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事件や戦争、あるいは事実を歪曲したプロパガンダで、巧みに他国を支配下に置くアメリカの戦略は、戦後の日本や朝鮮で、アメリカが何をしたかをふり返ればよくわかると思います。日本では、当初、連合国軍最高司令官総司令部の民政局(GovernmentSection、通称:GS)が日本の非軍事化・民主化を進めていました。しかしながら、共産主義的勢力圏が極東で拡大することを恐れたチャールズ・ウィロビー率いる参謀第2部が、その後GHQ内で主導権を握り、戦前復帰ともいえるいわゆる「逆コース」の政策を進めるようになりました。それは、1947年(昭和22年)、日本共産党主導の二・一ゼネストに対し、GHQが中止命令を出したのがきっかけだといいます。その「逆コース」の政策の象徴的ものは、戦犯の公職追放解除や、レッド・パージですが、そ...アメリカの謀略による日本支配や朝鮮支配
ロシア軍が一方的にウクライナに侵略したとされているウクライナ戦争は、実はそれほど単純な侵略戦争などではなく、ヨーロッパ諸国に対するアメリカの覇権や利益を維持するために、ロシアの孤立化、弱体化を意図して、アメリカが画策した戦争であるという側面を見逃してはならないと思います。1989年の冷戦終結に伴い、1991年3月にワルシャワ条約機構はその軍事機構を廃止しました。そして、7月に正式に解散しました。しかしながら、ワルシャワ条約機構に対抗していた北大西洋条約機構(通称NATO)は廃止も、解散もされず残されました。それは、アメリカがヨーロッパ諸国に対する影響力を維持するためであったといわれています。戦時中からアメリカがソ連の影響力拡大を恐れていたことは、先だって取り上げた朝鮮の38度線での分割占領案でも明らかだと...朝鮮戦争、アメリカの正統性は?
建国準備委員会による「朝鮮人民共和国」の創建とアメリカの38度線単独決定
前回、ゼレンスキー大統領が、”ウクライナも、欧州も、世界も、平和がほしい。戦争をしたがっている唯一の人物は誰か。私は知っている”などと言って、ロシアのプーチン大統領を非難したことを取り上げ、”戦争をしたがっている”のは、ロシアではなく、実はアメリカであろうということを書きました。アメリカは、ヨーロッパが、エネルギーをロシアに依存することが、アメリカの利益を損なうばかりでなく、アメリカとヨーロッパの結束を弱体化させると考えたことは、アメリカの国務省が、ノルドストリーム2の計画に関し、「欧州のエネルギー安全保障を弱体化する」との見解を発表したこと、また、当時のトランプ大統領も、”ベルリンはロシアの捕虜となっている”と述べたことなどで明らかであり、また、現実にアメリカが「ノルドストリーム2」に関わる企業を対象に...建国準備委員会による「朝鮮人民共和国」の創建とアメリカの38度線単独決定