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「桜の樹の下には屍体したいが埋まっている! これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下に
梶井基次郎の『檸檬』を読んで — 現代を生きる私の中の「得体の知れない不吉な塊」
梶井基次郎の『檸檬』を読んで最も印象に残ったのは、「以前好きだったものが、今ではガラクタにしか見えない」という…
「愛撫」梶井基次郎 /「野ばら」小川未明|生徒さんの朗読動画をYoutubeへ『朗読の中庭 ~Reading Garden~』
皆さんこんにちは、長浜奈津子です📚 風がつよい日でした。…春一番かしら?とおもいましたが、どうやら違うようです。 今日は生徒さんの朗読動画をYoutube 『朗読の中庭』にアップしました。 ご自宅で録音していただいた音源を聴きながら、写真や音楽をえらびます。素材をあつめて、色合いを調整したり、サムネイルをつくったり… 生徒さんのお顔を心に浮かべながら、せっせとつくって、半日かかってしまいました。 でも、楽しい作業です♪ <ふたつの朗読動画> 今回は… Nipimomさんの梶井基次郎「愛撫」と、Mutsumiさんの「野ばら」小川未明の録音を、それぞれ送って頂きました。 さっそく、できた2作品の動画を「朗読の中庭」朗読チャンネルへ。 皆さん、よろしければぜひお聴き下さい♪ <「愛撫」梶井基次郎 > ...「愛撫」梶井基次郎/「野ばら」小川未明|生徒さんの朗読動画をYoutubeへ『朗読の中庭~ReadingGarden~』
今日は「さくらの日」ですか。自分が住んでる東京は、まだ桜咲いてませんね嫌がらせに『男はつらいよ』の倍賞千恵子の画像貼ってやろうかと思いましたがすでに誰かやって…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 31歳という若さで夭折した著者の残した作品は、昭和文学史上の奇蹟として、声価いよいよ高い。その異常な美しさに魅惑され、買い求めた一顆のレモンを洋書店の書棚に残して立ち去る『檸檬』、人間の苦悩を見つめて凄絶な『冬の日』、生きものの不思議を象徴化する『愛撫』ほか『城のある町にて』『闇の絵巻』など、特異な感覚と内面凝視で青春の不安、焦燥を浄化する作品20編を収録。 明治、大正、昭和を跨ぐ文学界の活動は、数多の思潮が溢れた激しい時代でした。昭和初期に差し掛かると、正宗白鳥や徳田秋声らが勢いを保っていた自然主義は私小説へと移行し、やがて緩やかな流れへと…
日本の戦後三大事件は、日本の転機を示す重大な謀略事件だと思います。戦後の日本が、事実上アメリカの植民地のごとき状況に置かれことになったのは、アメリカの占領政策の転換、いわゆる「逆コース」の結果であることを、私は、いろいろな著書で学んでいますが、今回取り上げるのは、「松川事件・真実の証明」高田光子(八朔社)のなかの、「第七章真犯人を追う」です。著者は、「はじめに」で、”戦後50年、敗戦から曲折をへて現代へ…。いま、私たちはこの松川事件の闘いの足跡から、人間の真実と正義の叫びを多くの若者に引き継いでいくべきではないだろうか”と書いています。戦後三大事件といわれる下山事件、三鷹事件、松川事件(その他にもいくつかの事件があったようですが)は、日本の戦争指導層を抱き込んだアメリカが、日本を共産主義の防波堤「反共の砦...日本の戦後三大事件が示すアメリカの野蛮
青たん、立ち向かう ユズと青たんの距離は日に日に縮まっていますが、それと同時に一触即発の空気も多くなってきました。 ユズはアニキ風をビュンビュン吹かせたいんだけど、青たんからの尊敬を勝ちとれません。
江戸川サイクリングロードで行くレモンライドの後編は、入手した松戸レモンを背中に忍ばせて下総台地ヒルクライムへ。そして道の駅いちかわを経由し、日本橋の丸善へ向かいます。檸檬の爆弾を仕掛けることはできるのか? 梶井基次郎リスペクトなサイクリングの後編です。
幼虫から育てていたカブトムシは8月も終わりに近づくと食が細くなっていた。そして9月に入るととうとう死んでしまった。 「土に埋めてあげたら?」「そうする」 しばらくすると子供は戻ってきた。「桜の木の下にお墓つくってあげた」「えっ?」 てっきり庭に埋めたと思っていたが近所の公園の桜の木の下に埋めたというのだ。「桜が咲いてキレイじゃない。カブトムシって桜見れないから」「・・・そうだね」 なんて詩的なことを言うんだと驚いた。そんなこと言う子供じゃないのに死に対峙したことで何かが変わったのだろうか? 「桜の木の樹の下には屍体が埋まっている」梶井基次郎を息子が知るはずもないが思考は同じように思える。 梶井…
『K の昇天』梶井基次郎作 数年前のものです。。。 不出来といえばそうですね。 でも必死だったし 徹夜しても読みたい時期だってようです Kの昇天.mp3 にほんブログ村
三省堂書店本店が、社屋建て替えのために一時閉店したようだ。板橋の実家に住んでいた頃には、通っていた高校も都営三田線沿線にあったので、毎週のように通い詰めていた。立川に越してからは、そうそうは訪れる事ができなくなってしまった。それでも最近は、確か半年前ぐらいに行っている。JR中央線に乗ってお茶の水…
満開の桜を見るとふと思い出すこの有名なフレーズ。 忠実に旧字体で書くと 「櫻の樹の下には屍体が埋まつてゐる」 「TVミステリーものや推理小説、マンガにも、今でもよく引用されます。 皆さん一度は目にしたことがあるでしょう。 しかし、これが梶井基次郎の短編小説のタイトルだという...
再)パレイドリアンの視る日本史上の偉人(Series403)
420回記念の準備の再公開です。 初回公開:2022/3/30 15:00 🍋 🍋 🍋 🍋 🍋 🍋 梶井基次郎 1901(明治34)年〜1932(昭和7)年 小説家。 大阪市西区出身。 肺結核により大阪にて病没。 近藤勇 1834(天保5)年〜1868(慶応...