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『奴らを高く吊るせ!』(68)(1975.6.1.日曜洋画劇場)1880年代のオクラホマ。牛泥棒の濡れ衣を着せられ、裁判もなしに縛り首にされたジェド・クーパー(クリント・イーストウッド)。奇跡的に助かった彼は、復讐の為に保安官となって舞い戻る。一人また一人と血祭りに挙げていくジェドだったが…。イーストウッドが、イタリアからハリウッドに凱旋した第1作。監督はTV時代からの仲間であるテッド・ポスト。復讐、善悪の曖昧さ、残酷描写など、ハリウッド製のマカロニウエスタンといった感じ。早世した相手役のインガー・スティーブンスが印象に残った。「午後のロードショー」『奴らを高く吊るせ!』
今回のお題は、チャールトン・ヘストン主演の『ウィル・ペニー』(68)。日本では「第二の『シェーン』」として宣伝されたようだが、DVDの特典映像のインタビューで、ヘストンが「最初はジョージ・スティーブンスに監督をしてもらおうかと思った」と語っていた。また、メンバーの一人によれば、『シェーン』(53)のセットが移設されてこの映画でも使われていたとのこと。やはりつながりがあったのだ。ウィル・ペニーよりも年上になった今改めて見ると、感慨深いものがあったhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a3bfbe03038383ad58c21eb72f985a54ビデオ通話で西部劇談議『ウィル・ペニー』
今回のお題は、バート・ケネディ監督、ジョン・ウェインとカーク・ダグラス共演の『戦う幌馬車』(67)。「ウォー・ワゴン」という原題の通りに、戦車のような幌馬車(装甲車)が登場するが、実はあまり活躍しない。それよりも、デュークとカークの掛け合いの面白さで見せる映画。カークの馬の曲乗りも見もの。2人に絡むインディアン役のハワード・キールも面白い。ブルース・ダーンがすぐに撃ち殺されるのはご愛敬。デュークの後期の映画は、『リオ・ブラボー』(59)『エルダー兄弟』(65)『エル・ドラド』(66)『リオ・ロボ』(70)とチームプレーを見せるグループ劇が多いが、この映画もその内の1本。監督のケネディは、デュークの「バトジャックプロ」に脚本家として入った後に監督になった。『夕陽に立つ保安官』(69)と『地平線から来た男』(...ビデオ通話で西部劇談議『戦う幌馬車』
映画『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』レビュー ★★★★☆
出典元: あらすじ ハイウェイを一人歩いている老人。すぐにパトカーがやってきて、その老人を保護する。 年老いた父親ウディがまた警察に保護されたと連絡があり、息子のデヴィッドは急いで実家に駆けつける。ウディに訳を聞くと、自分宛てにこんな手紙
『明日なき追撃』(75)異色コメディ西部劇https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/314c316a760ad25ea79644703b312966「BSシネマ」『明日なき追撃』
シニアのほっこり系恋愛作品です。昔の恋人に会うため家族に嘘をつく主人公ですね。アマゾンプライムビデオで鑑賞です。 2019年制作・スペイン、アメリカ、フランス合作・G・89分 原題:Remember Me 監督 マルティン・ロセテ 脚本 マルティン・ロセテ、ラファ・ルッソ ジャンル コメディ、恋愛 ネタバレ度40%(後半ネタバレ度90%) ストーリー 妻を失い、LA郊外で1人暮らしのクロード(ブルース・ダーン)は70歳、元演劇評論家。親友/シェーンと楽しく過ごしていた。 ある日、昔の恋人/人気舞台女優のリリィ(カロリーヌ・シロル)がアルツハイマーで施設に・・と記事で知り驚く。 初恋でもあるリリ…
『11人のカウボーイ』(71)(1977.4.2./9.土曜映画劇場)人手不足のため、やむなく11人の少年を雇い、牛追いの旅に出た牧場主のウィル(ジョン・ウェイン)。彼は経験もない幼い少年たちを訓練しながら旅を続けていく。さまざまな困難に立ち向かいながら、少年たちは成長し、勇気と知恵を学んでいくが…。子役たちに加えて、人のいい黒人料理人役のロスコー・リー・ブラウンと、憎々しい牛泥棒役のブルー・ダーンが、対照的な役柄で強烈な印象を残す。監督はニューヨーク派のマーク・ライデル。晩年のウェインは、この映画のほかにも、『勇気ある追跡』(69)のキム・ダービー、『ビッグ・ケーヒル』(73)のゲーリー・グライムスたち、『ラスト・シューティスト』(76)のロン・ハワードと、まるで自分の子どもや孫に当たるような少女や少年...「BSシネマ」『11人のカウボーイ』
どうも。デモにキレた中国政府がゼロコロナ政策を止めたら、急速に感染爆発しているようです。これを棄民と言います。まあ、日本政府は何かと棄民し続けていますけどね。…
<< あらすじ >>それぞれ異なる特殊能力を持つ家族の戦いを描いたSFアクション。7歳のクロエは、外の世界は危険だと父から言い聞かされ、外に興味を抱きながらも家の中で過ごしていた。ある日彼女は、父が寝ているすきに外出し、家の前に停まっていたアイスクリームトラックの老人と出会う。そして老人がクロエの祖父で母が生きていること、自分に不思議な力があることを知る。外出を父に怒られたのをきっかけに、クロエの特...
今回のお題は、ジョン・ウェイン主演の『11人のカウボーイ』(71)。先日、この会のために、久しぶりに見直したのだが、やはり、少年たちの“ハウツー・カウボーイ”とでもいうべき牧歌調の前半と、後半の陰惨な復讐劇への変転に違和感を覚えた。ジョン・ウェインの殺され方といい、マーク・ライデルにはちょっと残酷なところがある。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/92435c0ace487953bd11a358a20ea9dfビデオ通話で西部劇談議『11人のカウボーイ』
『夕陽に立つ保安官』(69)(1977.6.4.TVK.)金鉱が発見され、一獲千金を狙う荒くれ者が集う西部の小さな町。町を牛耳るダンビー(ウォルター・ブレナン)一家に対抗すべく、町長のパーキンス(ハリー・モーガン)らは、保安官を探す。そんな中、流れ者のマッカラー(ジェームズ・ガーナー)が保安官に志願し、ダンビー一家の息子ジョー(ブルース・ダーン)を逮捕。加勢したジェイク(ジャック・イーラム)を助手にして、町の治安を取り戻していくが、ダンビーが黙っていない。ガーナーとイーラムのとぼけた味、ジョーン・ハケットの勝気なヒロイン、ブレナンをはじめとする達者な脇役たちを得て、西部劇のありきたりなストーリーをパロディ化し、コメディとして描いた傑作。監督はバート・ケネディ。姉妹編に『地平線から来た男』(71)がある。「ザ・シネマ」『夕陽に立つ保安官』