にトクリュウの影、ルフィの次は、ジョジョなどの名前も
関東で一連の強盗事件が相次ぐ中、警視庁は本日18日にも神奈川県警、埼玉県警、千葉県警との合同捜査本部を立ち上げることを決定しました。闇バイトで実行役を募り、組織的に強盗を繰り返すグループがあると思われます。 直近では昨日、千葉県の住宅で強盗事件が発生。現場から行方不明だった娘を警察が保護し、監禁の疑いで男を逮捕しました。警察は、関与したとみられる他の容疑者の行方を追っています。その他の事件ではガラスを割って押し入り、住人を縛って脅す乱暴な手口のほか、全身を殴られ殺される事例など、残忍な犯行も確認されています。 昨年のルフィ事件はフィリピンからの指示でした。また沖縄における闇金事件で
【カンボジアニュース】世界銀行の半期報告 GDPは順調に成長するが、不動産不況と不良債権増加に懸念
世界銀行は、10月7日に「東アジア・大洋州地域半期経済報告」を発表しました。報告書では、東アジア・大洋州地域の途上国は、世界の他の地域よりも急速な成長を続けているが、パンデミック前には及ばないと評価しています。 カンボジアの物価上昇率は2022年に5.5%まで上昇したものの、2024年は2.2%に低下すると予想されています。また今後は2025年2.2%、2026年2.2%と安定する見込みです。 経済成長については、2024年のGDP成長率予測を5.3%(2024年4月予測5.8%)に引き下げました。2025年は5.5%、2026年は5.5%と予測しています。成長は外需の回復に伴う輸
【カンボジアニュース】特殊詐欺グループ12人を日本に移送し逮捕
8月にベトナム国境バベットで保護され、カンボジア当局によって勾留されていた12人は、昨日6日午後に、プノンペンからバンコクとクアラルンプールに向けて出発する2便に分かれて移送されました。 今日未明に日本の領空に入ったところで、連行している茨城県警や宮城県警など4県警による合同捜査本部の捜査員に、特殊詐欺に関与した疑いで逮捕されました。成田空港と羽田空港にそれぞれ到着した容疑者は、茨城県内の複数の警察署に移送され、取り調べを受けることになっています。警察は特殊詐欺グループの実態解明を進めています。 当ブログは「にほんブログ村」のランキングに参加中です。1日1回のクリックにご協力くださ