『ヒッチコックの映画術』(2023.9.26.オンライン試写)サスペンス映画の神様と称されるアルフレッド・ヒッチコック監督が、自作ついて語るスタイルで、膨大なフィルモグラフィと過去の発言を再考察しながら、彼の映画作りの秘密を紹介するドキュメンタリー。全編アリステア・マクゴーワンがヒッチコックの”物まね”をしながら語っているので、ある意味、フェイクドキュメタリーだともいえる。全編を「逃避=Escape」「欲望=Desire」「孤独=Loneliness」「時間=Time」「充実=Fulfilment」「高さ=Height」という6つのキーワードに分け、イギリス時代のサイレント映画から『レベッカ』(40)以降のハリウッド映画、そして遺作となった『ファミリー・プロット』(76)まで、ヒッチコックの映画を縦横無尽...『ヒッチコックの映画術』