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恩田陸「メガロマニア」を読みました。 メガロマニア (角川文庫) 角川書店(角川グループパブリッシング) 本 大好きな本なので、再読です。 恩田陸さんは日本人作家の中では5本の指に入るほど好きな作家さんですが、こちらは小説ではなくエッセイ。 エッセイはあまり読まないけれど、...
作品紹介・あらすじ執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…!遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。身の回りのことを教えてくれる育ての母・莢子。表情に乏しく、置き物のように帳場に立つ名義上の母・文子。ある時、「私」は館に出入りする男たちの宴会に迷い込む。着流しの笹野、背広を着た子爵、軍服の久我原。なぜか彼らに近しさを感じる「私」。だがそれは、夥しい血が流れる惨劇の始まりで……。謎多き作家「飯合梓」によって執筆された、幻の一冊。『鈍色幻視行』の登場人物たちの心を捉えて離さない、美しくも惨烈な幻想譚。読書備忘録三人の母がいるがいるが、...本・恩田陸「夜果つるところ」
『夜のピクニック』 by 恩田陸の魅力と見どころを徹底解説。青春の一瞬と成長を描いた感動的な物語。共感と感動を呼び起こす日本文学の名作です。
◆読んだ本◆ ・書名:鈍色幻視行 ・著者:恩田陸 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2023/5/26 ◆おすすめ度◆ ・恩田ワールド全開のミステリー小説度:★★★★★ ・真実はパレードで降ってくる紙吹雪度:★★★ ・タムラ氏は何者?度:★★★ ◆感想◆ 事故により映像化が頓挫した小説『夜果つるところ』。関係者が一同に介した豪華クルーズ船で、『夜果つるところ』にまつわる謎と事実が明らかになっていく。撮影中...
◆読んだ本◆ ・書名:夜果つるところ ・著者:恩田陸 ・初版出版社:集英社 ・初版発行日:2023/6/26 ◆おすすめ度◆ ・幻想的ホラー小説度:★★★ ・凝った作りの作中作度:★★★★ ・和江の描写が超怖い度:★★★★★ ◆感想◆ 山奥に佇む娼館『墜月荘』。そこを訪れる男たちや従業員の様子を、墜月荘に住む少女の目を通して描写したホラー小説。 『鈍色幻視行』の作中作を本にしてしまうというユニークな作品。...
札幌遠征のお供。読んでいて背筋がゾクゾクするような何とも言えない印象を受けた一冊。ファンタジー的な部分が多いけど、現実にあり得るのかも…なんて思わせてくれ...
【シニアの本棚】『薔薇のなかの蛇』:17年ぶりの理瀬シリーズ
理瀬シリーズは、勝手に前作『黄昏の百合の骨』で終わったと思ってたので、「まだ続いてたんだ〜」と嬉しかったです。もちろん『黄昏の百合の骨』の内容は全く覚えてませんが。 『薔薇のなかの蛇』 恩田 陸 物語の展開 頭と手首がなく、胴体を真っ二つに
続くとうんざりする雨も、 何ヶ月も雨音を聞いていないと、 雨が降ればいいなと思う。 天気予報で今日は雨。雨の描写が印象的だったのは、恩田陸の『きのうの世界』 後半、退屈なところがあったけれど、 集中豪雨の描写はとても印象的で良かった。 その恩田陸は、刺激的過ぎたので、 角田光代を読むことにした。 『対岸の彼女』で、「こんちくしょう」と言いながら、 自転車をこぐ主婦を思い出し。角田光代の作品に流れているのは、"倦怠"だ。 登場人物が変わっても、舞台が変わっても、 倦怠感が漂っている。 恩田陸の非現実的な世界より、現実に近くて疲れない。 でも、恩田陸より読むスピードが遅くなるのは、 途中飽きて、ス…
今年に入って読んだ本は、23冊。 読書家に近づいてきた感じがする。 このまま行けば、100冊も無理ではないと 目標にしようかと思ったけれど、 過去に100冊読んだ年も、あったような??恩田陸は、作家業をしながら1年に300冊読むというから、 やはり脳が尋常ではない。 恩田陸の作品は、作風が一定していなくて、 恩田陸と言う人が、何人もいるのではないかと思ってしまう。 このところ恩田陸ばかり読んでいたので、 ここら辺で小説を離れて、 教養分野(?)の本を読むことにした。カラオケは、今日で253日目。 コロナで行き場所がなくなった4年前頃、 営業を続けていたカラオケボックスに ひとりカラオケなら安全…
ソファーに座って、 青空にポッカリ浮かぶ雲を見ていると、 これが私の住む世界なんだ、と思う。こないだ、おぞましい本に懲り懲りしたので、 『蜜蜂と遠雷』の恩田陸の本ならば、 私向きだろうと、何冊も適当に借りて読んでいた。 何冊か読んだ時にうすうす気が付いた。 恩田陸も私のメルヘン脳には向かないかもと。さっき読み終わった『夜の底は柔らかな幻』は、長編。 昨日から一気に読み終えた。 そういう意味では面白かったと言えるかもしれないが、 私はその世界から離れたい一心で読み進めていた。超能力、骨が粉々、血の塊、死体の山・・・、 本を閉じても引きずりそうな世界だった。 昨日は、夜中に目が覚め、眠れなくなった…
灰の劇場 (河出文庫 お 26-2)今までに読んだことがない、珍しい構成で書かれていて、初め戸惑いました。「0」「1」「(1)」章に分かれていて、「0」はノンフィクションで、この本を執筆する過程が書かれており、「1」はフィクション、さらに(1)なんだろう? この物語が舞台化
作品紹介・あらすじ謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は、関係者が一堂に会するクルーズ旅行に夫・雅春とともに参加した。船上では、映画監督の角替、映画プロデューサーの進藤、編集者の島崎、漫画家ユニット・真鍋姉妹など、『夜~』にひとかたならぬ思いを持つ面々が、梢の取材に応えて語り出す。次々と現れる新事実と新解釈。旅の半ば、『夜~』を読み返した梢は、ある違和感を覚えて――読書備忘録クルーズ船の中で何か起こるのかしら?と思って読んでいたけれど、幽霊が?飯合梓の?・・・鏡に映った帽子の女がいたのか、いなかったのか?くらい・・・。二週間のクルーズとにかくお話がなっがぁ~いの。そりゃ、関わった人が死...本・恩田陸「鈍色幻視行」
「蜜蜂と遠雷 / 恩田陸」を読んだ感想。【第156回『直木三十五賞』第14回『本屋大賞』受賞】
こんばんは。 人生で1度くらいはクラッシックコンサートに足を運んでみたい。 キリュウです。 今回は職場の知り合いから勧め
月の裏側九州の水郷都市、箭納倉(やなくら)。元大学教授、協一郎の呼びかけで、教え子の多門、娘の藍子、記者の高安が、ある事件を解明しようと箭納倉に集合します。そのある事件とは。まず、架空の土地箭納倉の神秘性に魅了されました。水の壁に覆われているような、しっと
恩田陸作品の「夜のピクニック」。全校生徒が夜を徹して80キロの道のりを歩き通すという、北高の伝統行事「歩行祭」での出来事を描いた青春小説。甲田貴子は、3年間誰にも言えなかった秘密を清算するために、密か
【シニアの本棚】『鈍色幻視行』:鈍色に包まれた謎、恩田ワールドに浸る
恩田さんファンのタカハラ、タイトルに惹かれて久しぶりに単行本自腹で買いました。『鈍色幻視行』恩田陸物語の展開謎と秘密を乗せて、今、長い航海が始まる。撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』と、その著者・飯合
ホラー作家はホラー、ミステリ作家はミステリ、SF作家はSF、それぞれ得意なジャンルがあります。そして、プラスαで恋愛小説になったり、感動小説になったりします。 しかし、それらは要素程度で中心となる作家の得意ジャンルは見え隠れしているように思います。 書き方から「あ、この作者だ」と気付けるレベルにはなっていませんが、このジャンルならこの作家というのが固まってきています。 その固定観念を打破するためにタイトル買いを始めたんですが、恩田陸の凄さに打ちのめされています。 toshitoshitoshichang.com toshitoshitoshichang.com 恩田陸と知らずに手に取った上記二…
小説を読む速さは人それぞれですが、速読のように地の文をすっ飛ばして読む時があります。会話文を上手に描き分けている作品では、誰が話しているか分かりやすいのでそれでも内容は理解できます。 また、展開が気になるので早く読み終わりたいという気持ちが強いです。じっくり読みたい本もありますが、積み本が多いので1冊に時間がかけられないのが実情。 お金を払って買った本はじっくり読んで、図書館で借りた本はさくっと読むのもまた実情。 さて、今回は以前、そのスピード感が心地良いと紹介した『ドミノ』の続編を紹介します。 toshitoshitoshichang.com タイトル:ドミノin上海 著者:恩田陸 出典:A…
何か理不尽なことが起きた時、人は皆、理由を求めるのだ~恩田陸の言葉
にほんブログ村 言い訳だけはしたくなかった、、、。 こんにちは夢を実現させるために常にあなたと向き合っていくコーチング Tête à tête(テタテットゥ)…
漫画やアニメで登場キャラクターの回想編というのが苦手です。 現在が既に決まっているので、過去にどんなことがあろうと「でも、現代だとこうなっているからな」となってしまうからです。 そのキャラクターをさらに際立たたせるためなんだと思いますが、現代でも知らない新しい展開を早く知りたいと思ってしまいます。 本日はそんな『蜜蜂と遠雷』の続編(過去編?)にあたる作品をレビューしたいと思います。 タイトル:祝祭と予感 著者:恩田陸 出典:Amazon 大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。 入賞者ツアーのはざまで亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノ恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。芳ヶ江国際ピアノ…
聞き手が見えていないものを言葉だけで聞き手に伝えると言うのは難しいです。 特に小説における音楽など。 漫画で音楽系のものを読んでいると特にそう感じます。 例えば、BECKやBLUE GIANTと言った「天才的な」音楽の才能を持つキャラクターを中心に据えた漫画でそれを表現できると言うのは感心します。 天才的な歌唱力を持つひ弱な少年がちょっと怖そうな人たちとバンドを組む漫画 BECK(1) (月刊少年マガジンコミックス) 作者:ハロルド作石 講談社 Amazon 努力家で天才的な表現力を持つサックス奏者がジャズの世界で進んでいく漫画 BLUE GIANT(1) (ビッグコミックス) 作者:石塚真一…
前回の『ドミノ』がすごく良くて、作者買いをしました。 タイトル買いをするには難しい『ユージニア』という書籍を今回はレビューしたいと思います。 toshitoshitoshichang.com 出典:Amazon 概要: あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は--。 出典:Amazon ユージニア (角川文庫) 作者:恩田 陸 KADOKAWA Amazon 評価:★★★★☆ レビュー: 恩田陸すごい、となったので購入したこちらの作品でしたが、この作品…
ドミノと聞くと「バタバタと物事が連続して起こっていく」と言うようなストーリーを連想します。何か小さなきっかけで物事が連鎖し、大きな結果に繋がると言うとバタフライエフェクトみたいですね。 さて、今日は『ドミノ』という書籍をレビューしたいと思います。 タイトル:ドミノ 著者:恩田陸 出典:Amazon 概要: 一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイ…
ふわりと軽く 飄々と こんにちは風◯りです☺️皆さまいかがお過ごしでしょうか❓ さて皆さんには何か怖いもの・恐れるものはありますか❓ どんな人にも一つくらい怖いものはあるはず✨何もないは嘘です😓 大概深く聞いていくと一つや二つ…三つや四つは出てくるもの😁恐怖の対象が人それぞれ違うだけ…。 ちゃんと形のあるもの(人・動物・虫など)が怖かったり、形のないもの(行動・想像・記憶・未来)が怖かったり😱人間の心の闇は深い❗️ ところで形のあるもの・ないものに共通する恐怖の根源は何でしょうか❓ 正解は『思考』✨(※色んな意見があります。これは一意見です) 形があるものに対しては、 それまでの経験に基づいて…
【本】恩田陸『祝祭と予感』~『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ作品!!~
1、作品の概要 『祝祭と予感』は恩田陸の短編小説集。 全6編。 2019年に単行本が刊行された。 本屋大賞を受賞した『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ。 コンクール後の亜夜、塵、マサルのエピソードや、ホフマンと塵の運命的な出会いなどを描いた。 2、あらすじ ①祝祭と掃苔 亜夜、塵、マサルの3人は、亜夜とマサルのピアノの先生だった綿貫先生の墓参りに訪れていた。 コンクール後のコンサートツアーに話を咲かせる3人。 ふと、塵は空を見上げて・・・。 ②獅子と芍薬 ミュンヘンのコンクールで、優勝者なしの2位だったナサニエル・シルヴァーバーグ と三枝子の2人。 2人は優勝を条件にホフマンの弟子にしてもらうはずだっ…
今年は本を読む事を目標とした。 娘の本棚から拝借した。 「六番目の小夜子」 恩田陸著 二日で読み終えた。 恩田さんのデビュー作のようだが素晴らしい作家さんだ。 引き込まれるように読んだ。 誰が小夜子なのか? 体育館での全員参加の演劇などゾクゾクしながら読んだ。 上手い作家さんだ。 良い本に出会えた。 bookmeter.com
蒲公英草紙を読んで 恩田陸著 蒲公英と書いてたんぽぽと読むとは知らなかった。 聡子お嬢様と過ごした槇村での出来事 病弱だったお嬢様の遊び相手として槇村家に出入りし、槇村家の家族やお屋敷に出入りされる方々との出来事を回想しながら描いている。 そしてそこへ常野の家族4人が訪れる。 常野の方の不思議な能力もここで詳しく書かれていた。 「しまう」という事も 以前光の帝国を読んだ時も出てきた。 光の帝国は短編だったが、こちらは長編でラストは聡子お嬢様が立派に務めをまっとうして亡くなってしまった。 「しまう」という行為で聡子お嬢様の心の中を見せてくれた。 こんな能力を持った人達がいたのかもと思わせてくれる…
もう3月になってしまいました(早い!)が、2023年1月に読んだ面白い小説の記録です。意識してはなかったですが、女性作家多めだった、(6冊中5冊が女性!)といま気づきました(笑)〇ユージニア 恩田陸目の見えない(とされる)少女と、その家族に起きた毒薬?殺人事件。全
旅立ちの季節。卒業や進級、そして入学。別れは悲しいけれど新しい出会いもある。期待と不安の新生活、そこにはどんな物語が待っているのでしょうか?「卒業」がテーマとなっているおすすめの...
あらすじ:舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。
【本】恩田陸『蜜蜂と遠雷』~世界が鳴っている。興奮に満ちた音楽という歓声で~
1、作品の概要 2016年に刊行された恩田陸の長編小説 幻冬舎のPR誌『星星峡』で2009年4月号~2013年12月号に連載。その後『PONTOON』で2014年1月号~2016年5月号まで連載された。 国際コンクールを舞台に、3人の天才ピアニストを中心に複数人の視点から描かれた。 第156回直木賞受賞、第14回本屋大賞受賞。 2019年10月にはスピンオフ『祝祭と予感』も刊行された。 松岡茉優主演で映画化され、2019年10月に公開された。 2、あらすじ 3年に芳ヶ江国際ピアノコンクールで邂逅する3人の天才ピアニスト達の物語。 パリでのオーディションで、急逝した偉大なピアニスト・ホフマンの風…
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直しております。 今回は恩田陸「六番目の小夜子」。 1992年発表作品。 六番目の小夜子(新潮文庫) 作者:恩田 陸 新潮社 Amazon 恩田陸は1964年生まれで自分より一世代上の女性作家さん。 「夜のピクニック」で本屋大賞、「蜜蜂と遠雷」で直木賞を受賞したベストセラー作家ですね。30年くらい作品を楽しませてもらっています。 本作「六番目の小夜子」は氏のデビュー作に当たります。 物語の舞台は地方にある進学校。その学校では十数年に渡り奇妙なゲーム(行事)が生徒間で受け継がれています。 それは三年に一度「サヨコ」と呼…
こんにちは、咲紗(サーシャ)です。 さて、本日は「三月は深き紅の淵を」を読了しましたので、ご紹介します。 恩田陸先生の著書の中でも人気な、「理瀬シリーズ」の一番最初の本だそうです。 理瀬シリーズはつい先日、17年ぶりに新作「薔薇のなかのヘビ」が刊行されました。 あらすじ 「三月は深き紅の淵を」という題名の本をめぐる4つの短編集です。 第一章「待っている人々」 読書好きの鮫島は、その理由で会社の会長の別宅に招待された。 そこに待っていたのは、変わり者の会長と3人の友人達と、膨大な著書。 そろいもそろって大の読書好きの4人は、ある本のことを鮫島に教える。 それは「三月は深き紅の淵を」という本が、屋…
もう一昨年になりますが、大評判になりましたね。恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎)が文庫になりました。本屋大賞という賞があることはご存知の方も多いと思います。2004年くらいから始まりました。仕掛け人は
インタビュー形式で真相に迫っていく話 恩田陸って 言語化能力が高いなあとつくづく共感。 「蜜蜂と遠雷」も、本なのに音が聞こえてきて鳥肌が立ったものだ。 今回の「Q&A」娘からのブックオフお下がり。 犯人がいないのに、大量死 人の思い込み、同調圧力、安易な迎合の怖さが描かれて...
いつもこのブログ「音楽徒然草」をお読みいただきありがとうございます。 今回の記事「【ピアノ/蜜蜂と遠雷】春と修羅 /菱沼忠明~藤倉大」はこちら: https://hirofumi24.com/honeybeesanddistantthunder お手数ですが、リンクから記事をお読みいただければ大変嬉しく存じます。
恩田陸『夜のピクニック』の紹介!いろんな要素が含まれている良質な小説
恩田陸の『夜のピクニック』を紹介します。2005年に本屋大賞1位の作品なので、読んだ人は多いのではないでしょうか。名前だけは知っているという人にもオススメの青春小説。ただの青春では終わらない、読んだ後に爽快感を感じられる作品です。
◆読んだ本◆ ・書名:愚かな薔薇 ・著者:恩田陸 ・初版出版社:徳間書店 ・初版発行日:2021/12/23 ◆おすすめ度◆ ・ニューウェイブ吸血鬼小説度:★★★★ ・ホラー&伝奇&SF&ファンタジー小説度:★★★ ・通過儀礼がエロチック度:★★★★★ ◆感想◆ 生まれ故郷の磐座を久しぶりに訪れた奈智。彼女はここで開催される「キャンプ」に参加するのだが… ニューウェイブな吸血鬼小説。ただそれだけじゃ終わらないのが...