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共同通信エンタメOVOに連載中の『週末映画コラム』今週は天才建築家の数奇な半生を描く『ブルータリスト』久しぶりに純文学の香りがする映画『ゆきてかへらぬ』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1464015【ほぼ週刊映画コラム】『ブルータリスト』『ゆきてかへらぬ』
大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優・長谷川泰子(広瀬すず)と詩人・中原中也(木戸大聖)、文芸評論家・小林秀雄(岡田将生)という3人の男女の愛と青春を描いた『ゆきてかへらぬ』が2月21日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開される。本作の根岸吉太郎監督に話を聞いた。「誰も見たことがない広瀬すずが映像に現れていると思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1463829『ゆきてかへらぬ』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b855d58f859276183ddf0c091596de04【インタビュー】『ゆきてかへらぬ』根岸吉太郎監督
『ゆきてかへらぬ』(2025.1.9.キノフィルムズ試写室)大正時代の京都。20歳の新進女優・長谷川泰子(広瀬すず)は、17歳の学生・中原中也(木戸大聖)と出会い、一緒に暮らし始める。やがて東京に出た2人の家を、評論家の小林秀雄(岡田将生)が訪れる。小林は詩人としての中原の才能を誰よりも認めており、中原も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。中原と小林の仲むつまじい様子を目の当たりにした泰子は、嫉妬と寂しさを感じる。やがて小林も泰子の魅力に気づき、3人の間で複雑でいびつな関係が始まる。大正時代の京都と東京を舞台に、実在した女優の長谷川泰子と詩人の中原中也、文芸評論家の小林秀雄の愛と青春を描く。『ツィイネルワイゼン』(80)などが有名な田中陽造の脚本を基に、『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ...『ゆきてかへらぬ』
『サイドカーに犬』(07)(2007.3.29.シネスイッチ銀座.試写)現在30歳の語り手の薫(ミムラ)が、小学4年生(松本花奈)の夏休みに体験した、母親(鈴木砂羽)の家出に始まる父親(古田新太)の若い愛人(竹内結子)との共同生活を懐古する物語。つまり描かれる時代の大半は1980年代初頭というわけ。だから自分は父の若い愛人のヨーコの年齢に近いはずなのに、そういえば子どもの頃、親ではなくて、どこかアウトロー的な他人の方に人生の一端を教えてもらったことがあったなあ、などと思いながら、なんだか懐かしくなって子どもの目に戻って見ていた気がする。特別な夏を象徴する際によく使われる“ボーイズ・オブ・サマー”ならぬ“ガールズ・オブ・サマー”という感じでなかなかよかった。このあたり根岸吉太郎の演出の妙か。それにしてもヨー...『サイドカーに犬』