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映画の王様 https://blog.goo.ne.jp/tanar61

映画のことなら何でも書く映画ライターのブログです。

新作映画、映画コラム、名画投球術、雄二旅日記ほか 『ほぼ週刊映画コラム』 http://tvfan.kyodo.co.jp/category/feature-interview/column/week-movie-c

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2014/07/20

  • 『水は海に向かって流れる』

    『水は海に向かって流れる』(2023.4.18.オンライン試写)高校通学のため、叔父の家に居候をすることになった直達(大西利空)。だが雨の中、駅に迎えにきた榊さん(広瀬すず)に案内されたシェアハウスには、26歳のOLの榊さん、脱サラした漫画家の叔父・茂道(高良健吾)のほか、女装の占い師・颯(戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授の成瀬(生瀬勝久)が住んでいた。さらには、拾った猫のムーを気にしてシェアハウスを訪れるようになった直達の同級生で颯の妹の楓(當真あみ)も加わり、予想外の共同生活が始まる。いつも不機嫌だが、気まぐれにおいしいご飯を振る舞ってくれる榊さんに淡い恋心を抱き始める直達だったが、なぜか「恋愛はしない」と宣言する彼女との間には、思いも寄らぬ因縁があった。田島列島の同名コミックを前田哲監督、大島里美...『水は海に向かって流れる』

  • 「BSシネマ」『小さな恋のメロディ』

    『小さな恋のメロディ』(71)「メロディ・フェア」「Fのロマンス・テーマ」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/efea4ffa5306b5216c121b6566fc1f03「BSシネマ」『小さな恋のメロディ』

  • ドゥービー・ブラザーズ結成50周年

    ドゥービー・ブラザーズ結成50周年のリユニオン・ツアーが開催中。今回の目玉はトム・ジョンストンとマイケル・マクドナルドの競演。行きたいが値段が高過ぎる…。最後に彼らを見たのはもう30数年前のことになる。「THEDOOBIEBROTHERSCYCLES」(1989.11.22.代々木オリンピックプール)まさに滑り込みで会場に駆け込むと、いきなり「ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ」が始まった。席の都合上、豆粒ほどにしか見えないが、まさしく歌っているのはトム・ジョンストン率いるドゥービー・ブラザースの面々だ。ここから先は、「希望の炎=ジーザス・イズ・ジャスト・オールライト」「ブラック・ウォーター」「ザ・ドクター」「エコーズ・オブ・ラブ」「君の胸に抱かれたい=テイク・ミー・イン・ユア・アームズ」「チャイナ・グロー...ドゥービー・ブラザーズ結成50周年

  • 「BSシネマ」『ベニスに死す』

    『ベニスに死す』(71)『世界で一番美しい少年』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/91d5a3fa42e9fd7602aaa32a251c34db『ベニスに死す』ニセ淀川長治https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9f06a934bd133528d6399c1be99cb1e2「BSシネマ」『ベニスに死す』

  • 脚本・竹山洋 映画編『うれしはずかし物語』『四十七人の刺客』『SABU ~さぶ~』

    『うれしはずかし物語』(88)(1995.7.)何の気なしに見始めたのだが、中年夫婦(寺田農と実に色っぽい本阿弥周子)それぞれの浮気のやり取りを半ばポルノチックに、しかもコメディタッチで見せる、語り口の面白さに誘われて、結局最後まで見てしまった。これは誰ぞ名のある者の仕業に違いないと思ったら、監督・東陽一、脚本・竹山洋だった。にっかつロマンポルノ終焉前の佳作と言えるのではないか。『四十七人の刺客』(94)(1994.12.8.日劇東宝)これまで「忠臣蔵」に関する芝居や映画やドラマは一体どのぐらい作られたのだろうか。およそ300年前の出来事なのに、これほど日本人の中に浸透している事件も珍しい。しかも、目撃者は誰もいないし、真実を知っている者もいない。つまり、浅野内匠頭の江戸城松の廊下での吉良上野介への刃傷、...脚本・竹山洋映画編『うれしはずかし物語』『四十七人の刺客』『SABU~さぶ~』

  • 脚本・竹山洋 ドラマ編

    松本清張「砂の器」(91)今西栄太郎(田中邦衛)吉村弘(伊原剛志)和賀英良(佐藤浩市)監督:池広一夫(11)吉村弘(玉木宏)和賀英良(佐々木蔵之介)今西栄太郎(小林薫)監督:藤田明二この原作を基に2本別々のドラマの脚本を書いたのは、竹山ただ一人だろう。2本目の主役は今西ではなく、吉村になっている。清張物の脚本では「点と線」(07)も書いている。ヒロインと弟役が重要な役割を果たす「竹中直人+竹山洋の三部作」大河ドラマ「秀吉」(96)妻のおね役は沢口靖子、弟の秀長役は高嶋政伸「坊さんが、ゆく」(98)ヒロイン役は沢口、弟役は長嶋一茂「菜の花の沖」(00)高田屋嘉兵衛(竹中)、妻役に鶴田真由、弟の金兵衛役に筧利夫大河ドラマはもう一本『利家とまつ~加賀百万石物語~』(02)がある。https://blog.goo...脚本・竹山洋ドラマ編

  • 「驚きももの木20世紀」「遥かなるメジャーリーグ 江夏豊・ジャッキー・ロビンソン」

    「驚きももの木20世紀」「遥かなるメジャーリーグ江夏豊・ジャッキー・ロビンソン」(1995.10.13.)ロサンゼルス・ドジャースの野茂英雄の活躍にあやかって、こうしてメジャーリーグ関連の番組が作られるのはうれしいのだが、逆にそこからメジャーリーグの暗部が見えてくるところもある。例えば、タイ・カッブ、ベーブ・ルースらは、不世出のプレーヤーだが、1人の人間としては決して褒められたものではなかった。黒人初のメジャーリーガー、ブルックリン・ドジャースのジャッキー・ロビンソンの存在、忍耐、勇気、影響などはどれも素晴らしいのだが、彼の登場は約50年前、つまりメジャーリーグのおよそ130年の歴史の半分以上は、白人だけで行われていたことが分かる。ロベルト・クレメンテ。今でこそラテン、ヒスパニック系の選手たちは珍しくもな...「驚きももの木20世紀」「遥かなるメジャーリーグ江夏豊・ジャッキー・ロビンソン」

  • 「BSシネマ」『42~世界を変えた男~』

    『42~世界を変えた男~』(13)チャドウィック・ボーズマンジャッキー・ロビンソンとジェームス・ブラウンを演じた男https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d54c9022bea21d1f91cc2d297fb1496b「映画で見る野球その1」『打撃王』『甦る熱球』『42~世界を変えた男~』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/031d59decb01df8fc64df847f7a96531【映画コラム】『42~世界を変えた男~』ほか、伝記映画が目白押しhttps://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/57923/2「BSシネマ」『42~世界を変えた男~』

  • ビデオ通話で西部劇談議『牛泥棒』

    今回のお題は、ウィリアム・A・ウェルマン監督、ヘンリー・フォンダ主演の『牛泥棒』(43)。日本では劇場未公開の作品で、長い間“伝説”になっていたが、今はBSで頻繁に放送され、DVDも出ている。いい映画だが、あまりにも暗く、後味も悪い。この映画のフォンダは、冤罪に異を唱えない傍観者の役。その後悔が、後に『十二人の怒れる男』(57)の一人だけ無罪を主張する陪審員役につながったと考えると面白い。それにしてもこの邦題はひどい。原題の「オックスボー事件」のままでよかったのではないか。「BSシネマ」『牛泥棒』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ece23e0e3797582cf82b0e8a091db19e『十二人の怒れる男』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/...ビデオ通話で西部劇談議『牛泥棒』

  • 「羽生善治 52歳の格闘 ~藤井聡太との七番勝負~」(NHK)

    現在の将棋界で無敵の強さを誇る藤井聡太六冠(20歳)が、思わぬ苦戦を強いられた王将戦七番勝負。立ちはだかったのは復調を果たした「レジェンド」羽生善治九段(52歳)だった。AIを駆使して研究を深め、正確無比な読みを誇る藤井。対する羽生は、藤井の経験が少ない作戦を採用、得意とする複雑な展開に持ち込む。両者の持ち味が存分に発揮された「天才対決」。熱戦の舞台裏で何が起こっていたのか、羽生の証言を軸に解き明かす。年齢も、経験も、背景も全く違う2人の対決の様子を興味深く見た。羽生が藤井を称して、「どんなところに球を投げても打たれてしまう感じがする」と語っていたのが面白かった。『聖(さとし)の青春』(17)では、東出昌大が羽生を演じていた。【コラム】「将棋に人生を懸けた男たち」将棋映画https://blog.goo....「羽生善治52歳の格闘~藤井聡太との七番勝負~」(NHK)

  • 『ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション 挑戦の舞台裏~』(NHK)

    庵野秀明監督の『シン・仮面ライダー』の製作現場に密着。新たなヒーローアクションに挑んだクリエーターたちの2年間の記録。主人公・本郷猛を演じた池松壮亮の頑張り、庵野監督とアクション監督の田渕景也との対立など、映画製作の裏側を知らされた。それにしても、監督とはつくづくわがままな輩だと思う。関係者へのインタビューなどの取材もそうだが、こうしたメーキング物を見ると、完成した映画の出来や好みとは別の感情が湧いて困るところがあるが、今回もそうだった。これを踏まえて、もう一度見直してみようかと思わせれば、よくできたドキュメンタリーということになるだろう。『シン・仮面ライダー』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/07a793b5e838aa3c4cd17ad9ca48e672『ドキュメント「シン・仮面ライダー」~ヒーローアクション挑戦の舞台裏~』(NHK)

  • 「タイムマシーンにお願い」(89~93)

    物理学者のサム・ベケット博士(スコット・バクラ)は砂漠に建てられた研究所でタイムトラベルの研究に没頭していた。しかし政府が助成金の打ち切りを表明。サムは自分の研究の価値を証明すべく、未完成のタイムマシンに試乗し、姿を消す。気がつくとサムはタイムスリップし、別人の体に乗り移っていた。主人公のサムがクォンタム・リープ(量子跳躍)というタイムトラベルを繰り返し、その時代の名もなき人々を助けるSFドラマ。サムはタイムリープによって精神(または魂)のみが過去の人物と入れ替わり、何らかの使命を果たすことで次のリープへと移ることを繰り返す。タイムリープは「ジギー」と呼ばれるコンピューターが管理しており、サムの相棒のアル(ディーン・ストックウェル)は、サムにしか見えないホログラムとして登場し、ジギーの予測などを伝えてサム...「タイムマシーンにお願い」(89~93)

  • 『續姿三四郎』

    『續姿三四郎』(45)(1991.11.8.)自分にとっての黒澤明作品で、『一番美しく』(44)とともに未見だったこの映画を、やっとビデオで見ることができたのだが、残念ながら、随分と我慢しながら見たという印象が残った。つまり、ほかのどの黒澤映画と比べても、全く不出来であったというのが偽らざる心境だった。まあ、黒澤にとっては、もともと気乗りがしない企画だったらしいし、先日見た稲垣浩監督の『江戸最後の日』(41)同様の、フィルムの悪さ、録音のひどさ、という戦時下故のマイナスを背負った不幸な映画という言い方もできるだろう。また、今や完璧主義の巨匠監督としてのイメージしか浮かばない黒澤の、若き日の模索の姿が浮かんできて、どこかほほ笑ましく感じるところもある。と、ここまで書いてきて、ではこの映画には全く見るべきとこ...『續姿三四郎』

  • 『虎の尾を踏む男達』

    『虎の尾を踏む男達』(45)(1982.11.23.)この映画は、歌舞伎の「勧進帳」と能の「安宅」が基になっているという。それ故か、古色蒼然とした印象を受けるのは否めないし、弁慶役の大河内傳次郎のセリフなどは、録音状態の悪さやフィルムの古さを差し引いたとしても、かなり分かりづらい(まあ、彼独特のセリフ回しの難解さは毎度のことであり、それが彼の個性にもなっているのだが…)。それに、歌舞伎や能についての知識があるかないかで、この映画についての感慨は全く違うものになるだろうという気もする。というわけで、終戦間際に、限られたセットで、よくこれだけのものを撮ったなあと思う半面、やはり古い映画だと思わずにはいられなかった。ところが、たった一人の俳優の存在が、この映画を忘れ難いものにした。その名はエノケンこと榎本健一。...『虎の尾を踏む男達』

  • ETV特集 黒澤明が描いた『能の美』

    黒澤明監督が、撮影を始めたものの未完に終わったドキュメンタリー映画『能の美』(83)のフィルムが残されていた。日本の伝統芸能「能」の神髄を伝えようとしたものだ。黒澤は『續姿三四郎』(45)『虎の尾を踏む男達』(45)『蜘蛛巣城』(57)『乱』(85)など、能を取り入れた作品を数多く撮ってきた。「能の美」を入り口に、俳優や関係者の証言から黒澤映画の秘密を解き明かすというもの。なかなか興味深いドキュメンタリーだった。https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/J62WVLY7Z4/『蜘蛛巣城』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/81a09e31895979e6bc445d0224ea335d『乱』https://blo...ETV特集黒澤明が描いた『能の美』

  • 『メジャーリーグ2』タカ・タナカ

    『メジャーリーグ2』で日本人メジャーリーガー、タカ・タナカを演じた石橋貴明がアーロン・ジャッジらヤンキースの選手たちに歓迎されたらしい。映画の力は大きいということか。思えばタナカは、イチローや松井秀喜や大谷翔平よりも早く、日本人野手として“メジャー入り"していた選手なのだ。『メジャーリーグ2』(94)(1994.6.27.日本劇場)前作とこの映画のモデルになった、実際のクリーブランド・インディアンスは映画の効用もむなしく相変わらず弱い。だからこそ作られた続編なのだろうが、残念ながら前作ほどの面白さはなかった。これは、前作との5年というブランクの間に、見る側の印象がいささかぼやけていたにも関わらず、話の方はブランクなく続いていたので、予習でもしない限り、見ながら各キャラクターのおさらいをしなければならなかっ...『メジャーリーグ2』タカ・タナカ

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『search #サーチ2』『ダークグラス』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はデジタルネットワークはもろ刃のつるぎ『search#サーチ2』ダリオ・アルジェント監督10年ぶりの新作『ダークグラス』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1381492【ほぼ週刊映画コラム】『search#サーチ2』『ダークグラス』

  • 「BSシネマ」『地球の静止する日』

    『地球の静止する日』(51)(1971.1.30.土曜映画劇場)ある日、謎の円盤がアメリカの首都ワシントンの上空に飛来。人の言葉を話す異星人クラトゥ(マイケル・レニー)と、巨大ロボットのゴートが出現し、周囲は騒然となる。クラトゥは、無意味な争いに明け暮れる地球の将来の危機的状況を伝えることが目的だと語るが…。宇宙平和のため、地球へ警告しに来た異星人と人類のファーストコンタクトを描いたロバート・ワイズ監督作。ワイズは「原作を読んで、原水爆や核戦争を告発する内容だと感じ、ぜひ撮りたいと思った」と語っている。そんなこの映画は、スピルバーグの『未知との遭遇』(77)など、後の多くの映画に影響を与え、キアヌ・リーブス主演の『地球が静止する日』(08)としてリメークされた。『地球の静止する日』(2009.1.8.)キ...「BSシネマ」『地球の静止する日』

  • 撮影監督ビル・バトラーの仕事3

    こういうのも撮っていた。『ホット・ショット』(91)(1992.2.18.日比谷映画.)アメリカが誇る?パロディ野郎ジム・エイブラハムズお得意の一本。今回はお仲間のザッカー・ブラザースは抜き。こちらも彼らの映画にだいぶ慣れてきたこともあり、大いに笑えるかと期待したのだが、残念ながらそれほどでもなかった。思うに、こうしたエイブラハムズ単独の映画を見ると、ザッカー・ブラザースの方が一枚上なのかと思う。同種の映画でありながら『裸の銃を持つ男』(88)方が、もっと突き抜けていて大いに笑わせてくれたからだ。ただ、こうした映画を見るたびに感じる言葉の壁の大きさは今回も同様だった。字幕を読んでから笑うのでは明らかに笑いのテンポがずれるのである。だからアメリカではもっとストレートに受けたのかもしれないとも思った。とはいえ...撮影監督ビル・バトラーの仕事3

  • 撮影監督ビル・バトラーの仕事2

    シルベスター・スタローンとは気が合ったのか。『ロッキー2』(79)(1979.11.7.渋谷スカラ座.)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b9dab2190294be7d340be9b00517b185『ロッキー3」(82)(1982.7.12.川崎グランド.)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4671af8668560f74725f00855c8bf66a『ロッキー4/炎の友情』(85)(1986.6.13.)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/da804f5f7be18494b66c20d6f952312d『ブルースが聞こえる』(88)(1988.9.20.みゆき座)https://blog.goo.ne.j...撮影監督ビル・バトラーの仕事2

  • 撮影監督ビル・バトラーの仕事1

    『死を呼ぶスキャンダル』(73)(1986.8.30.ナイトスクリーン)最高裁判事候補にまつわるスキャンダルを追う行動派のニュース・レポーター、サベージ(マーティン・ランド―)の活躍を描いたTVシリーズ用のパイロット版。監督はスティーブン・スピルバーグ。『カンバセーション…盗聴…』(73)(1984.1.14.ウィークエンドシアター)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5d28d09f859de86469874f3fc42ffb60『JAWS/ジョーズ』(75)(1976.4.12.松竹セントラル)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e3f4e551d4ef9c382ae37997f36f4764『カッコーの巣の上で』(75)(1976.9.24...撮影監督ビル・バトラーの仕事1

  • 「BSシネマ」『バラ色の選択』

    『バラ色の選択』(93)(1994.1.19.日比谷映画)ニューヨークの一流ホテルで働くダグ(マイケル・J・フォックス)の夢は、自分のホテルを持つこと。夢をかなえるためスポンサーを探していたダグは、ある大富豪(アンソニー・ヒギンズ)から愛人との密会を取り持てば、出資を考えてもいいと言われる。ダグはチャンスとばかりにスイートルームを提供するが、愛人として現れたのは、ダグがひそかに思いを寄せる女性(ガブリエル・アンウォー)だった…。先に見たメル・ギブソンの『顔のない天使』(93)が「俳優から監督に」というはやりの一端だとするなら、この映画は、もう一つのはやりである「リメークとは名乗らないが、明らかなリメークもの」の一本だった。特に、この映画の場合は、ビリー・ワイルダーの『アパートの鍵貸します』(60)からの戴...「BSシネマ」『バラ色の選択』

  • BS日テレ『ナイル殺人事件』

    昨日のBS日テレで久しぶりに78年版の『ナイル殺人事件』を見た。やはりケネス・ブラナー版よりも、こちらの方がいい。『ナイル殺人事件』(78)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/aee0aa3e6a11c6a73a06ba1b052da8f6『ナイル殺人事件』(22)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ffed11b64c52a0594a05d2ccb4ae1988BS日テレ『ナイル殺人事件』

  • 「BSシネマ」『心の旅』

    『心の旅』(91)(1991.12.18.みゆき座)エリート弁護士のヘンリー(ハリソン・フォード)は仕事のためなら冷酷な手段もいとわない傲慢な男。ある日、強盗に襲われた彼は、言語と記憶を失ってしまう。献身的に看病する妻(アネット・ベニング)や娘(ミッキー・アレン)のことも思い出せないまま退院したヘンリーは、家族や周囲の人々とのふれあいを通して、少しずつ立ち直っていく。原題は「RegardingHenry=ヘンリーのこと」。「ハリソン・フォードの演じ分けのコツはヘアスタイルの変化にある」と書いていた人がいたが、この映画などは、まさしくその通りだった。冒頭の敏腕弁護士の時は、珍しくオールバックにして、この男の持つ嫌らしさや思い上がりを強調しておいて、一転、事件後に記憶を失い、生まれ変わった際は、ソフトな真ん中...「BSシネマ」『心の旅』

  • 「BSシネマ」『ラッシュアワー』

    『ラッシュアワー』(98)舞台はロサンゼルス。中国領事の娘が誘拐され、領事は香港から捜査官のリー(ジャッキー・チェン)を呼び寄せる。部外者の介入を嫌うFBIは、ロス市警のやっかい者の刑事カーター(クリス・タッカー)を利用し、リーを捜査から遠ざけようする。武術の達人リーと口八丁で型破りなカーター。2人は、反目し合いながらも、次第に協力して犯罪組織に立ち向かうようになるが…。ジャッキーが、ようやくアメリカで大々的に認知されたバディムービー。続編となる『ラッシュアワー2』(01)、『ラッシュアワー3』(17)も製作された。『ラッシュアワー2』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f8591f8887b03593b7d3b64713cfa07a「BSシネマ」『ラッシュアワー』

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『ザ・ホエール』『AIR エア』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は他者への偏見、受容や差異についても考えさせられる『ザ・ホエール』ナイキのスタッフたちが起こした奇跡とは『AIRエア』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1380418【ほぼ週刊映画コラム】『ザ・ホエール』『AIRエア』

  • 老人グループ映画『迷子の大人たち』

    『迷子の大人たち』(92)(1993.4.7.日比谷映画)『愛と追憶の日々』(83)『月の輝く夜に』(87)『マグノリアの花たち』(89)などを思わせるような、ウエルメイドのヒューマンコメディでありながら、ただの二番煎じでは終わらない個性が出ていたのが見事だった。まず、時代設定がいい。1969年はベトナム戦争であえぐアメリカが、束の間の奇跡を得た年。アポロ11号の月着陸があり、万年下位のニューヨーク・メッツがワールドシリーズで優勝したのだ。だからこそ、この映画が描いた夢や奇跡にも説得力が生まれるのである。そこに、人種のるつぼであるアメリカならではの、ユダヤ系とイタリア系の絡みが加わり、複雑な家族関係とも相まって面白さが増幅される。しかも、それを演じるのが、シャーリー・マクレーンであり、マルチェロ・マストロ...老人グループ映画『迷子の大人たち』

  • 【会見】『ザ・ホエール』ブレンダン・フレイザー

    『ザ・ホエール』でオスカー受賞のブレンダン・フレイザー来日「チャーリーを勇気ある人間だと感じてほしい」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1380670【会見】『ザ・ホエール』ブレンダン・フレイザー

  • 老人グループ映画

    『それいけ!ゲートボールさくら組』の紹介記事に載っていた映画に幾つかプラス。『マルタのやさしい刺繍』(08)舞台はスイスの村、主人公は80歳の老女。彼女が因習の残る村で、若き日に抱いたランジェリーショップを開店させるという夢を実現させたことから生じる波紋をコメディータッチで描いている。全体の流れとしては『ショコラ』(01)、老人たちの第二の人生ものとしては『迷子の大人たち』(92)、若返りものとしては『コクーン』(85)を思い出した(どちらもジェシカ・タンディが出ている)。88歳で映画初出演となったシュテファニー・グラーザーの姿が劇中のマルタと見事に重なる。『コクーン』(85)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/14ec7d9179373a30c6035ff69ff1f260...老人グループ映画

  • 『それいけ!ゲートボールさくら組』

    『それいけ!ゲートボールさくら組』(2023.4.5.オンライン試写)76歳の織田桃次郎(藤竜也)は、高校時代にラグビー部でマネージャーをしていたサクラ(山口果林)が経営するデイサービス・桜ハウスが倒産の危機にひんしていることを知り、元ラグビー部の仲間(石倉三郎、大門正明、森次晃嗣、小倉一郎)を集めてサクラを助けようと考える。桜ハウスを立て直すには銀行からの融資が必要で、そのためには加入者を増やさなければならない。桃次郎たちが試行錯誤の末に思いついたのは、ゲートボール大会に出場して優勝し、施設の知名度を上げるというものだった。実年齢では、藤82才、石倉77才、大門74才、森次80才、小倉72才、そして山口76、写真だけの登場の毒蝮三太夫87才、ゲスト出演出演の故・三遊亭円楽72才となる。これだけ高齢の俳優...『それいけ!ゲートボールさくら組』

  • 『search #サーチ2』

    『search#サーチ2』(2023.4.3.ソニー・ピクチャーズ試写室)米ロサンゼルスから遠く離れた南米コロンビアを旅行中に、婚約者と共に突然消息を絶った母(ニア・ロング)。デジタルネイティブ世代である高校生の娘ジューン(ストーム・リード)は、検索サイトや代行サービス、SNSなど、使い慣れたサイトやアプリを駆使して母の捜索を試みる。スマホの位置情報や監視カメラ、銀行の出入金記録など、人々の行動や生活がデジタル上で記録されている現代、母を見つけることは簡単かと思われたが、一向に行方を知ることができない。そればかりか、不可解な出来事はすぐさまSNSで拡散され、憶測ばかりが広がっていく。不確かな情報に翻弄されながらも、真相をつかもうとするジューンだったが…。パソコンの画面上で物語が展開していくという斬新なアイ...『search#サーチ2』

  • 『サイド バイ サイド 隣にいる人』

    『サイドバイサイド隣にいる人』(2023.4.2.リモート試写)そこに存在しない「誰かの思い」を見ることができる未山(坂口健太郎)は、その能力を使って傷ついた人々の心身を癒やしながら、恋人で看護師の詩織(市川実日子)とその娘・美々(磯村アメリ)と平穏に暮らしていた。ある日、自分の近くに謎の男が見えるようになった未山は、その男・草鹿(浅香航大)を介して元恋人の莉子(齋藤飛鳥)と再会し、自らの過去と向き合うことになる。企画・プロデュース行定勲、脚本と監督は伊藤ちひろ。よくいえば静謐だが、悪くいえば観念的で、独り善がりで、何がいいたいのかよく分からないじれったさを感じる。そもそもこれはファンタジーなのか、それともソフトホラーなのか。フランス映画の影響を受けたが、それを消化しきれていないような印象を受ける。見どこ...『サイドバイサイド隣にいる人』

  • 「BSシネマ」『アンネの日記』

    『アンネの日記』(59)(1975.11.27.)1942年、オランダ・アムステルダム。ナチスのユダヤ人迫害から逃れるため、13歳のアンネ(ミリー・パーキンス)は、父母(オットー・フランク、ガスティ・ハバ―)や姉のマルゴット(ダイアン・ベイカー)、親しいファン・ダーン夫妻(ルー・ジャコビ、シェリー・ウィンタース)とその息子ペーター(リチャード・ベイマー)と共に狭い隠れ家でひっそりと暮らし始める。アンネ・フランクの不朽の名作を、ジョージ・スティーブンス監督が映画化、過酷な状況下でも希望を持ち続けたアンネの短い青春を描く。アカデミー助演女優賞(ウィンタース)、白黒撮影賞(ウィリアム・C・メラ―)、美術・装置賞を受賞。「BSシネマ」『アンネの日記』

  • 坂本龍一の映画音楽2

    『戦場のメリークリスマス』(83)(1983.6.8.渋谷パンテオン)自分にとって、この映画の勘所は、坂本龍一の音楽とラストのハラ軍曹の姿にあったといっても過言ではない。そもそも大島渚の映画で胸がいっぱいになるとは思ってもいなかっただけに、余計、あのたけしの何ともいえない泣き笑いの表情と「メリー・クリスマス・ミスター・ロレンス」の一言が心に残ったのだろう。この映画の核は、セリアス(デビッド・ボウイ)とヨノイ(坂本龍一)、ロレンス(トム・コンティ)とハラ(ビートたけし)という二組の関係を交差させながら描いているところだが、それぞれの過去があまり深く描かれていないため、なぜ彼らが、戦時下であのようにしか生きられなかったのかという点では、いささか説明不足の感がしないでもない。唯一セリアスの少年時代の回想シーンが...坂本龍一の映画音楽2

  • 坂本龍一の映画音楽1

    こうして改めて並べてみると壮観だ。『アフター・ヤン』(21)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/cb731df709c4e7de5f1a2b9d8f502a69『MINAMATA-ミナマタ-』(21)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a4a430c5e82c64d9e675dc1206664bba『約束の宇宙(そら)』(21)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/83b11c5fd977e43fded56428e86de466『RyuichiSakamoto:CODA』(17)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f5d7558261dd9f647a58b921edebbd55『レヴェナン...坂本龍一の映画音楽1

  • 「BSシネマ」『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

    『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(14)「時として、誰もが想像しないような人物が偉業を成し遂げる」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b0d61b863bb1a95d0133eab02484bbf1「BSシネマ」『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

  • 『ゴーストタウンの決斗』上映会

    『ゴーストタウンの決斗』(58)(2023.4.1.人形町・三日月座)ニューメキシコで保安官を務めるジェイクは、ある夜、隣町の牢獄に侵入し、昔助けてもらった恩を返すために、かつての強盗仲間クリント(リチャード・ウィドマーク)を脱獄させる。だが、ジェイクと婚約者のペギー(パトリシア・オーエンス)はクリント一味に捕縛され、クリントはかつて銀行強盗で得た大金をジェイクが隠した場所を教えるように迫る。やがて、目的地のゴーストタウンに到達するも、コマンチ族の襲撃でクリント一味は次々と命を落としていく。マウント・ホワニイやデス・バレーの風景が圧巻なこの映画は、同じくジョン・スタージェス監督の『OK牧場の決斗』(57)『ガンヒルの決斗』(59)と併せて、「決斗三部作」と呼ばれるが、3作の間に直接的なつながりはない。ただ...『ゴーストタウンの決斗』上映会

  • 『AIR エア』

    『AIRエア』(2023.3.16.ワーナー神谷町試写室)1984年、ナイキ本社に勤めるソニー・バッカロ(マット・デイモン)は、CEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)から、バスケットボール部門を立て直すよう命じられる。しかしバスケットシューズ界では市場のほとんどをコンバースとアディダスが占めており、立ちはだかる壁はあまりにも高かった。そんな中、ソニーと上司のロブ・ストラッサー(ジェイソン・ベイトマン)は、まだNBAデビューもしていない無名の新人選手マイケル・ジョーダンに目を留め、一発逆転の賭けと取引に挑む。アフレックが、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)以来の盟友デイモンを主演に迎えて監督し、ナイキの伝説的バスケットシューズ「エア・ジョーダン」の誕生秘話を映画化。ナイキの企業理念やスタッ...『AIRエア』

  • 2023年プロ野球開幕戦 ヤクルトVS広島

    2023年プロ野球開幕戦ヤクルトVS広島(2023.3.31.神宮球場)WBCの余勢をかって神宮球場へ。コロナ禍もあり、同球場では約3年ぶりの観戦となった。ヤクルトは初回、村上が広島先発の大瀬良からツーランホームランを放ち、6回にはオスナのバックスクリーン直撃のソロホームランで追加点を挙げた。広島打線は小川の好投もあり沈黙。結果、4対0でヤクルトの勝利。村上、山田、中村のWBC組が活躍を見せた。広島は前途多難の予感。2023年プロ野球開幕戦ヤクルトVS広島

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『生きる LIVING』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はイギリスにも渡辺勘治がいた!黒澤明の名作をリメークした『生きるLIVING』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1379664【ほぼ週刊映画コラム】『生きるLIVING』

  • 「BSシネマ」『牛泥棒』

    『牛泥棒』(43)TheOx-BowIncident流れ者のカーター(ヘンリー・フォンダ)は、相棒のアート(ハリー・モーガン)と共にネバダ州のある町にやって来た。そこへ地元の牧場主が殺害され、牛が連れ去られたという知らせが入る。町民とカーターたちは犯人を捜すため、捜索隊を組織し、牛を連れて野宿していた3人の男(ダナ・アンドリュース、アンソニー・クイン、フランシス・フォード)を発見する。3人は無実を主張するが…。名匠ウィリアム・A・ウェルマン監督が、冤罪事件を真正面から描き、アカデミー作品賞にもノミネートされた西部劇。名作とのうわさを耳にしながら、日本ではテレビ放映のみで、劇場公開されず、見られない状態が長く続いたが、今はDVD化もされている。「BSシネマ」『牛泥棒』

  • 『シン・仮面ライダー』

    『シン・仮面ライダー』(2023.3.29.TOHOシネマズ日比谷)石ノ森章太郎の漫画をドラマ化した「仮面ライダー」(71)を庵野秀明の監督・脚本で新たなオリジナル作品として映画化。主人公・本郷猛/仮面ライダーに池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子に浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号に柄本佑。『シン・ゴジラ』(16)『シン・ウルトラマン』(22・脚本)に続いて、今度は「仮面ライダー」と来た。ただ、個人的には、ゴジラやウルトラマンと比べると仮面ライダーに対するこちらの熱中度や思い入れは薄い。これは「ウルトラマン」(66~67)や「ウルトラセブン」(67~68)に対する「帰ってきたウルトラマン」(71~72)と通じるところがある。そして、現代流にアレンジされ(あそこまでのバイオレンス描写は必要か)、専門用語が...『シン・仮面ライダー』

  • 「午後のロードショー」『ザ・シークレット・サービス』

    『ザ・シークレット・サービス』(93)実は似た者同士https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/db88b1c855c5913ebc20cccce6658b8c「午後のロードショー」『ザ・シークレット・サービス』

  • 「Dearにっぽん」すべて失った、この場所で~北九州・小倉昭和館(NHK)

    昨年、火災で全焼した小倉の老舗映画館「昭和館」の女性館長を追ったドキュメンタリー。劇中に「一度壊してしまったら映画館の再建はとても難しい」という言葉も出てきたが、なくなった同じ地に映画館がよみがえることは珍しく、ほとんどの場合、映画館があった痕跡すら残らない。であるにもかかわらず、館長も観客もこれほど復活に固執する姿は、ある意味新鮮だった。それを見ながら「地霊」ということが思い浮かんできた。再建が決まったことは喜ばしい。かつて、映画館をリポートする『違いのわかる映画館』という連載を持っていた。その多くが今はもうない。跡地に再び映画館としてよみがえったのは、新宿「昭和館」→「K'sCINEMAケイズシネマ」、池袋「文芸座」→「新文芸座」ぐらいではないだろうか…。https://blog.goo.ne.jp/...「Dearにっぽん」すべて失った、この場所で~北九州・小倉昭和館(NHK)

  • 「BSシネマ」『花嫁のパパ』

    『花嫁のパパ』(91)『可愛い配当』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/61d4ab89e567cc4deee0469d6f51fa90「BSシネマ」『花嫁のパパ』

  • 『ダークグラス』

    『ダークグラス』(2023.3.27.オンライン試写)伊ローマで娼婦ばかりを狙った猟奇的な連続殺人事件が発生する。4人目のターゲットとなったコールガールのディアナ(イレニア・パストレッリ)は、ある夜、執拗に追いかけられた末に、後ろから車を追突される大事故に遭う。一命はとりとめたものの両目の視力を失ったディアナは、同じ事故に巻き込まれて両親を亡くした中国人少年のチンとの間に特別な絆が生まれ、2人は一緒に暮らすことになる。だが、そんな彼女たちを殺人鬼が付け狙う。『サスペリア』(77)『フェノミナ』(85)などで知られるイタリアンホラー(ジャッロ)界を代表するダリオ・アルジェントが、10年ぶりに撮った監督作。事故で視力を失ったヒロインがサイコパスな殺人鬼に脅かされる“見えない恐怖”を描く。キーワードは、日食、サ...『ダークグラス』

  • 「BSシネマ」『リベンジ・マッチ』

    『リベンジ・マッチ』(13)(2014.4.4.新宿ピカデリー)スタローンとデ・ニーロのガチンコ対決https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/553250「BSシネマ」『リベンジ・マッチ』

  • 『映画の森』「2023年 3月の映画」

    共同通信社が発行する週刊誌『KyoudoWeekly』(共同ウイークリー)3月27日号で、『映画の森』と題したコラムページに「2023年2月の映画」として、5本の映画を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。スピルバーグ監督が自らの原風景を描く『フェイブルマンズ』☆☆☆☆奇想天外なアクションアドベンチャー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』☆☆☆人は笑いで救われることもある『オットーという男』☆☆☆☆倒錯やフェティシズムに満ちたミステリー『メグレと若い女の死』☆☆☆黒澤明監督の名作をリメーク『生きるLIVING』☆☆☆☆クリックで拡大↓『映画の森』「2023年3月の映画」

  • 「BSシネマ」『キャスパー』

    『キャスパー』(95)(1995.8.14.渋谷東急2)古い屋敷を相続した強欲な持ち主から、おばけ退治を依頼されたハーベイ博士(ビル・プルマン)とその娘のキャット(クリスティーナ・リッチ)。屋敷で独りぼっちだった少年おばけのキャスパーは、孤独なキャットと仲良しになろうとするが…。スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、人気テレビアニメを映画化したハートフル・ファンタジー。監督はブラッド・シルバーリング。去年の『フリントストーン/モダン石器時代』(94)に続いて、またも懐かしきアニメキャラクターの実写版である。そして、確かに『ジュラシック・パーク』(93)で威力を見せつけたCGの発達がなければ、実現不可能な映画だったろう。しかも、『フリント・ストーン~』の場合は、単純にアニメの実写化というところで喜ん...「BSシネマ」『キャスパー』

  • 『パリタクシー』

    『パリタクシー』(2023.3.25.オンライン試写)無愛想で不機嫌なタクシー運転手シャルル(ダニー・ブーン)は、金も休みもなく、免停寸前で、人生最大の危機に陥っていた。そんな中シャルルは、老人ホームに入所する92歳のマドレーヌ(リーヌ・ルノー)をパリの反対側まで乗せることになる。ところが、マドレーヌは、次々と寄り道を依頼。そして寄り道をするたびに、マドレーヌの壮絶な過去が明らかになっていく。いつしかシャルルはマドレーヌに親しみを覚え始めるが…。監督・脚本は『戦場のアリア』(05)のクリスチャン・カリオン。マドレーヌを演じたルノーはフランスの国民的シャンソン歌手だという。「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」「アット・ラスト」「ディス・ビター・アース」といったスタンダードの使い方を見ると、なる...『パリタクシー』

  • ビデオ通話で西部劇談議『決断の3時10分』

    今回のお題は、デルマー・デイビス監督、グレン・フォード、バン・へフリン主演の『決断の3時10分』(57)。デイビス監督とフォードのコンビ映画は、ほかにも『去り行く男』(56)『カウボーイ』(58)があるが、どれも一風変わった西部劇という感じがする。そして、『シェーン』(53)の農夫スターレット役もそうだが、へフリンには無骨な開拓民の役がよく似合う。フォードの子分にリチャード・ジャッケル、へフリンの妻にレオラ・ダナ、そして酒場女にフェリシャ・ファー(ジャック・レモンの奥さん)。また、フランキー・レインが歌う主題歌がオープニングとエンディングに流れるが、これは『真昼の決闘』(52)や『OK牧場の決斗』(57)と同じパターン。列車の到着が重要な鍵を握るところは『ガンヒルの決斗』(59)が、この映画をまねたか。そ...ビデオ通話で西部劇談議『決断の3時10分』

  • 「帰ってきたウルトラマン」郷秀樹=団次朗

    「帰ってきたウルトラマン」が放送されたのは、1971年4月から72年の3月とある。「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」との違いは、自分が小学校の高学年になっていたことだ(サブキャラの次郎を演じた川口英樹は同い年)。だから、「そろそろ怪獣物は卒業しなくちゃ」何て思って、ちょっと斜に構えて見ていたのだ(嫌なガキだ)。すぎやまこういち作曲の主題歌や冬木透の音楽にワクワクさせられたものの、中身は結構暗くシビアな話が多かった。団次朗が演じた防衛チームMAT隊員の郷秀樹(=ウルトラマン)も悩み多き若者で、私生活も含めた彼の成長物語がドラマの核であった。「ウルトラマン」のハヤタ(黒部進)とも、「ウルトラセブン」のモロボシダン(森次晃嗣)とも違う、発展途上の郷秀樹というキャラクターは、団次朗によく似合っていた。見た目のカ...「帰ってきたウルトラマン」郷秀樹=団次朗

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『ロストケア』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はこれは「殺人」ではなく「救い」なのか。介護に関する問題を提起した社会派ミステリー『ロストケア』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1378531【インタビュー】『ロストケア』松山ケンイチ&長澤まさみhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/11b9fbc65cafebcea2094c82c9c61ed4【ほぼ週刊映画コラム】『ロストケア』

  • 「BSシネマ」『星のない男』

    『星のない男』(55)カークが、バンジョー片手に歌を披露し、曲芸まがいのガンプレーまで見せるhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/8e2907957f698229e8f81b56f1e875e0「BSシネマ」『星のない男』

  • 「午後のロードショー」『シノーラ』

    『シノーラ』(72)「BSシネマ」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/87e61f8ba3195a59d4ab381561c13cea「午後のロードショー」『シノーラ』

  • 世界中の“野球小僧”が集まったWBC

    最後の大谷翔平とマイク・トラウトの対決はまるで漫画か映画のようだった。WBCの熱い闘いを見ながら、ある歌のことを思い出した。それは「野球小僧」(作詞:佐伯孝夫・作曲:佐々木俊一・歌:灰田勝彦)というオールドソング。歌詞のモデルは戦死した不滅の大投手・沢村栄治だという説もあるが、2番の歌詞は大谷そのものだ。今回のWBCは、大谷をはじめ、世界中の“野球小僧”が集まったような感じがして、見ていて本当に楽しかった。♪野球小僧に逢ったかい男らしくて純情で燃える憧れグランドでじっと見てたよ背番号僕のようだね君のようオオマイ・ボーイ朗らかな朗らかな野球小僧♪♪野球小僧は腕自慢凄いピッチャーでバッターで街の空地じゃ売れた顔運がよければルーキーに僕のようだね君のようオオマイ・ボーイ朗らかな朗らかな野球小僧♪♪野球小僧が何故...世界中の“野球小僧”が集まったWBC

  • SCREEN(スクリーン) 2023年 5月号「ワーナー・ブラザース 100周年大特集」

    SCREEN(スクリーン)2023年5月号に、「ワーナー・ブラザース100周年大特集」「名作と共に100年!ワーナー・ブラザースの足跡を振り返る」掲載。表紙は「マンダロリアン」&「スター・ウォーズ」ドラマの世界https://www.amazon.co.jp/dp/B0BXQ17P2M/ref=srSCREEN(スクリーン)2023年5月号「ワーナー・ブラザース100周年大特集」

  • 【インタビュー】『ロストケア』松山ケンイチ&長澤まさみ

    ある民家で老人と介護士の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは死んだ介護士と同じ訪問介護センターに勤める斯波宗典。彼は献身的な介護士として介護家族に慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が務める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。大友は真実を明らかにするべく斯波と対峙する。葉真中顕の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を前田哲監督が映画化した『ロストケア』が、3月24日から全国公開される。本作で、介護士の斯波を演じた松山ケンイチと検事の大友を演じた長澤まさみに話を聞いた。松山ケンイチ&長澤まさみ、42人を殺した介護士とそれを裁く検事役で初共演「男女でも、言論での殴り合いが本気でできるんだなと思った」https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1374419...【インタビュー】『ロストケア』松山ケンイチ&長澤まさみ

  • 「BSシネマ」『ロビン・フッド』

    『ロビン・フッド』(91)(1991.10.3.丸の内ルーブル)2人のケビン十字軍遠征から帰還した英国貴族のロビン(ケビン・コスナー)は、獅子王リチャード(ショーン・コネリー)不在の中、変わり果てた故郷の姿に驚く。圧政を強いるノッティンガムの代官(アラン・リックマン)に立ち向かうため、ロビンはシャーウッドの森を居城として、仲間たちと共に戦いを始める。『フィールド・オブ・ドリームス』(89)『ダンス・ウィズ・ウルブス』(90)と、立て続けにアメリカの象徴を演じたケビン・コスナーが、なぜ今さらロビン・フッドなのかという疑問が拭い切れず、実のところ、見ようか見まいか迷っていたのだが、監督がケビン・レイノルズと聞いて見ることにした。なぜなら、コスナーの出発点は、レイノルズと組んだ、こちらにとっては少々思い入れがあ...「BSシネマ」『ロビン・フッド』

  • 「BSシネマ」『ベイブ』

    『ベイブ』(95)農場主のアーサー(ジェームズ・クロムウェル)にもらわれた豚のベイブは、牧羊犬のフライと仲良くなり、農場でのルールを学んでいく。ある日、ベイブは羊泥棒を発見する手柄を立て、アーサーはベイブを“牧羊豚”として訓練することにする。製作・脚本は『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラー。ミラーは後にペンギンを主人公にしたCGアニメ『ハッピーフィート』(06)も監督している。『文化の泉』から「BSシネマ」『ベイブ』

  • 「巨人歴代日本一フラッグ」

    WBCの余勢をかって東京ドームに巨人対日本ハムのオープン戦を見に行った。先発ピッチャーは巨人はフォスター・グリフィン、日本ハムはジョン・ガントだった。どちらもテンポが悪く見ていて疲れたが、そう感じたのはWBCでいいピッチャーばかりを見過ぎたせいなのかもしれない。また、レフト側の外野席で見たのだが、この日から、鳴り物、声出し応援が解禁となったため、後ろの席でマスクをしないで大声を張り上げて応援する親子がいて、閉口させられた。ただ、政府がマスクなしを認めたのだからルール違反というわけでもない。何とも落ち着かない気分になって途中で退散した。今後は、野球観戦に限らず、こうしたケースが増えることだろう。何とも悩ましい。ところで球場の外に、東京ドーム35周年を記念して、「巨人歴代日本一フラッグ」が掲揚されていた。69...「巨人歴代日本一フラッグ」

  • 関西人より関西人らしいと言われたバルボン

    キューバ出身で阪急ブレーブスに所属し、3度の盗塁王に輝き、引退後は通訳としても活躍したロベルト(チコ)・バルボン。さすがに現役時代は知らないが、マルカーノやブーマーについての“適当な通訳”で大いに楽しませてもらった。その流暢な関西弁から「関西人より関西人らしい」とも言われた。キューバ革命のあおりを食って、祖国に帰れなくなり、結果的に日本に住み続けて天寿を全うするという数奇な人生を送った。WBCたけなわの今、中南米出身選手の先駆者となった人が逝ったことに何やら運命的なものを感じる。それにしても、こういう人が野球殿堂に入っていないのは本当におかしい。『続・拝啓天皇陛下様』(64)や『クレージーの怪盗ジバコ』(67)といった映画や、CMにも出演した。フィクションの中のダリル・スペンサーhttps://blog....関西人より関西人らしいと言われたバルボン

  • 『ひるは映画館、よるは酒』(田中小実昌)

    1970年代から90年代の映画とそれを取り巻く諸々を綴った田中小実昌の映画日記『コミマサ・シネノート』(78)『コミマサ・ロードショー』(80)『ぼくのシネマ・グラフィティ』(83)『コミマサ・シネマ・ツアー』(90)に収録されたものから抜粋したアンソロジー。ほとんどが昔読んだものだったが、中には初めて読んだものもあった。見た映画のみならず、映画館までの経路、交通費、弁当代、入場料なども細かく書かれているので、当時の世相や物価が懐かしく思い出されるところがある。コミさんとは行動するテリトリーが重なるので、「荏原オデヲン座」「自由ヶ丘武蔵野推理劇場」「蒲田の映画館」「大井武蔵野館」といった、わが思い出の映画館も登場するが、ほとんどの映画館はもう今はない。そう考えると、これは貴重な記録だ。『ぼくのシネマ・グラ...『ひるは映画館、よるは酒』(田中小実昌)

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『メグレと若い女の死』『コンペティション』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は倒錯やフェティシズムに満ちたミステリー『メグレと若い女の死』監督と2人の俳優との三つどもえの戦い『コンペティション』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1377577&preview=true【ほぼ週刊映画コラム】『メグレと若い女の死』『コンペティション』

  • 『ザ・ホエール』

    『ザ・ホエール』(2023.3.15.キノフィルムズ試写室)まだ40代のチャーリー(ブレンダン・フレイザー)は、同性のパートナーだったアランを亡くして以来、過食と引きこもりの生活を続けたせいで、自由に身動きが取れないほど肥満していた。チャーリーは、アランの妹で看護師のリズ(ホン・チャウ)に助けてもらいながら、オンライン授業の講師として生計を立てているが、心不全の症状が悪化しても病院へ行くことを拒否し続けていた。死期が近いことを悟ったチャーリーは、8年前にアランと暮らすために家庭を捨ててから疎遠になっていた娘のエリー(セイディー・シンク)を呼び寄せるが、彼女は学校生活や母(サマンサ・モートン)との間に多くの問題を抱えていた。劇作家サム・D・ハンターの舞台劇を原作に、ダーレン・アロノフスキー監督が映画化。死期...『ザ・ホエール』

  • 『シング・フォー・ミー、ライル』

    『シング・フォー・ミー、ライル』(2023.3.15.ソニー・ピクチャーズ試写室)ニューヨークの古びたペットショップを訪れたショーマンのヘクター(ハビエル・バルデム)は、奇跡のような歌声を持つ小さなワニのライル(歌:ショーン・メンデス)と出会う。ヘクターはライルを相棒にしようとするが、ライルのステージ恐怖症が判明すると、ライルを残して去ってしまう。それから数年がたったある日、成長したライルが隠れ住む家に少年ジョシュ(ウィンズロウ・フェグリー)と両親(スクート・マクネイリー、コンスタンス・ウー)が引っ越してくる。歌うことをやめていたライルは、次第にジョシュと心を通わせていく。アメリカの児童文学作家バーナード・ウェーバーの絵本『ワニのライル』シリーズを実写映画化したミュージカル。監督はウィル・スペック&ジョシ...『シング・フォー・ミー、ライル』

  • 【インタビュー】『シャザム!~神々の怒り~』ルーシー・リュー&レイチェル・ゼグラー

    実は最強なのに、中身は子どものヒーロー・シャザム(ザッカリー・リーバイ)と、迫り来る“神”との闘いを描く、DC最新作のバトル・アドベンチャー『シャザム!~神々の怒り~』が、3月17日(金)から日米同時公開となる。今回シャザムと相対するのは、“神の娘”の三姉妹。三者三様の個性でシャザムを翻弄するのは、冷酷で聡明な長女ヘスペラ(ヘレン・ミレン)、凶暴で野心が煮えたぎる次女カリプソ、姉妹の中でも異端で謎だらけの三女アンというくせ者ぞろい。今回は、カリプソとアンを演じたルーシー・リューとレイチェル・ゼグラーに話を聞いた。「これは遊び心と喜びにあふれた映画」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1376422【インタビュー】『シャザム!~神々の怒り~』ルーシー・リュー&レイチェル・ゼグラー

  • 「午後のロードショー」『ミリオンダラー・ベイビー』

    『ミリオンダラー・ベイビー』(04)どっちつかずの中途半端さを感じさせられたhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fda3e6ff2f421f1323a77b496e0612d0「午後のロードショー」『ミリオンダラー・ベイビー』

  • 『東京人』2023.4.特集「特撮と東京 vol.2 ミニチュア特撮の世界」

    うたい文句は「最近の特撮映画で破壊される東京の街はほとんどがCGだが、かつては本物そっくりの建物や街のミニチュア模型を使った特殊撮影が主流だった。特撮映画に描かれたリアルな東京から、世界に誇るものづくりとしての特撮美術を紹介する」『ゴジラ』(54)の各所、『モスラ』(61)の渋谷と東京タワー、『サンダ対ガイラ』(66)の羽田空港、『キングコングの逆襲』(67)の東京タワー、『ゴジラ』(84)の新宿…。印象に残った記事は「特撮美術監督井上泰幸の仕事」。古い映画を見ると、そこに映る失われた風景に感慨を覚えるが、なるほど、破壊されることが圧倒的に多いミニチュアワークにも同じことがいえるのだなあと改めて思った。『東京人』2023.4.特集「特撮と東京vol.2ミニチュア特撮の世界」

  • WBCチェコチーム→アレクサンダー・カートライト→映画でたどる世界遺産

    ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本対チェコ戦は見ていて実に面白かった。何しろ、160キロ越えの佐々木朗希と120キロそこそこのオンドジェイ・サトリアが投げ合い、どちらも好投を見せたからだ。もちろん、球速は速いに越したことはないが、たとえ速くなくてもバッターを抑えることはできるということ。それこそが野球の面白さ、奥深さにほかならない。そのチェコ代表は、選手のほとんどが生活のために仕事を持ちながら野球をしているという。大谷翔平とは違う意味での“二刀流”だ。彼らの職業は、金融関係トレーダー、体育教師、セールスマン、消防士、学生などさまざまで、監督は神経科医だという。さて、19世紀に現代の野球のルールを確立したとされるアレクサンダー・カートライトは消防団員で、団員のレクリエーションとしてタウンボー...WBCチェコチーム→アレクサンダー・カートライト→映画でたどる世界遺産

  • 「BSシネマ」『LION/ライオン~25年目のただいま~』

    『LION/ライオン~25年目のただいま~』(16)(2017.2.1.GAGA試写室)“いい話”も工夫がなければ“いい映画”にはならないhttps://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1103633「BSシネマ」『LION/ライオン~25年目のただいま~』

  • 【ニュース】『シャザム!~神々の怒り~』

    “家族のシーン”のために、シャザム役のザッカリー・リーバイが行った秘策とは“チームシャザム”を映した本編映像も到着https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/1376642【ニュース】『シャザム!~神々の怒り~』

  • 「BSシネマ」『華麗なるギャツビー』(13)

    『華麗なるギャツビー』(13)ギャツビー役は、レッドフォードよりもディカプリオの方が合っていたかもしれないhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/1446dc030d7a7a0a7208f6976008a274「BSシネマ」『華麗なるギャツビー』(13)

  • 『フェイブルマンズ』余話

    スティーブン・スピルバーグ監督の『フェイブルマンズ』は試写で見たのだが、主人公のサミーが、デビッド・リンチ扮するジョン・フォードと対面するラストシーンについてはかん口令が敷かれていた。あのシーンこそがこの映画の核なのに、それが語れないとなると、どうしても奥歯に物が挟まったような物言いになり、悔しい思いをしていたのだが、公開されてからほぼ10日がたったので、そろそろ記してもいいかと思う。実は、あのシーンは実話で、ピーター・ボグダノビッチ監督のドキュメンタリー映画『映像の巨人ジョン・フォード/DIRECTEDBYJOHNFORD』(71・06)の中で、スピルバーグ自身が証言している。先にそれを見ていたので、『フェイブルマンズ』での再現シーンには、なるほどこの話をラストに持ってきたのかと思い、ぞくぞくさせられた...『フェイブルマンズ』余話

  • WOWOWプラス『僕達急行 A列車で行こう』

    『僕達急行A列車で行こう』(12)(2012.1.10.東映試写室)「のぞみ地所」の会社員小町圭(松山ケンイチ)と「コダマ鉄工所」で働く小玉健太(瑛太)は互いに大の鉄道好き。ふとしたきっかけで知り合った2人は、早速意気投合し、鉄道談議に花を咲かせる。鉄道ファンの若者たちの、友情と恋を描いたコメディ映画。図らずも、森田芳光の遺作となった映画なので、少々思い入れを込めて見てみた。ところが、愛すべき“テツオタ”を描いているはずなのに、何かはぐらかされたような感じがして素直に入り込めなかった。これは森田の映画を見た時に共通する違和感なので、ある意味、彼は最後まで自分の作風を貫き通したといえるのかもしれない。彼のどこか斜に構えたような視点(照れからくるのか、それとももともとドライなのか)は、野球でいえば変化球。ある...WOWOWプラス『僕達急行A列車で行こう』

  • 『フォロー・ミー』トポル

    イスラエル出身の名優(ハイアム・)トポルが亡くなった。トポルといえば、この映画を思い出す。『フォロー・ミー』(72)(1977.12.7.水曜ロードショー)英国の上流階級出身で公認会計士のチャールズ(マイケル・ジョンストン)は、米国生まれで元ヒッピーのベリンダ(ミア・ファロー)と結婚する。だが“育ちの違い”故か、やがて2人の関係はギクシャクし始める。そして、家を空けてばかりいるベリンダの浮気を疑ったチャールズは、探偵のクリストフォルー(トポル)に素行調査を依頼。探偵は、ベリンダを尾行するが、それに気付いたベリンダはある行動を取る。『第三の男』(49)のキャロル・リード監督が、『アマデウス』(87)のピーター・シェーファーの舞台劇を原作に、ロンドンの街を舞台にして、奇妙な三角関係を描く。リード監督の遺作とな...『フォロー・ミー』トポル

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『オットーという男』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はシビアな状況でも、人は笑いで救われることもある『オットーという男』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1376356【インタビュー】『オットーという男』マーク・フォースター監督https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/84c31faae7c4821e5490a97e6f4b111e【ほぼ週刊映画コラム】『オットーという男』

  • 【インタビュー】『オットーという男』マーク・フォースター監督

    いつもご機嫌斜めで、隣人からも疎まれているオットー(トム・ハンクス)は、人知れず孤独を抱え、自ら命を絶つことを考えていた。ところが、向かいの家に越してきた陽気なマリソル(マリアナ・トレビーニョ)とその家族が、なにかと邪魔をして、なかなか死ぬことができない。だが、そのマリソル一家が、オットーの人生を変えてくことになる。スウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』(15)をマーク・フォースター監督がリメークした『オットーという男』が3月10日から全国公開される。フォースター監督に主演のハンクスのこと、映画に込めた思いなどを聞いた。「この映画はトム・ハンクスにとっての『生きる』になったのではないかと思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1...【インタビュー】『オットーという男』マーク・フォースター監督

  • 「午後のロードショー」『狼の挽歌』

    『狼の挽歌』(70)(1974.5.12.日曜洋画劇場)フリーの殺し屋ジェフ(チャールズ・ブロンソン)は、バネッサ(ジル・アイアランド)という女とバカンスを楽しんでいたが、何者かに銃撃される。負傷しながらも相手を倒したジェフは、気を失う前に、バネッサが男と一緒に逃げるのを目撃する。ジェフは2人に復讐を誓う。監督セルジオ・ソリーマ、音楽エンニオ・モリコーネ。数あるブロンソンと愛妻ジル共演のうちの一本。ラストのガラス張りのエレベーター越しの狙撃シーンが印象的。「午後のロードショー」『狼の挽歌』

  • 「BSシネマ」『俺たちに明日はない』

    『俺たちに明日はない』(67)(1974.1.13.日曜洋画劇場)(2009.9.18.)1930年代、大恐慌時代のテキサス。刑務所から出所したクライド・バロウ(ウォーレン・ビーティ)は、ウエイトレスをしていたボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)と知り合う。平凡な毎日に退屈していたボニーは、クライドと共に銀行強盗を繰り返すが…。実在の銀行強盗ボニーとクライドの青春を、スローモーションをはじめ、鮮烈な映像で描き、アメリカン・ニューシネマの嚆矢となった。まず、この映画の邦題は珍しくいい。そして『イージー・ライダー』(69)とは違って、こちらは少しも風化を感じさせない。こういうのを紛れもない名作と言うのだろう。ノスタルジックだがモダンな描写、風景、音楽、そして登場人物がみんな切なく悲しいから悪党に感情移入して...「BSシネマ」『俺たちに明日はない』

  • 『コンペティション』

    『コンペティション』(2023.3.7.リモート試写)大富豪が、自身のイメージアップを図るため、一流の監督と俳優を起用した映画を製作することを思いつく。そして、変わり者の天才監督ローラ(ペネロペ・クルス)と世界的なスターのフェリックス(アントニオ・バンデラス)、老練な舞台俳優イバン(オスカル・マルティネス)が集められ、ベストセラー小説の映画化に挑むことに。だが、奇想天外な演出論を振りかざすローラ監督と独自の演技法を貫こうとする俳優たちは激しくぶつかり合い、リハーサルは思わぬ方向へと展開していく。映画撮影前のリハーサルを通して、監督と2人の俳優との三つどもえの戦いを皮肉たっぷりに描くスペイン映画。監督はガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン。舞台劇を思わせるような3人の丁々発止のやり取りが見どころ。これま...『コンペティション』

  • 『エッフェル塔~創造者の愛~』

    『エッフェル塔~創造者の愛~』(2023.3.6.リモート試写)ニューヨークの自由の女神像の骨組みを制作して名声を得たギュスターブ・エッフェル(ロマン・デュリス)は、あるパーティの席上で、大臣から3年後の1889年に開催されるパリ万国博覧会のシンボルモニュメント制作のコンクールへの参加を要請される。初めは乗り気ではなかったエッフェルだが、友人で記者のレスタック(ピエール・ドゥラドンシャン)の妻アドリエンヌ(エマ・マッキー)から、作品を見てみたいと言われ、パリの真ん中に高さ300メートル、100パーセント鉄製の塔を造ると宣言する。実はアドリエンヌは、エッフェルにとっては忘れられない女性だったのだ。エッフェル塔を設計した男を主人公に、塔が完成するまでの苦難の日々と、かつて別れた女性への思いを、創作を交えて描く...『エッフェル塔~創造者の愛~』

  • 【インタビュー】『Single8』上村侑

    1978年、夏。高校生の栗田広志(上村侑)は『スター・ウォーズ』に影響を受け、友人の喜男(福澤希空)と共に宇宙船のミニチュアを作って8ミリカメラで撮影する。そして、文化祭の出し物として、映画製作を提案。思いを寄せる夏美(高石あかり)にヒロイン役を依頼し、喜男や映画マニアの佐々木(桑山隆太)も加えて映画製作に取りかかる。小中和哉監督が、自身の青春時代を題材に脚本を書き下ろして監督した青春映画『Single8』が、3月18日から渋谷ユーロスペースほか全国順次公開される。主人公の広志を演じた上村に話を聞いた。「僕にとっての8ミリ映画は、地元でおいしいご飯屋さんを新しく見つけた感じ」}https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1374397『Sin...【インタビュー】『Single8』上村侑

  • 宮沢賢治の思い出

    小学4年生の時「雪渡り」の劇で、主人公の四郎を演じ、当時好きだった子がかんこを演じた。妙に意識して劇どころではなかった。小学5年生の教科書に載っていた「気のいい火山弾」が好きだった。中学校の教科書に載っていた森荘己池による賢治の評伝に興味を持った。高校時代、『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など、諸作を文庫で読む。大学時代、当時付き合っていた彼女から『宮沢賢治詩集』をプレゼントされた。教科書に載っていた小説など小学校編https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0bb43c3ac0cdbd70ba35ab809bd3d0d9教科書に載っていた小説など中学校編https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/795dcc7dc68aad0c8d735c7...宮沢賢治の思い出

  • 「BSシネマ」『ギルバート・グレイプ』

    『ギルバート・グレイプ』(93)(1994.10.17.渋谷シネパレス.)アイオワの田舎町で、知的障害者の弟アーニー(レオナルド・ディカプリオ)や過食症の母(ダーレン・ケイツ)、姉妹たちと暮らすギルバート(ジョニー・デップ)は、家族を愛しながらも夢や希望を抱けずにいた。そんなある日、ギルバートはトレーラーハウスで旅する女性ベッキー(ジュリエット・ルイス)と知り合う。この、一歩間違えれば、変人だらけのちょっと危ない話、あるいはお涙頂戴話になりかねない話を、よくぞここまで詩情豊かに、優しさと温かさを持った映画に仕上げたものだと感心させられた。悲しいけれどどこかおかしい登場人物たちの屈折や心の傷は、例えば、ジョン・アービングの原作を映画化したの『ガープの世界』(82)や『ホテル・ニューハンプシャー』(84)にも...「BSシネマ」『ギルバート・グレイプ』

  • 『高瀬舟』日本映画専門チャンネル

    『高瀬舟』(88)罪人を遠島に送るため、京の高瀬川を下る舟に、喜助(岡田吉弘)という男が乗せられた。護送役の同心である羽田庄兵衛(前田吟)は、喜助に屈託がないことを不審に思い、訳を尋ねる。すると喜助は、体が不自由になった弟が自殺に失敗し、苦しむ姿を見かねて殺したことを打ち明ける。果たして喜助の行為は殺人なのか…。安楽死と貧困の問題を問う、森鴎外の原作を中編映画化。監督は工藤栄一、脚本は松山善三、製作・音楽は木下忠司。ナレーションは市原悦子。どういう経緯で作られたものなのかは分からないが、必殺シリーズを手掛けたスタッフが参加し、東映京都撮影所で撮られたのだという。それ故、今の時代劇とは違って格調が高く、セットも立派。もう一度原作を読んでみようかという気になる。『高瀬舟』日本映画専門チャンネル

  • 『銀河鉄道の父』

    『銀河鉄道の父』(2023.2.16.キノフィルムズ試写室)門井慶喜が宮沢賢治の父・政次郎を主人公に究極の家族愛をつづった直木賞受賞作を、成島出監督、脚本・坂口理子で映画化。岩手県で質屋を営む宮沢政次郎(役所広司)の長男・賢治(菅田将暉)は、家業を継ぐ立場でありながら、適当な理由をつけてはそれを拒んでいた。中学卒業後は農業大学への進学や人工宝石の製造、宗教への傾倒とわが道を突き進む賢治に対し、政次郎は厳格な父親であろうと努めるもつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシ(森七菜)の病気をきっかけに、賢治は筆を執るが…。これまで賢治を理解しない敵役のように語られることが多かった政次郎を、実は息子を愛し過ぎた庇護者であり、最大の理解者であったという新たな視点で描いてイメージを一新。そこから、父と子の愛と相克を軸に...『銀河鉄道の父』

  • 『メグレと若い女の死』

    『メグレと若い女の死』(2023.3.2.リモート試写)パトリス・ルコント監督の8年ぶりの長編映画。『仕立て屋の恋』(89)の原作者ジョルジュ・シムノンのミステリー小説を映画化。1953年。パリ・モンマルトルのバンティミーユ広場で、シルクのイブニングドレスを着た若い女性の遺体が発見される。真っ赤な血で染まったドレスには5カ所の刺し傷があった。メグレ警視(ジェラール・ドパルデュー)が捜査に乗り出すが、遺体の周囲に被害者を特定できるものはなく、手がかりとなるのは若い女性には不釣り合いなほど高級なドレスのみ。被害者の素性とその生涯を探るうちに、メグレは異常なほどこの事件にのめり込んでいく。メグレ警視といえば、ジャン・ギャバンが演じた『サン・フィアクル殺人事件』(59)『殺人鬼に罠をかけろ』(58)が有名だが、日...『メグレと若い女の死』

  • 「金曜ロードショー」『プリティ・ウーマン』

    『プリティ・ウーマン』(90)“お風呂映画”でもあるhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2137567d8bd09ec11d585acdc89e1e5e「金曜ロードショー」『プリティ・ウーマン』

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『フェイブルマンズ』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は好きなもの、熱中できるものを見つけることが大切と説く『フェイブルマンズ』奇想天外だが根底には普遍的なテーマがある『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1375331&preview=true【ほぼ週刊映画コラム】『フェイブルマンズ』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

  • 「午後のロードショー」『ブラック・ダイヤモンド』

    『ブラック・ダイヤモンド』(03)監督はアンジェイ・バートコウィアクhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/dfdaff34111e148f912f6986a9768a72「午後のロードショー」『ブラック・ダイヤモンド』

  • 「午後のロードショー」『グロリア』

    『グロリア』(99)このリメークはあまり意味がなかった気がするhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ce00b8e86a1ad95fef85c884687b8cf6「午後のロードショー」『グロリア』

  • 「昭和歌謡ミュージカル また逢う日まで」(NHKプラス)

    バブル真っ盛りの昭和63年。日々、生きずらさを感じるOLのサエ(福本莉子)は、ひょんなことからパラレルワールド「令和」に迷い込んでしまう。きれいで住みやすい街、他人を思いやる人々。サエにとっては夢のような世界だが、人々の目線はスマホに釘づけ。ところが、退屈する子どものために歌ったピンクレディーの「透明人間」がSNSでバズった!サエは嫌いだった昭和歌謡を武器に、人間関係が希薄な「令和」を変えていくが…。令和の演劇青年に浅香航大、サエの母に斉藤由貴、サエをパラレルワールドに誘う謎の男に塚本晋也。登場する曲は、「プレイバックPart2」「銀座の恋の物語」「ロンリー・チャップリン」「時代」「TOKIO」「待つわ」『DOWNTOWN』「赤いスイートピー」「流星」「春一番」「チャコの海岸物語」、そして「また逢う日まで...「昭和歌謡ミュージカルまた逢う日まで」(NHKプラス)

  • 『映画の森』「2023年 2月の映画」

    共同通信社が発行する週刊誌『KyoudoWeekly』(共同ウイークリー)2月27日号で、『映画の森』と題したコラムページに「2023年2月の映画」として、5本の映画を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。舞台は1920年代のハリウッド黄金時代『バビロン』☆☆☆映画や映画館に対する愛があふれる『銀平町シネマブルース』☆☆☆アイデア勝負のワンシチュエーション『#マンホール』☆☆☆“新しい親”を探す父と息子『いつかの君にもわかること』☆☆☆“命の値段”について問い掛ける『ワース命の値段』☆☆☆クリックで拡大↓『映画の森』「2023年2月の映画」

  • 「BSシネマ」『乱』

    『乱』(85)『影武者』に比べると黒澤自身が楽しみながら撮っているように思えるhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9d0a0c37c38bf8d3929daa77454c3293「BSシネマ」『乱』

  • ビデオ通話で西部劇談議『ワイオミング』

    今回のお題は、マウンテンマン(原題)と呼ばれる、1810年から40年代初めまでにロッキー山脈を徘徊していた罠猟師・探検家の姿を描いた『ワイオミング』(80)。風景描写が素晴らしく、チャールトン・ヘストンとブライアン・キースのコンビがなかなか面白いが、映画全体の出来は今一つ。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fc251be307a0f61cbd7c5767eb8ad052ビデオ通話で西部劇談議『ワイオミング』

  • カブトムシ伝説 Live

    昨年末の蒲田温泉ライブに続いて、自由が丘ひかり街(昔、この近くに「自由ヶ丘武蔵野推理劇場」という映画館があった)のマッカートニーというライブハウスで行われた「直訳ロッカー王様ライブ自由が丘inMcCrtney」カブトムシ伝説Liveを聞きに行った。2月25日はジョージ・ハリスンの誕生日ということで、彼の曲も演奏された。1部「永沼ッカートニー忠明ソロライブ」「アイ・ウィル」「レディ・マドンナ」「アナザー・デイ」「ユア・マザー・シュッド・ノウ」「フール・オン・ザ・ヒル」「サムシング」「ギブ・ミー・ラブ」…2部「王様ひとりライブ」ヴァン・ヘイレンの「ピョン(ジャンプ)」、ディープパープルの「燃えろ(バーン)」「高速道路の星(ハイウエー・スター)」「湖上の煙(スモーク・オン・ザ・ウォーター)」ジョージの「諸行無常...カブトムシ伝説Live

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『エンパイア・オブ・ライト』『ワース 命の値段』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は映画を媒介として80年代初頭を表した『エンパイア・オブ・ライト』9.11事件後の真実に驚かされる『ワース命の値段』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1374458【ほぼ週刊映画コラム】『エンパイア・オブ・ライト』『ワース命の値段』

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