メインカテゴリーを選択しなおす
0530 起床 気分快 晴 【作品を途中でほっぽりだす人の話】③ 日本文学史上、じつはいろいろいたらしい、ほっぽり出した人たち。
血圧値 118/78/64 酸素飽和度 98% 体温 36.2℃ 体重 70.1キロ この週末は、ずいぶん暖かくなるみたいですね。 桜もそろそろかな。 ☆ じつはほかにも、いろいろいたらしい、作品を途中でほっぽり出した人たち。 いまさらあんまり言われたくないだろうなあ。 日本の文学史の中で、作品を途中で放棄したり、未完のまま残した人の例。 ご病気とかの、やむを得ない事情はありますけどね。 ①古典文学の未完作品 紫式部 - 『源氏物語』 テレビドラマで最近話題のこれ。 紫式部自身は『源氏物語』を一応完結させたものの、最終章である「宇治十帖」以降の物語が急に断片的になります。とくに薫の物語は未完の…
三島由紀夫(みしま ゆきお)は、20世紀日本の文豪であり、小説家、劇作家、随筆家として知られています。彼はその作品で日本の伝統や倫理観、現代の価値観の対立などを探求し、その独特の文体や哲学的なテーマで多くの読者を魅了しました。以下に、彼の代表作品や文学的特徴をいくつか挙げてみます。 1. **『金閣寺』**: この小説は、実在する京都の金閣寺をモチーフにした作品であり、美しい語り口と精緻な心理描写で知られ…
奈良市高畑町にある「志賀直哉旧居」。ここはただの家じゃありません!日本文学の巨匠、志賀直哉が住んでいた場所です。彼、なんと生涯で23回も引っ越しをしているのですが、その15回目の家がこの高畑町の旧居。そう聞くと、彼の旅するような人生が目に浮かびますよね。だけど、この場所はただの通過点ではなかったみたいです。場所も最高です。東には春日原始林、新薬師寺や白毫寺もすぐそこ、奈良公園も散歩圏内。文化的で自然に...
2024.10.01 最近、一番時間をとっていることは、英語学習かもしれません。 と、言っても、毎日1時間ちょっとずつですが、日々続けているので、累計時間は多いかも。 NHKラジオ英会話と、アプリのDuolingoと、できたらNHK中学生の基礎英語1。 半年間、ラジオ英会話をやって、今更、ちょっとこのテキストは高度だったと気づき、中学生の基礎英語1をやれば良かったと反省。 でも、ラジオ英会話もストーリーが面白いので、やめられず、一緒に使っていたサブノートはやめて、基礎英語と両方やることにしました。 続けられるといいのですが。 また、ラジオ英会話のテキストの後ろの方に、「名著への招待」という連載…
マレーシア移住、ところで何処に住めばいいの?それは生活スタイルで変わってくる。
クルマを所有するか、クルマを持たないか? マレーシアは車社会と言われています。街に出て、大きな買い物をしたり、複数人で出かける場合には便利ですね。 マレーシアの首都クアラルンプール市内では電車網が発達していて、市内へのお出かけは電車の方
源氏物語「若紫」現代語訳と考察 平安時代に成立した『源氏物語』は、日本文学の最高峰として知られています。その中でも、第五帖「若紫」は光源氏と後に妻となる紫の上との出会いが描かれた重要な巻です。この物語の現代語訳と考察を通して、当時の社会背景
源氏物語「末摘花」現代語訳と考察 『源氏物語』は、紫式部によって11世紀に書かれた日本文学の古典であり、その中でも六帖「末摘花」は特に興味深い章です。この帖では、光源氏と末摘花という女性との関わりが描かれています。末摘花の特異な外見や性格が
源氏物語七帖「紅葉賀」の考察 『源氏物語』は日本文学の金字塔であり、その全54帖の中でも七帖目の「紅葉賀」は、光源氏がその栄華を極める若き日々を描いた重要な一篇です。この帖では、源氏の人生における華やかな一面と、裏に潜む運命の影が巧みに描か
源氏物語八帖「花宴」考察―光源氏と桜の宴 『源氏物語』は、日本文学の最高傑作の一つとして知られています。その中でも八帖「花宴」は、桜の宴での美しい光景と、光源氏の儚い恋心が描かれた章として人気があります。この章は、華やかな宴会の場面と、それ
源氏物語 九帖「葵」考察 『源氏物語』は紫式部によって書かれた平安時代の文学作品であり、その中でも特に有名な一章が「葵」巻です。この「葵」巻では、主人公である光源氏とその正妻である葵の上、そして源氏の情熱的な愛人・六条御息所との関係が中心に
源氏物語十帖「榊」考察 『源氏物語』は、紫式部が11世紀初頭に著した古典文学の傑作であり、日本の文学史において非常に重要な位置を占めています。その中でも「榊」(さかき)は、十帖目にあたる巻であり、物語全体のテーマをさらに深く掘り下げています
源氏物語十一帖「花散里」考察 『源氏物語』は、平安時代に紫式部によって書かれた日本文学の傑作です。全54帖からなるこの物語は、主人公である光源氏の恋愛模様を中心に描かれています。その中でも、十一帖「花散里」は、光源氏とその愛人の一人である花
上の予告編は9月15日放送 源氏物語の執筆が始まりましたね、楽しみしかありません。紫式部と中宮彰子の関係も良い具合になってきました。 マレーシアの記事を書く傍ら、趣味である平安文学についても触れていこうと思います。NHK大河ドラマ「光る君
#746 献本レビュー『日本文学の見取り図 宮崎駿から古事記まで』
本が好き!さんから2年以上前に初めていただいた『日本文学の見取り図(5) 宮崎駿から古事記まで』のレビュー文学に詳しくない私には、その著者や作品を楽しむための…
『夜のピクニック』 by 恩田陸の魅力と見どころを徹底解説。青春の一瞬と成長を描いた感動的な物語。共感と感動を呼び起こす日本文学の名作です。
1、作品の概要 『きりぎりす』は、太宰治の短編小説。 表題作『きりぎりす』ほか『燈籠』『千代女』など全14編を集めて新潮文庫が短編小説集として刊行した。 昭和12年~17年にわたって書かれた作品群で、太宰治の中期の作品にあたる。 のちに『斜陽』『ヴィヨンの妻』『女生徒』などの傑作を生み出す著者が得意とする女性の告白体を『燈籠』で初めて用いた。 2、あらすじ ①燈籠 下駄屋の一人娘・さき子は、恋焦がれた男性のために盗みを働く。 警察に捕まり、取り調べの際に彼女が放った言葉は驚くべきものだった。 ②姥捨 嘉七とかず枝の夫婦は、彼女の不貞が原因で心中を企てる。 東京を離れて縁のある水上の温泉宿に辿り…
実験的な文体と戦争体験にみる文学の深み 引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/4099/ 皆さん、こんにちは! 今回は安部公房に関する雑学をご紹介します! 安部公房は日本の文学界でその名を知られる作家です。 彼の作品は独特な実験的な文体と深い哲学的テーマで注目されています。 本記事では、安部公房の実験的な文体と戦争体験が彼の作品に与えた影響について探ってみましょう。 実験的な文体 安部公房の作品は、従来の物語構造や文体にとらわれない非線形な物語構造が特徴です。 代表作『箱男』や『砂の女』は、登場人物の内面を意識の流れとして描写し、読者は独特な体験をでき…
詩人としての輝かしい足跡と政治的影響力 皆さん、こんにちは! 今回は与謝野晶子に関する雑学をご紹介します! 与謝野晶子は、明治から大正期にかけて活躍した日本の詩人であり、その作品は日本の文学史において重要な位置を占めています。 彼女の詩は、愛情や自然、女性の内面などをテーマに、繊細で美しい表現で多くの読者を魅了しました。 彼女の生涯と作品には多くの興味深い要素があります。 詩人としての活躍 与謝野晶子は、明治から大正期にかけて、日本の詩壇に大きな影響を与えました。 彼女の詩は、その感性豊かな世界観と美しい言葉遣いで多くの人々に愛され、日本の近代詩の代表的な作品として知られています。 恋愛関係と…
奇妙な設定・不条理な世界観が好きならオススメ! 祝・電子書籍化! 「安部公房生誕100年フェア」 新潮文庫の安部公房作品が 2024年3月7日(木)各媒体で電子書籍化! 楽天kobo利用は金曜日がオトク!
【本】平野啓一郎『日蝕』~死と混沌、幻影が垣間見せた一瞬の光~
1、作品の概要 『日蝕』は平野啓一郎の長編小説。 彼のデビュー作。 『新潮』1998年8月号に掲載され、同年10月に刊行された。 第120回芥川賞を当時の最年少(23歳)で受賞し、話題となった。 15世紀末のフランスを舞台に神学僧の異端との遭遇を描いた。 2、あらすじ 15世紀末のフランス。 神学をパリの大学で学んでいたニコラは、フィレンツェへと向かう旅の途上で、リヨン司教の勧めにより、とある村に立ち寄る。 その村で、酒と女に溺れた堕落した司祭・ユスタス、ニコラと同じドミニコ会の僧侶・ジャック、そしてリヨン司祭に会ってみるよう勧められた錬金術師・ピエェル・デュファイと出会う。 ピエェルの幅広い…
芥川龍之介の小説には「切支丹もの」と呼ばれる、キリスト教を信仰する人々を描いた作品群があるようです。「宗教」と聞けば「胡散臭い」という木霊を返すことの多い私たち日本人ですが、本当に私たちは「宗教」と無縁の存在なのでしょうか?私の考えは断じて
村田沙耶香『しろいろの骨の、その街の体温の』〈ことばを愛するすべての人へ〉
本書を読み進めるうちに「自伝的作品」という言葉が頭にちらつきます。この物語は作者の半生を描いているのだろう・・・という意味ではなく、それが文章にせよ音楽にせよその他どのような手段にせよ表現に関わりたがる人間たちすべてに共有可能な、身に覚えの
Netflixにも、プライムにもなくて、どうしても観たくなり、DVD買ってしまった 谷崎潤一郎の小説「細雪」市川崑監督佐久間美子さん、岸惠子さん、吉永小百合さ…
思えば遠く来たもんだ 十二の冬のあの夕べ 港の空に鳴り響いた 汽笛(きてき)の湯気(ゆげ)は今いずこ 雲の間に月はいて それな汽笛を耳にすると 竦然(しょうぜん)として身をすくめ 月はその時(とき)空にいた それから何年経ったことか 汽笛の湯気を茫然(ぼうぜん)と 眼で追いかなしくなっていた あの頃の俺はいまいずこ 今では女房(にょうぼう)子供持ち 思えば遠く来たもんだ 此(こ)の先まだま…
月間コミックアライブ 『僕は友達が少ない』特製フィギュアストラップ 2012年1月号特別付録 柏崎星奈 I Don't Have Many Friends - Kashiwazaki Sena - Monthly Comic Alive January 2012 Special - Figure S
日本医科大学付属病院と東大弥生キャンパスの間に位置する「根津神社」。 日本武尊が創祀したという古い伝承を持つこの神社は、朱塗りの社殿に唐門、透塀など、権現造りといわれる江戸時代の遺構が良く保存された神社で、文学作品にも良く登場します。 宝永3年、五代将軍徳川綱吉が、綱豊に世継ぎしたときに造営された社殿は、7棟の建物が、重要文化財に指定されています。また、境内の斜面に植えられた、約2千本のつつじが咲き誇る5月のつつじまつりや、乙女稲荷神社の奉納鳥居のトンネルなども有名です。 楼門の脇には、近くに住んでいた森鷗外(文久2.1.19(陰暦)~大正11.7.9)や夏目漱石(慶応3.1.5(陰暦)~大正…
平氏と源氏の戦いをわかりやすく解説。平氏源氏の源平合戦とは?源氏物語あらすじわかりやすく徹底解説!
大ヒット大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも取り上げられた「源氏」と「平氏」の戦い【源平合戦】・・・そもそもこの2つの家はなぜ戦うことになったのか。そもそも「源氏」ってどうやって誕生したの? 源頼朝?よし
千駄木の団子坂を上りきると、左手に「森鷗外記念館」(旧・鴎外記念本郷図書館)があります。 森鷗外(文久2.1.19(陰暦)~大正11.7.9 小説家・医師)が、明治25年から大正11年に亡くなるまで、30年に渡って居住した「観潮楼」跡地です。 「観潮楼」とは、潮を観る楼(建物)。 昔はここ千駄木から、品川沖を臨むことができたそうです。 確かに団子坂を上り切った高台。団子坂にも汐見坂という別名がありますが、遮る物がなければ、ここから海が見えるのでしょう。 現在は遮る物だらけで、残念ながら海は見えません。 藪下通り側の入り口には、「観潮楼址」のプレートが。 津和野藩(現・島根県鹿足群津和野)典医の…
『夏目漱石全集〈5〉』【三四郎・それから】〈すべて身に覚えのある痛みだろう?〉
本巻に収録されるのは『三四郎』と『それから』。ともに平易な文体が読み易く、殊に『虞美人草』などと比べれば格段の親しみ易さであります。しかし私にとっては本巻、とくに『三四郎』が最も読み始めるに際しての敷居が高かったのです。なぜなら本作を形容す
『夏目漱石全集4』【虞美人草・鉱夫】〈渡る世間はナントカばかり〉
這う這うの体で読み進める夏目漱石全集〈4〉には『虞美人草』と『坑夫』が収録されております。さて。『虞美人草』これまで読んできた漱石作品のなかでも「美文調」といえば、『幻影の盾』『薤路行』『草枕』が挙げられます。いずれも肩の凝る難物な文章で、
『夏目漱石全集3』【草枕・二百十日・野分】〈効率と生産性に背を向けて〉
夏目漱石全集〈3〉は『草枕』『二百十日』『野分』の三作品が収録されております。などと偉そうに説明しておりますが、私にはまずこれら三作の表題の言葉の意味さえ判りかねまする。なになに・・・。【草枕くさまくら】:(旅先で、草で仮に編んだ枕の意から
『夏目漱石全集2』【倫敦塔・カーライル博物館・幻影の盾・琴のそら音・一夜・薤路行・趣味の遺伝・坊ちゃん】〈洒脱と美麗の振り子8作〉
本巻に収録されているのは『倫敦(ロンドン)塔』『カーライル博物館』『幻影(まぼろし)の盾』『琴のそら音』『一夜』『薤路行(かいろこう)』『趣味の遺伝』『坊ちゃん』という8作品。いずれもシリーズ展開だった『吾輩は猫である』と並行して書かれた作
『夏目漱石全集1』【吾輩は猫である】〈人間の定義を云うとほかに何もない。ただ入らざる事を捏造して自ら苦しんでいる者だと云えば、それで充分だ。〉
今まで本を読み始めて以来、手当たり次第に好きなものばかり食ってきたけれど、自分には肝心要となるブンガクの素養がまったくない。必要な栄養素も摂らずに糖や脂や炭水化物をドカ喰いした挙げ句にブクブクとみっともなく肥え太ってきたようなもんである。み
東京メトロ千代田線千駄木駅を出ると、すぐ西に上がる坂が「団子坂」。 名前の由来は、昔、坂の下に団子屋があったからとか、急な坂なので雨降りのとき、転ぶと泥団子のようになるから等々、いわれのある坂道です。 他にも「潮見坂」「千駄木坂」「七面坂」という異名もあります。 団子坂はこれまで、数多くの文学作品の舞台となってきました。 有名どころでは、江戸川乱歩(明治27.10.21~昭和40.7.28 小説家)の「D坂の殺人事件」(大正14.1 『新青年』)。 (江戸川乱歩) 「D坂」とはもちろん団子坂のこと。D坂の古本屋で起きた密室殺人事件を、素人探偵明智小五郎が解き明かす推理小説です。乱歩が生み出した…
この度、14歳娘、太宰デビューしました〜!ただし、英語版。 本を読む事が大好きな、娘。考えてみると、おそらく自力で読み終えた日本語の本は 『ぼくはアフリカにす…
もうすぐ「母の日」みなさんは何色のカーネーションを差し上げますか(たいですか) 母が亡くなって今年で20年目になりますが白いカーネーションなんて……との思い…