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日本の戦後三大事件は、日本の転機を示す重大な謀略事件だと思います。戦後の日本が、事実上アメリカの植民地のごとき状況に置かれことになったのは、アメリカの占領政策の転換、いわゆる「逆コース」の結果であることを、私は、いろいろな著書で学んでいますが、今回取り上げるのは、「松川事件・真実の証明」高田光子(八朔社)のなかの、「第七章真犯人を追う」です。著者は、「はじめに」で、”戦後50年、敗戦から曲折をへて現代へ…。いま、私たちはこの松川事件の闘いの足跡から、人間の真実と正義の叫びを多くの若者に引き継いでいくべきではないだろうか”と書いています。戦後三大事件といわれる下山事件、三鷹事件、松川事件(その他にもいくつかの事件があったようですが)は、日本の戦争指導層を抱き込んだアメリカが、日本を共産主義の防波堤「反共の砦...日本の戦後三大事件が示すアメリカの野蛮