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『銀嶺の果て』(47)(1982.5.20.池袋文芸地下.「志村喬追悼特集」併映は『野良犬』)銀行強盗の三人組が北アルプスに逃げ込んだ。その一人の高杉(小杉義男)は雪崩に巻き込まれたが、残った野尻(志村喬)と江島(三船敏郎)は、雪に埋れた山小屋を発見する。そこでは、老人(高堂国典)とその孫の少女(若山セツ子)と、本田(河野秋武)という登山家が生活していた。谷口千吉の監督デビュー作で、脚本と編集を黒澤明が担当したというので、期待を持って見たのだが、いかんせんフィルムが古過ぎて、しかも保存も悪いらしく、途中で何度もプツリ、プツリと切れるのである。これはたまらない。せっかく盛り上がりかけたシーン、あるいはいいセリフが、妙なテンポになったりして、何だか間が抜けた感じになってしまった。しかも、映画の内容も、人物描写...『銀嶺の果て』
『愛と憎しみの彼方へ』(51)(日本映画専門チャンネル)北海道網走刑務所から、模範囚だったオホツク不動こと坂田五郎(三船敏郎)ら、6人が脱獄する。看守長の久保(志村喬)は、生疵の助こと鎌田与助(小沢栄太郎)が、囚人仲間の伊達(木村功)を使って、坂田の妻まさ江(水戸光子)が医師の北原(池部良)と不倫関係にあるといううそを教えたため、坂田がそれを確かめたい一心で、脱獄の首謀者となったことを知り、坂田の後を追う。寒川光太郎の原作を谷口千吉と黒澤明が共同で脚色し、谷口が監督した映画で、東宝争議のため、映画芸術協会製作となっているが、おかしなところがたくさんある映画だった。脱獄した夫がやって来ると思われる山小屋を、子どもを連れて北原と一緒に訪れるまさ江。これでは不倫を疑われても仕方がない。それを見た坂田は2人の関係...『愛と憎しみの彼方へ』
映画を繋げてレビューしていくブログ! 3月の月形祭りを終えてぐったり……ほぼ毎日更新みたいな荒行はズボラ人間のアタクシにはハードワークでありました。 まっ、やらなきゃいけないコトなんて世の中にはありません。観なきゃいけない映画なんてこの世に1本だって存在しないのと同じこと。それでも好きだから映画観まくるのが業(ごう)というモノで。お付き合い下さる業の深い方は引き続きよろしくお願いいたします。 前『関八...
本日12月24日は何の日? そうですね世界のミフネこと三船敏郎の命日です! とゆーワケで繋がり映画リレーは置いといて三船敏郎主演作のレビューをぶっ込みます!! 『黒帯三国志』 概要 ミフネ版『姿三四郎』みたいな柔道アクション映画が存在したのだ! ストーリー 北九州の正風館道場で“小天狗”と称される強者の小関昌彦(三船敏郎)。真面目なカタブツだがボクシング野郎に道場を侮辱されては我慢もならず、...