メインカテゴリーを選択しなおす
私は、ウクライナ戦争にアメリカがどのように関わっているのか、また、その関わる目的は何であるのか、ということを取り上げた記事や報道を知りません。また、2月24日の「ロシアのウクライナ侵攻」、あるいは、「ロシアのウクライナ侵略」といわれている事態がどのようなものであり、なぜそのような事態が発生するに到ったのかということを考察するようなメディアの報道を知りませんし、専門家と言われる人たちの解説も、私は聞いたことがありません。2月24日に、プーチン大統領が国民向けに演説した内容に触れることなく、なぜ、ウクライナ戦争が語れるのか、とずっと思っています。プーチン大統領は、演説の中で、ベオグラードやイラク、リビア、シリアに対するアメリカの軍事力行使を取り上げ、アメリカが国際法を無視し、戦闘機やミサイルを使って、執拗に民...米兵の犯罪、「ゴードン事件」と「ジラード事件」の裁判権問題
朝日新聞11月9日の夕刊の「にじいろの議」に、合六強(ゴウロクツヨシ)という国際政治学者が「ウクライナ祖国を守る抵抗原点をふり返り支援を」と題する文章を書いていました。その中に、”キーウ国際社会学研究所が10月下旬に行った世論調査によると、86%の人が「都市攻撃が続いても抵抗を続けるべきだ」と回答し、「攻撃を一刻も早く止めるため協議に移るべきだ」と答えた人の割合(10%)を大きく上回った。寒さが厳しくなるなか、世論に変化が見られるかはわからない。それでも別の調査では、87%の国民が「戦争が長引いても、いかなる領土も妥協すべきではない」と考え、その割合は少しづつ増えてきた。彼らにとってこの戦争は、国の生存をかけた祖国防衛戦争となっている”とありました。大学の准教授を努める国際政治学者が、こんな理解でいいの...われわれが望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間・・・
ウクライナ戦争以降、私はアメリカという国の対外政策や外交政策の問題を取り上げ続けています。なぜならアメリカは、国内では民主主義にもとづいた体制を維持しながら、他国に対しては(ファイブアイズといわれるような国を除いて)露骨に内政に干渉したり、主権を侵害したりしてきたからです。すでに取り上げたように、アメリカは第二次世界大戦末期に、対日参戦したソ連極東軍の満洲・朝鮮半島への急速南下と、それによる占領地域管理の既成事実化を危惧し、ソ連軍占領地域の拡大を抑止することによって、共産主義的勢力圏が極東に浸透することを防ごうと、朝鮮半島を38度線で横に割って、米ソ両軍が分割占領・管理する計画を立て、実行しました。そして、朝鮮の人たちが進めていた南北合一の「朝鮮人民共和国」の独立を支援することなく、逆にそれを潰すために、...アメリカによる日本の主権侵害、伊達判決と最高裁判決