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『男はつらいよ噂の寅次郎』(78)マドンナを演じた大原麗子の全盛期https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/621eb15342aaaf3223282271b18d622d「BSシネマ」『男はつらいよ噂の寅次郎』
🎦今日ののぶちゃんの映画録では、最近、大昔の映画作品の記事投稿が多いです(笑)。ならば、日本映画の中から今も強く残っている作品の投稿してみました。今から遡ること70年前の1954年に公開された時代劇映画『七人の侍』(しちにんのさむらい)のリバイバル上映やTV放映、配信先動画視聴(UーNEXT)からの感想(懐想記)の投稿です。【七人の侍:作品の概要】『七人の侍』(しちにんのさむらい)は、1954年に公開された日本の時代...
朝ドラ「ブギウギ」でついに「ジャングル・ブギー」(作詞・黒澤明、作曲・服部良一)が登場した。福来スズ子役の趣里が頑張って歌っていたが、本家笠置シヅ子の迫力にはかなわない。この曲は黒澤監督の『酔いどれ天使』(48)の劇中歌として有名だが、「ブギウギ」では結局、黒澤は名も出ず登場もせず、「こだわりの強い監督」の一言で片づけられていた。誰が演じるのか、ちょっと楽しみにしていただけに残念だった。『酔いどれ天使』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4b38340bc73fa6f59353f97e3a09ce45「ジャングル・ブギー」
2024年2月4日、日本映画専門チャンネルで映画「生きる LIVING」が放送されました。黒澤明監督作品「生きる」のリメイク版です。2023年3月31日劇場公…
『七人の侍』(54)『七人の侍』4Kデジタルリマスター版https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/00f383651dc048b97815dfeeb04b2097https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4835c259f91449c42a49372654d6fae1「BSシネマ」『七人の侍』
『椿三十郎』(62)正義感に燃え、次席家老の汚職を正すべく立ち上がった9人の若侍たちは、敵に囲まれるが、偶然居合わせた浪人・椿三十郎(三船敏郎)の機転で難を逃れる。若侍たちは自分たちの甘さを後悔しながらも汚職を正そうと新たに誓い、彼らを見捨てておけなくなった三十郎と共に、巨悪に立ち向かうことになるが…。ラストの三船と仲代達矢との対決シーンは映画史上の名場面として有名。原作は山本周五郎の「日日平安」。黒澤映画3本立てhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9b82cd9ed7edf5a2245107033de223ea森田芳光版https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/01bcf069220416028fca47da5259d21d「カムカムエヴリバディ」の...「BSシネマ」『椿三十郎』
どうも。80年ほど前に「大日本帝国は負けていない」と国民を騙していた政府が、今は「コロナは終わった」とか「処理水は安全だ」とか言っています。 それはさておき、…
もうすぐ、五月だ。昭和の夕飯を記録した朝日文庫「わが家の夕めし」のなかで、俳優、志村喬(たかし)が五月に食べる夕飯は実に美味そうだ。食材の季節感、食器や盛り付けの美しさ、主人の表情、どれをとっても申し分ない。 その日の献立はこうだ。タケノコの木の芽あえ、ソラマメの塩ゆで、タケノコと里芋とワカメの煮物など、いずれも食材の季節感を大事にした献立だ。撮影は、昭和54年(1979年)5月18日となっている。 主菜のキングサーモンのバター焼きも美味そうだし、ソラマメの塩ゆでや漬物の出し方もいい。すべての食器が簡潔で美しいし、デザートのイチゴが華やかだ。朝日文庫「わが家の夕めし」198ページより引用。 昔…
共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はイギリスにも渡辺勘治がいた!黒澤明の名作をリメークした『生きるLIVING』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1379664【ほぼ週刊映画コラム】『生きるLIVING』
どうも。政治家における「命をかけて日本を守る覚悟」は、アメリカの言いなりで時代遅れの武器を買う媚態ではなく、北京でも平壌でも乗り込んで話してカタをつけようとす…
黒沢明監督作品選(1983.1.28.)並木座で『醜聞』と『野良犬』を再見。両作品とも、去年「文芸地下」での「志村喬追悼」の際に、見たばかりだったが、やはり何度見ても引き込まれてしまう。特に、両作品で全く違うキャラクターを演じた志村は圧巻。そして、『醜聞』のクリスマスの酒場での「蛍の光」の合唱シーンは、名場面の一つとして忘れ難いものになった。『醜聞』(50)(再)(1982.5.17.文芸地下)今回の特集は、「志村喬追悼」とのことだが、この映画は彼の数多い出演作の中でも異彩を放っている。いつもは、寡黙だがきらりと光るいぶし銀のような役が多いのだが、この映画の志村は驚くほど冗舌だ。それがまた、人生の敗北者のような男なので、その冗舌さが何ともいえない空しさを感じさせるのだ。さて、「醜聞=スキャンダル」というタ...「並木座」7『醜聞』『野良犬』
黒沢明作品選(1979.11.22.)『羅生門』(50)(再)(1978.1.3.TBS)久し振りに映画館で見て、モノクロ画面のライティングの妙を再確認。この映画は、決して芸術作品などではなく一級の娯楽作であると改めて感じた。三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬の4人が、自分の都合のいいように証言し、それが再現されるから、それぞれの演技も4通り見られるというお得映画なのだ。三船が何を言っているのか分からないことがあり、時に滑稽に映るところもある。そして、一体どれが真実なのか…という推理劇としての面白さもある。出演時は「何が何だかわけが分からない映画だった」とボロクソにけなしながら、この映画がベネチア映画祭でグランプリを取ると、いきなり「羅生門に出た上田吉二郎」と刷った名刺を配ったという怪優・上田吉二郎伝説も...「並木座」2『羅生門』『デルス・ウザーラ』
『生きる』(1980.11.21.並木座.併映『酔いどれ天使』)とにかく素晴らしい。この映画には主張がある。哲学がある。そして「生きるとは?」という永遠の疑問に対する黒澤明の答えとも取れる。ただ実直に役所勤めをしてきた定年間際の市民課の課長・渡辺勘治(志村喬)。彼は、自分ががんで余命いくばくもないことを知り、自分の歩んできた道が、いかに空虚なものであったかに気付く。そして、そんな彼にとっては、息子(金子信雄)もその嫁も、職場の同僚たちも、もはや遠い存在となっていた。ヤケになった勘治は、知り合った小説家(伊藤雄之助)に誘われるままに、飲めない酒を飲み、パチンコをし、ダンスをし、新しい帽子を買い、ストリップに興奮し、ピアノの伴奏に合わせて涙ながらに「ゴンドラの唄」を歌い…と、これまで全くしたことがないことをし...『生きる』
『銀嶺の果て』(47)(1982.5.20.池袋文芸地下.「志村喬追悼特集」併映は『野良犬』)銀行強盗の三人組が北アルプスに逃げ込んだ。その一人の高杉(小杉義男)は雪崩に巻き込まれたが、残った野尻(志村喬)と江島(三船敏郎)は、雪に埋れた山小屋を発見する。そこでは、老人(高堂国典)とその孫の少女(若山セツ子)と、本田(河野秋武)という登山家が生活していた。谷口千吉の監督デビュー作で、脚本と編集を黒澤明が担当したというので、期待を持って見たのだが、いかんせんフィルムが古過ぎて、しかも保存も悪いらしく、途中で何度もプツリ、プツリと切れるのである。これはたまらない。せっかく盛り上がりかけたシーン、あるいはいいセリフが、妙なテンポになったりして、何だか間が抜けた感じになってしまった。しかも、映画の内容も、人物描写...『銀嶺の果て』
『愛と憎しみの彼方へ』(51)(日本映画専門チャンネル)北海道網走刑務所から、模範囚だったオホツク不動こと坂田五郎(三船敏郎)ら、6人が脱獄する。看守長の久保(志村喬)は、生疵の助こと鎌田与助(小沢栄太郎)が、囚人仲間の伊達(木村功)を使って、坂田の妻まさ江(水戸光子)が医師の北原(池部良)と不倫関係にあるといううそを教えたため、坂田がそれを確かめたい一心で、脱獄の首謀者となったことを知り、坂田の後を追う。寒川光太郎の原作を谷口千吉と黒澤明が共同で脚色し、谷口が監督した映画で、東宝争議のため、映画芸術協会製作となっているが、おかしなところがたくさんある映画だった。脱獄した夫がやって来ると思われる山小屋を、子どもを連れて北原と一緒に訪れるまさ江。これでは不倫を疑われても仕方がない。それを見た坂田は2人の関係...『愛と憎しみの彼方へ』
『恐怖の時間』(64)(2011.7.1.神保町シアター)原作はエド・マクベインの87分署シリーズの『殺意の楔』。87分署シリーズは、学生時代に読みふけっていたので、この映画の存在を知って以来、ずっと見たかったのだが、なかなかかなわなかった。今回、やっと見られたわけだが、同じくマクベインの『キングの身代金』を原作に、同時期に映画化した黒澤明の『天国と地獄』(63)同様、原作の設定だけを借りて日本(東宝)流にアレンジしていた。例えば、原作では犯人は女で、恋人は獄死したのだが、この映画では設定を変えている。麻薬取引の現場で、恋人(田村奈巳)を山本刑事(加山雄三)に射殺された男(山崎努)が、恨みを晴らすために、拳銃とニトログリセリンと称する液体の入ったビンを持って渋谷・宮益坂署の刑事部屋に立てこもる。ところが肝...『恐怖の時間』
『悪の紋章』(64)(日本映画専門チャンネル)城南署の警部補・菊地正明(山崎努)は、悪徳警察官の汚名を着せられ、服役する。出所後、菊地は稲村清一と名を変え、自分を陥れたヤクザの花井(清村耕次)、会社社長の柴田(戸浦六宏)、自分を裏切った妻の恵美子(北あけみ)らに対して、復讐を誓う。そして、自分が転落するきっかけとなった事件の裏に潜む巨悪との対決を決意する。橋本忍の同名小説を、橋本自身と広沢栄、監督の堀川弘通が共同で脚色。撮影は逢沢譲(時折、素晴らしいショットがある)、音楽は黛敏郎。松本清張ばりの社会派推理ドラマの線を狙っているが、凝り過ぎて説明(ナレーション、モノローグ)過多になり、テンポが悪く、とても長く感じた。黒澤明(例えば『悪い奴ほどよく眠る』(60)『天国と地獄』(63))になれなかった堀川弘通、...『悪の紋章』
『姿なき目撃者』(55)『三十六人の乗客』(57)に続いて、珍しい映画を発見した。新宮綾子(久慈あさみ)は、内縁関係にある権藤(進藤英太郎)の目を盗んでは、自宅でダンス教師の魚住(徳大寺伸)と密会している。訳ありの女中の千代(越路吹雪)は、カメラ好きの隣家の少年・譲二(久保賢)を利用し、彼に密会の証拠写真を撮らせて、権藤に見せるが…。渡辺啓助の探偵小説『浴室殺人事件』を映画化。『ゴジラの逆襲』(55)の脚本を書いた日高繁明が脚色し、第一回監督作品とした。製作は田中友幸、撮影は三浦光雄、音楽は三木鶏郎。舞台は、大きな教会が目立つ昭和30年の桜新町。ほとんどが、マダムと呼ばれる綾子の住むぜいたくな家(親か前夫が遺したものか)と、譲二が母(村瀬幸子)と二人で住むそれなりに大きな家(蔵書などを見ると、多分、亡くな...『姿なき目撃者』
どうも。安倍晋三が「日本のケネディ」と呼ばれるのも、安倍昭恵が「日本のジャクリーン」と呼ばれるのも嫌です。 それはさておき、映画の感想文を書きます。今回は『鴛…
再)パレイドリアンの視る志村喬さん(出演:かっちゃん様)(Series394)
400回記念再掲載です。 初回公開:3/22 7:00 冬眠からお目覚めの かっちゃん 故・志村喬さん 反転させて横顔比較。 志村喬(しむらたかし)さん(1905〜1982) 亡くなられて40年も経つので、それなりの年齢の方、もしくは古い映画マニアの方以外は、ご存知な...
本日、3月12日は名優・志村喬のお誕生日です。1905年生。 てなワケで氏の出演作を取り上げるイベント特別枠……と言いつつ今月の月形龍之介生誕120周年祭の一環でもあったりして。 『人斬り笠』 概要 大川橋蔵主演『血煙り笠』(1962年)の姉妹篇。 大友柳太朗演じる人斬り浪人・仏の甚十郎が主役となり橋蔵はトメの準主演格に。凄腕の強敵として月形龍之介、善玉の親分役で志村喬が脇を固める。 ストーリー...