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今回のお題は、バート・ケネディ監督、ジョン・ウェインとカーク・ダグラス共演の『戦う幌馬車』(67)。「ウォー・ワゴン」という原題の通りに、戦車のような幌馬車(装甲車)が登場するが、実はあまり活躍しない。それよりも、デュークとカークの掛け合いの面白さで見せる映画。カークの馬の曲乗りも見もの。2人に絡むインディアン役のハワード・キールも面白い。ブルース・ダーンがすぐに撃ち殺されるのはご愛敬。デュークの後期の映画は、『リオ・ブラボー』(59)『エルダー兄弟』(65)『エル・ドラド』(66)『リオ・ロボ』(70)とチームプレーを見せるグループ劇が多いが、この映画もその内の1本。監督のケネディは、デュークの「バトジャックプロ」に脚本家として入った後に監督になった。『夕陽に立つ保安官』(69)と『地平線から来た男』(...ビデオ通話で西部劇談議『戦う幌馬車』
ディズニー特撮コメディ映画『ラブ・バック』『続ラブ・バッグ』
『ラブ・バック』(69)(1989.12.13.)感情を持つフォルクスワーゲンのレーシングビートル「ハービー」が、レーサー(ディーン・ジョーンズ)と共に活躍する姿を描く。今でこそ、こうしたファンタジー映画は、スピルバーグらの力によって大きく広まっているが、この映画の製作当時は、ディズニーの専売特許的で、子ども向けとされ、一般映画としては認知されていなかったところがある。そう考えると、スピルバーグやルーカスたちによって、こうした映画が“普通の映画”として評価されるようになったことは喜ばしい。実際、この映画などは乗り物を絡めた楽しさという点では、『素晴らしきヒコーキ野郎』(65)や『グレートレース』(65)といった映画と同じカテゴリーで評価されてしかるべきだと思うし、『メリー・ポピンズ』(64)の監督でもある...ディズニー特撮コメディ映画『ラブ・バック』『続ラブ・バッグ』