李東元著「韓日条約締結秘話」が明かす真実
戦後、アメリカが韓国や日本を「共産主義の蔓延を食い止めるための防波堤」にするという反共政策を進めたということは、孫栄健氏やブルース・カミングス氏がそう思ったり、考えたりしたということではなく、第一次史料が示す事実です。そして、現実にその政策が進められたことを、「韓日条約締結秘話」李東元著:崔雲祥監訳(PHP)が、はっきり示していると思います。李東元氏が、同書の「日本の読者の皆様へ」で褒めたたえ、感謝している日本人は、下記の抜粋文にあるように、東条戦時内閣の元閣僚、岸信介氏や賀屋興宣氏に代表されるように、「鬼畜米英」の戦争の指導的立場にあった人たちです。また、監訳者、崔雲祥氏は、「本書出版の意義」のなかの「アメリカの評価」で、”李長官は1966年国連総会出席中に、統一政策に関する意見の差異のため長官職を辞任...李東元著「韓日条約締結秘話」が明かす真実
2025/03/15 10:49