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【映画】『ゆきてかへらぬ』~互いの才能を火花のように散らし合った、ジャズセッションのような赤い春~
1、作品の概要 『ゆきてかへらぬ』は日本の映画。 2025年2月21日に公開された。 監督は、根岸吉太郎。 脚本は、田中陽造。 『ヴィヨンの妻~桜桃とたんぽぽ~』のコンビ。 主演は、広瀬すず。 木戸大聖、岡田将生らが出演している。 主題歌は、キタニタツヤの『ユーモア』 原作は、長谷川泰子の『中原中也との愛 ゆきてかへらぬ』 上映時間は128分。 天才詩人・中原中也、日本最高の文芸評論家・小林秀雄と、女優・長谷川泰子の奇妙な三角関係を描いた。 2、あらすじ 17歳の若き天才詩人・中原中也(木戸大聖)と出会い、彼の部屋に転がり込んだ女優の卵の長谷川泰子(広瀬すず)は、衝突を繰り返しながらやがて恋仲…
『ゆきてかへらぬ』という映画の紹介文を読んだ。中原中也と小林秀雄と長谷川泰子が登場する。文学史上有名な三角関係とのことだが、私は随分前の文学講座で初めて知った…
広瀬すず主演の最新作「ゆきてかへらぬ」を観ました。本作は、「奇怪な三角関係」とも評される長谷川泰子(広瀬すず)、詩人・中原中也(木戸大聖)、評論家・小林秀雄(岡田将生)の関係を描いています。原作は、角川ソフィア文庫から出版されている長谷川泰子の著
映画『ゆきてかへらぬ』☆すずさん佳き!男女3人の詩的なよろめき
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皆さまこんにちは。 2月は観劇予定を入れずに過ごしておりますが…自分の状況を冷静にみると、やるべき事がかなり後回しになっていて😱!このままではマズイ!と、危機…
大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子(広瀬すず)と詩人・中原中也(木戸大聖)、文芸評論家・小林秀雄(岡田将生)という3人の男女の愛と青春を描いた『ゆきてかへらぬ』が2月21日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開される。本作の根岸吉太郎監督に話を聞いた。「誰も見たことがない広瀬すずが映像に現れていると思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1463829『ゆきてかへらぬ』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b855d58f859276183ddf0c091596de04【インタビュー】『ゆきてかへらぬ』根岸吉太郎監督
『ゆきてかへらぬ』(2025.1.9.キノフィルムズ試写室)大正時代の京都。20歳の新進女優・長谷川泰子(広瀬すず)は、17歳の学生・中原中也(木戸大聖)と出会い、一緒に暮らし始める。やがて東京に出た2人の家を、評論家の小林秀雄(岡田将生)が訪れる。小林は詩人としての中原の才能を誰よりも認めており、中原も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。中原と小林の仲むつまじい様子を目の当たりにした泰子は、嫉妬と寂しさを感じる。やがて小林も泰子の魅力に気づき、3人の間で複雑でいびつな関係が始まる。大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優の長谷川泰子と詩人の中原中也、文芸評論家の小林秀雄の愛と青春を描く。『ツィイネルワイゼン』(80)などが有名な田中陽造の脚本を基に、『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ...『ゆきてかへらぬ』
本に手を当てただけで、その本の何ページに何が書いてあるか分かる特殊能力があるという。超心理学の本にある実例だ。そんなオカルト的な話をしたいとは思わないし好まない。しかし、ある時期、他人を説得するために読まざるを得なかったので、ある程度、こうした似非科学とも言われる学問を書籍で通り抜けた経緯がある。まあ、諜報機関とかが研究している分野ですね。今は知らないが、ロシアだとか、ちょっと怖い。 なんて知ったかぶったようなことを書いているが、確かにそんな能力を持った人は稀にいるようだ。勿論私にはそんな能力はないし、これから持つ事もなさそうだが、本を選ぶ際、何らかの触手は働く。積読で本棚が犇いているが、こん…
注文していた本が届きました。Amazonさん物流センターから配送に関わっている方々までいつもありがとうございます。ごきげんさまです。 あなたの断捨離を全力で応…
③ゴッホ。サン=レミ療養院での出会い&疑問だった絵のタイトルの行方
サン・レミ療養院のゴッホシリーズも今回が最終回。今回はリラックスした感じで。 二階の展示を見終って階段を下りるとミュージアムショップがあり ゴッホの彫像…
サン・ポール・ド・モーゾール修道院跡の療養院だった建物へ入るとすぐ右側の部屋は確か食堂(兼居間)だったように思う。 通路を挟んで反対側にはもう一つの部屋が。部…
これはただの旅日記ではない。心の赴くままに綴っていくつもりなので時間も前後したり時には脱線したように見えることもあるだろう。なぜそうするのかそうなるのか自らの…
詩人・中原中也の初期代表作「朝の歌」の全編が記された直筆原稿が発見された。 この前年、中也は恋人だった長谷川泰子に、親友の小林秀雄のもとに去られているという。[読売新聞]...
吉田さんが聞いたという小林のことばには、付け足しがあって、「独創的な思想家などというものは」ということばが、補足としてあるそうである。 わたしは、その文章を読み、ああ、これは明らかに思想上の相違だ、どちらもこれは譲れないところだろうと、直感したことを覚えている。 というのも...
両者とも、評論家と言われていた人だが、小林秀雄は文芸評論家、吉田秀和は音楽評論家として名高い人物である。 どちらの人を取るか、と、言われれば、わたしの中ではもう決まってはいるのだが、少し、この二人のことについて、述べてみたい。 小林の「モオツァルト」はつとに有名だが、吉田秀...
わたしは中学生の頃、この書の言葉を、ほとんど金言扱いにして、読んでいたものである。兄貴たちの影響から、抜け出せていないときだった。 有名な、マッチ箱と人生とを絡めた警句などは、当時のわたしの胸に強く響いたものだったが、今、振り返って思うと、何と、すかした斜に構えた言葉だろう...
モーツァルトの音楽は、およそ、どのような形容詞も跳ね返してしまうというのが、その最大の特徴ではないかと、わたしは思っている。中国の古典中の古典、「論語」と同じように。 小林秀雄がアンリ・ゲオンから引用した、「疾走する悲しみ」は名高いが、わたしには、これは特に、ト短調40番シ...
「二人の実朝」 小林秀雄「実朝」(新潮文庫)・太宰治「右大臣実朝」(新潮文庫) 平家ハ、アカルイ。ともおっしゃって、軍物語の「さる程に六波羅には、五条橋を毀ち寄せ、掻楯(かいだて)に掻いて待
これから読書日記をつけていくことにする。あくまでも自分のための覚え書きとしてまた日記とはいうものの“気ままな”と断っているように思いついたときに書き留めるとい…
正直楽しみにしていたので残念だ。書店で見かけて面白い題材だと思った。いや、面白いというより取り合わせの妙とでもいうのか、ただのヒロイン論というより、現代の新しいヒロイン像をうまくまとめてくれているのだろうと思ったのだ。でも、ハッキリ言って、こういう文章を読むのは苦痛だ。著者の文章が「読者を舐めている発言」であふれているからでは、もちろんない。確かに、あえて跳ねているような文体で、軽薄を装ってい…
戦後間もない1948年、評論家小林秀雄と物理学者湯川秀樹が結構長い対談をしたことがある。「人間の進歩について」といふタイトルがついてゐます。 「偶然」といふ問題をめぐつて湯川博士が物理学の観点からひとわたり説明したあとで、「文学者はどう考へますか」と小林に尋ねる。すると、物理が考へる「偶然」とははつきりと違ふだらうと前置きしたうえで、小林はこんな話をします。 例へば、屋根から...
俺が小林を敬愛したり好きだという所以は、「何でもない」ところにあると思っている。何もこの人には美徳はないかも知れないが、本当に小林がおっ母さんの事を思う時に、僕は感動するんだよ。 兄貴がお袋のオシッコまで世話するのを見てもね。東光はいまだにお袋の悪口を書いていますよ。けれども兄貴のやったことは、僕がこれからどう努力したって出来ない事です。 それは何も小林が偉いのでも東光が偉い...