『NHKスペシャル ・未解決事件 』「松本清張と「小説」帝銀事件」第1部 事件と清張の闘い」
1957年、松本清張(大沢たかお)が、次なる題材として注目していたのが12人が毒殺された「帝銀事件」だった。逮捕された画家・平沢貞通(榎木孝明)は、真犯人ではないと考えた清張は、文藝春秋編集長の田川博一(要潤)と共に、独自に取材を開始。やがて警察が軍関係者を追っていた事実を突き止め、事件の底知れぬ闇へと分け入っていく。清張が、軍関係(731部隊)やGHQへ肉迫していく様子を、ドラマ形式で描いた力作。脚本は安達奈緒子。最初は、清張役には…と思った大沢が、徐々に違和感がなくなっていったのが意外だった。ノンフィクションではなく、『小説帝銀事件』という形で発表したことを良しとしなかった清張は、後に、帝銀事件も含めたノンフィクション『日本の黒い霧』を書き上げる。帝銀事件を描いた映画には、熊井啓の監督デビュー作で、信...『NHKスペシャル・未解決事件』「松本清張と「小説」帝銀事件」第1部事件と清張の闘い」
2022/12/30 11:50