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(本話の量は文庫本換算6P程です。)冬の灰色の空の下、寒い風の通り抜ける、多摩の或る雑木林。深さ2m程の穴の中で、発掘作業員が、硬い刷毛で湿った土を払って古い石像の顔を詳細にしていく程に、穴を覗いている俺(稲岡良仁・29歳・多摩共立大学考古学科講師)の全身を走る、戦慄を伴った冷たさは、より強いものとなっていった。この石像の顔立ちを、どこかで見たことあると思っていたが、間違いない、あの絵だ。大学の時、友人が自...
(本話の量は文庫本換算11ページ程です。) 或る夏の夕方。俺(米津秀行・27歳・プロ家庭教師)は、仕事のために次の家庭へと電車に乗って、ドア横に寄っかかって立って、ドア窓からぼんやりと景色を眺めていた。高架を走っており、地平線へと広がるオレンジに染まった多摩の平野を、見通せる。住宅街やスーパーが広がって、四車線の大通りが線路に沿うように左右に伸びて、所々で線路に向かう大通りと交差する。大通りから、細かな一...
(本話の量は文庫本換算2P程です。)春休み、俺(稲岡良仁・大学生)は多摩の或る山奥へと天体観測に来ていた。東西南北地平線へと折り重なる山々と茂る木々の大海原のようで、そんな大海原を縫うアスファルト沿いに、俺の泊まっている宿が有って、庭の桜の木は、緑の波間にピンクの彩りを添える。深夜。俺は、片手に持てる素人レベルの望遠鏡と懐中電灯とともに、一人宿を出て、宿裏の山の頂上への土の小道を、三十分程で登りきった。...
(本話の量は文庫本換算3P程です。)囲炉裏のパチパチいう音と鍋のシュワシュワいう音を聞きながら、窓を通して真っ黒の空から銀色の雪がヒラヒラウジャウジャ止めどない景色を眺めていると、余計に暖かく感じられるのだった。普段東京で暮らす俺(米津秀行・29歳・予備校講師兼フリーライター)は、貯金に余裕が有るわけもないが、憧れの雪国へと気ままな一人旅に来ていた。旅館も多少奮発した。木造の、古くて広くて、天井の高い部屋...
(本話の量は文庫本換算3P程です。)グローバルの現代だが、ローカルな場所にのみ受け継がれているものは多々有る。幻想的かつ怪奇的なものは、特に…。深夜のヴァイオリン|風に舞う遠い遠い記憶【無料短編小説・幻想的な話・音楽】大学入学のために、俺(稲岡良仁)は、多摩地方の農村部に有るこの古いアパートに引っ越して来て、二週間になる。農村部の風景は、丘の点在する広い平野に、田畑や果樹園の広がる場所もあれば住宅街の一角...
(本話の量は文庫本換算3P程です。)一人飲みも終盤の深夜2時、シンとしたアパートの部屋で、テーブルに並ぶ異銘柄のビール6缶を眺めていると、怪奇現象に禁酒を阻まれた経験を、俺(米津秀行・29歳・予備校講師ならびにオカルトライター)は、思い出してしまった。―禁酒|見知らぬ農村の夢【無料短編小説・幻想文学・笑い】俺は、就職してから毎晩、ビールなら6缶、ワインなら720mlボトルを赤・白1本ずつ、焼酎なら900mlを3分の2くらい...
「桜の樹の下には屍体したいが埋まっている! これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下に
人形に関する怪談は怖い 怖い体験談でよく聞く、死ぬほど心臓に悪い、スピあるある。 置いてあった人形の、位置やポーズ・表情が、 いつの間にか、変わってる。…
怪奇都市伝説 グエンさん 出来ればご声援お願いいたします m(__ __)m ヌートリアを“無許可で捕獲白い羽の しつっこくて 大胆な鳩は見なくなったんです。2,3日 ミントを撒けないと糞をしてゆくのでしたが、あえて様子を見て撒いてなくてもきてなかった。代わりに、もっと小さなさえずる鳥の糞がありました。買い物のときに 鳩の糞で汚れた コンビニと飲食店の道に 鳩の羽根が散乱してました。猫や...
今までもちょっとずつ歩いてはいたのですが、ここのところ距離をのばす方向で頑張っているのですよ! 寝坊助&引きこもりの丼さんがまさかの朝と晩ね!!!!! そんでもって、たまに自転車で長距離移動してみたりね!?
ちょくちょく暇を見つけては片付けをしているのですが、何故にこんないろんなところから出てくるんだぜ?! うちわってヤツぁよお!!!!! 家中の本棚やら押し入れやら、あっちゃこっちゃから発掘されてくるんですがこれは……(汗)
たすけてくれー……マジで。最近、録りだめしたアニメをちょこちょこ見てるんですよね。いろいろ見ている中で今けっこうハマっているのが『ダークギャザリング』というホラー?オカルト?な感じの作品! キャラデザはめっちゃかわいいので感覚がバグるんですけど、
【謎の化け物のせい?】二階堂黎人『人狼城の恐怖 第二部 フランス編』
さあ、超長編の2作目が来ましたよ…今回は化け物みたいのが出てくるようで…そいつによる殺人事件を追っている警察とともに奇妙な城へと突入するのです。
実際に不可思議な現象の起きたクルマ 自動車販売会社が経験した怪奇譚
sskobaの雑記世の中には不思議な現象の起きるクルマというのがあります。都市伝説にあるようなわかりやすい怪奇現象ではありませんが、勘違いや偶然とは思えないような出来事はあるものです。今回は友人が経営する自動車販売会社が経験した怪奇譚をご紹
【泣いて笑って、もっと笑ってごはん!そんな、日常。】 オーダーはお休みをいただいております。不定期教室・イベントでお会いしましょう。
ブログにお越しいただき有難う御座います。日々の出来事を綴ってます家族紹介ゆきっぺ(専業主婦)当ブログの筆者顕微授精で二人の子供を授かりました。趣味は、手芸とパ…
【手芸】いにしえの刺繍の続きを刺そうとしたら下絵がキレイに消滅していた件!
どうもー!コミックバンド闇鍋の丼でございます!!今日は「兄ちゃん、なんでチャコペーパーの線すぐ消えてしまうん?」という話ー!途中でほったらかしになっていた刺繍を再開しようとしたら、まさかの展開ですよ!!
【とてつもなくおどろおどろしい】江戸川乱歩ほか「恐怖小説コレクションI 魔」【再読】
かなり前の再読本です。前ですので忘れているのは仕様で(笑)冒頭からなかなかのグロテスクな作品が出てきます。昔の作品なのでその時代特有のグロさがね…
私の中では最早当たり前になっていることなのですが、実は私のパソコンからは人の声が聞こえます。 それは日本語であったり、外国語であったり……(あるいは音が不鮮明で日本語と認識できていないだけかもしれませんけれど) このことに気付いた当時はかなり驚いて恐怖を感じていました。WEBで検索しても同じような体験談は出てきませんでしたし……。 ですが、今となってはその原因がなんとなく予想できています。 今回はそんな怪奇現象?をご紹介いたしましょう。 どのようなときにパソコンから人の声が聞こえるのか? 特に法則性はありません。 私が使っている件のパソコンは、スピーカー機能がないデスクトップパソコンで、イヤホ…