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サスペンス小説の傑作『シャッター アイランド』:隔絶された島で繰り広げられる心理戦
デニス・ルヘインの『シャッター アイランド』は、心理サスペンスとミステリーが融合した名作です。孤島に隠された謎と主人公の心の闇を描き、読者を最後まで惹きつける展開が魅力です。
本日はこちら。このミスでも1位になった『爆弾』 の続編! 『法廷占拠 爆弾2』 読みました。 法廷占拠 爆弾2Amazon(アマゾン) Amazon.c…
南アルプス山岳救助隊K-9 紅い垂壁/樋口明雄 山岳ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:南アルプス山岳救助隊K-9 紅い垂壁 ・著者:樋口明雄 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2024/7/11 ◆おすすめ度◆ ・ハラハラドキドキの山岳ミステリー小説度:★★★★ ・重なる事件と緊迫したシーン度:★★★★ ・アーミーナイフの行方が気になる!度:★★★★ ◆感想◆ K9シリーズは山岳ミステリー小説の安心マークです。 期待を裏切りません。 アーミーナイフをポケットに入れた栗原...
◆読んだ本◆ ・書名:四つの白昼夢 ・著者:篠田節子 ・初版出版社:朝日新聞出版 ・初版発行日:2024/7/5 ◆おすすめ度◆ ・「屋根裏の散歩者」:★★★★ ・「妻をめとらば才たけて」:★★★ ・「多肉」:★★★★★ ・「遺影」:★★★ ◆感想◆ コロナ禍をきっかけにして、人の日常が次第に変化していく様子を描き出した、ちょっとホラーっぽい雰囲気のある短編集。 「屋根裏の散歩者」は、恐怖のあとにほんわか...
◆読んだ本◆ ・書名:難問の多い料理店 ・著者:結城真一郎 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2024/6/26 ◆おすすめ度◆ ・斬新な設定のミステリー小説度:★★★ ・冴えわたる安楽椅子探偵の推理度:★★★ ・不気味で怖いオーナーシェフ度:★★ ◆感想◆ ゴーストレストランのオーナーシェフが、配達員をワトソン役として利用し難問を解決。斬新な設定の安楽椅子探偵もののミステリー小説。 事件と配達員の...
◆読んだ本◆ ・書名:笑う森 ・著者:荻原浩 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2024/5/30 ◆おすすめ度◆ ・ユーモアミステリー小説度:★★★★ ・5歳男児の大冒険、あるいはASDの子供と森の仲間たち度:★★★★ ・ほっこり度:★★★★ ◆感想◆ 5歳のASDの子供が原生林で行方不明になる。1週間後に無事保護されるが、原生林の中でどう過ごしてきたのかは不明だった… シリアスな誘拐もののミステリーかと思った...
小説『暗殺』レビュー イントロダクション 柴田哲孝の小説『暗殺』は、2024年6月に発売された政治サスペンス小説で、実際の事件をモチーフにしていることが特徴です。物語は、日本の元総理大臣が奈良県で演説中に凶弾に倒れるというショッキングな事件
本日の本はドルヲタならずとも応援したくなるこちらの作品。 『推しの殺人』読みました。 推しの殺人 (宝島社文庫)Amazon(アマゾン) ${EVENT_L…
南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山/樋口明雄 山岳小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山 ・著者:樋口明雄 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2022/9/8 ◆おすすめ度◆ ・山岳小説度:★★★★ ・読後は爽やか度:★★★★ ・ちょっと出来すぎだけど山が舞台だと許せます度:★★★★ ◆感想◆ 「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの第7弾。 樋口明雄の『南アルプス山岳救助隊K-9シリーズ』にハズレなしです。どれも面白いし、読後...
◆読んだ本◆ ・書名:方舟 ・著者:夕木春央 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2022/9/8 ◆おすすめ度◆ ・新本格推理小説度:★★★★★ ・犯人は誰なんだ?度:★★★★ ・ヒェ~なラスト度:★★★★★ ◆感想◆ 山奥の地下施設を訪れた大学時代の仲間たち。道に迷った一家3人を含めた9人で、地下施設の中で夜を明かすことになるが… 密室状態の地下施設、脱出しなければ死んでしまうという時限付き脱出ゲーム、極...
11文字の檻: 青崎有吾短編集成/青崎有吾 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:11文字の檻: 青崎有吾短編集成 ・著者:青崎有吾 ・初版出版社:東京創元社 ・初版発行日:2022/12/12 ◆おすすめ度◆ ・ユニークなミステリー+SF短編小説度:★★ ・表題作以外はスピンオフみたいな度:★★ ・表題作はスリリング度:★★★★ ◆感想◆ ミステリーだったりSFだったりの短編集。スピンオフなテイストが多く、全体的にまとまりがない感じがしました。 最後の表題作『11文字の...
◆読んだ本◆ ・書名:六人の嘘つきな大学生 ・著者:浅倉秋成 ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2021/3/2 ◆おすすめ度◆ ・いったい犯人はだれなんだのミステリー小説度:★★★★ ・就活の理不尽度:★★★ ・どんでん返し返し返し度:★★★★ ◆感想◆ 就活の理不尽さを全面に出しつつ、学生たちの複雑な思いをうまく描きわけて、あっと驚く展開に。 どんでん返しの波状攻撃でノックアウトです。 物語に破綻...
◆読んだ本◆ ・書名:鈍色幻視行 ・著者:恩田陸 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2023/5/26 ◆おすすめ度◆ ・恩田ワールド全開のミステリー小説度:★★★★★ ・真実はパレードで降ってくる紙吹雪度:★★★ ・タムラ氏は何者?度:★★★ ◆感想◆ 事故により映像化が頓挫した小説『夜果つるところ』。関係者が一同に介した豪華クルーズ船で、『夜果つるところ』にまつわる謎と事実が明らかになっていく。撮影中...
◆読んだ本◆ ・書名:夜果つるところ ・著者:恩田陸 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2023/6/26 ◆おすすめ度◆ ・幻想的ホラー小説度:★★★ ・凝った作りの作中作度:★★★★ ・和江の描写が超怖い度:★★★★★ ◆感想◆ 山奥に佇む娼館『墜月荘』。そこを訪れる男たちや従業員の様子を、墜月荘に住む少女の目を通して描写したホラー小説。 『鈍色幻視行』の作中作を本にしてしまうというユニークな作品。...
警視庁公安部・青山望 最恐組織 (文春文庫) [ 濱 嘉之 ] 価格:869円(税込、送料無料) (2024/5/5時点)楽天で購入 アマゾンへ行く プロローグ 第一章 急性覚醒剤中毒 第二章 カルテット 第三章 米
世界でいちばん透きとおった物語/杉井光 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:世界でいちばん透きとおった物語 ・著者:杉井光 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2023/4/26 ◆おすすめ度◆ ・仕掛けにびっくりミステリー小説度:★★★★ ・謎もきっちり解決度:★★★★ ・なんか似た小説を読んだ気がする度:★★★ ◆感想◆ 大御所のミステリー作家が実の父である燈真。ひょんなことから没交渉だった父の遺稿を探すことになるが… ”紙の本でしか”体験できない感動がそ...
◆読んだ本◆ ・書名:アリアドネの声 ・著者:井上真偽 ・初版出版社:幻冬舎 ・初版発行日:2023/6/21 ◆おすすめ度◆ ・ハラハラ・ドキドキ脱出劇度:★★★★ ・迫る危機、繰り返される困難度:★★★ ・この展開を思いついたとき著者はガッツポーズをしただろう度:★★★★ ◆感想◆ 地震により地下都市に閉じ込められてしまった女性。「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱える彼女を救うこと...
青瓜不動 三島屋変調百物語九之続/宮部みゆき 怪談小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:青瓜不動 三島屋変調百物語九之続 ・著者:宮部みゆき ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2023/7/28 ◆おすすめ度◆ ・ファンタジーな時代小説度:★★★★ ・江戸怪談話度:★★★★ ・眠気を忘れる面白さ度:★★★★★ ◆感想◆ リーダビリティの高さにいつもながらびっくり。 眠気を忘れる面白さです。 『青瓜不動』 富次郎が見た夢は何を示唆しているのかちょっとよく分からなかったけ...
南アルプス山岳救助隊K-9 さよならの夏/樋口明雄 山岳小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:南アルプス山岳救助隊K-9 さよならの夏 ・著者:樋口明雄 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2023/9/8 ◆おすすめ度◆ ・山岳ミステリーか、はたまた山岳ホラーか山岳ファンタジーか度:★★★★ ・ハラハラドキドキの展開度:★★★★ ・おぞましい猟奇的事件度:★★★ ・変な外人がキーマン?度:★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 宮部みゆきの「三島屋」シリーズに登場する富次...
あなたが誰かを殺した/東野圭吾 本格ミステリー小説のイメージ画像
◆読んだ本◆ ・書名:あなたが誰かを殺した ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:講談社 ・初版発行日:2023/9/21 ◆おすすめ度◆ ・ガチガチの本格ミステリー小説度:★★★★★ ・芝居にもうってつけの展開度:★★★★ ・刑事・加賀恭一郎の推理が冴える!度:★★★★ ・ドロドロ人間模様と驚きの結末度:★★★★ ◆感想◆ 宮部みゆきの「三島屋」シリーズに登場する富次郎よろしく、物語の印象的だったシーンなどを生成AIを...
◆読んだ本◆ ・書名:存在のすべてを ・著者:塩田武士 ・初版出版社:朝日新聞出版 ・初版発行日:2023/9/7 ◆おすすめ度◆ ・誘拐もののミステリーかと思ったら度:★★★★ ・画家の卵と画商の娘の恋愛ものかと思ったら度:★★★ ・若き画家や引退間近の新聞記者の、自分を信じる道の物語りかと思ったら度:★★★★ ・その全部と絆の物語りでした度:★★★★★ ◆印象的なシーンを生成AIで画像化◆ 物語の印象的だった...
◆読んだ本◆ ・書名:ともぐい ・著者:河﨑秋子 ・初版出版社:新潮社 ・初版発行日:2023/11/20 ◆おすすめ度◆ ・マタギと熊の壮絶な戦い度:★★★★ ・自然の中で生きるマタギが獣そのもの度:★★★★ ・猟師であることを見失った主人公の死に様度:★★★ ◆感想◆ 先日、第170回直木賞を受賞した「ともぐい」。 厳しい自然や、それを具現化したようなヒグマが登場する、けっこうハードなマタギ小説です。 ...
ブラック・ショーマンと覚醒する女たち/東野圭吾 ミステリー小説の感想
◆読んだ本◆ ・書名:ブラック・ショーマンと覚醒する女たち ・著者:東野圭吾 ・初版出版社:光文社 ・初版発行日:2024/1/24 ◆おすすめ度◆ ・登場人物たちがユニークなミステリー小説度:★★★★ ・ブラック・ショーマンの元マジシャンらしい鮮やかな解決度:★★★★ ・ちょい役の高藤涼子がイケメン主婦度:★★★★ ◆感想◆ 「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」の続編。元マジシャンの主人公・神尾武史...
◆読んだ本◆ ・書名:兎は薄氷に駆ける ・著者:貴志祐介 ・初版出版社:毎日新聞出版 ・初版発行日:2024/3/4 ◆おすすめ度◆ ・犯人は誰なんだ?のミステリー小説度:★★★★ ・ハラハラドキドキスッキリの法廷劇度:★★★★★ ・主人公のびっくりな目的度:★★★ ◆感想◆ 車のエンジンの不完全燃焼で死亡した男性。容疑者として、死んだ男性の甥が浮かび上がるが… 冤罪をテーマにしたミステリー小説。 出だし...
警視庁公安部・青山望 一網打尽 (文春文庫) [ 濱 嘉之 ] 価格:803円(税込、送料無料) (2024/3/2時点)楽天で購入 アマゾンへ行く 第一章 祇園祭の銃声 □ 先代からいつも、料理に向かう心構えとして「背筋
読む手が止まらない!サスペンス小説の驚愕のストーリーと緊迫感17選
緊張感と興奮が交錯する、おすすめのサスペンス小説を集めてみました。ハラハラドキドキのスリリングな展開が面白いサスペンス小説は、ミステリー小説やホラー小説とジャンルが被ってしまうと...
The Black Summer – M. W. Craven を読んでみた
以前、The Puppet Show – M. W. Cravenを読んでみたのですが、それに見事にハマってしまい、シリーズ2作目となるこちらを読んでみました!ちなみに本作はgoodreadsでも星4.5を獲得しており、1作目に引き続き高評価をもらっているようです。
警視庁公安部・青山望 聖域侵犯 (文春文庫) [ 濱 嘉之 ] 価格:726円(税込、送料無料) (2023/11/9時点)楽天で購入 アマゾンへ行く プロローグ □ 心を病むものは基本的に弱い人だ。自分で自分を追い込む癖
警視庁公安部・青山望 巨悪利権 (文春文庫) [ 濱 嘉之 ] 価格:803円(税込、送料無料) (2023/10/26時点)楽天で購入 アマゾンへ行く 第一章 毒物照会 □ 刑事警察の鏡のような存在じゃないか。迅速な反
警視庁公安部・青山望 頂上決戦 (文春文庫) [ 濱 嘉之 ] 価格:726円(税込、送料無料) (2023/11/3時点)楽天で購入 アマゾンへ行く 第一章 公安情報 第二章 極左翼団事件の謎 □ 私のような情報に生
油断して、下書き保存しないまま書いてたら全部消えた。 復元しますか?に期待したのに、真っしろけのけ。 我がマイケル・マイヤーズなら、誰かに八つ当たりして…
後悔だけで生きている。「私の人生の9割は、後悔で出来ている」と言っても過言ではないだろう。 なんか名言チックに語り始めちゃったで。 なんであんなことしち…
今朝は、入院中の家内に差入れた 本について。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 手術後1週間ほど経過して、 家内から本を届けてほしい との要請。 手術後2週間は終日ベッ…
こんにちは凛です画像は全然関係ない訳では無いですが別意味の告白という映画ですね松たか子の演技が素晴らしく、湊かなえさん原作の小説を映画化した話ですが、とても面…
新しいスマホ、ケータイは何色を選ぶ? 黒かなぁ。今のiPhoneも黒だし。 今回は、長編初読み作家さんの本をご紹介したいと思います。 『祝祭の子』読…
シングルマザーの夢物語? 「サスペンス作家が人をうまく殺すには」
これまで6000冊以上の本を読んで記録してきた。本国で10万部突破したという本書。タイトルは「サスペンス作家」となっているが、主人公の属性としては「シングルマザー」が強し。こんなに売れたのは、育児に家事にストレスまみれの女性たちの心に届いたからなのでは?売れない作家フィンレイは、2人の子供を育てるシングルマザー。浮気されて別れた元夫の家に家賃を払って住みつつ、日々の払いや子供の世話に追われ、おかげで今日...
東野圭吾さんの小説を原作にした「ガリレオ」シリーズの劇場版第3弾物理学者の湯川学らが解き明かしていく事件9月16日公開! 沈黙のパレード 登場人物 キャスト 主要キャスト 湯川学 福山雅治 帝都大学理工学部物理学科教授頭脳明晰、スポーツ万
恋愛小説作家 「愛川耀」 のネコ日記 作家ネコちゃん、古巣(?)ワシントンの女性マガジンWJWNに「乳がんですが、それがなにか?」を寄稿しました。 乳がんで…
小説『マリアビートル』伊坂幸太郎著ブラッド・ピット主演で映画化
伊坂幸太郎『マリアビートル』ブラッド・ピット主演で映画化 2010年9月22日に初版が角川書店より発行された小 - yumeitoの映画や小説小説『マリアビートル』伊坂幸太郎著ブラッド・ピット主演で映画化 https://yumeito.com/mariabeetle-novel-movie/ 2022年3月23日
◆読んだ本◆ ・書名:子供は怖い夢を見る ・著者:宇佐美まこと ・初版出版社:KADOKAWA ・初版発行日:2021/9/29 ◆おすすめ度◆ ・サスペンス&ホラー小説度:★★★★ ・SF&ファンタジー小説度:★★★★ ・「結末は決して口外しないでください」度:★★★★ ◆感想◆ いじめられっ子で学校でも孤立していた航は、転校生の蒼人と仲良くなる。どこか老成した蒼人には不思議な力があり… 主人公の航がいじめられっ...