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安部公房 21世紀文学の基軸 - 県立神奈川近代文学館編 (平凡社)
昨年の11月、安部公房展に行った時に買った公式図録です。本棚に眠らせてしまい、やっと読みました^^;展示されてた資料等の写真とキャプチャ、寄稿からなります。安部公房が愛用していた、ワープロ、シンセサイザー、カメラ、車等の写真がじっくりと見られます。エッセイは、安部ねり、川上弘美、多和田葉子のが面白かった。特に安部ねりのエッセイは、『グスコーブドリの伝記』を読むきっかけとなりました。こちら目次。安部文学のファンにとってはどれも興味深い内容だと思います。安部作品を読んだ後、この冊子に書かれているエピソードや作品の背景を読み直せば、作品への理解が深まるのではないでしょうか。保存版の一冊となりました。書誌事項。にほんブログ村安部公房21世紀文学の基軸-県立神奈川近代文学館編(平凡社)
🐧 ようこそ 🐧 この数日間つば九郎との思い出泣き笑いしながら二人で喋り倒したので胸に詰まったモノ心の奥の方へ少しずつ落とせては来ているまだまだ終わらぬつば…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 笑う月が追いかけてくる。直径1メートル半ほどの、オレンジ色の満月が、ただふわふわと追いかけてくる。夢のなかで周期的に訪れるこの笑う月は、ぼくにとって恐怖の極限のイメージなのだ──。交錯するユーモアとイロニー、鋭い洞察。夢という<意識下でつづっている創作ノート>は、安部文学生成の秘密を明かしてくれる。表題作ほか、著者が生け捕りにした夢のスナップショット17編。 第二次世界大戦争での敗北は、日本国民に「天皇が絶対的な指導者」という価値観の基盤を崩壊させ、すべての信仰を失った者のように、人々は焼け跡のうえに思考回路を停止させて茫然と立ち尽くしました…
未読の安部公房作品。と、読んでみたのですが、なぜいままでこの作品を読まなかったのだろう?これ、安部公房の最高傑作じゃないですか?いままでは「砂の女」か「他人の顔」か「箱男」が最高ね、と思ってたのですが、この作品はそれらを読んだときの感動を上回りましたよ。本作の発表は1959年で、「砂の女」の前です。「けものたちは故郷をめざす」と「石の目」の間。前半は電子計算機の小説かと思いました。本書はいくつかのチャプターに別れていて、チャプターの頭に短いパラグラフがついています。これが実に的を得ている。電子計算機とは、考える機械である。機械は考えることはできるが、しかし問題を作り出すことはできない。この文章がすんなり腑に落ちる人は、コンピュータにそれなりに詳しい人だと思います。この小説では、自らが問題を作り出せる電子計...第四間氷期-安部公房(新潮文庫)
文学者とは何か - 安部公房、三島由紀夫、大江健三郎 (中央公論新社)
こんな面子での対談集が出版されたら、何を置いても読まねばならぬ、と発売直後に購入したのですが、他に読みかけの本が何冊かあったので、年明けから読み始めました。三島、安部、大江の三人対談なんてあったの知らなかった。その他にも、三島-大江、安部-大江と、とても興味深い組み合わせですよ。文学者とは安部公房x三島由紀夫x大江健三郎(群像1958年11月に掲載)三島由紀夫はこのとき33歳。『金閣寺』を書き上げた2年後で、文芸誌を始め一般紙まで数多くの作品を発表し、まさに絶頂期と呼んでもいいのではないかという時期。安部公房は34歳。芥川賞を受賞したのは8年前で、その後不条理文学を発表し、前年には『けものたちは故郷をめざす』を発表。しかし、『砂の女(1962年)』や『他人の顔(1964年)』と代表作とされる長編を発表する...文学者とは何か-安部公房、三島由紀夫、大江健三郎(中央公論新社)
未読だった安部公房作品。最初に読んだ安部公房作品は『壁~Sカルマ氏の犯罪』で、それから初期の短篇を読みはじめ、不条理文学の面白さを学んだのですが、それから『砂の女』や『他人の顔』などの失踪文学(?)に触れ、それだが安部公房に対するだいたいのイメージとなっていました。なので、『榎本武揚』を読んだときは、へえ、こういう小説を書くこともあるんだと意外に思ってました。しかし、その後『終りし道の標べに』や本作『けものたちは故郷をめざす』を読み、ああなるほど、戦中戦後の満州体験が、これらの作品の軸になっているということを理解しました。『人間そっくり』や『飛ぶ男(未完作品)』のようなSF文学も書いていますし、数多くの戯曲も残しています。安部公房は多才な小説家だということを改めて感じました。こちら内容紹介。日本の敗戦に伴...けものたちは故郷をめざす-安部公房(新潮文庫)
未読の安部公房作品。こちらが内容紹介。読み進めていくと、安部公房作品にしては珍しく、登場人物が多い。途中から誰がなんだっけ?とこんがらがってしまったので、人物一覧を作りながら読みました。☆登場人物・織木順一:花園町で育ち20年ぶりに戻る。服毒自殺を図る。人間計器となり地脈探索を行う。・花井太助:飢餓同盟のリーダー(社長)。花井キャラメル会社役員。・矢根善介:人形芝居師。廃バスに住んでいる。会社設立法を勉強。飢餓同盟員。・森四郎:花園町立診療所の医師。藤野の策略で飼い殺しにされている。飢餓同盟員になる。・狭山:花園駅の駅員。飢餓同盟員。・井川君:イボ蛙。染物屋の2階に間借りしている。飢餓同盟員。・藤野健康:開業医かつ町会議員かつ教育委員。多良根の政敵。・藤野うるわし:藤野の娘。読書会に参加。洋裁学院の院長。...飢餓同盟-安部公房(新潮文庫)
ようこそ お天気良ければ窓辺はポカポカ膝掛け有ればOK暖房要らず節約に貢献お日様ホント有難や〜 日向ぼっこしながらの読書電子書籍よりやはり本の形の方がし…
この本は、十数年ぶりに読み直しました。安部公房の初期短編集です。安部公房のシュールリアリズム作品は、右脳で読まないといけないのだと認識したことが、十数年前と現在との違いです(^^)安部公房作品を読むのは、「砂の女」や「箱男」など有名な作品から入るのも手筋ですが、やはり最初は「壁-Sカルマ氏の犯罪」から入り、この「水中都市・デンドロカカリヤ」と続くのが定跡といったところでしょうか。・デンドロカカリヤ(1949年8月号、表現)最初の一行「コモン君がデンドロカカリヤになった話」で、この短篇の全てを表しています。コモン君の意思とはまったく無関係に植物になる変身譚は、今後の安部作品の幹をなす表現方法です。芥川賞を受賞した「壁-Sカルマ氏の犯罪」が書かれる1年前の作品で、文体も以降の安部公房とはかなり異なります。デン...水中都市・デンドロカカリヤ-安部公房(新潮文庫)
「終わりし道の標べに」を図書館で借りるついでに、文庫化されていなかった安部公房の作品も借りておこうと、「闖入者」が収録されている本書も借りました。ところが、「闖入者」は読んだことあったんですね。しかも、「水中都市・デンドロカカリヤ」の中に収録されていました。いやぁ、、アミロイドβに脳が侵され始めたか....せっかく借りたことだし、他に読んだことのない作家の作品もあるので、読んでみますか、と読みはじめたら望外に楽しめました。野間宏の「肉体は濡れて(1965年)」。いかにも思わせぶりなタイトルですが、主人公の男が求めた女性からは与えられず、与えようとする女性からは求められずという相反した感情を描いた小説です。かなり暗い、昭和文学らしい男女関係が描かれています。「車の夜(1959年)」は、戦後の占領期に、GHQ...日本短篇文学全集48(筑摩書房)
安部公房の未読作品を読もう月間が進行中ですが、「終りし道の標べに」は安部公房の初めての商業誌への発表になります。(詳細はWikipediaに)これは読んでおかないと、と思ったのですが、新潮文庫版は廃刊になったようです。amazonで古本を探しても見つかりませんでした。そんなわけで、図書館で借りてきました。敗戦時の満州を舞台です。故郷(日本)を捨てた主人公Tの手記を通して、朝鮮人の陳、八路軍の高と織りなす人間模様と、各人の故郷の存在を対比させつつ、作者の「かく在らねばならぬのか?」の疑問を掘り下げます。幼年時を満州で過ごした安部公房が実存を思索した結果の作品かと思います。三島由紀夫で言うならば「仮面の告白」のような立ち位置の作品でしょうか。ここから安部文学が始まった、という作品ですが、「壁」以降の作品とはち...終りし道の標べに-安部公房(新潮文庫)
このところ再読が続いている安部公房、初期の戯曲を読み直しました。「どれい狩り」が1955年、「幽霊はここにいる」が1959年で、小説で言うならば「壁」で芥川賞を受賞したが1951年、代表作と言われる「砂の女」が1962年なので、その間に書かれた戯曲です。「飢餓同盟」「けものたちは故郷を目指す」と同じ時期になります。表題2篇の他、「制服」も収録。三島由紀夫もそうですが、昭和30年代に活躍した作家は戯曲を多く残しています。文字による表現手段のみならず、視覚、聴覚などの五感に訴える表現方法として演劇がもっとも適切な方法だったのでしょう。このあいだ観た「砂の女」のように活動(映画)という手段は昭和30年代以降になって増えてきましたが、テレビドラマなどは普及していない時代です。私は残念ながら演劇全盛期の後の世代で、...幽霊はここにいる・どれい狩り-安部公房(新潮文庫)
未読の安部公房の作品。こちら内容紹介。脚本家と火星人を名乗る男との問答形式で話は進みます。小説ではなく戯曲にもできそうな内容。火星人は人間そっくりで、地球人だと思い込む火星人(地球病)と火星人だと思い込む地球人(火星病)の間で論理的な問答を通して話は進みますが、最後はダイナミックな展開になります。巻末の福島正美の解説が、日本のSF創世記に触れていて興味深い内容ですが、その中で紹介されている安部公房のコメント「ぼくが夢みているのは、文学の中での、SF精神の復権なのである。自然主義文学によって占領された仮説文学の領地を奪回することなのである」が、本作の思想をよく表していると思いました。仮説文学とは耳慣れない言葉ですが、安部公房がよく使うようです(朝日新聞1961.6.3のエッセイ)。安部文学の底流に流れる思想...人間そっくり-安部公房(新潮文庫)
朝食。チーズオープンサンドときな粉みりんホットドリンク。↓この動画を参考にさせていただきました↓砂糖なし【きな粉】尊敬する料理長が教えてくれた極シンプル【きな粉レシピ】www.youtube.com貧乏なのでラムーで買ったきな粉とみりんタイプ調味料で代用したが
映画「砂の女」を観終えた後は、近代文学館1Fの安部公房展に入りましょう。このところ安部公房を読んでいるところなので、ナイスタイミングの展示会ですよ。開催は12月8日まで。ドナルド・キーン展のときもそうでしたが、神奈川近代文学館の展示はかなりマニアックなものまであって、ファン必見ですよ。これはフライヤーからの画像。「壁-S・カルマ氏の犯罪」の生原稿。この他に、KORGのシンセサイザーやピンク・フロイドのLP、NECのワープロ文豪8インチフロッピィ版なんかも展示されてあって、写真撮って紹介したくてしょうがないものばかりだったんですが、展示室内は撮影禁止。この部屋だけは、写真撮ってもいいよとなってました。箱根の仕事場の道具を展示してあります。この頃のワープロは3.5インチフロッピィですね。お土産に公式図録を購入...安部公房展 21世紀文学の基軸(神奈川近代文学館)
またもやばあさんと2人で映画鑑賞。やってきたのは、神奈川近代文学館。神奈川近代文学館では10月12日から12月8日まで安部公房展を開催中ですが、その記念上映に「砂の女」を上映します。映画上映は11月22,23日の2日間なんですが、いずれもsoldout、人気です。「砂の女」は新潮文庫で読みました。若い頃と中年の頃とで3度くらい読んだかな。キャストはこちら。砂の女役は、ムーミン・トロールの声でお馴染みの岸田今日子。この岸田今日子が名演でした。砂の女のとぼけたところと怖いところの二面性を見事に演じていました。砂に埋もれて眠るシーンはやたらにエロティック。岡田英次との濡れ場も妖艶で、ムーミンパパもびっくり、うんぱっぱ。原作の雰囲気が忠実に再現された映画でした。これ、安部公房が脚本書いてるんですね、そりゃ原作の雰...映画:砂の女
「方舟さくら丸」を読み返してみて、そういえばこの話の元になっている「ユープケッチャ」は読んでなかったと気づき、読んでみることに。安部公房の代表的な長編作のベースとなっている作品を含む短編集です。目次はこちら。「ごろつき」は、『文學界』昭和30年12月号に掲載。戦後、まだGHQに占領されていた頃の混乱期、靴磨き少年とやくざの話。「壁」が芥川賞を取ったのが昭和26年。初期の短編です。後年の作品とは異なる出色ですが、立場の逆転→価値観の反転、といったところが安部文学らしいところでしょうか。「手段」は、『文藝』昭和31年1月号に掲載。保険金詐欺の挫折の話。よくありそうな話だけど、"簡易交通傷害保険自動販売機"というのがいかにも安部公房が考えそうな機械で面白い。「探偵と彼」は、『新女苑』昭和31年1月号に掲載。新女...カーブの向こう・ユープケッチャ-安部公房(新潮文庫)
『けものたちは故郷をめざす』は、安倍公房の作品。 私は、安倍公房を読むのは避けたい人。空想が過ぎて、つかみどころがない、というか、理解の範疇を超える、というか…
「死に急ぐ鯨たち」の中で、この作品への自作解説があったので、読み直してみることに。けっこう前に読んだ本なので、大筋は覚えてはいるのですが、細部の描写はほぼ忘れていました。この作品が発表されたのは1984年、私はまだ学生、米ソ冷戦が続いている時代で、その年に行われたロサンゼルス商業五輪は、東側諸国がボイコット。アメリカ大統領はレーガン、ソ連大統領はゴルバチェフ、といった時代です。本作は、核による安全保障に対する警鐘であり、国家の意味を問うてもいる作品ですが、安部公房らしいユーモアや、不条理性もふんだんに表れていると思います。ユープケッチャを物語のキーに置くのも安部公房らしいところ(ユープケッチャは自己とバクテリアで生態系を完成させた架空の昆虫です)。このブログを書いている日の午前中、NHKの日曜討論で各党党...方舟さくら丸-安部公房(新潮文庫)
安部公房の遺作になる、未完の小説です。安部公房の死後、未完の原稿がフロッピーディスクから発見されました。「死に急ぐ鯨たち」の中で、次回作として「スプーン曲げの少年」について触れられていましたが、この作品がそれになります。内容紹介。飛ぶ男は、文字の通り空中浮遊ができる男で、飛ぶ男が主人公である兄のもとを空から訪れることで物語は始まります。超能力をもっていることを証明するために、スプーンを曲げるシーンもあります。飛ぶ男は隣の女性に空気銃で狙撃され、隣の女性は狙撃によって恋に落ち、主人公の部屋を訪れる、というところで、物語は作成途中の様子になります。「飛ぶ男」の最後の方は、いくつかのプロットが思いついたままに書かれているようにみられます。安部公房はこれらのプロットを構造化することにより、小説を完成させるという手...飛ぶ男-安部公房(新潮文庫)
新潮文庫から安部公房の新刊が出てたので読んでみました、2024年8月28日発売。1992年に発行されたエッセイ集「死に急ぐ鯨たち」に、「もぐら日記」を追加して文庫本化したものです。わたしはいずれも読んでなかったので、ちょうど良いです。というか安部公房のエッセイは初めて読みますよ、小説と戯曲しか読んでいなかったです。こちら内容紹介。目次その1。目次その2。死に急ぐ鯨たちはI~IVと別れていて、それぞれ興味深いテーマが書かれています。ここでもガルシア・マルケスが登場します。ドナルド・キーンが、安部に対し「(百年の孤独は)あなたが読むために書かれたような小説だ」ともちかけ、百年の孤独を読んだ安部はこの作品を絶賛しています。正直なところ、百年の孤独は最初は安部公房がそこまで持ち上げるような小説だということがわたし...死に急ぐ鯨たち・もぐら日記-安部公房(新潮文庫)
映画『箱男』☆箱をかぶる発想はオモシロ!理解はナンダロorz
アメーバブログ『yutake☆イヴのモノローグ』の 映画記事です。登録・関連TBご自由にど~ぞ♪警告出てブログ訪問できない方ごめんなさい。
映画『箱男』☆箱をかぶる発想はオモシロ!理解はナンダロorz
作品について https://www.allcinema.net/cinema/395380↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。 ・原作: 安…
1、作品の概要 映画『箱男』は日本の映画。 2024年8月23日に公開された。 上映時間は120分。 監督・脚本は『蜜のあわれ』などの石井岳龍監督。 主演は永瀬正敏。 浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市、渋川清彦らが出演している。 安部公房の小説『箱男』が原作。 2、あらすじ ダンボール箱を被り、都市を徘徊し、世界を覗き続ける箱男。 街の片隅で生き続ける異形の彼らは一体どんな存在なのか? 箱男にその箱を売ってくれと言った看護婦、空気銃で箱男を襲撃した贋医師の贋箱男。 奇妙な存在に触発されながらやがて、物語は融解し、物語であることすらやめてしまう。 果たして、この手記を書いている存在とは? なにがどこ…
1、作品の概要 『箱男』は、安部公房の書下ろし長編小説。 1973年3月30日に刊行された。 単行本で191ページ。 2024年8月23日に映画が公開予定。 主演は永瀬正敏で、浅野忠信、佐藤浩市が出演している。 ダンボール箱をすっぽりと被り、世界を覗き見る「箱男」についての物語。 2、あらすじ ダンボール箱を被り、都市を徘徊し、世界を覗き続ける箱男。 街の片隅で生き続ける異形の彼らは一体どんな存在なのか? 箱男にその箱を5万円で売ってくれと言った看護婦、空気銃で箱男を襲撃した贋医師の贋箱男。 奇妙な存在に触発されながらやがて、物語は融解し、物語であることすらやめてしまう。 果たして、この手記を…
本日8月6日は広島原爆投下の日です。今ちらっとNHKを見たら今年の慰霊式の模様を放映していました。日本が第二次世界大戦に負けてから、80年近く経とうとしています。今朝の読売は「日本人はどんな時でも一致団結できる」はウソだったと、安部公房が回想する記事を載せています。旧満州国...
Toru Takemitsu - Nami no Bon(worship at the water) (youtube.com)『波の盆』(なみのぼん)は、日本テレビ系列(NNS)で1983年11月15日の21:02 - 22:54に放送されたテレビドラマ。また、その主題曲として作られた武満徹の楽曲。日本テレビ・テレビマンユニオン提携作品。
電車に乗るときに読む本が無かったので、本屋で物色。笑う月は読んで無かったよな、と購入。が、読み進めていくうちに、これ読んだことあったと思いだした^^;まあ40年以上前で、内容もほとんど覚えてないのですが、たぶん読んだ。安倍公房の夢を題材にした随筆集です。なかなかスリリングな夢をみていて、それが小説の題材になっているのだということが、なんとなくわかりますし、随所に安倍公房らしさが感じられますが、箱男や砂の女などの小説と比べると、心に残るものがない、というか、ぶっちゃけていえば、あんまりわたしの好みではない、です。作者プロフィール。令和6年の39刷。フォントが以前と比較し大きくなっています。にほんブログ村笑う月-安部公房(新潮文庫)
実験的な文体と戦争体験にみる文学の深み 引用:https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/4099/ 皆さん、こんにちは! 今回は安部公房に関する雑学をご紹介します! 安部公房は日本の文学界でその名を知られる作家です。 彼の作品は独特な実験的な文体と深い哲学的テーマで注目されています。 本記事では、安部公房の実験的な文体と戦争体験が彼の作品に与えた影響について探ってみましょう。 実験的な文体 安部公房の作品は、従来の物語構造や文体にとらわれない非線形な物語構造が特徴です。 代表作『箱男』や『砂の女』は、登場人物の内面を意識の流れとして描写し、読者は独特な体験をでき…
原稿と少し距離を置いてみたところ、去年書いていた13万文字もの文章が「本質主義と社会構築主義の話」だったと気づきました。そして、去年見てきた宮崎駿監督の映...
奇妙な設定・不条理な世界観が好きならオススメ! 祝・電子書籍化! 「安部公房生誕100年フェア」 新潮文庫の安部公房作品が 2024年3月7日(木)各媒体で電子書籍化! 楽天kobo利用は金曜日がオトク!
【当たる!?姓名判断】33画~吉数の出世王7人衆!を調べてみた!33画の出世・成功の秘訣とは?【2024年版】
33画の成功者7人の名前を発表!彼らの生き様から出世・成功の秘密を探りました。成功者と失敗した人との大きな差とは「〇〇さ」だったのです。33画の人、これから33画で名付けを考えている人にとっては必見の内容です。
安部公房原作脚本の映画「他人の顔」 当時中学生のおれは、映画館の看板のいわくありげな題名にひかれて観に行ったとおもう。 何を描いているのかさっぱりわからなかったが、感覚的にかなり面白かった。 何十年ぶりかに観なおした感想は 「コメディ?」 小説はあとで拾い読
幼虫から育てていたカブトムシは8月も終わりに近づくと食が細くなっていた。そして9月に入るととうとう死んでしまった。 「土に埋めてあげたら?」「そうする」 しばらくすると子供は戻ってきた。「桜の木の下にお墓つくってあげた」「えっ?」 てっきり庭に埋めたと思っていたが近所の公園の桜の木の下に埋めたというのだ。「桜が咲いてキレイじゃない。カブトムシって桜見れないから」「・・・そうだね」 なんて詩的なことを言うんだと驚いた。そんなこと言う子供じゃないのに死に対峙したことで何かが変わったのだろうか? 「桜の木の樹の下には屍体が埋まっている」梶井基次郎を息子が知るはずもないが思考は同じように思える。 梶井…
*「生誕100年 ドナルド・キーン展ー日本文化へのひとすじの道」 Donald Keene 100th Anniversary Exhibition A life-long pursuit of Japanese Culture 横浜・山手 港の見える丘公園内にある県立...
NHK100分de名著 6月「砂の女」安部公房来月の100分de名著が何と安部公房の「砂の女」。しかも解説がヤマザキマリさんとは。書店でテキストを見て知った。…