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共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はイギリスにも渡辺勘治がいた!黒澤明の名作をリメークした『生きるLIVING』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1379664【ほぼ週刊映画コラム】『生きるLIVING』
『生きるLIVING』(2022.11.2.よみうりホール.東京国際映画祭)今年の東京国際映画祭のクロージング作品。黒澤明の名作『生きる』(52)が、第2次世界大戦後、1952年のイギリスを舞台にしてよみがえった。『生きる』の主人公・渡辺勘治(志村喬)にあたるウィリアムズ役にビル・ナイ。脚本はノーベル賞作家のカズオ・イシグロ。監督はオリバー・ハーマナス。エイミー・ルー・ウッド、アレックス・シャープほかの共演。とにかくナイが素晴らしい。時代設定を、わざわざ『生きる』が作られた頃と時を同じくすることで、同時期の日英両国の比較が楽しめ、「イギリスにも渡辺勘治がいた!」と思わせてくれた。設定や物語は、ほぼオリジナル通りだが、例えば、勘治が歌う「ゴンドラの唄」は、ウィリアムズが歌うスコットランド民謡「OhRowan...『生きるLIVING』