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『隠し砦の三悪人』(58)戦国時代、秋月家の武将・真壁六郎太(三船敏郎)は、生き残った雪姫(上原美佐)と隠し砦に潜んでいた。六郎太たちは、一獲千金をもくろむ農民の太平(千秋実)と又七(藤原釜足)に軍用金の黄金を背負わせて敵陣を突破し、友好国へ逃げ込もうとするが…。次々にふりかかる絶体絶命の危機を大胆に切り抜けていくハラハラドキドキの大脱出劇。『スター・ウォーズ』(77)のジョージ・ルーカスをはじめ、多くの映画作家に影響を与えた、黒澤明監督の傑作時代劇。佐藤勝の音楽も素晴らしい。(94.11.)もはや新たに書くことなどないと思うほど、もう何度も見ているというのに、またしても面白かった。これは一体どういうことなのだ。ところで、今回は、レナード・マルティンの『MOVIESGUIDE』で、この映画についての「三船...「BSシネマ」『隠し砦の三悪人』
『生きる』(1980.11.21.並木座.併映『酔いどれ天使』)とにかく素晴らしい。この映画には主張がある。哲学がある。そして「生きるとは?」という永遠の疑問に対する黒澤明の答えとも取れる。ただ実直に役所勤めをしてきた定年間際の市民課の課長・渡辺勘治(志村喬)。彼は、自分ががんで余命いくばくもないことを知り、自分の歩んできた道が、いかに空虚なものであったかに気付く。そして、そんな彼にとっては、息子(金子信雄)もその嫁も、職場の同僚たちも、もはや遠い存在となっていた。ヤケになった勘治は、知り合った小説家(伊藤雄之助)に誘われるままに、飲めない酒を飲み、パチンコをし、ダンスをし、新しい帽子を買い、ストリップに興奮し、ピアノの伴奏に合わせて涙ながらに「ゴンドラの唄」を歌い…と、これまで全くしたことがないことをし...『生きる』