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『ちいさこべ』(62)(1999.2.2.)U-NEXT江戸の大火で両親を失い、裸一貫となった大工の若棟梁・大留の茂次(中村錦之助)が、焼け出された浮浪児たちを育てるおりつ(江利チエミ)と共に焼野の江戸に雄々しく立ち上がる姿を描いた山本周五郎の同名小説を田坂具隆監督が庶民の人情や哀歓を絡めて味わい深くつづった人間味あふれる名編。ついに待望のビデオ化がかない、見たくてたまらなかった幻の映画を見られた喜び。そしてその期待を決して裏切らなかった作り手たちへの信頼増。やっぱり錦之助には江戸っ子の心意気を持った職人がよく似合う。それにしても周五郎の原作短編をよくも3時間近くの長尺として映画化したものだとつくづく思う。まあその分、多少ストーリーが重苦しく長く感じられるところはあったが、逆に原作には登場しない利吉という...『ちいさこべ』
【コンサート感想】カーチュン・ウォン/小林美樹/日本フィルでチャイコフスキーとムソルグスキー
本日(3/1)と5/25の日本フィル「名曲コンサート」をセットで購入すると、3割以上の値引きをしてくれるということで、つい買い求めてしまった。もちろん廉価と…
🎦今日ののぶちゃんの映画鑑賞録は、1966年に公開された特撮時代劇映画『大魔神』の当時のTV放映からによる回顧録や、配信先動画視聴(UーNEXT)からの感想・考察を投稿しています。【大魔神:作品の概要】『大魔神』は、1966年に大映京都撮影所で製作され、時代劇と特撮が巧みに融合された映画作品です。本作以外の『大魔神怒る』(だいまじんいかる)、『大魔神逆襲』(だいまじんぎゃくしゅう)の3作とも1966年に大映京都撮影所で...
『ゴジラ』(54)ゴジラ生誕70周年記念上映https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/cdab25e1ea54ad7d8af8021f131b5691「BSシネマ」『ゴジラ』
[TV]NHK Eテレ「ゴジラのテーマをつくった男 作曲家・伊福部昭」』10月19日再放送
NHKで1997年に放送された『ETV特集「ゴジラのテーマをつくった男 作曲家・伊福部昭」』がNHK Eテレで2024年10月19日(土)午後10:00~ 午後10:45再放送。伊福部昭が大戦中、故郷北海道で作曲した幻の協奏曲「ピアノと管弦楽のための協奏風交響曲」。焼失したと言われていた楽譜がNHKの資料室に眠っていた。番組ではレコーディングに立ち会う伊福部に密着、その音楽の魅力を探ります。...
ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」9月『ゴジラVSビオランテ 4Kデジタルリマスター版』10月『三大怪獣 地球最大の決戦 4Kデジタルリマスター版』
『ゴジラVSビオランテ』(89)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/cb3f27db50a70d209ce435301625c541『三大怪獣地球最大の決戦』(64)小学生の時に見た映画1971https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ea3665880b57a36218f3cf0feede938a『るろうに剣心伝説の最期編』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f84aa25c695791386ab6a25f396277b5AllAboutおすすめ映画https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0f6d38477ea8b3a216c1245474a85b4dゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」9月『ゴジラVSビオランテ4Kデジタルリマスター版』10月『三大怪獣地球最大の決戦4Kデジタルリマスター版』
ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」7月『ゴジラ』(『ゴジラ-1.0/C』)
TOHOシネマズ5劇場でゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」実施https://www.tohotheater.jp/theater/081/info/event/godzilla-theater.html『ゴジラ』(54)偶然時間ができたので、TOHOシネマズ日比谷で『ゴジラ』を見る。映画館で見るのは、『ゴジラ』60周年デジタルリマスター版(2014.6.10.日比谷シャンテ)以来、10年ぶり。今回はいろんな意味でとても悲しい映画だと感じた。「音で怪獣を描いた男ゴジラVS伊福部昭」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a6e4027a83bbff8df2a5ca2759af9099東宝特撮映画の顔、宝田明https://blog.goo.ne.jp/tanar61/...ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」7月『ゴジラ』(『ゴジラ-1.0/C』)
ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」8月『キングコング対ゴジラ 4Kデジタルリマスター版』
『キングコング対ゴジラ』(62)熱海の海岸『金色夜叉』熱海城『キングコング対ゴジラ』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/3baa108c333565b98225225785611c25小学生の時に見た映画1970https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/23101a1c64de2d658d0a91d9c0ca1362『キングコング対ゴジラ<完全版>4Kデジタルリマスター』ゴジラシリーズの脚本・関沢新一https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/15933c015f12ba350b0c9e78bb82c1d71960年代邦画ベストテンその1『用心棒』『キングコング対ゴジラ』『私は二歳』『天国と地獄』『飢餓海峡』https://blo...ゴジラ生誕70周年記念上映「ゴジラ・シアター」8月『キングコング対ゴジラ4Kデジタルリマスター版』
伊福部昭「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏狂詩曲」でゴジラと遭遇す
ゴジラがアカデミー賞をとっちゃった(?)ために便乗ネタになりそうですが…伊福部昭先生の作品についての投稿でも(これでも投稿する時期をちょっとズラしたんですよ😄) 伊福部昭「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏狂詩曲」 井上喜惟(指揮)・久保田巧(ヴァイオリン)・アルメニアフィル 収録作...って見づらいですね(苦笑) 伊福部昭の作品には日本的な面とより広い意味でのアジア的な面、さらにスラブ的な面をも持ち合わせているとよく言われ、いかにも日本的な作品と思わせる一方で普遍的なクラシック作品としての魅力も備えていると思います。 彼の作品に関して評論家の片山杜秀氏が以下のようなことを書いていたのが印象に残…
“原爆の父”を描いた『オッペンハイマー』と、原水爆実験が生んだ『ゴジラ』が同じ土俵に立ち、ともに賞を受けたことに感慨を覚える。「祝『ゴジラ-1.0』アカデミー特殊効果賞受賞」というわけでもないが、「音で怪獣を描いた男ゴジラVS伊福部昭」という、2014年にNHKが製作した番組を見た。『ゴジラ-1.0』でも伊福部の音楽が流れた。伊福部は、いわずもがなの、第一作の『ゴジラ』(54)から、数々のゴジラ映画で音楽を担当した作曲家。番組では、なぜ伊福部の音楽は愛され続けるのか?をテーマに、佐野史郎をナビゲーターとして、60年生き続けるゴジラ音楽がいかにして生まれたのか、その誕生秘話から完成までのプロセスを担当者の証言と再現ドラマを交えて振り返っていた。アイヌ文化や神楽の影響、ゴジラの鳴き声はコントラバスなど、知って...「音で怪獣を描いた男ゴジラVS伊福部昭」
江別の新店「らーめん しょう」で舌鼓!♪伊福部/ロンド・イン・ブーレスク
明日月曜日は店が定休日なので、食べたくなっちゃう人のために明日ではなく今日のうちに報告しちゃう親切な私って話
『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』(66)(1966.4.大井町スズラン座.併映は『ジャングル大帝』『つるのおんがえし』)続けて、久しぶりにNetflixで見た。日米合作映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』(65)の姉妹編。前作同様、監督・本多猪四郎、特技監督・円谷英二、脚本・馬淵薫、音楽・伊福部昭。前作で死んだはずのフランケンシュタインが、細胞分裂して巨大化。山の怪獣サンダと海の怪獣ガイラというクローン兄弟となった。かつてフランケンシュタインを飼育研究していたスチュワート博士(ラス・タンブリン)と助手のアケミ(水野久美)がその謎を解こうとする中、人を襲うガイラとそれを止めようとする心優しいサンダという対照的な"兄弟"が死闘を繰り広げる。この映画のモチーフは、神話の『海彦山彦』。伊福部の不気味...『フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ』
『フランケンシュタイン対地底怪獣』(65)(1971.4.8.木曜映画劇場)Netflixで久しぶりに見た。太平洋戦争末期、ドイツから潜水艦で日本に運び込まれたフランケンシュタインの不死身の心臓が、広島への原爆投下で行方不明となる。戦後の広島で、人間化し、異常な成長を遂げたフランケンシュタイン(古畑弘二)が発見され、研究施設に保護されるが、彼は、自ら手首を切断して脱走する。食料を求めて、北上するフランケンシュタイン。同じ頃、秋田油田の地底から肉食の巨大怪獣バラゴンが出現した。白根山中で鉢合わせたフランケンシュタインとバラゴンは、死闘を繰り広げる。東宝と米ベネディクト・プロとの合作。主役のボーエン博士を演じたニック・アダムスは、『怪獣大戦争』(65)では、宇宙飛行士のグレンを演じている。共演に高島忠夫と水野...『フランケンシュタイン対地底怪獣』
『徳川家康』(65)(1983.1.1.テレビ東京)黒澤明の『蜘蛛巣城』(57)を見た後だからなのか、ひどく時代がかった映画という感じがした。力作ではあるのだろうが、人物の描き方が何とも古くさく見えてしまった。伊藤大輔の作品はあまり見たことがなかったので、期待していたのだが残念だった。もっとも、伊藤の本来の実力は、サイレントからトーキーの初期にこそ発揮されていたようだから、晩年のこの映画だけで評価を下してしまうのは違うとは思うのだが…。この映画は、徳川家康(北大路欣也)と織田信長(中村錦之助)の人生を、織田と今川に挟まれた松平家の視点で、家康(竹千代)の出生前から桶狭間の戦いまでが描かれる。つまり、タイトルは“家康”なのに、主役は信長という妙なバランスのものになっているのだ。そこも違和感を覚えた理由の一つ...「BS日テレ」『徳川家康』