メインカテゴリーを選択しなおす
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第6章 幻の島はどこだ?…4
「キミは本当に、よく気が付くんだなぁ」 じいちゃんの言葉に、ジュンペイはすっかり舞い上がって、嬉しそうに、コクンコクンと大きく頭を振る。裕太としては、あまり面…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第6章 幻の島はどこだ?…2
「ねぇ~あれって、なに?竜?」 無邪気な声で、ジュンペイが尋ねる。「いやぁ、竜というより…鳥?」わずかに羽根らしきものが、見えるような気がする。「でも…鳥にし…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第6章 幻の島はどこだ?…1
例のお守りという黒い石は、今のところ、何の役にも立っていないようだ。せめて、ナビの機能があるとか、これからの道筋を教えてくれるとか、何か役に立ちそうなところ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…57
ヘンだ…裕太は、そんなじいちゃんのことを、奇異に感じる。「オジイサン…裕太がね、あの島はこの近くか、と聞いたんだよ」颯太が助け舟を寄こす。 じいちゃんはなぜ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…56
「さぁ、行くぞ」 じいちゃんが再び、その石を首にかけると、二人をうながす。何となく、まだ納得出来てはいないけれど…置いて行かれるのは困るので、従うしかないよう…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…55
「へっ?ブラック…なに?」 そんな名前、聞いたこともない。いきなりビジュアル系のバンドみたいな名称に、裕太は戸惑う。「だから~ブラックロゼアンだよ」仕方がない…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…54
「お守りって…これが?」 このゴツゴツとした、黑くて重たい固まりが?どう見たって、お札やお守りのたぐいには、到底見えない。「お守りって…こんな形をしていないよ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…52
「あれっ?」 裕太が思わず、声をもらすと「どうかしたか?」颯太が裕太に、声をかける。「いや…」何と返せばいいのか、わからずに、裕太は言葉を詰まらせる。「先生た…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…51
「さぁ~それは、どうだろうなぁ」 じいちゃんは、さして何も気にしてはいないようだ。何となく、モヤモヤとした気持ちのままなのだが…目的地である無人島を、一刻も早…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…50
チカッと、頭上が光ったような気がする。颯太がそちらを見上げると、ガサガサッと茂みが揺れる。「ソウタ…何をしているの?置いていくぞぉ」裕太が颯太に、声をかける…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…49
「あっ、そうだ…さっき渡されたものって、何だろうなぁ」 はぐらかすようにして、「どれどれ」とじいちゃんが手を開く。「おっ」「なに?」「それは…何に使うもの?」…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…48
「おい、離せよ! 見えないじゃないかぁ」 ジュンペイに向かって、裕太が声を上げる。颯太は静かに、じいちゃんの手を見つめている。「ねぇ、さっき。鳥の島って言って…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…47
「だって…初対面で、まかせると言われるなんて… よっぽど信頼しているっていう証拠じゃあないかぁ」 ジュンペイが、やたらとじいちゃんのことを持ち上げている。(じ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…46
(なに?何を頼まれたの?) 裕太の中で、疑問が膨らむ。(あの人は、何者?じいちゃんとは、どういう関係?)しかも、何を手渡されたのか…ここからは、よく見えない。…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…45
「ヤツらが…この島に現れたんだ」 いきなり謎の男が、誰にともなくつぶやく。「ヤツら?」それは、誰のことだ、と思うけれども。男はそんな裕太のことは無視して、じい…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…44
「え~っ」「リゾート開発?」 想定外のスケールのデカイ話に、裕太としても、手も足も出ない。「こんな所に、リゾートホテルが出来るの?」「人が来るかなぁ?」わざわ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…43
じいちゃんは、すごいなぁ~思わず裕太が、感心してじいちゃんを見上げる。「あの~あんたたちは、竜の島から来たのかぁ」じいちゃんに向かって、そう言う。「そうだ」…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…42
「あっ」「うそっ」 誰も、期待してはいなかった。だが本当に、誰かが下りて来た。「まさか、さっきのサル?」目で追う裕太が、思わずつぶやく。「よく見てみる。人間だ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…41
「おーい、ニンジャ! ボクたちは、たまたまこの島に来ただけなんだ。 もしもニンジャの大切な場所を、荒らしたのなら… ごめん! でも…ボクたちは、あの竜の島に行…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…40
(あっ、やっぱり…何か、いる?」 裕太はからかわれるのを承知で、ニヤリと笑う。「えっ」裕太は思わず、音のする方へ目を向ける。 ガサガサ ガサガサ…これは夢では…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…39
「ねぇ~誰か、いるの?」 いきなりジュンペイが、声を張り上げる。「おい!いい加減にしろよ」 ホント、手が焼けるなぁ~一体何を、考えているんだ?裕太はイライラと…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…38
「へぇ~そうなんだぁ」 ジュンペイは、ただそれだけを言うと、再びスタスタと歩き始める・「だったら…何をしに来たんだろう?」珍しくジュンペイが、真剣に考え事をし…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…37
「ねぇ、ホントに行くの?」 裕太から言い出したくせに、あえてジュンペイに向かって確かめるように言う。「なんだよ」クルリとジュンペイが振り向くと、「じいちゃんが…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…36
「だけど、ほら、そろそろ向かわないと、また時間を食って しまうから…」 こんなことを言ったって、きっとジュンペイは納得してくれないだろうなぁ~と、裕太は思うけ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…35
「あ~あ!だから言いたくなかったのにぃ」 そう言いつつも、じいちゃんは決して、怒っているわけではなさそうだ。「手紙って…何て書いてあったの?」 じいちゃんって…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…34
「まぁ、その誰かさんは…かなりの人嫌いだからなぁ~ ある意味、正しいかもしれないなぁ」 いきなりじいちゃんが言い出す。「なんだ、知っているの?」思わず裕太は、…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…33
「だったらそのニンジャは、どこにいるんだろう」 ポツンと裕太が言う。「だから、それを探しているんだろ」颯太が、裕太に向かって答える。「そうだなぁ」だけど、一体…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…32
「えっ?違うの?」 どういうことなんだ?「サルの他に…誰かいるの?」裕太の問いに、じいちゃんは「うーん」と考え込む。「それはまだ…よくわからない」なぜか急に、…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…31
「えっ、大丈夫なの?」 いきなり、飛びかかって来たりはしないか…と、裕太は気になるけれども…「たぶん、何もしなければ、大丈夫だ」じいちゃんは頭上のサルに向かっ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…30
颯太はニッと笑うと、「竜なんじゃない?」楽しそうに答える。「何だよ、ソウタまで」ここにきて、颯太が明るくなってきたなぁ~裕太はそう思う。それって、ジュンペイ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…29
よく見ると、ジュンペイが見付けた白い皮のようなものは、他にも落ちている。じいちゃんは、それを拾い上げると…「ここは、竜の住処なんだろうなぁ」淡々とした口調で…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…28
「だけど、もし…いなかったら、どうするの?」 じいちゃんは、ジュンペイには甘いんだよぉ。不満そうに裕太がするけれど、「たぶん、どこかで…ワシらのことを見ている…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…27
「それは例えば、遭難して、ここにたどり着いた…とかね」 じいちゃんが言葉を続けると、「あっ、そうかぁ、例の中学生みたいに?」ようやく裕太も、納得出来た。「だけ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…26
「えっ?ニンジャが卵を?」 じいちゃん、何を言っているんだ?裕太はポカンとした顔をする。「何を言っているんだ?」「おかしなことを言うなよぉ」ははは!今度はジュ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…25
「ねぇ、さっき見掛けた人は、誰なんだろう」 颯太は先ほどから、忍者のように消えた人影のことが、気になっているようだ。「えっ、ニンジャ?」「さっきの…じいちゃん…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…24
「それは、竜が脱皮したヤツかなぁ」 じいちゃんが、にこやかに答える。「え~っ、じゃあ、効き目がないの?」早速ジュンペイが、残念そうにしたので、「竜も大蛇も、似…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…23
「え~っ、何だよ、それ」 裕太は何だかモヤモヤして、じいちゃんに向かって声をかける。「これか?これはねぇ~」もったいぶった仕草で、ジュンペイはその白いものを高…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…22
「いや」「だって!」 じいちゃんも、この辺りを探していたのだろうか?だが全く気配を感じられなかったので、気が付かなかった。「まさか、じいちゃんって…ニンジャ?…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…21
「おい」「誰に向かって、しゃべっているの?」「まさか、じいちゃん?」 それには答えず、口をポカンと開けているジュンペイにつられて、裕太も後ろを振り向く。その時…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…20
「なぁ~これのことか?」「なんだ?あれ」 ジュンペイが手に持っているのは、何か大きな岩のカケラなのか、石のカケラのようにも見える。「あ~っ、それだよ、それ!」…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…19
「案外、竜がいるのかもしれないなぁ」 他人事のように、颯太が歌うように言う。「あっ!」その時、草むらで何かを見つけたのか、声を上げる。「ねぇ、あれは、なに?」…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…18
この砂浜から、あまり遠くへ離れないこと。一時間したら、ここに戻って来ること、とじいちゃんは子供たちに厳命した。「わかった!」元気よく返事をすると、ジュンペイ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…17
「だって…モヤモヤしたままだと、気持ちが悪いだろ? まして本当に、誰かに見張られているのなら、余計に気に なるだろ?」 なぜだかじいちゃんは、二人をあおるよう…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…16
「だったら…多数決を取ろうか? 次に行くのか、それとももう少し、ここに残るか」 テキパキとした態度で、みんなの意見をまとめようとしている。「ボクは、行きたい」…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…15
裕太と颯太は、ジュンペイの方を向くと、「誰かが見ているような気がするんだって!」早速じいちゃんに、報告する。じいちゃんは、目を大きくさせて、「ほぅ~そうかぁ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…14
「まぁ~そんなこと、どっちでもいいじゃないかぁ」 呆れた顔をして、颯太が裕太に向かって言う。「よくない」「そう、こういうのは、ハッキリさせないと、気持ち悪いだ…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…13
「うーん」 じいちゃんがしばし腕組みをすると、何事かを思い出すように、じぃっと考え込んでいる。確かにこれまで、ちょっと変わった話を耳にしたことはあるのだけれど…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…12
「ねぇ、じいちゃん! この島って、偶然こんな古墳みたいな形になったの?」 待ちかねたように、颯太がじいちゃんに向かって話しかける。「えっ?そんなの…上から見下…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…11
「へぇ~ソウタ…ジュンペイのこと、かばわなくてもいいよぉ」 気を使わなくてもいいのに…と、裕太は颯太の方を見る。「そんなこと、ないよ」ニコニコしながら、颯太は…
恐竜の島に会いに行こう 宝の島続々編 第5章 あれは、なに?…10
「ホント、ガキなんだからぁ」 裕太が呆れた顔をしている。「だって、退屈なんだもん」珍しくジュンペイは、ちょっとイジケた顔をする。「何だよぉ~さっきから、文句ば…