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朝鮮の南北分断を意図したアメリカは、ソ連ブロック6カ国が欠席する国連小総会で、「・・・臨時朝鮮委員会が立ち入りうる部分で選挙を実施すべきである」というようなアメリカ決議案を強引に通し、南朝鮮における単独選挙実施を主導しました。その決議案は、ソ連と北朝鮮人民委員会の拒絶を前提にしていたといいます。だから、カナダやオーストラリアは、アメリカ決議案に反対したようです。文京洙教授によると、その反対理由の一つは、南朝鮮の政治的状況が、権力による思想の弾圧、あるいは警察や右翼団体による政敵の暗殺や公然たる殺害などにみられるように、きわめて非民主的であるということでした。また、もう一つの理由は、南朝鮮単独選挙実施は、南北分断の現状をさらに悪化させ、制度化させてしまうということでした。さらに、カナダ代表は、「単独選挙が朝...アメリカの謀略やプロパガンダに踊らされて・・・
ロシア軍が一方的にウクライナに侵略したとされているウクライナ戦争は、実はそれほど単純な侵略戦争などではなく、ヨーロッパ諸国に対するアメリカの覇権や利益を維持するために、ロシアの孤立化、弱体化を意図して、アメリカが画策した戦争であるという側面を見逃してはならないと思います。1989年の冷戦終結に伴い、1991年3月にワルシャワ条約機構はその軍事機構を廃止しました。そして、7月に正式に解散しました。しかしながら、ワルシャワ条約機構に対抗していた北大西洋条約機構(通称NATO)は廃止も、解散もされず残されました。それは、アメリカがヨーロッパ諸国に対する影響力を維持するためであったといわれています。戦時中からアメリカがソ連の影響力拡大を恐れていたことは、先だって取り上げた朝鮮の38度線での分割占領案でも明らかだと...朝鮮戦争、アメリカの正統性は?