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現在の世界は、圧倒的な軍事力と経済力を持つアメリカの支配下にあるといっても大きな誤りはないと思います。そのアメリカは、自国はもちろん、西側諸国や同盟国が敵対する国から攻撃を受け、戦争状態になった場合、相手国を話し合いのできない「極悪の国」とするために、いつも相手側の攻撃の実態や被害の詳細を問題にします。でも、攻撃に踏み切った相手側の主張はもちろん、過去に遡って、戦争状態に至った原因および経緯を問題にすることはほとんどありません。話し合いではなく、武力で決着させるアメリカが、相手側の立場や主張を考慮することは、ほとんどないのです。ウクライナ戦争では、2014年の政権転覆の実態や、その後のNATO諸国のロシアに対する挑発的な軍事訓練、また、親露派の人たちが多く住むドンバス地域に対する爆撃や、ノルドストリームに...9.11とハマスの戦争とビン・ラーディン
イスラエル軍は、ハマスの攻撃を受けて、これまでに1万数千人の子どもを含むパレスチナ人を殺害し、猛烈な爆撃でガザのライフラインの大部分も破壊しました。だから、たとえ停戦が実現しても、パレスチナの人たちは、到底もとの生活には戻れない状態になっていると思います。それが、イスラエルの「大イスラエル主義」の思想に基づく戦略であることは、ネタニヤフ政権(リクード)の政治家や政権に関わる極右の政治家の発言から、疑う余地がないと思います。だから、イスラエル軍による常軌を逸した無差別なガザ爆撃や、病院、難民キャンプ、学校等に対する攻撃は、パレスチナ人を恐怖に陥れるとともに、ライフラインの破壊によって、再びもとにもどれないようにして、「パレスチナの地」からパレスチナ人を追い出すことが目的なのだということです。先日、アラブ・ニ...「大イスラエル主義」とガザ猛攻撃