メインカテゴリーを選択しなおす
「五反田TOEIシネマ」3『自由の幻想』『赤いブーツの女』『プロビデンス』
ルイス・ブニュエル+ワン(1980.11.17.)『自由の幻想』(74)ルイス・ブニュエルの映画は、『昼顔』(67)を見ただけだが、この映画の場合は、現実社会のモラルを壊して、それを表現したとでもいうのだろうか。絵葉書を見て卑猥だと騒ぐ夫婦、お祈りと称して女の部屋に入り込み、トランプで博打をする神父、トイレと食堂を逆さまにした家、墓荒らしをする偽警視総監…。いやはや何とも、どこまでが現実でどこからが幻想なのか。自分のような凡人には何とも理解に苦しむ“迷画”であった。『赤いブーツの女』(74)親父の次は息子ホアンの出番。まったく親子そろって不思議な映画を作るものだ。カトリーヌ・ドヌーブ演じる主人公は、超能力めいた力を発揮し、フェルナンド・レイ演じる金持ちは、幻想ばかり見て、枕をかじったりする。いい面の皮は、...「五反田TOEIシネマ」3『自由の幻想』『赤いブーツの女』『プロビデンス』