メインカテゴリーを選択しなおす
『フィラデルフィア』(94)(1994.6.27.みゆき座)エリート弁護士のベケット(トム・ハンクス)は、エイズを宣告され、会社を突然解雇される。ベケットは解雇は不当な差別だとし、弁護士(デンゼル・ワシントン)を立てて訴訟を決意する。ブルース・スプリングスティーンの主題歌がアカデミー歌曲賞を受賞した。エイズという病に対して偏見がないと言えばうそになる。輸血などで感染した人たちには同情を禁じ得ないが、麻薬注射や同性愛などの性交による感染は、乱れ切った現代の社会生活に対する一種の警告のように感じるところがあるからだ。しかも、バスケットのマジック・ジョンソンのように、乱れた性生活の結果感染してしまった者が、病と闘うヒーローになる風潮にも疑問を感じていた。この映画は、そんなふうに感じる自分のような者にとっては、一...「BSシネマ」『フィラデルフィア』
『ウエスタン』(68)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0fdc28ff511acdc17c006cb134f5ddac「BSシネマ」『ウエスタン』
『エネミー・オブ・アメリカ』(98)(2012.10.18.文教学院大学「映像で読み解く英米社会講座」)政府が国民の生活を監視(盗撮、盗聴)し、管理するのは是か非か。本当のアメリカの敵=エネミーとは…。ウィル・スミスが事件に巻き込まれる弁護士を演じ、国家安全保障局(NSA)高官のジョン・ボイト一味と対決する。オープニングでいきなり大物俳優のジェイソン・ロバーズが殺され、しかもノンクレジットのカメオ出演だったことに驚いた。ボイト一味にはめられたスミスが一人で逃げ回るが、中盤で元NSAのジーン・ハックマンが登場し、バディムービーの様相を呈す。無意味なアクションに走り過ぎたところはあるが、それを立派にこなす老優ハックマンの姿に感動する。ハックマンをキャスティングしたのは、彼がプロの盗聴屋を演じたフランシス・フォ...「午後のロードショー」『エネミー・オブ・アメリカ』
『大統領の陰謀』(76)(1977.3.21.黄金町日劇.併映『タクシードライバー』『明日に処刑を…』)1972年6月に発生し、ニクソン大統領の辞任の遠因となったウォーターゲート事件。事件を取材し、スクープしたワシントンポストの記者ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインを、ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンが演じる社会派ドラマの傑作。アラン・J・パクラ監督のドキュメンタリー・タッチの演出、名手ゴードン・ウィリスのカメラワークも絶賛され、編集主幹を演じたジェイソン・ロバーズがアカデミー助演男優賞を受賞した。『ザ・シークレットマン』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f844a66ffd349b291de13cebfcbd8dc1『ペンタゴン・ペーパーズ最高機密文...「BSシネマ」『大統領の陰謀』
『トラ・トラ・トラ!』(70)(1972.12.1./8.ゴールデン洋画劇場)1941年12月8日の真珠湾攻撃を日本とアメリカそれぞれの視点から描く戦争スペクタクル超大作。開戦の議論を重ねる日本政府、攻撃を立案し、訓練を重ねる日本軍、日本の暗号を傍受し、真意を探るアメリカの情報部、そしてハワイに駐留するアメリカ軍。重層的に語られるそれぞれのドラマを、日本とアメリカの実力派俳優が演じ、巨大なセットや大がかりな特撮を駆使した戦闘シーンも話題となった。アカデミー特殊視覚効果賞受賞。『黒澤明vs.ハリウッド『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6e76173580ab368e45c0a90463331a04「BSシネマ」『トラ・トラ・トラ!』
今回のお題は、サム・ペキンパー監督の『砂漠の流れ者』(70)(1976.2.29.日曜洋画劇場)。『ワイルドバンチ』(69)と対を成すというか、コインの裏表のような映画。ペキンパー自らが「自分のベストフィルム」と語り、自分にとっても、浮き沈みの激しい彼の映画の中では、一番好きな映画なのだが、あまり評価しないという人も少なくない。案の定、メンバー内でも評価が真っ二つに割れたのが面白かった。『砂漠の流れ者』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e9a7b4e31dc912d4a04577b30658130e『ワイルドバンチ』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bc7ea8ef41f9f58ec736f20b1808a0f4怪優デビッド・ワーナーhttp...ビデオ通話で西部劇談議『砂漠の流れ者』