アメリカによる日本の主権侵害、伊達判決と最高裁判決
ウクライナ戦争以降、私はアメリカという国の対外政策や外交政策の問題を取り上げ続けています。なぜならアメリカは、国内では民主主義にもとづいた体制を維持しながら、他国に対しては(ファイブアイズといわれるような国を除いて)露骨に内政に干渉したり、主権を侵害したりしてきたからです。すでに取り上げたように、アメリカは第二次世界大戦末期に、対日参戦したソ連極東軍の満洲・朝鮮半島への急速南下と、それによる占領地域管理の既成事実化を危惧し、ソ連軍占領地域の拡大を抑止することによって、共産主義的勢力圏が極東に浸透することを防ごうと、朝鮮半島を38度線で横に割って、米ソ両軍が分割占領・管理する計画を立て、実行しました。そして、朝鮮の人たちが進めていた南北合一の「朝鮮人民共和国」の独立を支援することなく、逆にそれを潰すために、...アメリカによる日本の主権侵害、伊達判決と最高裁判決
2022/11/04 11:03