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『スタンピード』(66)19世紀末、夫を亡くしたイギリス人のマーサ(モーリン・オハラ)は、娘のヒラリー(ジュリエット・ミルズ)と共に牛を連れてセントルイスにやって来た。彼女は、亡き夫の遺志を継ぎ、英国原産のヘレフォード種という角のない牛をアメリカに移入しようと考えていた。だが、当時のアメリカではロングホーン種という角の長い牛が幅をきかせていたため、雌牛はただの乳牛として買い取られてしまったが、1頭だけ連れてきた雄牛のビンジはテキサスの牧場主ボーウェン(ブライアン・キース)に2000ドルの高値で買い取られた。そこでマーサはカウボーイのサム(ジェームズ・スチュワート)を雇い、ビンジをボーウェンのもとに送り届けるため、テキサスを目指す。だが行く手には、雄牛の横取りを企む牧場主の妨害や大自然の猛威が次々と立ちはだ...「BSシネマ」『スタンピード』
『夕陽に立つ保安官』(69)(1977.6.4.TVK.)金鉱が発見され、一獲千金を狙う荒くれ者が集う西部の小さな町。町を牛耳るダンビー(ウォルター・ブレナン)一家に対抗すべく、町長のパーキンス(ハリー・モーガン)らは、保安官を探す。そんな中、流れ者のマッカラー(ジェームズ・ガーナー)が保安官に志願し、ダンビー一家の息子ジョー(ブルース・ダーン)を逮捕。加勢したジェイク(ジャック・イーラム)を助手にして、町の治安を取り戻していくが、ダンビーが黙っていない。ガーナーとイーラムのとぼけた味、ジョーン・ハケットの勝気なヒロイン、ブレナンをはじめとする達者な脇役たちを得て、西部劇のありきたりなストーリーをパロディ化し、コメディとして描いた傑作。監督はバート・ケネディ。姉妹編に『地平線から来た男』(71)がある。「ザ・シネマ」『夕陽に立つ保安官』