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11月のN響Aプロは井上道義指揮で、伊福部昭のシンフォニア・タプカーラとショスタコーヴィチの交響曲第10番ホ短調作品93でした。 井上の指揮は76歳の年齢に似合わぬダイナミックなもので、時に見得を切るようにも感じられます。 24年に引退を表明していますが、まだまだ振れる。 ゴジラでおなじみの伊福部昭ですが、シンフォニア・タプカーラは民謡を思わせ…
『銀嶺の果て』(47)(1982.5.20.池袋文芸地下.「志村喬追悼特集」併映は『野良犬』)銀行強盗の三人組が北アルプスに逃げ込んだ。その一人の高杉(小杉義男)は雪崩に巻き込まれたが、残った野尻(志村喬)と江島(三船敏郎)は、雪に埋れた山小屋を発見する。そこでは、老人(高堂国典)とその孫の少女(若山セツ子)と、本田(河野秋武)という登山家が生活していた。谷口千吉の監督デビュー作で、脚本と編集を黒澤明が担当したというので、期待を持って見たのだが、いかんせんフィルムが古過ぎて、しかも保存も悪いらしく、途中で何度もプツリ、プツリと切れるのである。これはたまらない。せっかく盛り上がりかけたシーン、あるいはいいセリフが、妙なテンポになったりして、何だか間が抜けた感じになってしまった。しかも、映画の内容も、人物描写...『銀嶺の果て』
『愛と憎しみの彼方へ』(51)(日本映画専門チャンネル)北海道網走刑務所から、模範囚だったオホツク不動こと坂田五郎(三船敏郎)ら、6人が脱獄する。看守長の久保(志村喬)は、生疵の助こと鎌田与助(小沢栄太郎)が、囚人仲間の伊達(木村功)を使って、坂田の妻まさ江(水戸光子)が医師の北原(池部良)と不倫関係にあるといううそを教えたため、坂田がそれを確かめたい一心で、脱獄の首謀者となったことを知り、坂田の後を追う。寒川光太郎の原作を谷口千吉と黒澤明が共同で脚色し、谷口が監督した映画で、東宝争議のため、映画芸術協会製作となっているが、おかしなところがたくさんある映画だった。脱獄した夫がやって来ると思われる山小屋を、子どもを連れて北原と一緒に訪れるまさ江。これでは不倫を疑われても仕方がない。それを見た坂田は2人の関係...『愛と憎しみの彼方へ』
*波静かな浦賀水道の海面が突然大きく盛り上がった。黒い巨大な怪獣が出現した。 なんだ! ゴジラだ ‼️ 1954年(昭和29年)東宝『ゴジラ』 本多猪四郎監督/円谷英二特撮/伊福部昭音楽 ゴジラ・シリーズはここから始まった。 主演を務めたのが宝田明さんでした。 共演=河内...