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『ミザリー』(90)作り手と受け手との厄介な関係https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/aed8dd6eef7b6c798c0166e46c509fab「BSシネマ」『ミザリー』
『恐怖の時間』(64)(2011.7.1.神保町シアター)原作はエド・マクベインの87分署シリーズの『殺意の楔』。87分署シリーズは、学生時代に読みふけっていたので、この映画の存在を知って以来、ずっと見たかったのだが、なかなかかなわなかった。今回、やっと見られたわけだが、同じくマクベインの『キングの身代金』を原作に、同時期に映画化した黒澤明の『天国と地獄』(63)同様、原作の設定だけを借りて日本(東宝)流にアレンジしていた。例えば、原作では犯人は女で、恋人は獄死したのだが、この映画では設定を変えている。麻薬取引の現場で、恋人(田村奈巳)を山本刑事(加山雄三)に射殺された男(山崎努)が、恨みを晴らすために、拳銃とニトログリセリンと称する液体の入ったビンを持って渋谷・宮益坂署の刑事部屋に立てこもる。ところが肝...『恐怖の時間』
誘拐犯と捜査陣の息詰まる対決を描いた、黒澤明によるサスペンス映画の金字塔『天国と地獄』
久しぶりに、10年ぶりくらいかなぁ…。いやもっと前か。久々にクロサワの映画を観ました。今回観た『天国と地獄』は、エド・マクベインの原作「キングの身代金」を黒澤明が映画化した作品。全編に渡って圧倒的な緊張感が溢れ、特に身代金奪取の意外なトリックシーンは圧