メインカテゴリーを選択しなおす
下記の、「無力のどん底」は、「イスラエル、イラク、アメリカ─戦争とプロパガンダ3─」E.W.サイード:中野真紀子訳(みすず書房)から抜萃したものですが、アリエル・シャロンが首相であった、2001年から–2006年頃のイスラエルの蛮行の話です。圧倒的な軍事力を背景に、現在と同じようなパレスチナ人の殺戮や収奪、人権侵害、レバノン侵攻や爆撃が行われていたことが分かります。見逃せないのは、下記のような記述です。”・・・それでもなお、イスラエルは、パレスチナ人のテロリズムに抵抗して生き残る為に闘っているのだとシャロンは反論する。これ以上にグロテスクな主張があり得ようか。何しろ、この狂ったアラブ殺しは、そう言いながらF16戦闘機や攻撃型ヘリコプターや何百台もの戦車を、全く防衛のすべがない非武装の人々に差し向けているの...シャロン、ネタニヤフ、アメリカ大統領の恐るべき思考
ウクライナ戦争が始まって以来、私は何度も、イラン政府報道官、ジャフロミー氏の、「アメリカは善悪を逆さに見せることにおいて先端を走っている」という言葉をとり上げてきました。ジャフロミー氏は、「アメリカは、様々な時代において真実を実際とは間逆に見せて、直接・間接的に戦争の中心的存在となってきた」とも指摘しているのですが、それは、アメリカの影響下にあると思われる朝日新聞の、下記の記事でも、うかがい知ることができると思います。直接的に関わっているにもかかわらず、ウクライナ戦争におけるアメリカの悪質な関与が不問に付され、ロシアとの関係における戦争支援の在り方だけが問題にされているのです。”緊急連載ノーベル平和賞被団協に<瀬戸際の世界80年後も核の脅し「なぜ国際社会はロシアを止められない」>黒く焼け焦げた建物の前で、...ハマス、”死に物狂いの反抗”
今年5月、アメリカのトランプ前大統領に有罪の評決が下されました。不倫の口止め料をめぐって業務記録を改ざんした罪に問われていたのです。それを受けて、バイデン米大統領の陣営は声明を発表し、「私たちは今日、ニューヨークで法の上に立つ者はいないということを目の当たりにした」とその評決を歓迎しました。でも、そのバイデン大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相とともに、あたかも自分達が国際社会で、法の上に立つ者のような振る舞いを続けていると思います。というのは、国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)が、”イスラエル軍の戦車が国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の監視塔に砲撃を加えるなど、UNIFILの拠点を意図的に繰り返し攻撃している”とのUNIFILstatementを発表したことでもわかると思います(UNIFILs...イスラエル軍の暴走、国連暫定駐留軍の監視塔砲撃