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米大統領選はまだ1年先(かつ実際の就任は2025年1月から)なので、具体的に深い議論が始まっているわけではありませんが、欧州、特にドイツが恐れているトランプ大統領再選の可能性について、最近ドイツのメディアで見受けられる論調を以下簡単に整理しておきます。 現時点でトランプ氏は共和党内の指名獲得はほぼ確実で、バイデン大統領との一騎打ちでもやや優勢とされている(下添世論調査、オッズご参照)。 数多くの裁判(特に選挙妨害の件は本来政治的にも深刻)を抱え、有罪判決が出る可能性があるにもかかわらず、大統領就任が妨げられないというのは、常軌を逸している。 昨今の地政学的に極めて不安定な情勢下でのトランプ大統…
ウォッチ : NATO 大臣、ウクライナ人の命は 「安い」 と発言
こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。↓☆Watch: NATO Minister Suggests Ukrainian Lives Are
アメリカ軍の研究者が生物兵器の生体実験を行っていたプエルトリコ
★2023.12.07 アメリカ軍の研究者が生物兵器の生体実験を行っていたプエルトリコ ★2023.12.06 ウクライナでロシアが勝利した事実を隠しきれなくなったアメリカとNATO ★2023.12.05 00:06:47 騙されやすい日本人 ★2023.11.28 01...
ウクライナ支援は、増大する戦争疲労の中で 「困難で苦痛を伴う」 と英国外務大臣が認める
こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。↓☆Supporting Ukraine Is 'Tough & Painful' Amid Growing War Fatigue, UK Foreign Secretary Admitsジェームズ・クレバリー英国外務大臣は、最新のインタビューの中で、欧米の同盟国や国民の間で 「反ウクライナ感情が高まっている」 ことを認めつつも、現在の状況が 「困難で苦痛を伴う」 ものであるにもかかわらず、ウクライナ支持を譲らないよう指導者たちに求めた...
英チャレンジャー 2 戦車、初めて戦闘中に撃破される、ウクライナの映像が証明
こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。↓☆British Challenger 2 Tank Destroyed In Combat For First Time, Ukraine Footage Showsウクライナ戦争が始まって以来初めて、英国のチャレンジャー 2 主力戦車が破壊されたことが確認されたと、戦争モニターおよび複数のメディアが報じている。「夜通しソーシャルメディアに流れた戦場映像は、ウクライナでイギリスのチャレンジャー 2 が破壊されたことを示しており...
ロシア「北極圏におけるNATOの軍事的プレゼンス拡大に厳しい対応を表明」
Sputnik International 2023年9月17日9月12日、ウラジオストクで開催された東方経済フォーラムで、プーチン大統領は、北極圏の開発は、極東開発に加えて、ロシアにとって戦略的優先事項であると述べた。ロシアは、北極圏におけるNATOの軍事的潜在力の強化に対し、予防的なものを含む一連の適切な措置で対応する、と外務省のニコライ・コルチュノフ特命大使は述べた。「北極圏におけるNATOの軍事力を強化する戦略は、フィンランドの同盟加盟とスウェーデンの同盟加盟を伴うものであり、他国の安全保障を犠牲にしてでも北極圏における自国の安全保障を守ろうとするNATO内の攻撃的な戦術の蔓延を浮き彫…
イリヤ・クラムニク「NATOがウクライナを勝利に導けない理由はここにある」
NATOはもはやキエフのニーズを満たすことができないため、ロシアが前線で優位に立っている Ilya Kramnik RT 05.09.2023ロシアとウクライナの紛争が始まって1年半以上が経過したが、キエフに対するNATOの軍事援助は依然として戦争の一部となっている。この要素は国民の意識に浸透し、紛争に対する政治的な認識に影響を及ぼし、敵対するどちらの側にいようと戦場の状況に影響を及ぼす。こうした側面はすべてそれなりに重要であり、それぞれが紛争の行方と最終的な結末に影響を与える。しかし、NATOはいつまでウクライナに軍事支援を提供できるのだろうか。ウクライナの暗い見通しNATOは2022年に紛…
ロシア、モスクワの年次陸軍博覧会で NATO の 『戦利品』 をお披露目
こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。↓☆Russia Flaunts NATO
こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。↓☆NATO Suggests For First Time Ukraine Could Cede Territory執筆者 : デイヴ・デキャンプ氏、AntiWar.comよりあるNATO高官が、ウクライナが欧米軍事同盟への加盟と引き換えにロシアに領土を割譲する可能性を示唆した。NATO のイェンス・ストルテンベルグ事務総長の首席補佐官であるスティアン・イェンセン氏が火曜日に述べたもので、ノルウェーの新聞VGが報じた。「...
キエフを武装させ、ロシア経済を崩壊させようとする西側の努力はどこにも到達していないと、ジュゼッペ・コンテは語った。 RT 2023年8月27日ウクライナ紛争でロシアに敗北を与えようとするNATOの試みは完全に的外れだった。キエフの反撃が頓挫し、西側諸国が制裁を科す中、モスクワは背筋を伸ばし続けているからだ、とジュゼッペ・コンテ元イタリア首相は土曜日に述べた。 「五つ星運動」を率いるコンテ氏はフェイスブックに寄稿し、モスクワとキエフの間の1年半の敵対関係は、西側の「耳障りな戦争プロパガンダと同様に表面的なものに煽られた...楽観的な評価を脇に置く」時が来たことを示していると指摘した。 アメリカ主…
ウクライナの無人機によるロシア領内攻撃におけるNATOのリスク
一歩間違えれば、ウクライナ戦争はたちまちNATO全体の戦争に発展しかねない。 Stephen Bryen Asia Times August 31, 20238月29日、ウクライナはエストニア国境に近いプスコフ飛行場への攻撃を含む、これまでで最も大規模なドローンによるロシア領土への攻撃を開始し、少なくとも2機、おそらく4機ものIl-76ジェット輸送機が破壊された。Il-76は大型の多目的固定翼4発ターボファン戦略用エアリフターで、特殊任務用に構成することもできる。部隊や物資の輸送に使用されるロシア空軍の主力機である。この航空機は1971年から生産されており、現在も製造されている。Il-76はロ…
スコット・リッター「NATOとウクライナにとって現実は厳しい」
1990年代のカルト的名作映画『リアリティ・バイツ』に、ウィノナ・ライダー演じるレイレイナが卒業式の挨拶をする象徴的なシーンがある。「私たちはこれからどうすればいいのでしょう」と彼女は問いかけ、さらに適切な質問を続ける: 「私たちが受け継いだすべてのダメージを、どのように修復すればいいのでしょうか?」 Scott Ritter Sputnik International 2023年8月20日そして彼女は、「わからない」と悲しげに答えた。NATOとウクライナの高官たちが、自分たちが置かれている状況の現実を理解しようと苦闘しているのを見るにつけ、待ちに待った反攻作戦が、侵入不可能であることが証明さ…
20230821 ウクライナへのF-16戦闘機提供開始についてのドイツメディアの報道ぶり
ウクライナが西側諸国にずっと要望し続けてきたF-16戦闘機を、オランダとデンマークが計61機提供することが決まったことに関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 いろいろと物議を醸したが、ウクライナは念願のF-16戦闘機を手に入れる。ウクライナ、ロシア、自国民に対して、西側同盟国がウクライナ支持を明確に意思表示することになる。 パイロットや整備士等の訓練が終わってから約半年後にしか投入できないので、戦況をすぐに好転させると期待してはいけない。 ただひとつだけ確かなことは、ウクライナ戦争が多くの人が考えているよりもずっと長く続きそうだということ。 F-16に限らず、戦闘機は作戦行動中/空…
西側の脅威に対して、核兵器は重要な抑止力である、とヴィクトル・フレーニン国防相は述べる RT 2023年8月15日ベラルーシのヴィクトル・クレニン国防相は火曜日、モスクワで開催された国際安全保障会議で、ロシアとベラルーシが将来NATOと直接衝突する可能性があることは「明らかだ」と述べた。クレニン国防相は、ウクライナ紛争が「西側と東側の世界的な対立」に変化していると警告した。彼は出席者に対し、西側諸国全体の武器支出の増加に基づき、「将来NATOと直接軍事衝突する可能性は非常に明確だ」と語った。「ベラルーシ共和国が戦術核兵器の自国領土への返還を戦略的抑止力の有効な要素とみなしているのは偶然ではない…
「地政学アワー 2023年8月4日」:NATOをアジアに拡大しようとする戦争タカ派の動きは、西側軍事同盟を破壊するかもしれない Michael Hudson michael-hudson.com 2023年8月7日ラディカ・デサイ:皆さんこんにちは。現代の政治・地政学的経済について議論する番組、「第15回地政学エコノミー・アワー」へようこそ。ラディカ・デサイです。マイケル・ハドソン:マイケル・ハドソンです。ラディカ・デサイ:そして今日もまた、特別巡回レポーターのペペ・エスコバル氏をお迎えしました。ようこそ、ペペ。ペペ・エスコバル:ありがとうございます。また皆さんとご一緒できて大変光栄です。ラデ…
Michale Hudson michael-hudson.com July 28, 2023 NATOはウクライナでロシアとの戦いに失敗した。今度は中国を標的に。 政治経済学者のラディカ・デサイとマイケル・ハドソンが、地政学アナリストのペペ・エスコバルを交えて、NATOがウクライナにおけるロシアとの代理戦争から、太平洋における中国を標的とすることにどのようにシフトしたかを議論する。 ラディカ・デサイ:皆さん、こんにちは。現代の政治・地政学的経済について隔週でお送りする「第15回地政学エコノミー・アワー」へようこそ。私はラディカ・デサイです。マイケル・ハドソン:マイケル・ハドソンです。ラディカ…
ちょうど去年の夏、アフリカのマリという国でクーデターが起きました。 そして最近はニジェールでも。 もう植民地でいるのはたくさんだという話。 そしてロシアに接近しています。 ウクのこともあって、今、世界が目覚めているようです。 BRICSへ世界中が舵を切っている。 侵略国である西側はもはや信用なりません。みんなロシアについている。 ロシアとの連携、中国との強調こそが彼らの独立を守る道なのです。 まあ、...
経済大国と軍事的脅威を併せ持つ中国に対処するバイデンの戦略を試すメローニ Daniel Williams Asia Times August 7, 2023イタリアのジョルジア・メローニ右派首相は、ジョー・バイデン米大統領との会談から帰国した。この話し合いは、北京との経済活動の「リスク回避」、つまり削減を目指すNATOの努力の一環であった。メローニは、ローマが4年前に参加した中国のいわゆる「一帯一路構想」(貿易とインフラのパートナーシップ)へのイタリアの参加を取りやめるために動いていることを明らかにした。メローニは、ローマが「一帯一路」を取りやめても、何とか「中国との良好な関係」を維持できる可…
Michael Hudson michael-hudson.com 2023年7月22日 国家安全保障に取って代わられた経済論理 7月にヴィリニュスで開催されたNATO首脳会議は、ウクライナという家族を失ったばかりの葬儀のような雰囲気だった。ロシアをウクライナから追い出し、NATOをロシア国境まで近づけたNATOの失敗を払拭するため、NATO加盟国は次の大きな戦い、つまり今や究極の戦略的敵国とされる中国との戦いに向けて支持を動員することで、気勢を盛り返そうとしたのだ。この対決に備えるため、NATOは軍事的プレゼンスを太平洋まで拡大することを発表した。ウクライナでの戦いを皮切りに、中国の軍事同盟…
エルドアン大統領がスウェーデンに対する考えを変えた本当の 「見返り」 をハーシュ氏が暴露
こちらは、以下の 『ZeroHedge』 さん記事の翻訳となります。↓☆Hersh Exposes The Real 'Quid Pro Quo' That Changed Erdogan's Mind About Swedenスウェーデンが 「テロリスト」 (というより、トルコ国家が好まないクルド人グループや個人) に寛大であるとの数ヶ月にわたる不満を、エルドアン大統領が劇的に翻したことで、現時点ではスウェーデンの NATO 加盟は確実視されている。ストックホルムはこの 1 年、犯罪で告発された...
シーモア・ハーシュ「バイデンはスウェーデンのNATO加盟を批准するためにエルドアンにIMFの資金を提供」
トルコは今週、スウェーデンの米国主導の北大西洋条約機構(NATO)加盟への反対を撤回した。 RT 2023年7月13日ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリスト、シーモア・ハーシュは木曜日、ジョー・バイデン米大統領がトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領に対し、スウェーデンのNATO加盟を批准するために110億ドル以上のIMF支援を提供したと主張した。ハーシュは、自身のSubstackアカウントに投稿した記事で、匿名の情報筋から、「バイデンは、国際通貨基金(IMF)がトルコに110億〜130億ドルの融資枠を設けると約束した」と知らされたと書いた。これは、今週リトアニアで開催されたNA…
7/12/2023インフレ鈍化24時間予想レンジドル円 138.20-139.20ユーロドル 1.1040-1.1140米10年債 3.85-4.05NYダウ 34100-34600 ポジション ドル円フラット 137買いユーロドルフラット 1.0850買いオージーロング 0.7000売りポンド円ロング 185売り米債ETFショート 10年債利回り4.25利確ここ数日メディアはスウェーデンのNATO加盟決定、ウクライナも将来的には加盟、米国からク...
20230712 ウクライナのNATO加盟問題についてのドイツメディアの報道ぶり
NATOがリトアニア・ビリニュスで開催している首脳会議で、ウクライナNATO加盟支持の方向性については再確認したものの、ウクライナが強く求めてきた停戦後の速やかな加盟確約は見送ったことについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ウクライナとしては、ウクライナ戦争での勝利⇒停戦が、NATOの核の傘による安全保障に直結すると確約してもらいたいと考えている。 スウェーデンの32カ国目としての参加が決まり、国連が機能しない中、NATOはますます強力で頼りになる国際機関となっている。 NATO加盟はどんな国にとっても、ロシアのような潜在的な侵略者を阻止するのに最も安上がりで確実な手段である。 …
ウィンザー城の衛兵と立ち話をするバイデンを急かすチャールズ国王
The Independent, 10 July 2023 ウィンザー城の衛兵と談笑するバイデンに痺れを切らすチャールズ国王の気まずい瞬間 ジョー・バイデン大統領は月曜日、ウィンザー城での到着セレモニーで国王チャールズ3世に触れ、王室儀礼に違反したように見えたことで波紋を...
20230711 スウェーデンのNATO加盟にトルコが同意したことについてのドイツメディアの報道ぶり
トルコのエルドアン大統領が、スウェーデンのNATO加盟を推進するよう自国議会に要請すると約束したことに関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 NATOが兵力や装備をはるかに簡単に輸送できるようになるため、北欧/バルト海地域の防衛力強化にとって大きな前進。 ベアボック外相:「我々が手を携えて積み重ねてきた努力が実を結んだ。加盟国が32カ国になることで、さらに強固な同盟となる。スウェーデンに心からの祝意を表したい。」 ストルテンベルグNATO事務総長:「これは歴史的な一歩だ」。 ハンガリーもトルコと一緒にスウェーデンのNATO加盟に反対していたが、単にトルコが孤立しないようトルコの味方を…
「NATO列強、ウクライナ協定締結に向けた必死の競争」-ポリティコ紙
米国、英国、フランス、ドイツは、欧州連合(EU)のヴィリニュス首脳会議に先立ち、キエフへの安全保障に関する誓約をまとめようとしていると報道。 RT 2023年7月10日アメリカは、NATOの最も強力なパートナーであるイギリス、ドイツ、フランスと、ウクライナの安全保障に関する合意を急いでいる。ポリティコ紙が日曜日に報じたところによると、このグループの権力者たちは、キエフに対する安全保障宣言に関する合意をまとめるため、「必死の、土壇場の」交渉を行っているという。この宣言は、ウクライナに継続的な軍事援助を提供するすべての国のための「傘」を作るもので、安全保障に関する約束の詳細は国によって異なる可能性…
欧州は資金も弾丸も不足しており、ウクライナが戦争に勝つために必要だと言っている空軍力を供給してエスカレートさせることを嫌っている。 Stephen Bryen Asia Times July 7, 2023 NATO加盟に関するいかなる決定も31の同盟国と加盟希望国との間で行われる。そして今回のウクライナの件に関して言えば、我々はNATO同盟国およびウクライナと、ウクライナの欧州大西洋統合への熱望をどのように集団として支援できるかを協議してきた。 ウクライナは加盟する前に、NATO諸国と同じ基準を満たすための改革を行わなければならない。バイデン大統領は、ウクライナにはそれが可能だと考えている。…
NATOは日本に来ない? 仏マクロンが反対? 本当の理由が知りたい。
仏マクロン大統領 “日本に連絡事務所開設は反対” NATOに伝達 NHK【NHK】NATO=北大西洋条約機構が開設を検討している日本での連絡事務所につい…
Viktor Mikhin New Eastern Outlook 2023年7月5日米国主導のNATO軍事同盟がアジア太平洋地域への進出を計画しているという報道が、世界のメディアで増えている。この構想はもともと、ジョー・バイデン米大統領が2021年10月27日に開催された東アジア・サミットで紹介したものだ:「我々は、オープンで相互接続があり、繁栄し、弾力性があり、安全なインド太平洋地域を構想しており、その実現のために各位と協力する用意がある。」ホワイトハウスはその後、2022年2月11日に「米国のインド太平洋戦略」と題する報告書を発表し「インド太平洋地域における米国のリーダーシップ」を再確立…
20230708 クラスター爆弾ウクライナ供給についてのドイツメディアの報道ぶり
米政府がウクライナからの要請に応じてクラスター爆弾(1つの爆弾から多数の小型爆弾が飛び散る殺傷能力の高い兵器。一部が不発弾として残りやすいため、使用を禁止する国際条約に日本を含む100か国以上が加盟。但しアメリカ、ロシア、ウクライナは非加盟)を新たに供与すると発表したことに対し、欧州諸国は道徳上の懸念から困惑を隠しきれないでいます。本件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 米国、ウクライナ、ロシアはクラスター爆弾を禁止する国際協定に署名しておらず、ロシアもウクライナも既に同兵器を使用しているので、タブーを破るということにはならない。 米国によるクラスター爆弾のウクライナへの提供…
20230706 ザポリージヤ原発リスクに関するドイツメディアの報道ぶり
ザポリージャ原子力発電所に関して、ウクライナ側はロシアによって屋根に爆発物に似た装置が設置されてたと主張する一方、ロシア側は、ウクライナが攻撃を計画していると主張しています。同原発を巡る状況についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 同原発を監視しているIAEAからはそのような動きは確認されていないので、両サイドによる情報戦である可能性は高い。 しかし万一の際には、放射能汚染が近隣諸国に及ぶ可能性が高く、バルト三国やポーランドの危機感は非常に強い。 ロシア側の目標は、新たな地域を征服することではなく、塹壕や地雷原で南東部の占領地域を何としても守ることにシフトしている。 その目標達成の…
日本とNATO〔北大西洋条約機構〕の関係が進展しています。ロシアによるウクライナ侵攻と言う事態を受けて、ロシアや中国の脅威が煽られ、「NATOの集団防衛に参加すべき」と言う世論も形成されているようです。 NATO加盟国ではない日本の岸田首相が、昨年2022年に日本の首相として初めて、NATOの首脳会合に出席したのに続き、今年2023年も出席を予定しています。2024年には、NATOの連絡事務所も東京に開設する予定です。 NATOと...
Viktor Mikhin New Eastern Outlook 2023年6月28日6月3日、レジェップ・タイイップ・エルドアン氏がトルコ大統領に就任した。就任式とそれに続く式典には、約80人の国際的・地域的指導者が出席し、トルコの外交政策の優先順位に大きな変化が起きつつあることを示唆した。観測筋は、トルコ大統領は海外における問題を「中立化」し、地域の他国との連携を強化するという最近の政策を継続する可能性が高いと予測している。選挙勝利から数日後の5月31日、彼はこう宣言した: 我々の目標は、ヨーロッパから黒海まで、コーカサスと中東から北アフリカまで、「安全保障と平和のベルト」を確立すること…
トルコは西側諸国によって「経済的に脆弱な状況」に置かれている
エルドアンの選挙勝利により、トルコ共和国に対する欧米の圧力が強まる Madi Khalis Maalouf New Eastern Outlook 2023年6月28日レジェップ・タイイップ・エルドアン氏は、2023年5月の大統領選挙での敗北を西側諸国全体が予測していたにもかかわらず、この挑戦的な勝利を収めた。6月3日の就任後、トルコの政治家は新たな任期をスタートさせた。これからの期間、エルドアン氏とその政府は多くの課題に取り組まなければならない。再選された大統領にとって、経済面は重要な課題である。2月上旬に発生した地震とその壊滅的な余波は、ただでさえ脆弱なこの国の状況を大きく揺さぶった。大災…
ワグネルのことが、日本で大々的に取り上げられ「モスクワまでもう少しだったのに・・・」などと言っている、保守系と言われる元国会議員がいたので驚いた。 人気ブ…
ウクライナの反攻作戦は2週目に入ったが、戦闘はまだ続いており、今後もしばらくは激しさが続くだろうが、いくつかの基本的な結論は導き出せる。 Scott Ritter Sputnik Globe 2023年6月17日まず第一に、反攻作戦が失敗したことである。ウクライナ軍にはまだかなりの戦闘力が残っており、過去8カ月間にウクライナが編成したNATO訓練・装備の6万人規模の部隊の75%以上が含まれているが、ウクライナとNATO同盟国がロシアに対する勝利への希望を託していた部隊の質に関する根本的な前提に誤りがあったことが露見した。つまり、ウクライナにはロシアの防衛力に打ち勝つだけの軍事力がないのである。…
20230614 ドイツ初の国家安全保障戦略についてのドイツメディアの報道ぶり
https://www.bundesregierung.de/breg-de/aktuelles/nationale-sicherheitsstrategie-2195890 ショルツ首相65歳の誕生日でもあった本日、ドイツ政府よりドイツ初の国家安全保障戦略(75ページ)が発表されました。これについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通り、期待外れだとかなり批判的です。 https://www.nationalesicherheitsstrategie.de/Sicherheitsstrategie-DE.pdf <戦略概要> 軍事政策だけでなく、より包括的・体系的・総合的なアプローチで策定 …
戦時の支援に人道支援などない。 戦地では人道より軍事が優先される。 そもそも人道を優先すれば戦争なんてできない。 今現在、日本の官民がせっせと続けている支援は、紛うことなき軍事支援なのである。 ウクライナ戦争を仕掛けたのはロシアである。 が、戦争を長引かせているのは米欧である。 ウクライナはロシアより弱いのである。 戦争を終わらせないように調整できるのは、弱い方を支援している米欧だけなのである。...
Veniamin Popov New Eastern Outlook 2023年6月2日ソビエト連邦の崩壊後、米国は常に唯一の超大国であり、その覇権が脅かされることはないだろうと考えていた。イラクでの政策の失敗、アフガニスタンからの撤退という混乱は、ワシントンの世界支配の主張を弱めることはなかった。ロシアがNATOの東方拡張の中止を要求したとき、以前のアメリカの指導者が東ヨーロッパは北大西洋条約機構に含まれないとモスクワに保証していたにもかかわらず、アメリカは自分の免責特権に自信を持ち、ロシアの提案をただ無視した。モスクワがウクライナで特殊軍事作戦を開始し、当面の脅威を国境から遠ざけることを余…
(F-16) 日本の報道ではF-16をウクライナに供与することが決まったかのような報道がされていたがどこも「F-16を供与する」と言った国はない。 …
20230529 トルコ・エルドアン大統領再選についてのドイツメディアの報道ぶり
昨日のトルコ大統領選決選投票で現職のエルドアン大統領が52対48で再選(任期5年)を果たしたことについてのドイツメディアでの報道ぶりは以下の通りです。 ショルツ首相は「ドイツとトルコは緊密なパートナー・同盟国であり、社会的、経済的にも強い結びつきがある」「今後共通の課題解決を新たな活力で推し進めたい」とドイツとトルコの協力関係を賞賛し、エルドアンの再選を祝福した。 その他各国首脳もエルドアンにすかさず祝辞を伝えた。EU内の異端児ハンガリーのオルバン首相やアフガニスタンのタリバンからも祝辞が寄せられた。 20年もの間、首相・大統領に君臨しているエルドアンは、民族主義者、イスラム主義者、保守主義者…
NATOの軍産複合体は、「ウクライナ・プロジェクト」の破綻を予見し、資金需要を満たすために、新たな紛争を引き起こすべくアジア太平洋地域に向かって突進している。 Bakhtiar Urusov New Eastern Outlook 2023年5月27日1991年以降のNATOの歴史は、その有用性を失った組織の歴史である。NATOがその40年の存続を正当化するために挙げた「世界共産主義の脅威」は、もはや存在しない。NATOは、ワルシャワ条約崩壊後の軍産複合体の莫大な支出を正当化するために、その存在意義を必死で探していたのである。1990年代後半、NATOは最大の答えと思われるものを見つけた。すな…
日本のメディアは一斉に、「これからウクライナ軍の反転攻勢だ」と言っているが、それは眉唾で聞いた方がよい。 ハンガリーの首相は「ウクライナは戦争に勝てない」と…
日本国のNATOとの連携強化は、日本国民のみならず、人類全体の運命を左右する問題でもあります。何故ならば、仮に、近い将来、日本国がNATOに加盟すれば、地域的紛争が瞬く間に第三次世界大戦に発展してしまうからです。北大西洋条約の第5条では集団的自衛権の行使が認められており、ヨーロッパにおいてNATO加盟国の一国でも他国から攻撃を受けることにでもなれば、戦火は法的参戦義務を負う日本国にも飛び火することは言うまでもありません。偶発的であれ、ウクライナ紛争にあって、ロシアがNATO加盟国の一国を攻撃する事態となれば、日本国もロシアと戦わざるを得なくなるのです。ユーラシア大陸の西方で発生した戦争は、一瞬にして東方にまで広がるのです。G7広島サミットについては、NATOとの結束強化を以て評価する声も少なくありません。...日本国のNATO加盟の行方
20230514 ゼレンスキー訪独についてのドイツメディアの報道ぶり
ゼレンスキー大統領は昨夜ベルリン入りし、本日シュタインマイヤー大統領、ショルツ首相と会談した後、アーヘンでシャルル・マーニュ賞を受賞しました。 今回のゼレンスキー大統領初訪独に関するドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 ショルツ首相は、ウクライナのゼレンシキー大統領のドイツ訪問は西側結束の強力なシグナルと位置づけ、共同記者会見で今後も必要な限り軍事支援を継続すると約束した。 ロシアは足元の戦況が思わしくないながらも、戦争を長期化させれば、いずれ西側の支援が萎えるだろうと期待している。 今回のゼレンスキー初の訪独に際し、ショルツ首相は27億EUR(約4,000億円)の追加的軍事支援を用意し…
イタリア、中国との関係悪化で新シルクロードプロジェクト脱退へ
The Telegraph, 9 May 2023 習近平が2013年に開始したこのイニシアティブは、西側諸国の多くから、北京が戦略的利益を追求するためのトロイの木馬と見なされている。 ジョルジア・メローニ政権は、年内にこの計画から撤退することをワシントンに示唆した CRE...
20230509 戦勝記念日に関するドイツメディアの報道ぶり
5月8日の戦勝記念日(時差の関係でロシアでは翌5月9日)についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 1945年5月8日23時1分(中央ヨーロッパ時間)、欧州での第二次世界大戦はドイツ国防軍の無条件降伏により終結した。 時差が2時間あるため、ロシアは他のヨーロッパ諸国より一日遅れて終戦記念日を迎えることになる。 我々ドイツ人は、戦勝記念日を、国家社会主義(野蛮なナチス)からの「解放の日」として祝っているが、その野蛮なナチスこそ我々自身(の祖先)だったわけなので、ドイツにとっては計り知れない苦しみの日と表現した方がいい。 終戦当時、何が終わり何が終わらなかったか、そして何を繰り返してはな…
Salman Rafi Sheikh New Eastern Outlook 2023年5月2日2月、異例の来日を果たしたNATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、NATOがこの地域にもっと「仲間」を持つ必要性を強調した。ストルテンベルグが東京の慶應義塾大学で聴衆に説明したように、ロシアと中国が「接近」しているという事実と、この同盟が米国主導の国際秩序にもたらす直接的な脅威が、明らかな正当化理由だった。より明らかに、ストルテンベルグ氏の発言は、ロシアや中国との対立の範囲をヨーロッパを越えてアジア太平洋地域にまで拡大しようとする米国の積極的な試みを暴露したものである。少なくとも、中国とロシ…