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「五反田TOEIシネマ」3『自由の幻想』『赤いブーツの女』『プロビデンス』
ルイス・ブニュエル+ワン(1980.11.17.)『自由の幻想』(74)ルイス・ブニュエルの映画は、『昼顔』(67)を見ただけだが、この映画の場合は、現実社会のモラルを壊して、それを表現したとでもいうのだろうか。絵葉書を見て卑猥だと騒ぐ夫婦、お祈りと称して女の部屋に入り込み、トランプで博打をする神父、トイレと食堂を逆さまにした家、墓荒らしをする偽警視総監…。いやはや何とも、どこまでが現実でどこからが幻想なのか。自分のような凡人には何とも理解に苦しむ“迷画”であった。『赤いブーツの女』(74)親父の次は息子ホアンの出番。まったく親子そろって不思議な映画を作るものだ。カトリーヌ・ドヌーブ演じる主人公は、超能力めいた力を発揮し、フェルナンド・レイ演じる金持ちは、幻想ばかり見て、枕をかじったりする。いい面の皮は、...「五反田TOEIシネマ」3『自由の幻想』『赤いブーツの女』『プロビデンス』
今回のお題は、サム・ペキンパー監督の『砂漠の流れ者』(70)(1976.2.29.日曜洋画劇場)。『ワイルドバンチ』(69)と対を成すというか、コインの裏表のような映画。ペキンパー自らが「自分のベストフィルム」と語り、自分にとっても、浮き沈みの激しい彼の映画の中では、一番好きな映画なのだが、あまり評価しないという人も少なくない。案の定、メンバー内でも評価が真っ二つに割れたのが面白かった。『砂漠の流れ者』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e9a7b4e31dc912d4a04577b30658130e『ワイルドバンチ』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bc7ea8ef41f9f58ec736f20b1808a0f4怪優デビッド・ワーナーhttp...ビデオ通話で西部劇談議『砂漠の流れ者』
イギリス人俳優のデビッド・ワーナー。容貌魁偉の彼が映画で演じた役は、『砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード』(70)のインチキ牧師『わらの犬』(71)の精神薄弱者『オーメン』(76)のガラス板で首を飛ばされる男『プロビデンス』(77)の老人の妄想に現れる謎の男『タイム・アフター・タイム』(79)の切り裂きジャック80年代は『バンデットQ』(81)『トロン』(82)『2つの頭脳を持つ男』(83)『狼の血族』(84)などに出演し、『タイタニック』(97)のローズの執事そして『メリー・ポピンズリターンズ』(18)のバンクス家の隣に住むブーム提督…。まさに怪優と呼ぶにふさわしいラインアップ。面白い俳優だった。怪優デビッド・ワーナー